製薬企業:鎮痛薬・オキシコンチン(OxyContin)、オキシコドン(oxycodone):パーデュー・ファーマ社(Purdue Pharma)(米国)

2017年4月27日掲載。

ワンポイント:【長文注意】。1996年、パーデュー・ファーマ社は、作用時間が12時間で薬物依存性が少ない鎮痛薬・オキシコンチン(OxyContin)(ヘロイン類似品)を売り出した。ところが、「作用時間は12時間」ではなく、実際は6時間や8時間で、中毒者・死者がでた。結局、2007年、パーデュー・ファーマ社は「虚偽的な販売」で有罪となり、6億ドル(約600億円)の示談金を米国政府に支払った。しかし、2017年4月26日現在もオキシコンチン中毒問題は解決していない。過去20年間で米国の700万人以上がオキシコンチン中毒になり、20万人以上が死亡した。オキシコンチンは、日本では麻薬であり、医療用にしか販売されていない。2015年、トヨタ自動車の米国人女性常務がオキシコンチン57錠を米国から国際宅配便でコッソリ入手し、麻薬及び向精神薬取締法違反で逮捕された。

【追記】レイモンド・サックラーが2017年7月17日死去。享年97歳。:Raymond Sackler, Psychopharmacology Pioneer and Philanthropist, Dies at 97 – The New York Times
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目次(クリックすると内部リンク先に飛びます)
1.概略
2.日本語の解説
3.事件の経過と内容
4.2007年の有罪の後
5.白楽の感想
6.主要情報源
7.コメント
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●1.【概略】

米国の製薬企業であるパーデュー・ファーマ社(Purdue Pharma、パデュー・ファーマ社、写真出典)が起こした「虚偽的な販売」(ミスブランド、“misbranding”)事件である(「虚偽的な」点を「ねつ造」とし、本ブログの記事にした)。

鎮痛薬・オキシコンチン(OxyContin、化学名は「オキシコドン」(oxycodone))は、「売り出される前から依存性」の社内データがあったのに、「長時間型の放出製剤であるので、短時間作用の薬剤よりも致命性や乱用性、依存性が低いと主張し」、虚偽的な販売をした(「 」内の出典は【主要情報源】②)。

2007年、「虚偽的な販売」は犯罪で、パーデュー・ファーマ社は、6億ドル(約600億円)の示談金を米国政府に支払った。この示談金額は米国史上で当時の最高額だった。

また、パーデュー・ファーマ社の弁護士、前医学部長、社長の3人は有罪となり、総額3,450万ドル(約34億5千万円)の罰金が科された。

しかし、この有罪判決と巨額の示談金だけでは、話は終決しなかった。

2007年の裁判の前後は、パーデュー・ファーマ社のオキシコンチンの売り上げは一度落ち込んだものの、2008年には、持ち直し、その後、2014年(多分、2017年現在)まで、年商20-30億ドル(約2000-3000億円)の売り上げが続いている。

1996年の販売開始以来2016年までに、パーデュー・ファーマ社は総額310億ドル(約3兆1000億円)のオキシコンチンを売り上げている。この成功には、パーデュー・ファーマ社のオーナーであるサックラー家(Sackler family)の3兄弟(3人とも医師免許所持者)が大きな貢献をした。サックラー家(Sackler family)は、2016年の米国の第19番目の大富豪家で、アメリカン・ドリームの代表でもある。

サックラー家(Sackler family)の3兄弟で唯一生存中のレイモンド・サックラー(右)と妻のベバリー・サックラー(左)。右半分はオキシコンチンと倒れた女性。Raymond and Beverly Sackler (credit: Taco van der Eb/Hollandse Hoogte/Redux).出典:http://thefreethoughtproject.com/drug-dealers-killed-people-decade-mexican-cartels/

一方、本ブログで取り上げているように、パーデュー・ファーマ社のオキシコンチンには負の側面があり、「虚偽的な販売」(ミスブランド、“misbranding”)がされてきたのである。

2016年、ロサンゼルス・タイムズ紙は特集記事で、パーデュー・ファーマ社の「虚偽的な販売」と、米国人の700万人以上がオキシコンチン中毒になり、20万人以上が死亡していることを詳細に報道した。その後も、ハリエット・ライアン(Harriet Ryan)記者を中心に何度も記事を掲載した(「2016年のLos Angeles Times(【主要情報源】⑥、⑦)」)。

ロサンゼルス・タイムズ紙は、事件の解明と国民への警告にメディアが大きく貢献した例の1つである。なお、2016年のロサンゼルス・タイムズ紙の9年前の2007年に、「New York Times」紙がオキシコンチン問題を追及した(【主要情報源】③)」。

この事件の日本語解説は、ウィキペディア日本語版(【主要情報源】②)など簡単なものしかなかった。

なお、「2015年6月18日、トヨタ自動車の当時55歳だった女性常務役員が麻薬及び向精神薬取締法違反の容疑のため逮捕された。「ネックレス」と記載されたアメリカからの国際宅配便の小包に、「オキシコドン」の錠剤が57錠が入っていた」ためである(出典は【主要情報源】②)。

