無罪?:マスメディア学:サミア・ラーマン、সামিয়া রহমান(Samia Rahman)(バングラディシュ)

2020年7月8日掲載  

ワンポイント:息子が母親の無実を訴えた例。ダッカ大学・準教授でテレビの司会者としてバングラディシュでは有名なラーマンが「2016年12月のSocial Science Review」論文で盗用をしたと新聞で指摘され、ラーマンは国民から強い非難を浴びた。最初の事件報道の8日後、ラーマンの14-16歳(?)の息子・ラシャド・ホサイン(Rashad Hossain)が、、母は無実で盗用をしたのは共著者のセッド・マルジャンだと切々と訴えた。結局誰もクロと判定されず、誰も処分されなかった。国民の損害額(推定)は2億円(大雑把)。

【追記】
2021年3月1日記事:私は学内政治の犠牲者だ: I am a victim of dirty teachers’ politics: Samia Rahman
・2021年1月28日記事:盗用で降格:Dhaka University demotes journalism teacher Samia Rahman for plagiarism | bdnews24.com
・ 2020年9月10日記事:盗用と結論:①Evidence points to plagiarism by Dhaka University teachers Samia, Marjan: probe panel – bdnews24.com、②DU forms tribunal to punish 2 teachers for plagiarism | Prothom Alo、③DU finds proof of plagiarism against two teachers | Dhaka Tribune、④DU finds two teachers guilty of plagiarism; tribunal formed | The Daily Star

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目次(クリックすると内部リンク先に飛びます)
1.概略
2.経歴と経過
3.動画
5.不正発覚の経緯と内容
6.論文数と撤回論文とパブピア
7.白楽の感想
9.主要情報源
10.コメント
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●1.【概略】

サミア・ラーマン、সামিয়া রহমান(Samia Rahman、写真出典リンク切れ)は、バングラディシュのダッカ大学(Dhaka University)・マスメディア学科(Mass Communication and Journalism Department)・準教授で、専門はマスメディア学である。テレビ・パーソナリティでもあり、トークショーの司会者としてバングラディシュでは有名な人である。

日本語に翻訳されていないが、著書は『テレビで何が起こっているのか:バングラディシュの電子メディアのトレンドを超えて(What’s Happening to Our TV: Discovering the Trends of Electronic Media and Beyond in Bangladesh)』(2016年)(170頁)、『TVプレゼンテーションの秘密を解読する(Cracking The Secrets of TV Presentation)』(2016年)(138頁)の2冊を出版している(本の表紙出典はアマゾン)。

2017年9月28日(34歳)、シカゴ大学出版局(University of Chicago Press)からの通報を受け、ダッカ大学(Dhaka University)はサミア・ラーマン(Samia Rahman)の「2016年12月のSocial Science Review」論文の盗用疑惑を調査する委員会を発足した。

論文共著者でマスメディア学科・元学生(院生?)のセッド・マルジャン(Syed Mahfujul Haque Marjan)は、「何も不正をしていない。サミア・ラーマンが不正をした」と新聞記事で語った。

2017年10月6日(34歳)、最初の事件報道の8日後、ところが、サミア・ラーマンの息子・ラシャド・ホサイン(Rashad Hossain)は、母は無実でセッド・マルジャンが盗用をしたと、別の新聞で主張した。この時、サミア・ラーマンは34歳なので、18歳で産んでも、息子はまだ16歳の少年で、20歳で産んだのなら14歳の少年だ。

その記事に説得力があり、結局、誰もクロと判定されず、誰も処分されなかった。つまり、サミア・ラーマンは無罪となった(と思う)。

2020年7月7日現在、サミア・ラーマンはダッカ大学(Dhaka University)・マスメディア学科(Mass Communication and Journalism Department)・準教授に在職している。 → University of Dhaka 、(2020年7月7日保存版

