政治学:クローディン・ゲイ(Claudine Gay)(米)

2024年3月15日掲載

ワンポイント:単純な盗用事件だが、ゲイがハーバード大学(Harvard University)・学長で反ユダヤ主義に寛容だったことで、政治的な紛争になり、米国のメディアは大騒ぎした。最初に論文盗用を指摘したのは、2023年10月(53歳)のニューヨーク・ポスト紙である。2023年12月12日、ハーバード・コーポレーションは、外部委員会の調査の結果、ゲイの学術文書に盗用はないとした。しかし、その後、ゲイの博士論文を含め論文の49箇所に盗用があると報じられた。2024年1月2日(53歳)、ゲイはハーバード大学・学長を辞任した。なお、ハーバード大学・教授職は維持している。国民の損害額(推定)は10億円(大雑把)。

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目次(クリックすると内部リンク先に飛びます)
1.概略
2.経歴と経過
3.動画
4.日本語の解説
5.不正発覚の経緯と内容
6.論文数と撤回論文とパブピア
7.白楽の感想
9.主要情報源
10.コメント
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●1.【概略】

クローディン・ゲイ(Claudine Gay、ORCID iD:?、写真出典)は、米国のハーバード大学(Harvard University)・学長だった。専門は政治学である。

2024年1月2日(53歳)、クローディン・ゲイは反ユダヤ主義に対する対応が曖昧との批判、そして、論文盗用の批判を受け、ハーバード大学・学長を辞任した。ハーバード大学・教授職は維持している。

白楽記事では、盗用に絞って記述する。

最初に論文盗用を指摘したのは、2023年10月(53歳)のニューヨーク・ポスト紙である。

3つの論文での盗用を指摘した。

2023年12月12日(53歳)、ハーバード・コーポレーションは、3つの論文での盗用を調査の結果、盗用はないとした。

しかし、その後、ゲイの博士論文を含め論文の49箇所に盗用があると報じられた。

2024年1月2日(53歳)、クローディン・ゲイは反ユダヤ主義に寛容だとの批判、そして、論文盗用の批判を受け、ハーバード大学・学長を辞任した。博士号は剥奪されていない。

なお、米国の学長は大学の管理運営を専門とする職で、学術業績と無関係に、若い時から学長を務める人もいる。日本のように専門分野でそれなりに学術成果を挙げた教授が、定年近くなって学長に就任するわけではない。この事件を日本の常識でとらえないように。

ハーバード大学(Harvard University)。写真出典

  • 国:米国
  • 成長国:米国
  • 医師免許(MD)取得:なし
  • 研究博士号(PhD)取得:ハーバード大学
  • 男女:女性
  • 生年月日:1970年8月4日
  • 現在の年齢:54歳
  • 分野:政治学
  • 不正論文発表:1997~2017年?(26~47歳)の22年間?
  • ネカト行為時の地位:ハーバード大学・院生、スタンフォード大学・助教授・準教授、ハーバード大学・教授
  • 発覚年:2023年(53歳)
  • 発覚時地位:ハーバード大学・学長
  • ステップ1(発覚):第一次追及者(詳細不明)の研究公正局への公益通報
  • ステップ2(メディア):「NY Post」、「Crimson」、米国の新聞・テレビ・社交メディアなど多数
  • ステップ3(調査・処分、当局:オーソリティ):①ハーバード大学・調査委員会。研究不正なしと結論。
  • 大学・調査報告書のウェブ上での公表:なし
  • 大学の透明性:まともなメディアが実名を発表した。大学・研究所が実名を発表したからだと推定した。調査報告書のウェブ公表なし(含・記事執筆時点で削除されている)(△)[機関以外が詳細をウェブ公表(⦿)]
  • 不正:盗用
  • 不正論文数:撤回論文0報、訂正論文2報。博士論文と複数の論文の49箇所に盗用
  • 盗用ページ率:少ない%?
  • 盗用文字率:少ない%?
  • 時期:研究キャリアの初期・中期
  • 職:事件後に大きく降格(▽)
  • 特徴:政治的態度の批判もあり、盗用と合わせて、自ら学長辞職
  • 処分:なし
  • 日本人の弟子・友人:不明

【国民の損害額】
国民の損害額:総額(推定)は10億円(大雑把)。

●2.【経歴と経過】

主な出典:クローディン・ゲイ – Wikipedia

  • 1970年8月4日:ハイチからの移民の子として米国のニューヨークで生まれる
  • 1992年(22歳):スタンフォード大学(Stanford University)で学士号取得:経済学
  • 1998年(27歳):ハーバード大学(Harvard University)で研究博士号(PhD)を取得:政治学
  • 2000~2006年(30~36歳):スタンフォード大学(Stanford University)・助教授、その後、準教授
  • 2006年(36歳):ハーバード大学(Harvard University)・教授
  • 2015年7月(44歳):同大学・社会科学部長
  • 2018年7月(47歳):同大学・人文学部長
  • 2023年7月1日(52歳):同大学・学長
  • 2023年10月(53歳):論文盗用が発覚
  • 2024年1月2日(53歳):学長・辞任。ハーバード大学・教授職維持