コネチカット州スタンフォード(Stamford)のパーデュー・ファーマ社本社(Purdue Pharma)。 写真をクリックすると写真は大きくなります。写真出典

  • 国:米国
  • 集団名:パーデュー・ファーマ社(パデュー・ファーマ社)
  • 集団名(英語):Purdue Products L.P. http://www.purduepharma.com/
  • 事件人数:少なくとも3人
  • 分野:製薬
  • 不正年:1996年以降
  • 発覚年:2001年?
  • ステップ1(発覚):第一次追及者(詳細不明)は不明
  • ステップ2(メディア): 「2007年のNew York Times(【主要情報源】③)」、「2016年のLos Angeles Times(【主要情報源】⑥、⑦)」のハリエット・ライアン(Harriet Ryan)記者
  • ステップ3(調査・処分、当局:オーソリティ): ①「2016年のLos Angeles Times(【主要情報源】⑥)」。②米国の裁判所。
  • 不正:「虚偽的な販売」(ミスブランド、“misbranding”)
  • 不正宣伝数:1つ
  • 被害(者):20万人以上が死亡。700万人以上が中毒
  • 結末:2007年に6億3400万ドル(約634億円)の示談金+罰金

●2.【日本語の解説】

★ウィキペディア日本語版:オキシコドン

出典 → ココ

訴訟
2007年、アメリカにおけるオキシコンチンの販売者であるパーデュー・ファーマ社(Purdue Pharma)に対し、誤解を招くようなブランド戦略に対して6億ドルの罰金が科された[5]。同社は、オキシコンチンは長時間型の放出製剤であるので、短時間作用の薬剤よりも致命性や乱用性、依存性が低いと主張し、マーケティング・キャンペーンの要として1996年に売り出しすぐに10億ドルの売り上げに達した。しかし、2000年にはアメリカ国内、特に農村部にて依存や関連犯罪が急増した。そして、同社の内部文書によれば、売り出される前から依存性や医師の懸念による抵抗があることを示していたが、詐欺的なマーケティング・キャンペーンを実施した[5]。

トヨタ役員逮捕事件
2015年6月18日、トヨタ自動車の当時55歳だった女性常務役員が麻薬及び向精神薬取締法違反の容疑のため逮捕された。「ネックレス」と記載されたアメリカからの国際宅配便の小包に、「オキシコドン」の錠剤が57錠が入っていたため密輸の疑いが持たれたが、「麻薬を輸入したとは思っていない」と容疑を否認した。「規制薬物との認識はあったが、体調不良に対処するためで快楽を求めるなど乱用目的ではなかった」と理由を説明していた。日本の検察当局は、アメリカでは違法薬物使用に関する罪が軽い事と、逮捕後の6月30日に役員を辞任し社会的制裁を受けている旨を考慮し、不起訴処分とした。

規制
イギリスではオキシコドンは1971年薬物乱用法により、クラスAドラッグとして規制されている。この規制は「おおよそ有害であると認識されている」との分類であり、処方箋なしに保持している者は、最高で懲役7年または終身刑として罰せられる。また、違法に売買した者は最高で終身刑に罰せられる。

[5] Barry Meier (2007年5月11日). “In Guilty Plea, OxyContin Maker to Pay $600 Million”. The New York Times

★2007年7月31日:ミクスOnline「パーデュー・ファーマ、不法販促で高額の罰金刑ほか」

出典 → ココ

パーデュー・ファーマ、不法販促で高額の罰金刑パーデュー・ファーマは5月10日、バージニア西地方裁判所で、徐放性麻薬鎮痛剤オキシコンチン(オキシコドン)を不法に販促したとして有罪判決を受け、法務省(DOJ)に7億60万ドル(約840億円)の罰金を支払うことになった。製薬企業に対する罰金としては、01年のTAPに次ぐ高額裁定。パーデューの場合は、高額罰金とともに同社CEOや総顧問らが有罪判決を受けた点が、従来のケースと異なっており、同社の経営に大きな打撃となることが予想される。

★2005年9月:大塚国際特許事務所「「Purdue Pharma L.P. 対 Endo Pharmaceuticals Inc.事件(2005年6月7日 CAFC判決)」、The Lawyers 2005年9月号(第75回)

出典 → ココ

– 実験ではなく、単なる洞察に基づく効果の主張は審査官をミスリードする行為と判断されるおそれがあるとの判断 –

2005年6月7日、CAFCは、Purdue Pharmaのオキシコンチン薬を保護する数々の特許が審査過程における不正行為のために権利行使不可能であるとした、地方裁判所の判断を支持した。

これらの特許は、痛み治療のためのオピオイド鎮痛薬に関する投薬コントロールに関するものであった。

裁判所は、Purdueが審査官に重要な情報を故意に開示しなかったことを、不公正行為の理由とした。

特に、出願人は、用量に関して審査過程で出願人が主張した「予期せぬ成果」が、実際には、発明者の一人による精神的な「洞察」であったにもかかわらず、この成果は、実験的な研究の結果であることを強く示唆していた。

