材料工学:アリ・ナザリ(Ali Nazari)(イラン)

2019年12月8日掲載 

ワンポイント:撤回論文ランキングで世界第20位(21番目)に登場したので記事にした。ナザリはイランのイスラーム・アーザード大学サーヴェ校(Islamic Azad University Saveh Branch)で研究博士号(PhD)を取得し、2013年8月(30歳?)、オーストラリアのスウィンバーン工科大学(Swinburne University of Technology)・ポスドクになった。オーストラリア研究評議会(ARC:Australian Research Council)から2017-2019年の3年間で総額110万ドル(約1億1千万円)の助成金を獲得した。ところが、2019年初め(36歳?)、アルテミシア・ストリクタ(artemisia stricta、仮名)の内部告発でネカトが発覚した。ネカトは、結果の改ざん、盗用、重複出版、代筆などさまざまである。結局、2010-2012年の30論文が撤回された。国民の損害額(推定)は5億円(大雑把)。

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