●3.【動画】

動画はたくさん(10個以上)

【動画1】
ニュース動画:「Harvard’s Claudine Gay doesn’t address plagiarism claims in resignation letter | On Balance – YouTube」(英語)5分45秒。
NewsNation(チャンネル登録者数 115万人) が2024/01/03 に公開

【動画2】
ニュース動画:「Harvard President Claudine Gay Accused of Plagiarism- YouTube」(英語)2分13秒。
Inside Edition(チャンネル登録者数 1290万人) が2023/12/23 に公開

【動画3】
ニュース動画:「How bad was Claudine Gay’s plagiarism?- YouTube」(英語)13分32秒。
ReasonTV(チャンネル登録者数 91.8万人) が2024/01/14 に公開

★たくさんの動画

●4.【日本語の解説】

日本語記事はたくさん(5~10個?)ある。

★2023年12月21日:Janet Lorin(Bloomberg):「学長による盗用疑惑も対象、米下院委員会がハーバード大の調査拡大」

出典 → ココ、(保存版) 

ハーバード大学のクローディン・ゲイ学長による学術的著作での盗用の疑惑を巡る同大学の対応について、米下院教育労働委員会が調査を開始した。

・・・中略・・・

ハーバード大の理事会は、ゲイ学長の3つの著作に関する盗用の疑いについて10月に認識したとしている。著作を調査した結果、「不適切な引用の事例がいくつか」見つかったものの、研究に関する大学の行動規範には違反していないとの見解を示していた。

続きは、原典をお読みください。

★2024年1月3日:ニューヨーク八田浩輔(毎日新聞):「ハーバード大学長、論文盗用疑惑で辞任 創設約400年で最短の在任」

出典 → ココ、(保存版) 

米ハーバード大は2日、クローディン・ゲイ学長が辞任すると発表した。過去の複数の論文で盗用の疑いが指摘されていた。

・・・中略・・・

論文盗用疑惑は12月上旬、保守系の米ウェブメディアなどの記事で表面化した。ゲイ氏が過去に発表した複数の論文で盗用の疑いがあるとの指摘に対し、大学理事会は「不適切な引用はあったが、研究不正ではない」とする調査結果を発表して続投を支持。しかし、その後も新たに盗用が疑われる箇所が浮上し、辞任を求める声が高まっていた。

続きは、原典をお読みください。

●5.【不正発覚の経緯と内容】

2024年1月2日(53歳)、クローディン・ゲイは反ユダヤ主義に対する対応が曖昧との批判、そして、論文盗用の批判を受け、ハーバード学長を辞任した。

白楽記事では、盗用に絞って記述する。

★研究人生

クローディン・ゲイ(Claudine Gay)はハイチからの移民の子として米国のニューヨークで生まれた。

スタンフォード大学(Stanford University)で経済学の学士号を取得し、ハーバード大学(Harvard University)で政治学の研究博士号(PhD)を取得というエリートコースを進んだ。

2023年7月1日、52歳でハーバード大学の第30代の学長に就任という、超エリートである。初の黒人・学長だった。

なお、米国の学長は大学の管理運営を専門とする職で、学術業績と無関係に、若い時から学長を務める人もいる。日本のように専門分野でそれなりに学術成果を挙げた教授が、定年近くなって学長に就任するわけではない。

★反ユダヤ主義

白楽ブログの趣旨から外れるので少ししか触れないが、クローディン・ゲイ(Claudine Gay)は、以下のように、反ユダヤ主義に寛容だったことが非難された。

2023年10月7日、ハマスがイスラエルを攻撃した。

その反撃として、イスラエルがパレスチナ人の大虐殺を始めた。

日本ではほとんど報道されないが、これに、米国の若者は異議を唱えて活動している。

ハーバード大学内でも反戦運動が活発化した。

以下、その動画。

ハーバード大学内で学生の抗議活動が活発化するなかで、ゲイは反ユダヤ主義に寛容だった。

元ハーバード大学・学長のローレンス・サマーズ(Lawrence Summers)などがこれを非難した。

2023年12月5日、大学キャンパスでの反ユダヤ主義に関する議会の公聴会で、キャンパスでユダヤ人虐殺を呼びかけるのは、ハーバード大学の行動規則違反にあたるのかと尋ねられたとき、ゲイは「文脈によっては、あり得る」と答えた。