Purdueは、明確な虚偽の陳述をすることなく臨床実験について暗示するよう、慎重に言葉を選んでいることから、地方裁判所は故意を推定した。

CAFCは、実験結果が「発見」の基礎をなすことを示唆する際に、明白な嘘を避けるため、Purdueが使用した注意深く選ばれた言葉は、審査官を欺く意図があったことの証拠になると判断した。

●3.【事件の経過と内容】

【パーデュー・ファーマ社(Purdue Pharma)とサックラー3兄弟】

パーデュー・ファーマ社(Purdue Pharma)の歴史を概観しよう。

1892年、John Purdue Grayと George Frederick Binghamの2人の医師がニューヨークに小さな製薬会社・パーデュー・フレデリック社(Purdue Frederick Company)を設立した。

1952年、サックラー家(Sackler family)の3兄弟(アーサー(Arthur 1987年没)、モーティマー(Mortimer、2010年没)、レイモンド(Raymond、1920年生まれ)が、この小さな製薬会社・パーデュー・フレデリック社(Purdue Frederick Company)を買い取った。

1991年、現在のパーデュー・ファーマ社(Purdue Pharma)が構築された。

なお、ネカト事件とはズレるが、パーデュー・ファーマ社のオーナーであるサックラー家(Sackler family)のことに少し触れておこう。

サックラー家(Sackler family)は、2016年の米国の第19番目の大富豪家で、130億ドル(約1兆3000億円)の資産を持っている。
→ America’s Richest Families List
→ Sackler family

長兄のアーサーは、1987年没だが、生前、収集美術品と400万ドル(約4億円)を米国政府に寄贈した。この寄贈を受けて、米国政府は、スミソニアン博物館群の美術館の1つに、彼の名前を付けた「アーサー・M・サックラー・ギャラリー(Arthur M. Sackler Gallery)」(サックラー美術館)を1982年に設立した。

また、ハーバード大学のサックラー博物館(Arthur M. Sackler Museum)もアーサーが寄贈した。

2015年、白楽は、久しぶりに、サックラー美術館を訪問した。白楽は昔、ワシントンDC郊外に、数回、住んでいたことがある。その時、サックラー美術館を含め、何度もスミソニアン博物館群を訪問したので、2015年のサックラー美術館訪問は3~4度目(?)だ。

美術品は「スバラシイ!」の一言である。写真撮影可なので、以下の2枚は白楽が撮影した。日本の屏風が展示されていた。 写真をクリックすると写真は大きくなります。

この像も「スバラシイ!」。 写真をクリックすると写真は大きくなります。

一方、3男のレイモンドは科学の慈善事業に寄付をし、数学者を顕彰する「サックラー・レクチャー」が1980年に創設された。

日本人は小林俊行 (東京大学)が受賞した(2006/2007年)。

サックラー家(Sackler family)の3兄弟は、パーデュー・ファーマ社(Purdue Pharma)を巨大な製薬企業に発展させたのである。その貢献度は大きかった。同時に、当然ながら、パーデュー・ファーマ社から巨万の富を得た。その巨万の富のここ20年ほどの源泉は、本記事の鎮痛薬・オキシコンチン(OxyContin)なのである。

【鎮痛薬・オキシコンチン(OxyContin)】

★医薬品:オキシコンチン(OxyContin)

オキシコドン(英: oxycodone)とは、オピオイド系の鎮痛剤のひとつで、アヘンに含まれるアルカロイドのテバインから合成される半合成麻薬。商品名オキシコンチンなどがある。1996年のWHO方式がん疼痛治療法においては、3段階中の3段階目で用いられる強オピオイドである。

麻薬及び向精神薬取締法における麻薬で、劇薬でもある。(オキシコドン – Wikipedia、化合物の図も同)

1917年、 オキシコドン(oxycodone)はオピオイド (Opioid)の半合成化合物としてドイツで発見された。

オピオイドは「ケシから採取されるアルカロイドや、そこから合成された化合物、また体内に存在する内因性の化合物を指し、鎮痛、陶酔作用があり、また薬剤の高用量の摂取では昏睡、呼吸抑制を引き起こす」(オピオイド)。

1972年、パーデュー・ファーマ社は、医薬品が長時間かけて体内に放出されるコンチン法(Contin、controlled drug-release system)を開発した。

1984年、医薬品のモルフィンを長時間放出型にした最初の薬剤・エムエス・コンチン(MS Contin)の販売をパーデュー・ファーマ社は開始した。

1996年、パーデュー・ファーマ社は鎮痛薬・オキシコドン(oxycodone)を長時間放出型にしたオキシコンチン(OxyContin)の販売を開始した。

このオキシコンチンの問題を本記事で扱う。

https://www.bostonglobe.com/opinion/editorials/2016/05/05/editorial-unseal-secret-purdue-pharma-documents-oxycontin/Gy5zus90bh5vRKNbqzJd5J/story.html