ダッカ大学(Dhaka University)。写真出典

  • 国:バングラディシュ
  • 成長国:バングラディシュ
  • 医師免許(MD)取得:なし
  • 研究博士号(PhD)取得:なし
  • 修士号取得:ダッカ大学
  • 男女:女性
  • 生年月日:1983年 6月23日
  • 現在の年齢:37 歳
  • 分野:マスメディア学
  • 最初の不正論文発表:2016年(33歳)
  • 不正論文発表:2016年(33歳)
  • 発覚年:2017年(34歳)
  • 発覚時地位:ダッカ大学・準教授
  • ステップ1(発覚):第一次追及者は不明。シカゴ大学出版局(University of Chicago Press)へ公益通報
  • ステップ2(メディア):「Dhaka Tribune」が最初に報道、他の多数メディアが追従
  • ステップ3(調査・処分、当局:オーソリティ):①シカゴ大学出版局の学術誌・編集部。②ダッカ大学・調査委員会
  • 大学・調査報告書のウェブ上での公表:なし
  • 大学の透明性:大学以外が詳細をウェブ公表(⦿)
  • 不正:盗用。無罪の可能性高い
  • 不正論文数:1報
  • 盗用ページ率:?%。盗用は明白
  • 盗用文字率:?%。盗用は明白
  • 時期:研究キャリアの中期
  • 職:事件後に研究職(または発覚時の地位)を続けた(〇)
  • 処分:なし
  • 日本人の弟子・友人:不明

【国民の損害額】
国民の損害額:総額(推定)は2億円(大雑把)。

●2.【経歴と経過】

  • 1983年 6月23日:ダッカで生まれる
  • 2000年(17歳):テレビ局(Ekshey TV)のレポーター
  • xxxx年(xx歳):ダッカ大学(Dhaka University)・マスメディア学科(Mass Communication and Journalism Department)を首席で卒業
  • xxxx年(xx歳):同大学・マスメディア学科で修士号を首席で取得
  • 20xx年(xx歳):同大学・マスメディア学科・準教授
  • 2012-2017年(29-34歳):テレビの時事番組の編集者
  • 2016年2月1日(32歳):テレビ「ニュース24」のニュースリーダー
  • 2016年(33歳):著書2冊上梓
  • 2016年12月(33歳):後で問題視される「2016年12月のSocial Science Review」論文を発表
  • 2017年9月28日(34歳):新聞が上記論文の盗用を報道
  • 2017年10月6日(34歳):息子が母の盗用を否定する記事を新聞に発表
  • 2020年7月7日(37歳)現在:ダッカ大学・マスメディア学科・準教授に在職している。 → University of Dhaka 、(2020年7月7日保存版

●3.【動画】

以下は事件の動画ではない。サミア・ラーマンはテレビ・パーソナリティである。テレビ番組を含めたくさんの動画がウェブにアップされている。

【動画1】
サミア・ラーマンがニュース24(NEWS24)でインドの政治家にインタビュー:「サミア・ラーマンがインドの高等弁務官ハーシュ・スリングラ(Harsh Vardhan Shringla)にNews24でインタビュー(ভারতীয় হাই কমিশনার হর্ষ বর্ধন শ্রিংলা ও সামিয়া রহমান এর মুখোমুখি সাক্ষাতকার on News24)」(英語)22分09秒
NEWS24が2017/03/29 に公開

【動画2】
「サミア・ラーマン、バングラディシュ現象:家族ドキュメンタリ―の転機(Samia Rahman, Bangladeshi Phenomenon: Turning Point and family documentary)」(ベンガル語と英語のミックス)19分53秒
Rashad Hossain が2015/09/06 に公開

【動画3】
「Ekattor TV Joytu Samia Rahman With Riaz & Konal」(ベンガル語)27分33秒
Ekattor TV が2015/02/02 に公開

●5.【不正発覚の経緯と内容】

★有名人

サミア・ラーマン、সামিয়া রহমান(Samia Rahman、写真出典)は、父親が、劇作家、作家、俳優、メディア・パーソナリティで、母親は、ミュージシャンでドラマの女優である。サミア・ラーマンは裕福な家庭の4人姉妹の3女として育った。

両親の職業の影響で、17歳でテレビ局(Ekshey TV)のレポーターを始めた。

大学と専攻は、ダッカ大学(Dhaka University)・マスメディア学科(Mass Communication and Journalism Department)に進学した。

マスメディア学科を首席で卒業し、修士号も首席で取得したこともあり、ダッカ大学・マスメディア学科の教員に採用された。2016年、33歳でマスメディアに関する英語著書を2冊も上梓した。

同時に、いくつかのテレビ局のニュースを担当し、時事番組の編集を行なった。【動画1】に示したように、インド政府高官にインタビューしている。バングラディシュの政界にも大きな影響力を持っている。

つまり、学術界とメディア界の両方をこなすスパーウーマンである。テレビ・パーソナリティでもあり、トークショーの司会者としてバングラディシュの有名人である。

事件当時、ラーマンは、ニュース24(News 24)テレビ局の時事番組担当部長(Head of Current Affairs)で、他の3つのテレビ局「Ekattor TV」、「NTV」、「Ekushey TV」にも出演していた。