【動画】
公聴会動画:「Harvard, MIT, UPenn presidents testify before Congress about antisemitism on campuses | full video- YouTube」(英語)5分45秒。
CBS News(チャンネル登録者数 562万人) が2023/12/06に公開

ゲイの発言を多くのメディアが批判した。大口寄附者は大学への支援を撤回した。70人の下院議員が学長の辞任を求めた。

2023年12月12日、同じ状況だったペンシルベニア大学のリズ・マギル学長(Liz Magill)は学長を辞任した。

★盗用発覚と大学の調査

反ユダヤ主義に寛容だったことが批判されていた最中、ゲイの論文盗用が発覚した。

誰が最初に盗用を見つけたのか、白楽は把握できなかったが、2023年10月、ニューヨーク・ポスト紙が論文盗用を指摘した。

ゲイの2011~2017年の2報の査読付き学術論文、1993年の学術誌の記事に27件の盗用があると指摘し、ハーバード大学のコメントを求めた。

2023年10月24日、ハーバード大学・理事会はポスト紙の記事を「明らかに虚偽」と呼び、同紙を名誉毀損で訴えると脅した。

なお、ハーバード大学・理事会のメンバーは以下のようです。

この問題の中心にいるのが、ハーバード・コーポレーションの12人のメンバーだ。学界や実業界、慈善事業界から集められた同理事会は、ゲイ学長のほか、元商務長官のペニー・プリツカー氏、アメリカン・エキスプレス(アメックス)の元最高経営責任者(CEO)のケン・シュノールト氏、投資家でハーバード大学財務担当のティモシー・バラケット氏、プリンストン大学長を務めた経験があるシャーリー・ティルマン氏らで構成される。(出典:2023年12月12日記事:ハーバード大の分裂深まる、卒業生と教員が対立-反ユダヤ主義対応で – Bloomberg

盗用との批判に対し、ゲイは、自分の論文は公正だと主張し、外部委員会の調査を求めた。

外部委員会が調査をした。

2023年12月12日、外部委員会の調査の結果、ゲイの学術文書に「不適切な引用」と「出典を示さない重複した表現」が見つかったが、ハーバード大学の研究公正規則に違反していない、とハーバード・コーポレーションは発表した。 → Statement from the Harvard Corporation: Our President – Harvard University

学生新聞の「ハーバード・クリムゾン」紙とCNNは、ハーバード大学の声明に異議を唱え、ゲイは盗用していて、ハーバード大学の研究公正規則に違反していると主張した。

ノースイースタン大学(Northeastern University)のジョセフ・リーグル準教授(Joseph Reagle、写真出典)は、論文には盗用した文章がある。重大な研究公正違反であると批判した。

★さらなる追求

2023年12月5日(53歳)、前述したように、大学キャンパスでの反ユダヤ主義に関して、議会の公聴会が行なわれた。

その5日後の、2023年12月10日(53歳)、保守派活動家のクリストファー・ルフォ(Christopher Rufo – Wikipedia、写真出典)らは、1997年のゲイのハーバード大学・博士論文に盗用があると指摘した。

2023年12月11日(53歳)、ゲイの博士論文と3つの論文の29箇所に盗用があると、ワシントン・フリー・ビーコン紙(Washington Free Beacon)に報じられた。

2023年12月19日(53歳)、さらに盗用が見つかり、ゲイの論文の49箇所に盗用があると報じられた。

ハーバード・コーポレーションは2023年12月12日に、ゲイのネカト調査の結果、「ハーバード大学の研究不正規則に違反していない」と発表したが、その調査は3つの論文に焦点を絞ったものだった。

結局、ゲイの学術論文のほぼ半分に盗用が見つかった。

盗用は、適切な引用先を示さないで他の文書の小部分を流用した簡単なものや、軽く言い換えただけのものから、他の研究者の研究成果を要約した段落程度の文書の盗用、そして、他の研究者の文章を引用しないで流用した文書まで、多岐にわたっていた。

ゲイは博士論文と2つの論文に7か所の訂正を行ない、引用と引用符を追加した。  → 2024年1月4日のソフィア・グエン(Sophia Nguyen)記者の「Washington Post」記事:Timeline: Plagiarism allegations against Claudine Gay – The Washington Post

2024年1月2日(53歳)、ゲイはハーバード大学・学長を辞任した。反ユダヤ主義に寛容だとの批判、論文盗用の批判を受けた辞任だった。なお、ハーバード大学・教授職は維持している。博士号は剥奪されていない。

