8‐2.すべてのコメント

格闘中:上手く改善できない。(210830)。
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すべてのコメントをここに表示した(2020年12月16日)。

改行、フォント、ページ化、など改善点が多いけど・・、一応、導入成功(2020年12月16日)。

白楽は読者からのコメントに感謝し、何度も読んでいる。今まで、読者からの質問と間違いの指摘に対応した。しかし、異なる意見・感想に自分の意見を説明・再表明しない方針だった。議論するつもりがなかったからだ。しかし、今回、コメントをまとめ、改めて読むと、白楽の意見を述べた方が良いと思った。今後、なるべくそうしよう(2020年12月16日)。
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  • Minami さんのコメント。記事は 8‐1.議論・情報・意見・提言・質問など(1)

    情報提供です。
    「大内裕和教授の研究不正調査をずさんにやったことに対する損害賠償請求訴訟(被告は中京大・武蔵大)第4回口頭弁論 9月30日11時、東京地裁614号法廷」というのをやっているようです。
    ジャーナリストの三宅勝久さんのウェブサイトより。
    https://x.com/yuka_dondondon/status/1836886431282909423

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    2024/09/21 at 6:28 am
  • Minami さんのコメント。記事は 7-155 オランスキーに聞いた研究不正問題

    5つのことについて書きます。①日本はRetruction Watchに感謝すべき、②翻訳できなかったセンテンスについて、③引用カルテル、④納税者に対する責任の話が出てこない、⑤わが国は公共領域の作りこみが甘いです。

    ①   日本はRetruction Watchに感謝すべき
    Retraction Watchは、わが国に、「日本のサイエンスのやり方はおかしいよ」と教えてくれたと思います。感謝すべきです。ありがとうございます。
     
    ②翻訳できなかったセンテンス
    >どちらかといえば、利害関係が強いほど、フィールドは耐性が強くなります。・・・ゴメン。白楽は、この文が何を言っているのか理解できない。原文は「If anything, sometimes when the stakes are higher, fields are more resistant.」です。
    グーグル翻訳によれば、
    「むしろ、賭け金が高くなると、フィールドはより抵抗的になることがあります。」と訳されました。
    大学の学費をたくさん払うと、より研究不正をもみ消すようになるということになるのかしら?? 修士よりは、博士号を持っているほうが、何年分か余計に学費を払っています。博士号持ちばかり集めたチームだと、みんな、それぞれお金(賭け金)を何百万円も突っ込んできているので、「研究不正ぐらいで失脚させてたまるか」みたいな雰囲気になるかもしれません。
     
    ③引用カルテル
    引用カルテルの話が書いてあります。私は、「ありそうなことだ」と思いました。大学の外、地域社会から大学を見ている地域住民の私からすると、「賛辞カルテル」というのがあります。
    例えば、東大教授のAが本を出版するとします。すると、阪大教授のBが、「21世紀の最高の知性だ!」という賛辞を書きます。出版社は、それを書籍広告や本の帯に書きます。次に、阪大教授のBが本を出版します。すると、東大教授Aが、「今年最大の問題作だ」とか賛辞を提供します。出版社は、それを書籍広告や本の帯に書きます。それで、それぞれの大学や書店で、トークショーをやったりして、本を売りさばきます。それがひたすら続きます。政治家もやっていますよね。政治家Cが、政治家Dの街宣に行って、「Dさんはすばらしい」と応援演説をし、Cが選挙の時に、DがCの街宣に行って、「Cさんはすばらしい」と言います。政党を「選挙互助会」等と言ったりします。
    学者の話に戻りますが、AとBが男だったりすると、「賛辞カルテル」以外に「ホモソーシャル」、「Manel」(男性登壇者だけのパネルディスカッションのこと、Man + Panel discussionでManel)という役満が付きます。
    そうやって、本が毎月出版され、科学研究費は使い果たされているのだけども、あまり社会や学問は発展しないということになります。
    引用カルテルや賛辞カルテルの中では、暗黙の了解として、相手の研究不正を指摘しないということになるでしょう。
     
    ②   納税者に対する責任の話が出てこない
     最近、Xでイギリスの女性(科学者ではなく、普通の市民の方)と話しました。「私たちの税金が、ひどい研究に使われている」と怒っていました。その方が「ひどい研究だ」と言ったのは、社会学の、日本の少年性愛まんが(少年を性的に虐待したいという内容)に関する論文でした。これは私も思うのですが、私たち国民が国に納税して、国が、大学に運営費交付金等を渡して、科学者に科学をやってもらっています。公共ということを考えて研究をしてほしいです。しかし、科学者側が「学問の自由」を主張して、自己中心的な研究をやってしまいます。例えば、この研究倫理ですが、科学研究費を使って、一番最初にやってほしい研究です。しかし、なぜかRetraction Watchのオランスキーさんが孤立してやるはめになっています。なぜ科学研究費が、Retraction Watchの運営者の給与に使われないかが不思議です。
    どこに消えてしまっているのでしょうか?
     