【実際のデータはないけど薬物依存性が低いと推定】

1995年暮れ、米国食品医薬品局(Food and Drug Administration)はパーデュー・ファーマ社にオキシコンチン(OxyContin)の販売を認可した。

オキシコンチンは、本来は、癌患者の疼痛緩和のための鎮痛薬だった。

1996年、パーデュー・ファーマ社は、オキシコンチン(OxyContin)の販売を開始した時、臨床試験のデータがないのに、オキシコンチンは長時間放出型なので、従来の鎮痛薬(Percocet や Vicodin)よりも長時間作用し、薬物依存性が低いと、宣伝した。

1瓶の値段が数百ドル(数万円)という高額の値段設定だったが、他社製品の2倍も長持ちし(12時間)、苦痛のために夜中に眠れない、ことがないという宣伝が効いて、米国の鎮痛剤のベストセラーになった。販売開始後4年の2000年にオキシコンチンは年商10億ドル(約1000億円)に達した。

オキシコンチンは一般消費者がスーパーマーケットで購入できる医薬品ではなく、医師の処方箋が必要である。それで、パーデュー・ファーマ社は、鎮痛の治療に慣れていない一般開業医にオキシコンチンの処方箋を書くよう強力に宣伝した。

1996 ‐ 2001年の6年間に、パーデュー・ファーマ社は、全米の5千人以上の医師、薬剤師、看護師を、フロリダ、アリゾナ、カリフォルニアでの疼痛緩和シンポジウムに招待した。招待は、アゴアシ宿付きである。出張の名目でリゾートライフをエンジョイできるのだから、招待されれば、医師、薬剤師、看護師はみな、喜んできた。その名ばかりのシンポジウムで、オキシコンチン売り込みを催眠商法まがいで行なったとされている。

この手のアゴアシ宿付きシンポジウムに出席しても、今までの処方箋をオキシコンチンの処方箋に変えない、と言う医師は多い。しかし、実際は、かなりの医師は接待を受けて処方箋を変えることが示されている(例:以下の論文)。

もちろん、パーデュー・ファーマ社は、全米の医師の処方箋発行の過去データを持っている。その過去データから、今後、オキシコンチンを多量に処方してくれそうな医師をアゴアシ宿付きシンポジウムに招待するのである。

パーデュー・ファーマ社は、1996年に318人だった営業マンを2000年には2倍以上の671人に増やしている。対象医師も1996年に33,400 – 44,500人だったのが、2000年には2倍以上の70,500 – 94,000人に増やしていた。

しかし、医師にオキシコンチンを処方された患者は、オキシコンチン中毒になっていったのである。また、患者を装い多量のオキシコンチンを処方してもらい、そのオキシコンチンを麻薬売人に横流しし、横流しされたオキシコンチンを健常の若者が買い、オキシコンチン薬物中毒者になっていったのである。

【動画】
事件ドキュメンタリー:「フロリダ・ブルース – オキシコンチン・ドキュメンタリー(Florida Blues – An Oxycodone Documentary) – YouTube」(英語)9分12秒
Charlie Beauchamp  が 2011/09/09 にアップロード

オキシコンチンは、1996年の販売開始時点では、本来は、癌患者の疼痛緩和のための鎮痛薬だったが、1999年では、既に、86%が癌患者の疼痛とは関係なく使用されていた。

薬物常習者と薬物初心者はすぐに、オキシコンチンの錠剤を噛む、あるいは、錠剤を砕いて得た粉末を吸引や注射して、ヘロインと同じ強さの快楽を味わようになった。それはそうだ。オキシコンチンは化学的に麻薬のヘロイン類似品で、ヘロイン類似の生理作用がある。

医師が処方箋を発行してくれれば、オキシコンチンの入手は合法なので、「痛い、痛い」と演技しながら、いくつもの医院を渡りあるいて(ドクターショッピング:doctor shopping)、多量のオキシコンチンを入手することもできる。

【動画】
事件ドキュメンタリー:「死の処方箋:オキシコンチン論争(16×9 – Dying By Prescription: Oxycontin controversy) – YouTube」(英語)23分45秒
16x9onglobal が 2012/08/22 に公開

2000年、オキシコンチンの乱用・薬物依存に関して、あちこちで問題視する報告書が提出された。特に米国の田舎地方で、薬物中毒者が急増した。同時に、薬物関連の犯罪も急増した。

1995年から2001年まで、パーデュー・ファーマ社はオキシコンチンを28億ドル(約2800億円)も売り上げていた。一時、会社の収益の90%がオキシコンチンの売り上げになったほどのヒット商品だったのだ。

実は、この時、パーデュー・ファーマ社は根本的な問題を隠していた。オキシコンチンは、12時間作用薬(12-hour drug)なので、従来の鎮痛薬よりも長時間作用し、薬物依存性が低い点がウリだったが、実際は、12時間作用薬(12-hour drug)ではなかった。

そして、オキシコンチンは化学的に見て、麻薬のヘロイン類似品である。オキシコンチンの鎮痛作用が効かなくなると、患者は薬物を強く渇望し激しい脱力症状に陥り、薬物依存症になっていったのである。