私生活では、フセイン・ビン・カレックと結婚した。2人の息子がいる。夫のカレックは、衣料品のトレーダーであり、トゥラグ・インダストリーズのオーナーである。

★発覚の経緯

2017年9月28日(34歳)、サミア・ラーマン、সামিয়া রহমান(Samia Rahman)の「2016年12月のSocial Science Review」論文は盗用だと、シカゴ大学出版局(University of Chicago Press)からの通報を受け、ダッカ大学(Dhaka University)はネカト調査委員会を発足した。

5人の委員からなる調査委員会は教育/学術担当副学長のナスリーン・アフマド(Nasreen Ahmad。写真出典)が委員長になった。

ダッカ大学広報官は、1982年にシカゴ大学出版局が出版したフランスの有名な哲学者・ミシェル・フーコー(Michel Foucault)「1982年のCritical Inquiry」論文を、ラーマンが「2016年12月のSocial Science Review」論文で盗用したと述べた。なお、学術誌「Social Science Review」はダッカ大学の科会科学部の紀要誌である。

  • 盗用論文
    “A New Dimension of Colonialism and Pop Culture: A Case Study of the Cultural Imperialism,”
    Samia Rahman, Syed Mahfujul Haque Marjan
    Social Science Review, 33(2), 85-100, 2016
  • 被盗用論文
    “The Subject and Power,”
    Michel Foucault
    Critical Inquiry’s Volume 8, Number 4, in 1982.
    University of Chicago Press

★事件の展開

共著者でマスメディア学科・学生(院生?)のセッド・マルジャン(Syed Mahfujul Haque Marjan、写真出典)はダッカトリビューン新聞に次のように語った。「サミア・ラーマンが論文の第一著者で、私は2番目です。何か問題があれば、それはラーマンに責任があります。私自身は何も不正をしていません。ラーマンは彼女が担当する論文部分を完成させ、電子メールで私に送ってきました。私には証拠があります」。

テレビ番組の時事担当責任者でもあるサミア・ラーマンは、ダッカトリビューン紙に次のように述べている。

「まず、現在調査されている盗用問題についてはコメントしたくありません。しかし、論文が掲載されたとき、私は海外にいました。共著者のサイード・マルジャンは私に相談することなく論文を投稿しました。私が知らないうちに私の名前で学術誌に掲載された論文を見て、私はとても驚きました。私は当時の社会科学部長のファリッド・アーメド(Farid Uddin Ahmed)に苦情を申し立てました。私はこの間のやり取りの文書を持っています」

ここまでの新聞記事では、サミア・ラーマン(Samia Rahman)が盗用犯であることが、かなり確実に思えた。

★息子が訴えた

サミア・ラーマンの息子・ラシャド・ホサイン(Rashad Hossain)が母は無実だと別の新聞で主張した。この時、サミア・ラーマンは34歳なので、18歳で産んでも、まだ16歳の少年である。20歳で産んだのなら14歳の少年だ。
 → 2017年10月6日の「Leading Campus News Portal Bangladesh」記事(含・写真出典):ঢাবি শিক্ষিকা সামিয়া রহমান সম্পর্কে তার ছেলে যা বললেন | মতামত | Leading Campus News Portal Bangladesh

ここ数日間、テレビ・パーソナリティでダッカ大学・準教授の私の母・サミア・ラーマンは、他の人の著作を盗用したとして非難されてきました。盗用という嫌疑は全くデタラメです。この件について、私は事実を知ってほしいと思い、少し長い記事ですが、投稿しました。

ニュースは最初、ダッカトリビューン社と他のいくつかのニュース局に配信され、そこから爆発的に広がりました。間もなく、人々は私の母を批判し始め、母自身、母の立場、母の家族全体、そして母が今の地位・立場を得るまでの20年以上も熱心に努力したことを侮辱し始めました。人々は実際に何が起こったかについて、ほんの少しのことさえ知らず、人々は母に盲目的に嫌悪を抱いています。

以下が本当に起こったことです。

1~2年前、母の元学生であるセッド・マルジャン(Syed Mahfujul Haque Marjan、この事件の悪役)は、母と一緒に論文を共同執筆しようと提案してきました。母は、最初は同意しましたが、マルジャンの執筆スタイルと執筆態度が気に入らなかったため、その後、論文執筆を止めました。その後、母はその論文と全く関係がない日々を過し、1年が経ちました。そして、馬鹿げた盗用事件が起こったのです。