    ⑤日本は公共の作りこみが甘い
     
    日本は研究不正が発覚しても、教授がなかなか首にならないです。そもそも研究不正を隠蔽する地域づくりが、普段から、大学人によってなされています。これは地域社会に住んでいて、非常に痛感することです。 
    大学以外に、司法、裁判所も公正さというのが大事なところだと思います。昨日、冤罪事件の判決がありました。「一家4人を殺した」として逮捕されて、死刑判決まで受けた方が、実は冤罪だったということがわかった、袴田事件の判決がありました。袴田さんは冤罪だったということを裁判所が認めました。警察の腐敗がひどくて、「袴田さんが殺人犯だ」とでっちあげた刑事は、でっちあげや拷問をたくさんやっているみたいで、でも警察から何回も表彰されているそうです。その刑事がおかしいよと言った別の刑事がいて、その刑事のほうが村八分にされたそうです。 
    われわれ日本人は、戦後、賃労働、会社で給料目当ての労働に時間を費やしてきて、市民運動・労働運動・政治活動をやってきませんでした。公正さを重んじる社会を作ってきませんでした。大学や司法というのは、公正でないと困ります。公共領域が非常にいびつだったのですが、私たちはそれをほったらかしたまま、ひたすら会社で働いてきたと思います。時間配分、タイムマネジメントを変えるべきだと思います。

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    2024/09/27 at 5:48 pm
  • Minami さんのコメント。記事は 8‐1.議論・情報・意見・提言・質問など(1)

    「岩波書店は研究不正について話す場を作るべき」という話です。

    白楽さんのトップページに、下記のように書いてあります。

    はじめに


    >白楽は頭脳・体力が衰退している。まもなく、現在の活動を断念せざるを得ないだろうと、時々、感じる。誰か、活動を始めませんか? 必要なら、白楽が協力・援助します。

    うーん、白楽さんが援助するというか、知的な援助はいるかもしれないですが、岩波書店等が研究不正について議論の場を作るべきです。
    岩波書店は、いままで、大学生相手に本を売って、いくら儲けてきているのでしょうか? わが国が研究不正が世界一多いということは、いま岩波書店が売っている本の中に、欠陥商品が相当含まれているということです。「欠陥商品をお客様に売り続けて、バックレていいですよ」ということにはならないです。
    ちょっと前に岩波書店『科学』編集部に、「3.11以降の科学リテラシー」という牧野淳一郎さん(天文学)の研究倫理に関するコラム以外に、研究倫理に関する取り組みを増やすこと、研究不正特集号を作る等してほしいというメールを送りました。
    白楽さんがいまやっているこの掲示板を、岩波書店でやってほしいです。すると、担当編集者が読んで、勉強しますよね。編集者や新聞記者等が、「大学教授は正しい」という判断基準で仕事をするので、困っています。
    わが国は研究不正が世界一多いので、新聞等で学者が発言されると、権威主義的な社会がもっと権威主義的になるので、よくないのですが、どこの新聞・雑誌も、学者の発言スペースが多くて、それによって新聞記者が「学者は正しい」と崇拝するようになっていて、一方で、読者投稿欄がないです。学者が、だめ政策を主張するのですが、それを新聞がそのまま報道しちゃっています。公害だと思います。

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    2024/09/29 at 2:00 pm
  • Minami さんのコメント。記事は 8‐1.議論・情報・意見・提言・質問など(1)

