捕食学術誌への悪ふざけリスト(1)

捕食学術誌への悪ふざけリスト(1)に50行為をリストし、これまでの「捕食学術誌への悪ふざけ」行為数を50行為にする。リストは「新→古」順である。

  1. 2024年1月17日記事:教育学:テオ・ユー・シェン(Teo Yu Sheng)(シンガポール):The Singapore Sting: Why an activist published a fake paper on ‘LGBTQ+ child acceptance’ – Retraction Watch
    2024年1月5日記事:The dangerous spread of anti-LGBTQ fake science in Singapore – Heckin’ Unicorn。 →  PubPeer – Left-Handed Mothers and LGBTQ+ Child Acceptance in Singapore…
  2. 2018年 → 7-29.ケイレブ・ラック助教授の捕食学術誌・捕食事件 2019年2月5日掲載
  3. 2018年、ドイツ公共放送(NDR)が29分のドキュメンタリー「フェイク・サイエンス(Exclusiv im Ersten: Fake Science)」(ドイツ語)を制作。また、韓国のニュースタパが43分のドキュメンタリー「フェイク・サイエンス工場の秘密(The Secret of ‘Fake Science’ Factory)を制作。両方とも、動画の中でデタラメ論文を会議で発表している。以下の記事の「動画」に記載した。
    → 企業:学術業(academic business):ワセット社(WASET:World Academy of Science, Engineering and Technology)(トルコ)
  4. 2017年、捕食学術誌にトンデモない論文を投稿して、採用されるかどうかを試した捕食学術誌への悪ふざけ。
    → 7-28.ジョン・マックールの捕食論文悪ふざけ 2019年1月30日掲載
  5. 2017年、カタリナ・ピサンスキー(Katarzyna Pisanski)らは、架空の研究者「アンナ・O・ザスト(Anna Olga. Szust)」を設定し、捕食学術誌の編集委員に応募した。その顛末が「2017年のNature」論文に出版されている。
    → 7-24.捕食業者と研究者はグル
  6. 2014年11月23日のスティーブン・ランツ(Stephen Luntz)記者の記事:“Get me off your fucking mailing list” という言葉を863回も繰り返し書いた論文が採択された話: Journal Accepts Paper Reading “Get Me Off Your Fucking Mailing List” | IFLScience
  7. 2014年、3人の著者「Maggie Simpson」「Edna Krabappel」「Kim Jong Fun」 の科学論文が2つの捕食出版社で出版「受理」された。著者の名前はテレビアニメ「ザ・シンプソンズ」の登場人物である(A paper by Maggie Simpson and Edna Krabappel was accepted by two scientific journals – Vox)。
    → 7-1.ねつ造医学論文を出版する捕食出版社:クロエ・コスタ(Chloe Costa)、2015年5月15日
  8. 2014年、英文を無茶苦茶につくるサイトで作成したねつ造論文原稿が17の捕食出版社で出版「受理」された。ハーバード大学の科学者の経験を2015年の記事にした。
    → 7-1.ねつ造医学論文を出版する捕食出版社:クロエ・コスタ(Chloe Costa)、2015年5月15日
  9. 2013年、「サイエンス誌の2013年論文」:科学ライターのジョン・ボハノン(John Bohannon)は、滅茶苦茶な内容の原稿を作り、世界中の学術誌に投稿し、出版してくれるかどうかを試した。内容をチェックして掲載拒否した学術誌は多いが、かなりの学術誌が掲載を承認した。その顛末を「Who’s Afraid of Peer Review?」というタイトルで、2013年にサイエンス誌に出版した。
    → 7-1.ねつ造医学論文を出版する捕食出版社:クロエ・コスタ(Chloe Costa)、2015年5月15日
  10. 2010年、コーネル大学のPhil Davis(Scholarly Kitchenブログの編集者)は、SCIgenを使って、全くデタラメな論文原稿を作り、学術誌に投稿した。すると、その論文原稿は、学術誌に受理された。つまり、デタラメな内容でも論文として出版してくれる学術誌があったことを証明した。なお、受理後、Phil Davisは原稿を取り下げ、論文は出版されていない。(捕食出版 – Wikipedia
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