この論文には、他の学術誌から流用したにも関わらずチャンと引用文献を示していない箇所がたくさんあることがわかり、人々は私の母を盗用者と呼び始めました。ダッカトリビューン紙が「盗用」記事を報道し、すべてが地獄になりました。

マルジャンの悪魔は、「サミア・ラーマンの指示に従っただけで、ラーマンが主な著者です」と母に罪をなすりつけ、すぐに自分の身を守ろうとしました。他人の名前を使って論文を出版するのは犯罪だと私は思います。それにもかかわらず、私の母は慈悲深く、彼を訴えませんでした。

実際、マルジャンが母を攻撃したことで、すべてのジャーナリストは母を悪人とみなし、ほとんどの人が母に敵対しました。ダッカ大学の教員、多くのジャーナリスト、国の重要人物たちは、不利と判断し、母の味方になってくれませんでした。母が一生懸命働き、自分の人生を犠牲にして築いた評判は、一瞬にして破壊されました。

母は恐怖におののいています。母は敏感な人なので、この事態に適切に対応できません。さらに、人々は私の母を盲目的に憎み始め、私の母が彼女のキャリア全体を通して人々を欺いてきたと宣伝し始めました。母は恐ろしいほど悪い状況にあります。

彼女の息子である私が、緊張せずに書いたと思われるこの文章を新聞に掲載するのは、あまりにも陳腐でしょうか?

いいえ、とても緊張してこの文章を書いています。私の人生のすべてを振り絞って書いています。たった1人の人が嘘をついているために、私たちの家族は悩み苦しみ、母は生き地獄の中にいます。

記者会見、または法廷会議は、遅かれ早かれ行なわれます。私の母は、この問題について無実であることを証明するために必要な証拠と書類をすべて持っています。それにもかかわらず、母はそれを実行する意欲を今は持っていません。

私の母を憎み嫌い、そして「どうやら彼女は長い間、詐欺師だった」と言うすべての嫌悪者と人々に、私は尋ねます。

著書を2冊も出版し、国際ジャーナリストと尊敬されている人物が、地元の小さな学術誌の論文で盗用をすると思いますか?

盗用が発覚することを恐れた絶望的な元学生が、私の母をおとしめ、注目を浴びたのです。

私の母を憎み嫌う愚かな人々はこの事件について何を知っていますか?

憎み嫌うのは嫉妬の産物に他なりません。

事実を見てください。

次の事実を自慢と取らないでいただきたいのですが、私の母は、わが国の最上位の大学の1つであるダッカ大学の学部と修士を首席で卒業し(白楽注:首席卒業者は金メダルをもらえる)、2個の金メダリストです。母はバングラディシュで最も重要な教育機関の準教授であり、非常に硬派な立派な人物です。他人の論文を盗むことなど考えたことはありません。母は10代のときからずっとキャリアを積み重ねてきました。20年以上経った今でも、キャリアを伸ばすために懸命に取り組んでいます。もちろん、母を憎み嫌う者もいるでしょう。それはサディスティックな喜びを得られるからです。

バングラディシュは、史上最も性差別が激しく、時代遅れの国家の1つです。女性がそのような大きな社会活動をしているという事実を人々はなかなか受け入れることができません。しかし、母を含めすべての女性に尊敬と平等な機会が与えられるべきです。

私の母のために祈ってください、そして彼女が自信を得て彼女の敵に立ち向かえるようにあなたのすべての親戚に真実を広めてください。彼女のキャリアはすでにダメージを受けた状態に陥り、一部の人々は憎しみを決して変えず、メディアの世界で女性がそのような立派な地位を持っているという事実のために憎しみ続けます。この件について親族に知らせてください。

ここまでお読みいただきありがとうございます。アッラーの祝福がありますように。

最初の校正:バングラディシュは最も性差別的で時代遅れの国家の1つであると述べたとき、私はこの国で女性を差別し、家庭の問題を抱えている数十万人について話をしました。私は私たちのシェイク・ハシナ首相(Sheikh Hasina、写真出典)を侮辱したり、政府を批判するつもりは毛頭ありません。私の母は、この国で、女性という理由で不当に扱われている多くの女性の1人にすぎないと思います。どうぞ、ご理解ください。

2回目の校正:今回の盗用について私が何をどのように知っているのだと糾弾し、私の母が自分の利己的な利益のために私を利用していると主張する人々がいます。その人々のために、はっきりさせておきましょう。

母に何か悪いことがあった時、息子はそのことについて何も知らないのでしょうか? 意識しなくても同居している母の電話は聞こえてきます。母の日常生活は見えます。そして私たちは、母の無実を証明できるたくさんの材料を持っているのに、なぜ私は何も知りませんという態度を取れと、あなたは思うのですか?