    「科学ジャーナリスト団体は、研究不正についてちゃんと考えるべき」という話です。
    日本科学技術ジャーナリスト会議(JASTJ)という団体があり、今日、たまたまXに、10月の定例会の告知を投稿していました。
    私は、以前から日本科学技術ジャーナリスト会議と日本医学ジャーナリスト協会には文句を言っているのですが、研究不正についてちゃんと考えてほしいです。Retraction Watchの論文撤回数ランキングに、日本人の科学者が多くランクインしたことについて、我々日本人は考えるべきです。まあ、科学ジャーナリストが仕事していないから、研究不正が多いわけです。
    今日は、XでJASTJをちょっと怒りました。
    https://x.com/JASTJ_Official/status/1840957498003779917
    10月例会が、テーマが認知症らしくて、認知症を研究している岩坪威さん(東京大学大学院医学系研究科教授)の講演会をやるらしいです。
    JASTJが、「岩坪先生」等と言っていたので、私は、「岩坪さんと言ってください」と怒りました。ジャーナリストのほうが自分を卑下して、科学者を上にする序列を作ると、相手がアンフェアをやっていたときに、追及することができません。それはジャーナリストとしての自殺行為です。
    また、私は科学ジャーナリストとアカデミアは、話し合いをして、お互いの役割を確認するべきだと思います。科学者は、研究をして、「ぼくの研究はこんな感じです」とジャーナリストに教えます。ジャーナリストは、科学者の研究に特に問題がなければ、内容をかみくだいて、私たちにわかりやすく教えるのが仕事です。しかし、科学者の研究に問題があれば、「これは問題です」と追及すべきです。
    そこで、科学者の側が、「僕が科学に関する情報をあげているので、研究不正は追及しないでください」と言って来たら、科学ジャーナリストは研究不正を追及できなくなります。
    でも、この2者が社会に存在して、科学ジャーナリストがアカデミアの研究不正を追及しないと、社会的役割を全うすることができません。
    三権分立、立法と行政と司法が分かれているように、アカデミアと科学ジャーナリストも別々に分かれているべきだと思います。科学ジャーナリストが、科学ジャーナリズム論の大学教員と話をして、お互いの役割を確認すべきでしょう。

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    2024/10/01 at 3:45 pm
  • Minami さんのコメント。記事は 7-157 ネカトを犯罪とする