例えば、シカゴにある病院のローレンス・ロビンス医師(Lawrence Robbins)は、オキシコンチンの処方をした患者の70〜80%は、この薬物は4時間、5時間、6時間、7時間しか続かないと不平を述べた。それで、ロビンス医師は、12時間毎よりももっと頻繁に使用するように患者に伝えていた。

12時間作用薬(12-hour drug)なら1日2錠の服用だが、実際は1日3 ‐ 4錠服用する患者がかなりいた。そうなると薬物乱用中毒になる可能性が高まる。

2004年、コネティカット州検察官は食品医薬品局に陳情書を提出し警告を発している。2001年のオキシコンチン処方箋の27.8%は8時間作用薬(q8h)として処方されていて、これは危険である、と。上記文書の出典:http://documents.latimes.com/fda-filing-2004/

2005年のパーデュー・ファーマ社がスポンサーとなった調査「乱用、転用、依存症関連調査(Researched Abused, Diversion, and Addicition-Related Surveillance (RADARS))」から得られた結果では、オキシコンチンとヒドロコドン(hydrocodone)が米国内で最も乱用されている鎮痛薬であった。
→ 「2005年のJ Pain.」論文:Trends in abuse of Oxycontin and other opioid analgesics in the United States: 2002-2004. – PubMed – NCBI

2012年、学術誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」は、「ヘロイン中毒者の76%は、オキシコンチンを最初に乱用し始めた」と報告している。(白楽注:76%ではなく66%?)
→ 「2012年のNEJM」論文:Effect of Abuse-Deterrent Formulation of OxyContin — NEJM

米国政府の「薬物使用および健康に関する全国調査(「National Survey on Drug Use and Health)」によると、オキシコンチンで、過去20年間に700万人以上の米国人が中毒になり、1999年以降、19万人以上が死んだ。

【動画】
2012年3月9日放映のカナダのテレビ番組、事件ドキュメンタリー:「オキシコンチン – 時限爆弾 – 放送メディア(OxyContin – Time Bomb – the fifth estate – YouTube)」(英語)42分25秒
CBC Newsが 2014/09/02 に公開

【裁判】

2001年、米国・司法省はオキシコンチンの乱用に関して、刑事事件としてパーデュー・ファーマ社の捜査に乗り出した。

2001年8月6日、コネチカット州検事総長・リチャード・ブルーメンソール(Richard Blumenthal、写真出典同。その後、上院議員)は、パーデュー・ファーマ社にオキシコンチンの乱用に対する措置を取るよう指示をした。
→ 2001年7月31日のパーデュー・ファーマ社・社長への手紙
http://www.ct.gov/ag/lib/ag/press_releases/2001/health/oxy.pdf
→ 2001年8月6日のプレスリリース:Attorney General: Attorney General Calls For Major Changes In Marketing And Distribution Of Oxycontin

要請の概略は以下のようだ。

オキシコンチンは強力な鎮痛作用があり、苦痛を和らげるのに有効だが、別の悪い面が噴出している。広範に誤用、転用され、犯罪に絡んでいる。薬物依存も現実に増大している。オキシコンチンのマーケティングと流通を全面的に再検討するようパーデュー・ファーマ社に要請する。また、オキシコンチンの入手を制限し、医師に適切な処方をするように指導することをパーデュー・ファーマ社に要請する。

パーデュー・ファーマ社は薬の改造計画を発表したが、ブルーメンソール検事総長はその方法では時間がかかりすぎると批判した。

2001年、米国・司法省が刑事事件としてパーデュー・ファーマ社の捜査を始めた。

その後、どんなやり取りがあったのか不明だが、パーデュー・ファーマ社は必死の抵抗を試みたようだ。

例えば、2007年5月、パーデュー・ファーマ社は一般消費者にオキシコンチンをは直接市販しておらず、医師の処方箋がなければ入手できないなどとの声明を発表した。

しかし、捜査開始6年後の裁判で、パーデュー・ファーマ社に有罪判決が下った。

2007年5月、西ヴァージニア地区・連邦地方裁判所裁判所(United States attorney for the Western District of Virginia)は、パーデュー・ファーマ社を「大衆を誤導した」ことで有罪とし、6億ドル(約600億円)を米国政府に支払うことで示談を成立させた。この示談金額は米国史上で当時の最高額だった(List of largest pharmaceutical settlements – Wikipedia)。

また、パーデュー・ファーマ社の、代表弁護士・ハワード・ユーデル(Howard R. Udell)に800万ドル(約8億円)、前医学部長・ポール・ゴールデンハイム(Dr. Paul D. Goldenheim)に750万ドル(約7億5千万円)、社長・マイケル・フリードマン(Michael Friedman)に1900万ドル(約19億円)の罰金刑を科した。3人の罰金総額は3450万ドル(約34億5千万円)である。

しかし、上記3人の重役は、自分たちは悪くない。別の人が悪いと主張した。
→ 2009年12月23日の「CBS News」記事: Despite Guilty Plea, OxyContin CEO Claims It Was All Someone Else’s Fault – CBS News