母が自分の利益のために私を利用していると思う人々はゲスです。この記事は私が私自身の純粋な意志で書いたものです。これ以上母の中傷プロパガンダをせず、裁判が行なわれるまで待ってください。

2018年10月6日

★クロは誰?

ダッカ大学・調査委員会の結論を白楽は知ることができなかった。結局、誰がクロと裁定されたのか記事を白楽は見つけられなかった。多分、誰もクロと判定されず、誰も処分されなかった(と思う)。

2020年7月7日現在、サミア・ラーマンはダッカ大学(Dhaka University)・マスメディア学科(Mass Communication and Journalism Department)・準教授に在職している。 → University of Dhaka2020年7月7日保存版

一方、本来なら盗用犯として処分される可能性が高いセッド・マルジャン(Syed Mahfujul Haque Marjan)は、2014年8月 からダッカ大学・講師(犯罪学)で、事件が発覚した2017年9月以降に解雇された形跡がない。そして、2019年8月、米国のテキサス大学 アーリントン校(University of Texas at Arlington)の院生として留学した。 → Syed Mahfujul Haque Marjan | LinkedIn

【盗用の具体例】

★盗用比較図

以下に部分的な盗用比較図を示す。
 → 出典: 2017年10月2日の「ResearchHUB」記事:University of Dhaka teachers accused of plagiarism in scholarly publication – ResearchHUB

左側が被盗用論文:ミシェル・フーコー(Michel Foucault)の「1982年のCritical Inquiry」論文

右側が盗用論文:サミア・ラーマンの「2016年12月のSocial Science Review」論文。
同じ単語を黄色で示した逐語盗用と、その周辺の文章の加工盗用である。

盗用比較図の作成者はラギブ・ハサン準教授(Image courtesy: Assoc. Prof. Ragib Hasan)。

●6.【論文数と撤回論文とパブピア】

論文数は調べていない。

★撤回監視データベース

2020年7月7日現在、「撤回監視(Retraction Watch)」の撤回監視データベースでサミア・ラーマン(Samia Rahman)を「Samia Rahman」で検索すると、0論文がヒットし、0論文が撤回されていた。

★パブピア(PubPeer)

2020年7月7日現在、「パブピア(PubPeer)」では、サミア・ラーマン(Samia Rahman)の論文のコメントを「Samia Rahman」で検索すると、0論文にコメントがあった。

●7.【白楽の感想】

《1》親のネカト事件に子供 

親のネカト事件に子供がでてくるケースは初めてだが、サミア・ラーマンの息子・ラシャド・ホサイン(Rashad Hossain)の投稿に胸を打たれた。白楽は感動した。

この時、サミア・ラーマンは34歳なので、18歳で産んでも、まだ16歳の少年である。文章もいいし、母を思いやる言葉もいい。

https://m.bdnews24.com/amp/en/detail/photodetail/1153481

《2》最後まで責任を 

本文に

ダッカ大学・調査委員会の結論を白楽は知ることができなかった。結局、誰がクロと裁定されたのか記事を白楽は見つけられなかった。多分、誰もクロと判定されず、誰も処分されなかった(と思う)。

と書いたが、調査員会はシロでもクロでも、調査結果を公表すべきである。そして、その調査結果を新聞報道すべきである。

今回のラーマン事件では、ラーマンが無罪なのか、有罪なのか、白楽は推察するしかない。

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●9.【主要情報源】

① ウィキペディア・ベンガル語:সামিয়া রহমান – উইকিপিডিয়া
② 2017年9月28日のファヒム・レザ・ショーボン(Fahim Reza Shovon)記者の「Dhaka Tribune」記事:Five DU teachers accused of plagiarism | Dhaka Tribune(保存版)
③ 2017年9月29日の「BD News」記事:Dhaka University investigating plagiarism charges against five teachers – bdnews24.com
④ 2017年9月30日の「New Age」記事:DU teachers allegedly plagiarise from Michel Foucault’s writings
⑤ 2017年10月2日の「ResearchHUB」記事:University of Dhaka teachers accused of plagiarism in scholarly publication – ResearchHUB
★記事中の画像は、出典を記載していない場合も白楽の作品ではありません。

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