    大学の外に住む地域住民です。学者の元愛人です。
    大学の外から見ていて、クリス・サイードさんは、「ネカトを犯罪化すると言ってしまうと、自分が逮捕されてしまう、自分で自分の首を絞めるようなことを言っている。でも、国から税金(科学研究費等)をもらって研究をしている職業科学者がいんちきをしたら、逮捕されないと、困るな。ビシッとしまった感じがないな」と思いました。
    海外の科学者は、エリサベス・ビクさんも、「科学とは真理探究です。データのいんちきはダメです」とはっきり言います。
    物理学者のアラン・ソーカルという人がいて、この人も科学の健全性について問題意識を持って、悪い科学者の取り締まりをした人です。
    海外の人は、「なんのために税金を突っ込んで科学研究をしているのか?」という問題意識があります。うちの国はどうもないです。
    ネカトを犯罪化するという話は、APRINの全国公正研究推進会議等で出ているんですかね…? 「たるんでるんじゃないの?」と心配です。
    大学人がたるんでいるのであれば、外部勢力が「おい、まじめにやれ」とつつくべきです。昨日、ノーベル賞受賞者の発表があったようですが、科学ジャーナリズムは、「日本人がノーベル賞を取るか?」という報道をしていたみたいです。私はテレビを持っておらず、新聞も購読していないので、X(旧称:ツイッター)で伝聞で聞いているだけです。
    科学ジャーナリズムは、「ノーベル賞を日本人が取るか?」ではなくて、「わが国は研究不正が世界一多いです」を問題視してほしいです。手柄を取るではなくて、迷惑をかけないでほしいです。
    元朝日新聞の科学部で、退職して科学者になった天野彩さんという人がXで発言していて、「ノーベル賞について詳しく報道しても、あまり日本人は科学に関心を持たないので、PV(自分のウェブサイトを見てくれる閲覧者の数)が稼げない。営利企業でやれることとやれないことがある」という言い方をしていました。
    私は、「どうもジャーナリストに覇気がないなあ」と思いました。
    まず、既存の報道機関はだいたい営利企業だと思うのですが、最近、非営利の報道機関があります。例えば、朝日新聞社は株式会社で、営利企業です。営利企業ではない報道機関として、NPO法人で、寄付で運営している報道機関で、Tansa @Tansa_jp があります。私は会計は詳しくないのですが、株式会社だと株主に配当を払ったり、あとNPO法人だと税金が安くなったりしないですかね。
    私は、ジャーナリズムや学術出版は、それ自体、公益に大きく寄与する存在なので、別に株主に配当したり、納税しなくていいと思います。
    例えば、朝日新聞社が株式会社なのは、会社ができたときに、まだNPO法人や一般社団法人等の法人格がなかったからだと思います。朝日新聞社が創業したのは1879年で、NPO法人という制度ができたのは平成10年だそうです。阪神大震災でボランティアが活躍したので、それでNPO法というのを作ったみたいです。
    既存のオールド・メディアが株式会社なので、「ジャーナリズムは営利企業でやらないといけない」という先入観があるかもしれませんが、非営利でいいと思います。
    アメリカの女性の科学ジャーナリストで、Deborah Blumさん @deborahblum という方がいて、彼女がやっている Undark Magazine @undarkmag というウェブ科学雑誌は、非営利で寄付で運営していると思います。研究不正のタレコミ窓口があって、助かります。
    Retraction Watchはどうなんですかね? NPOだったりするのでしょうかね。
    私は、TansaやRetraction watch、Undark等には大きな社会的意義があるので、できるだけ身軽にしてあげてほしいと思います。
    学術系出版社も、株主に配当払わなくてよく、税金も減免や非課税にしていいと思います。エルゼビアという有名な学術系出版社があって、科学者が論文を投稿するときに、科学者がお金を払わないといけないとか、大学がエルゼビアの雑誌を購読するのに、高価であるという話を聞いたこともあります。エルゼビア・ジャパン(株)は株式会社みたいです。NPO法人、一般社団法人とか、学会だと公益社団法人等の法人格がありますけど、配当や税金を払わなくてよい法人形態があっていいと思います。
    Retraction Watchの運営者が貧乏らしいですけど、企業が寄付をする等してあげたらいいと思います。製薬会社や製造業は、山積みになった科学論文の上で、創薬やものづくりをやっていると思います。科学論文のいんちきを減らすと、自分がやりたいものづくりをしたときに、的確なモノができると思います。
    トヨタがSTEM(Science、Technology、Engineering、Mathematicsの頭文字をとったもので、科学・技術・工学・数学等への教育投資だと思います)とDEI(Diversity、Equity、Inclusionの頭文字を取ったもの)に寄付をしていたらしいのですが、最近、DEIをやめたらしいです。浮いたお金を、研究公正に出してくれないですかね? この白楽さんの『白楽の研究者倫理』や、白楽さんは「後継者がほしい」と言っていますけど、現役世代が研究不正撲滅に取り組むべきで、トヨタ等がそれにお金を出していいと思います。私が、もし外国科学者だったとして、私は、こう思うと思います。「Retraction Watchで、日本人がたくさんランクインしている。日本は研究不正大国だ。どうして日本人は研究不正撲滅に取り組まないのか? 日本にはトヨタという有名な会社があるが、トヨタ等は研究不正撲滅に寄付をしたりしないのか?」と思うと思います。
    誰か科学ジャーナリストで、オールドメディアから独立する等して、研究不正撲滅のための団体を作り、トヨタ等から寄付をもらい、資金的にも道理としても、みんなが納得する形を作るという人が出てこないですかね? ここに書いておくと誰か作るかもしれないので、書いておきます。
    あと、Xでは、大学生や保護者等で、アカデミック・ハラスメントを告発するアカウントが多いです。看護学校のハラスメントと、美術学校のセクシュアル・ハラスメントが目立ちます。看護学校は、病気について勉強する場所ですから、自分の精神健康が害されるという問題について、問題意識があります。また、美術学校のセクシュアル・ハラスメントですが、もともと小児性愛者は美術学校の教師等になりやすいのだと思います。私が、もし、若い女の裸を見るのが好きなロリコン男性だったとして、美術学校の教師になって、裸婦画等を見て楽しむと思います。東京藝術大学等のセクシュアル・ハラスメントが気になります。
    さらに、大学の下、小学校・中学校・高校では、いじめの隠蔽等があります。地域社会の感覚としては、教育委員会等が、小学校等のいじめを隠蔽するという問題意識があったり、最近PTAを退会する保護者が増えています。白楽さんは研究論文の撤回とか、nature等、世界の科学者の議論が気になると思うのですが、地域にいる私の感覚だと、教育関係はすごい不正が多いです。ジャーナリズムが学校の不正を追及していくべきなのですが、大学側から仕事をもらってしまっているからなのか、ジャーナリズムが教師(大学教師を含む)の話を私たち地域住民にぶつけてきます。教育学者等が、「モンスターペアレントがいる!」と言って、それがジャーナリズム等によって拡大増幅されて、こっちにぶつけられるという感じです。ジャーナリズムは、例えば朝日新聞社は、教育学者等から原稿をもらって本を朝日新聞出版から出版したり、学者の本の書籍広告をもらったり、社会問題について識者コメントをもらったりします。どうも新聞社が学者に頭が上がらないなあという感じです。
    出版、紙の本を書店で売るというのも、そろそろ限界が来ています。高齢者しか書店に行っていなくて、全国で書店が閉店しています。韓国だと、国が書店を保護したりしているようです。絵本や学習用の本、科学書等はこれからも紙に印刷して、書店で売っていかないといけないので、日本も書店の保護ということを考えるべきなのでしょうが、マスゴミギョーカイ人のエゴイズムがひどいです。AERAや月刊文藝春秋、岩波書店「世界」や「科学」、中央公論あたりがもっと風通しが良くなるといいなあと思います。