左から、パーデュー・ファーマ社の、代表弁護士・ハワード・ユーデル(Howard R. Udell)、前医学部長・ポール・ゴールデンハイム(Dr. Paul D. Goldenheim), 社長・マイケル・フリードマン(Michael Friedman)。写真:Don Petersen for The New York Times。出典

さらに、上記3人の重役は、薬物治療プログラムで400時間の地域奉仕をするよう命じられた。

判決の前に被害者の家族の発言が許された。「19歳の娘がオキシコンチン中毒で死んだ責任はパーデュー・ファーマ社にある。パーデュー・ファーマ社のウソで19歳の娘は死刑になった。示談ではなく、上記3人の重役を刑務所に送れ」と、母親のテレサ・アシュクロフト(Teresa Ashcraft)は訴えた。

オキシコンチン中毒で死んだ17歳の娘の写真を手に裁判所前で判決を待つフロリダから来たジュリー・リナルディ(Julie Rinaldi) 。写真:Credit Don Petersen for The New York Times。出典

【動画】
事件ニュース。「LA Times」紙の調査では、オキシコンチンでパーデュー・ファーマ社は310億ドル(約3兆1千億円)の利益を上げたが、約20万人が死亡した。:「How Oxycontin Lies Made Big Pharma Billions and Created an Addiction Crisis – YouTube」(英語)5分11秒
TheLipTVが 2016/05/16 に公開

●4.【2007年の有罪の後】

★2007年の有罪以外の訴訟

上記した2007年の訴訟以外にも、2017年4月26日現在も訴訟が継続している。

【ケンタッキー州】
2007年10月4日、ケンタッキーの当局者も、当地でのオキシコンチンの乱用に対して、パーデュー・ファーマ社を訴え、数百万ドル(数億円)の補償を要求した。

2015年12月23日、訴訟開始8年後、パーデュー・ファーマ社はケンタッキー州に2400万ドル(24億円)支払うことで和解した。
→ 2015 年12月23日の「CBS News」記事:Kentucky settles lawsuit with OxyContin maker for $24 million – CBS News

【エバレット (ワシントン州)】
エバレット (ワシントン州)(Everett, Washington) → 2017年5月14日記事:Everett, Washington, Suing Purdue Pharma, The Makers Of OxyContin

★薬物中毒者・死亡者の増加

2007年の有罪でパーデュー・ファーマ社は壊滅的な打撃を受け、オキシコンチンは製造中止・販売中止になったのか?

そうではない。

2007年前後に、売り上げは一度落ち込んだものの、2008年には、持ち直し、その後2014年まで、年商20-30億ドル(約2000-3000億円)の売り上げが続いている。2016年までに総額310億ドル(約3兆1000億円)を売り上げている。

図の出典:「2016年のLos Angeles Times(【主要情報源】⑥)」

米国・ロサンゼルスの開業医のリサ・セン(Lisa Tseng、女性)は、2005年頃から、オキシコンチンを含む強力な鎮痛剤(危険ドラッグ)をドンドン処方し、2009年に、少なくとも3人の若者を死に至らしめた。2012年3月に逮捕され、第二級謀殺罪で30年の刑務所刑が宣告された。
→ 「医療」:リサ・セン(Lisa Tseng)(米) | 研究倫理(ネカト)

「Los Angeles Times」紙は、2008年からオキシコンチンをドンドン処方したカリフォルニア州アーヴァインのエレノア・サンチャゴ医師(Eleanor Santiago、女性、写真出典)を、顔写真入りで、 取り上げている。

サンチャゴ医師は、2008年9月の1週間に1,500錠のオキシコンチン処方箋を発行した。この量は、通常、1つの薬局が1か月に出荷するオキシコンチン量である。ところが、サンチャゴ医師は、10月に11,000錠の処方箋を発行し、12月までに73,000錠以上のオキシコンチン処方箋を発行した。73,000錠は市価で約600万ドル(約6億円)である。

2009年になると、サンチャゴ医師は、さらに膨大な量のオキシコンチン処方箋を発行したのである(以下の図)。2009年9月、パーデュー・ファーマ社の営業マンがサンチャゴ医師に異常だと警告し、まもなく、不正が指摘され、2010年3月に医院は閉鎖した。

サンチャゴ医師はトータルで100万錠のオキシコンチン処方箋を発行した診断書のねつ造で、2010年10月に逮捕され、2012年8月に有罪、2015年5月(77歳)に1年8か月の刑務所刑が確定した。

これら多量のオキシコンチンはニセ患者から、ギャングに横流しされ、麻薬として売られたのである。例えば、アルメニア系のギャング「クリップス」は、2009年に、110万錠ものオキシコンチンを密売していた。

再度書くが、米国政府の「薬物使用および健康に関する全国調査(「National Survey on Drug Use and Health)」によると、過去20年間に700万人以上の米国人がオキシコンチン中毒になり、1999年以降、19万人以上が死んでいる。