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    2024/10/10 at 9:17 am
  • フォスター さんのコメント。記事は 7-158 不正対処機関を大学外に設置するのに反対

    二セル氏の原文を読みましたが、20~30年前にタイムスリップしたかの様な印象を受けました。

    記事に対して、ニコラス・ロウ氏が「アカデミアは長い間、自主的なガイドラインというアメを与えられ、一般社会ならムチで対処される事を忘れている」と指摘しています。
    私も同様に、二セル氏が記事で述べた通りに研究不正の対策が行われた結果が、現在の不正の隠蔽や告発者への報復に繋がっていると感じております。

    二セル氏の理想とは裏腹に、デンマークやスウェーデンでは第三者機関による不正調査が行われておりますが、これに対する二セル氏の見解があれば、より深掘りされた面白い記事になったであろうと思います。

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    2024/10/20 at 6:16 pm
  • Minami さんのコメント。記事は 7-159 「捕食」出版(ハゲタカ・ジャーナル)という分類を止めよ

    うーん、「ハゲタカジャーナルがヘイトスピーチ」という主張はよくわからないです。最近、権力者が自分にとって不都合なことを、勝手に「差別」ということに決めてしまって、みんなに、そのトピックについて、議論させないようにするというギミックを使ってくることがあります。
    白人男性の大学教員なんて、別に、差別されて死ぬほどつらかったという人生体験を、そんなに経験してきていないと思います。私は、女性で障害者なので、死ぬほど差別されてきていますが、男性が差別について何かしゃべったところで、真実味を感じないです。たくさん差別をされると、差別について深く哲学をするのですが、差別されてきていないだろう人が差別についてしゃべるというのは、うさんくさいです。
    それより、どれだけ自分たちが優遇されているかを考えたほうがいいと思います。私は、大学の外、地域社会に住む、学者の元愛人です。私が、人に、「学者の元愛人です」と名乗ると、非常にさげすまれ、バッシングを受けます。
    しかし、以前、日本学術会議やエディテージ(科学者をサポートする会社)にメールを送って、とても丁寧な返事をもらって、面食らったことがあります。”Minami先生 貴重なご意見をわざわざどうもありがとうございました”というようなメールでした。私は、「えっ、私は先生じゃないですよ」と思いました。きっと、日本学術会議やエディテージは、私のことを、どこかの大学の教員とかんちがいしたのでしょう。まるで貴人に接遇するようなうやうやしいメールをもらって、私は調子が狂って、ずっこけそうになりました。
    私は、「もし、科学者たちが、こんなふうにみんなから貴人のように、接遇されるとしたら、パワーハラスメント加害者的パーソナリティに育つだろうな」と思いました。子どもの頃から、教育熱心な親や教師や塾講師等から、「勉強できてえらいね」と褒められ育ってきて、大学に入って、院生や教員になったら、いよいよみんなから、貴人のように扱われるわけです。誰も叱る人がいません。そんな環境に何十年もいたら、高飛車な性格に育って、誰も手がつけられなくなると思います。
    私は、国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED)の研究倫理セミナーに参加して、研究倫理に関する冊子をもらったこともあります。パンフレットに非常にお金がかかっていました。ハードコートというんでしょうか、水をかけてもはじくような表紙でした。私は、「こんな、学者に”いんちきをするな”という、当たり前のことを言う冊子に、金をかける必要なんかないだろう」と思ったのですが、しっかりした、お金のかかったパンフレットを送ってきました。これも、私たち国民が納めた貴重な血税によって作られています。
    しかも、内容が、軽い研究倫理違反でした。私は学者の研究不正が原因で死にそうな目に遭ったのですが、軽い事例が書いてあって、「この人たちは、マネジメント(経営)がへただな」と呆れました。
    「なぜ、ぼくたち科学者は、学問を金で飾らないと、気がすまないのか?」は問われていいと思います。北海道浦河町というところで、貧乏学会をやっています。「当事者研究交流集会」という学会で、精神病の患者さんが、自分の病気について研究発表をする、なんちゃって素人学会です。ここは、お金がかかっていないです。貧乏な患者さんの学会なので、町営の公共施設を借りて、段ボールに「当事者研究交流集会」と絵具で絵を描いて、看板としています。でも、「学問のいちばんプリミティブな形って、それでいいと思うんですよ。学問を金で飾ることが大事なのではなく、みんなが知恵を出し合うという催しが学会です。
    私は6月に、日本精神神経学会に行きました。ラクジュアリーなコンベンション・ホールを借りて、ホテルのロビーみたいなところに、医師が悠然と座って、ノートパソコンを叩いていました。そりゃあ、お金を持っている人が学会をやるなら、立派なホールを借りる財力があると思います。しかし、「お金をかけないと学問はやれないものなのか?」という問いはあっていいと思います。
    さらに、「ラクジュアリーなコンベンション・ホールで、ハードコートの学会パンフレットを配らないと、えらい先生からクレームが出る。やむを得ず、学会は、製薬会社から寄付を受け取った。寄付をもらってしまったので、今度は、本当は別に薬を使わなくても、病気を治す方法はあるのだが、製薬会社からお金をもらってしまったので、なんか、薬物療法に関する研究をしなくちゃいけなくなってしまった」というようなことであると、事態は深刻です。さらに、「それで患者さんに薬害が発生した」ということが実際に発生しているのですが、本末転倒です。
    「お金で解決しようとしてしまって、知恵を出さない」というのは、科学者の場合は絶対あってはいけないことだと思います。私は地域社会から学者を観察していて、どうも「安易にお金で解決して、知恵を出さない」ということが、結構あります。知恵を出さない学者なんかいらないです。社会的存在意義なんか、ないです。
    このハゲタカジャーナルというのも、富裕層の子、いいうちのボンボンの子が、科学者という、社会的に聞こえのいい職業につきたがり、自分の天才神話を作るために、ハゲタカジャーナルというものを必要とするのだろうと思います。いいうちのボンボンが医大に、寄付をして裏口入学するのと同じだと思います。
    一方で、「とにかくお金がかからない学術出版の形」というのが、問われていいと思います。私はそろそろ、株式会社ではなく、NPO法人や一般社団法人等の形態の出版社が出てきていいと思います。
    例えば、朝日新聞社や岩波書店、エルゼビア等は株式会社だと思います。株式会社だと、株主に配当を出さないといけないと思います。
    株式会社という法人格は百年以上前からあるようで、一方、阪神大震災のあとぐらいに、NPO法人という法人格ができました。最近だと、一般社団法人という法人格が作られています。
    いまある老舗の企業というのは、だいたい株式会社であることが多いと思います。朝日新聞社や岩波書店、エルゼビア等にこだわらないで、NPO法人や一般社団法人を設立して、出版、特に学術出版をやっていいと思います。学術出版なんか、それ自体が公益事業みたいなものだと思います。NPO法人等だと、株主に配当を出さなくていいので、安く出版ができるのではないでしょうか。
    最近、詩の出版をやるNPOというのは見ました。「ライトバース」というところで、児童養護施設の子どもに詩を書いてもらって、販売するというNPOみたいでした。 https://x.com/rightversecom
    さらに、税金がかからない法人形態があると、もっと安上がりに出版ができると思います。私は学術出版なんか、株主に配当を出さなくていいし、納税もしなくていい、学術出版そのものが公益性のかたまりなので、それだけでいいと思います。学会等だと、「公益社団法人」というような法人格を見ますけども、私は詳細は知らないのですが、配当なしで、非課税でいいと思います。既存の法人格で、学術出版にフィットした法人格がなければ、「学術出版法人」という法人格を新設しても、よいと思います。とにかく金がかからなくて、大学法人や学生の経済的負担にならず、スマートな知をみんなに配れて、社会が円滑にまわればいいと思います。

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    2024/10/30 at 9:03 am
  • Minami さんのコメント。記事は 8‐1.議論・情報・意見・提言・質問など(1)