★オキシコンチンを世界中に売るムンディファーマ社

パーデュー・ファーマ社はオキシコンチン乱用・中毒に取り組む有効な措置を講じる倫理的義務があった。

2001年にブルーメンソール検事総長に指摘されたことを受け、オキシコンチンの違法密売と処方薬乱発を検出する包括的なプログラムを開始していた。

2010年、従来品はオキシコンチン錠剤を砕いて得たオキシコンチンの粉末を、鼻で吸引して麻薬のように使われていたが、パーデュー・ファーマ社は、ようやく、破砕できない錠剤に作り替えることができた。

図は前に使用した図と同じで、オキシコンチンは、2014年まで、年商20-30億ドル(約2000-3000億円)の売り上げが続いている。

図には示していないが、2015年、2016年、2017年現在も年商20-30億ドル(約2000-3000億円)の売り上げが続いているだろうか?

イヤ、2015-2016年、米国でのオキシコンチンの売り上げは2010年に比べ、約40%も落ちた。

それで、パーデュー・ファーマ社のオーナーであるサックラー一族(Sackler family)は、オキシコンチンを世界中に売ろうと画策し始めた。ラテンアメリカ、アジア、中東、アフリカは大きな市場だ。

世界でのオキシコンチン販売はムンディファーマ社(Mundipharma)が担っている。

ムンディファーマ社の日本法人は1991年に設立されている。オキシコンチン錠の製造販売は塩野義製薬が行っていて、日本でもすでに多くのオキシコンチン利用者がいる。

ーーー2016年12月18日の「Bloomberg」記事

以下は、図を含め、2016年12月18日の「Bloomberg」記事からの抜粋である。
→ 出典:China’s OxyContin Boom Is a Gold Mine for This Drugmaker – Bloomberg

上図のように、現在、中国でのオキシコンチン消費は少ないが、中国では新たに癌と診断された人が2014年に430万人もいた。癌患者の鎮痛薬としてオキシコンチンは中国では今まで使用されていなかったが、ムンディファーマ社は中国を巨大な市場と見込んでいる。

「2016年12月18日の記事」で、2015年8月に大腸がんと診断された中国の41歳の女性・ジー・チューイン(Jiang Chuying)がオキシコンチン中毒死した状況を書いている。

2016年4月、チューインは癌で背中と足が痛いのを和らげるために、医師の処方で、オキシコンチンの10㎎錠剤を毎日1錠服用し始めた。しかし、7月末には毎日60錠も服用していたのである。

妹は「姉はあたかも食事代わりにオキシコンチンを服用しているようでした。鎮痛薬の効果がどうしてないのかと医師に聞くと、医師の答えは、もっと量を増やして飲むようにとのことでした」。

チューインは6つの医院を渡りあるいて(ドクターショッピング:doctor shopping)、多量のオキシコンチンを入手していた。

2016年8月、チューインはオキシコンチン中毒で亡くなった。

以下の写真は、チューインが残した100箱以上のオキシコンチンの後ろに立つ妹である。

ーーー2016年12月18日の「Bloomberg」記事、ここまで

パーデュー・ファーマ社は、米国・フロリダのジョセフ・パーゴリィズィ医師(Joseph Pergolizzi Jr.)などの精神科の専門医師に、世界各地の医師を対象にしたセミナー講演をさせている。そのセミナーで、麻薬中毒を恐れる医師に、オキシコンチン錠が安全で鎮痛薬として有効であると宣伝させている。

テレビでも宣伝している。

デンマーク人で世界ランキング1位の女子プロテニス選手・キャロライン・ウォズニアッキ(Caroline Wozniacki、写真出典)も宣伝に起用されている。

右の写真とは別人のような印象を受けるが、下の写真の左もキャロライン・ウォズニアッキ(Caroline Wozniacki)で、ムンディファーマのブランド大使となっている。右はムンディファーマ社のラーマン・シン市場部長(Raman Singh)である。写真:Suhaimi Abdullah / Getty Images。出典

ウォールストリート・ジャーナルによれば、24歳のボズニアツキは、コマーシャル契約だけで年間1000万ドル(約10億8500万円)を稼いでいるという。(全米オープンで賞金取り忘れたボズニアツキ、武漢では「大丈夫」 写真10枚 国際ニュース:AFPBB News

そして、アメリカ疾病管理予防センター(Centers for Disease Control and Prevention:CDC)は、オキシコンチンを長期間服用した人の約24%が薬物中毒になると警告している。

世界中にオキシコンチンを売れば、世界中に薬物中毒者とその死者が増える。

人を苦痛から救う鎮痛効果はあるのに、状況によって薬物中毒者とその死者を増やしてしまう。なんとか、コントロールできないものだろうか?

●5.【白楽の感想】

《1》ネカト問題の主題からズレる

ネカト問題の主題からズレるが、米国の薬物乱用・中毒は深刻である。

米国は麻薬で国力を衰退させていると、感じる。

麻薬の解禁を日本でも主張する人がいるが、麻薬を解禁すれば、麻薬絡みの健康被害や犯罪は減るのだろうか?