    最近、白楽さんは、「ハゲタカジャーナルという言葉は、鳥へのヘイトスピーチではないか?」と思っているようです。
    私は女性の精神障害者で、学者の元愛人です。たくさん差別されてきている、差別の専門家みたいな人です。差別属性が、「女性」「障害者」「大卒ではない(専門学校卒、学歴差別)「学者の元愛人」と4つあります。
    白楽さんは、差別属性はいくつ持っていますか? 白楽さんは日本人・アジア人ですから、白人の科学者からは差別されるかもしれません。でも、それぐらいではないでしょうか? 私は、あと4つ、持っています。私のほうが、被差別体験は多いです。
    最近、世界中の、大学教授が「差別をするな」と説教するのがはやっていて、学外の地域住民が、大迷惑をこうむっています。学者公害、学者災害です。
    私から見て、「この人、あきらかに差別されたことがないだろうな」という男性の大学教授が、私みたいな被差別当事者を含む一般大衆に対し、「差別をしてはいけない」と説教をする、モラルハラスメント(倫理・道徳を使った精神的暴力)がはやっています。すごい迷惑です。
    特権階級の人が、私みたいな被差別当事者を含む、不特定多数の人に対し、「差別をするな」と説教するのです。差別された人生経験がないのに、「差別をするな」と説教したいとか、「俺様が、『何が差別か?』を決めたい、定義したい」というのは僭越、おごがましいです。自粛して下さい。研究倫理に反すると思います。
    大学のジェンダー学者等が、「人種差別やトランスジェンダー差別をするな」と、こちらに説教しにくるんです。私は、イギリスの女性障害者から、X(旧称:ツイッター)で連絡が来たことがあって、イギリスでも、大学教授に困っているみたいです。
    私は女性の障害者なので、おうちで寝ていることが多いです。イギリスの知人も、疼痛(痛みがある)か何かを持っていて、おうちでXをやっているみたいです。
    しかし、何の病気もない、エリートの大学教授が、「女性スペースに、トランスジェンダー女性を入れたい。いやがる場合は、貴様はトランスジェンダー差別者だ」と言ってくるんです。
    ひげを生やして、女装した男性が、女性刑務所等に入れられます。すると、女性受刑者がいるわけですけど、女性受刑者がレイプされて妊娠したりするわけです。DV(ドメスティック・バイオレンス)気質の女装男性が、女性刑務所や女子トイレ、女性の精神科病棟等に投入されて、こっちは殴られたり、レイプされたりするわけですけど、それを嫌がると、大学教授が、「それは差別」と言ってくるんです。
    大学教授に困っています。新手のアカデミック・ハラスメント、学者公害です。
    この大学発、「性自認主義」という学者公害です。体が男性(つまり男性器があったり、染色体がXXであったりする)であっても、「心が女性です」と言えば、女性刑務所に入れるという問題について、ドイツで11月1日に悪法ができるらしくて、ドイツの女性団体が、日本語の字幕を付けた動画を発表しています。白楽さんに、おもしろいので、ぜひ見てほしいです。
    https://x.com/initiative_lfs/status/1834283145929093191
     
    この、「男性器がついていたり、染色体がXXであっても、『心が女性です』と言った人を、女性刑務所にいれるかどうか問題」について、「入れるべきだ」派が、TRA(Transgender Rights Activist)という学派で、「入れないべきだ」派が、GC(gender critical)という学派です。GC学派のほうに、生物学者のリチャード・ドーキンスや、物理学者のアラン・ソーカル等がいて、科学者大論争みたいになっているので、ぜひ、調べてみてください。
    (ソーカルは、Wikipedia の「ソーカル事件」という項目も、研究倫理の観点からすると、おもしろいので、そちらも読んでみてください)
    大学教授が、「『心は女性です』と言った人を、女性刑務所等に入れなさい」と主張することの問題は、大学教授はあんまり刑務所に入らないだろうということです。お金持っていて、エリートなので、刑務所や精神病院にあまり入らないです。本人はあまり損をしないで、下流階級の障害者等、社会的弱者が性的虐待されるなりゆきになるということです。
    また、男性の大学教授が、女装をして、女性教員限定の公募に応募し、女性教員として採用されたりします。日本でもいます。
    あとは、大学にはもともとわいせつ教員がいますが、わいせつ教授は、女子大生が裸でいる女子更衣室等に入りたいです。「心が女だ」と言うと入れるわけです。わいせつ教授が職権を使って、わいせつやり放題の世界を作ろうとしているというように、こちらからは見えます。もっと、こぢんまりと仕事をしてほしいものです。

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    2024/11/18 at 10:15 am
    • Minami さんのコメント。記事は 8‐1.議論・情報・意見・提言・質問など(1)

      すみません、追加で情報提供です。
      イギリスのサセックス大学で、TRA学派とGC学派の戦争があったのですが、それを描いたドキュメンタリー動画”Gender Wars”を、Youtubeで見ることができます。

      TRA学派が多く、GC学派が少ないです。その少ないGCのキャスリン・ストックという女性教授が主人公です。ストックは、TRA学派からいじめられ、大学をやめます。おうちにこもって、本を書きます。
      “Material girls”という本で、最近、日本でも、『マテリアル・ガールズ』(キャスリン・ストック著、慶応義塾大学出版会、2024)という和訳が出版されました。
      TRA学派のこまったところは、私兵を作ることです。大学の講義を聞いていた学生がTRA学派に洗脳されたり、学外の左翼系の人や、性的マイノリティの活動家等がいっしょになって、集団になって、反対する人たちに攻撃をしにいきます。
      敵対学派の本の出版を妨害したりします。TRA学説のせいで、子どもの医療過誤が発生しました。医者は医療過誤の本は読みたいです。しかし、精神科医が翻訳した医療過誤の本が、TRAの妨害活動で、出版中止になったりしています。
      『トランスジェンダーになりたい少女たち』(アビゲイル・シュライアー著、岩波明監訳)という本が、本当はKADOKAWAから出版される予定だったのですが、TRAの妨害によって、出版停止になりました。代わりに、産経新聞出版から出版されました。
      哲学や社会学系の人が、別の学術分野である精神医学者の翻訳した本を、出版させないという、学者倫理的に、困ったことが起きる等しています。
      また、TRAvsGCの闘いは、選挙の争点になっています。アメリカの大統領選挙で、トランプはGC、ジョー・バイデンやカマラ・ハリスはTRAでした。
      トランプが、トランスジェンダーについてこんな考えでいるという動画がありますので、紹介します。
      https://x.com/_xxMofMofxx_/status/1854792558158958892
      選挙で、トランプが当選しました。トランスジェンダー政策について、トランプの政策がよかったので投票したという、アメリカの有権者もいたと思います。子どもを持つ保護者が、”Leave our kids alone”(うちの子どもを放っておいて、LGBT活動家は関わってこないで)というデモをやるぐらい、大きな社会問題です。このデモは、日本でもやっています。

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      2024/11/18 at 10:50 am
  • nobobdy さんのコメント。記事は 2‐2 盗用のすべて

    reviewの場合は盗用すれば大丈夫ですか。静岡県立大学看護学部の教授は文章をまるでパクリしているので、問題にはなると思います。文献レビューのは研究者にとって大事なスキルだと思います。盗用すると先行研究のまとめは出来ていないということでかなり問題点になると思います。

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    2024/11/18 at 11:01 am
  • Hubert さんのコメント。記事は コンピュータ学:シャハボディン・シャムシャーバンド(Shahaboddin Shamshirband)(イラン)

    学術出版におけるこの問題は、拡大しつつある深刻で憂慮すべき現象です。残念ながら、私自身も彼と一緒に仕事をした経験があります。
    特にオープンアクセス誌の掲載料を支払う余裕のない若手研究者は、こうした搾取の標的にされやすい状況にあります。不正を働く者は大学からの助成金や人脈を利用し、真摯な研究者に対して、自分の名前を論文に含めるよう圧力をかけることがあります。時には第一著者として名前を掲載させることさえあります。さらに深刻な場合、著者枠を金銭と引き換えに他の同僚に提供し、商業化することで自らの論文数や引用数を不正に水増しします。一方で、真の著者や貢献者たちは正当な評価を受けられず、将来の学術的なキャリアが危うくなるという状況に追い込まれます。
    この問題は単に個人の不正行為にとどまらず、学術出版のシステム自体に潜む深い欠陥を示しています。厳格な著者資格のガイドラインや、より強固な査読プロセス、そして倫理的な出版フレームワークの導入が早急に求められています。若手研究者が透明性を持って、経済的負担なしに自身の研究を発表できるよう支援体制を整えることも不可欠です。こうした改革が行われない限り、不正な行為は学術の信頼性や公正性を根底から揺るがし続けるでしょう。真の貢献者たちの声と努力は、正当に評価され、保護されるべきです。

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    2024/12/17 at 5:38 pm
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