酒は生理的にきついので死ぬほど飲み過ぎるのは難しいが、麻薬は簡単に服用し過ぎるので、麻薬を解禁すれば、乱用・中毒者は急増し、危険だろう。

日本では、酒、たばこ、セックスの一部は年齢で制限され、銃、麻薬、セックス(売春)、安楽死、臓器売買などは違法行為で、全く禁止されている。

違法行為を合法に、あるいは逆に現在の合法行為を違法に、大きく変えれば、社会は不安定になる。

しかし、時代は確実に変化している。時代の変化に法律や社会システムを適応させないと社会は衰退する。

日本はオキシコンチンでまだ大きな社会問題が起こっていないようだが(知らないだけで起こっている?)、いろいろな面で、時代の変化をうまく取り入れてほしい。

ネカト対策は現在の日本はすでに破綻している。時代の変化に適応した改革を取り入れないと、悲惨度が拡大していく。白楽は、ネカトを違法とする新しい法律を制定することが賢明だと思う。

《2》ヒドイ、暗澹

過去20年間で、米国人の700万人以上がオキシコンチン中毒になり、20万人以上が死亡した。

ヒドイ、暗澹。

パーデュー・ファーマ社の「虚偽的な販売」(ミスブランド、“misbranding”)を「ねつ造」としたが、しかし、この「ねつ造」だけが、700万人以上のオキシコンチン中毒、20万人以上の薬物死の直接的な原因とは思えない。

社会的規制で、中毒(死)を防御するシステムを作れないのだろうか?

《3》日本

長時間型の放出製剤であるので、短時間作用の薬剤よりも致命性や乱用性、依存性が低いと主張し」を虚偽的な販売をした(「 」内の出典は【主要情報源】②)。

それで、2007年、パーデュー・ファーマ社は有罪となり、6億ドル(約600億円)の示談金を米国政府に支払った。

一方、日本のバルサルタン事件は、裁判所がデータ改ざんと認定したので、本記事のパーデュー・ファーマ社のオキシコンチン事件より悪質である。それでも、2017年、「論文は広告に当たらない」として、ノバルティスファーマ社を無罪とした。ビックリした。日本の裁判官は全くおかしい。
a title=”Listening:<記者の目>バルサルタン事件 無罪判決=河内敏康(東京科学環境部) – 毎日新聞” href=”https://archive.is/6J7D7″ target=”_blank” rel=”noopener noreferrer”>Listening:<記者の目>バルサルタン事件 無罪判決=河内敏康(東京科学環境部) – 毎日新聞

撤回監視も批判している。世界は、日本の裁判所が異常だと認識する。
→ 2017年5月17日記事:Could bogus scientific results be considered false advertising? – Retraction Watch at Retraction Watch

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●6.【主要情報源】

① ウィキペディア英語版:Purdue Pharma – Wikipedia
② ウィキペディア日本語版:オキシコドン – Wikipedia
③ 2007年5月10日のバリー・マイヤー(Barry Meier)記者の「New York Times」記事:In Guilty Plea, OxyContin Maker to Pay $600 Million – The New York Times
④ 2016年2月27日のマット・フィンチ(Matt Finch)記者の記事:FRONTLINE Documentary “Chasing Heroin” Investigates the Opioid Epidemic – Opiate Addiction Support
⑤ 論文。Art Van Zee: Am J Public Health. 2009 February; 99(2): 221-227. doi: 10.2105/AJPH.2007.131714:The Promotion and Marketing of OxyContin: Commercial Triumph, Public Health Tragedy
⑥ 2016年のハリエット・ライアン(Harriet Ryan)記者、リサ・ギリオン(Lisa Girion)記者、スコット・グローヴァー(Scott Glover)記者の「Los Angeles Times」記事3部作:〈1〉2016年5月5日:‘You want a description of hell?’ OxyContin’s 12-hour problem #InvestigatingOxy – Los Angeles Times、〈2〉2016年7月10日:More than 1 million OxyContin pills ended up in the hands of criminals and addicts. What the drugmaker knew – Los Angeles Times、〈3〉2016年12月18日:OxyContin goes global — “We’re only just getting started” – Los Angeles Times
⑦ 2016年のハリエット・ライアン(Harriet Ryan)記者の「Los Angeles Times」記事4部作:‘ Full Coverage: Oxycontin Investigation – Los Angeles Times
⑧ 2014年5月14日のNIH/NIDA(国立薬物乱用研究所)報告書:America’s Addiction to Opioids: Heroin and Prescription Drug Abuse | National Institute on Drug Abuse (NIDA)
⑨ 2015年9月26日のジェイソン・スミス(Jason Smith)の記事:Kingpins – Addiction Unscripted – Medium
★記事中の画像は、出典を記載していない場合も白楽の作品ではありません。右の女性が「Los Angeles Times」紙のハリエット・ライアン(Harriet Ryan)記者。左はCNNの編集者マット・レイト(Matt Lait)。写真:Annie Z. Yu / Los Angeles Times。出典。

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