【盗用の具体例】

―――――――以下は1997年の博士論文での盗用―――

1997年の博士論文:Taking charge: Black electoral success and the redefinition of American politics

以下の図の出典:Republicans probe Harvard President Claudine Gay’s plagiarism, NY Post suppression

左は被盗用文章、右はゲイの盗用文章

ウ~ン、黄緑色とピンク色の部分は少し長いが、他は短い。

黄緑色とピンク色の部分も説明の文章でアイデアや解釈を述べている箇所ではない。

盗用ではあるが、これを盗用で大騒ぎするのは、チョッと行き過ぎだと思う。職を辞するほどの不正とは思えない。人間は間違える・ミスをする。専門用語は言い換えができないし、素材でもある。ある程度の流用は許容すべきである。

また、他人の「文章を盗んで、自分の書いた文章にする」というレベルの盗用ではない。

―――――――以下は「Molecular Therapy – Nucleic Acids (2019)」論文―――

以下の盗用比較図の出典:2024年1月2日のクリストファー・ブルネット(Christopher Brunet)の記事:
Harvard President Claudine Gay Hit With Six New Charges Of Plagiarism

他にも少しあるが、省略。

もっとしっかり分析しないと断言できないが、これも、職を辞するほどの不正ではない気がする。

上記の盗用比較図から白楽が推察するに、ゲイは元論文をコピペして、その後、自分なりに文章を改変する方式で論文を書いていたと思われる。

この方式だと、かなり注意しないと、元の文章がそのまま残ってしまう場合がある。

●6.【論文数と撤回論文とパブピア】

データベースに直接リンクしているので、記事を閲覧した時、リンク先の数値は、記事執筆時の以下の数値より増えていると思います。

★スコーパス(Scopus)

2024年2月12日現在、スコーパス(Scopus)で、クローディン・ゲイ(Claudine Gay)の論文を「Claudine Gay」「Harvard University」で検索した。2001~2017年の17年間の10論文がヒットした。

論文数は驚くほど少ない。

ゲイは学術研究者というより、大学管理運営者なので、出版論文数は少ない。

★撤回監視データベース

2024年3月14日現在、「撤回監視(Retraction Watch)」の撤回監視データベースでクローディン・ゲイ(Claudine Gay)を「Claudine Gay」で検索すると、0論文が撤回されていた。

★パブピア(PubPeer)

2024年3月14日現在、「パブピア(PubPeer)」では、クローディン・ゲイ(Claudine Gay)の論文のコメントを「Claudine Gay」で検索すると、4論文にコメントがあった。

●7.【白楽の感想】

《1》甘いチェック 

ハーバード大学・学長になって、反ユダヤ主義に対する対応が曖昧という攻撃の次に、論文盗用が暴露された。

論文盗用が政争の道具(というか、武器)になってしまった。

盗用を政争の道具にすると、盗用問題が歪んでしまうので禁じ手である。

しかし、そもそも、ハーバード大学・学長になる前に、どうして盗用が発覚しなかったのだ?

以下の3つのステップでクローディン・ゲイの盗用を検出すべきだった。それができなかった事実は、各審査がズサンだったことを示している。

第1ステップ:論文を出版した時点で、誰かが盗用に気がつくべきだ。

第2ステップ:テニュアを得る段階でシッカリ審査される。その時点で、審査員が盗用に気がつくべきだ。

第3ステップ:学部長・学長に昇進する時点で、審査員が盗用に気がつくべきだ。

各ポイントでのチェックが甘いと、学長になってから盗用が発覚し、混乱が生じる。社会の大きな損失です。

《2》盗用の基準があいまい

政治的紛争でクローディン・ゲイ学長に反感を持つ人たちが、ゲイのアラさがしをし、盗用を見つけ、ゲイを激しく糾弾した。

ハーバード大学は盗用ではないと結論し、盗用と主張する新聞社や人物を脅迫した。

脅迫はイケマセン。

ただ、もっとしっかり分析しないと白楽は断言できないが、ゲイの盗用は他人の「文章を盗んで、自分の書いた文章にする」というレベルの盗用ではないと思う。

盗用と指摘され、ゲイは訂正もしている。

由々しき問題となるほどの盗用ではなく、職を辞するほどの不正ではない気がする。

「文章を盗んで、自分の書いた文章にした盗用」と「ズサンな執筆の結果、盗用になってしまった盗用」の線引き、基準を明確に設定すべきだと思う。

クローディン・ゲイ(Claudine Gay):https://www.foxnews.com/media/harvard-facing-mounting-internal-pressure-oust-claudine-gay-chris-rufo

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日本の人口は、移民を受け入れなければ、試算では、2100年に現在の7~8割減の3000万人になるとの話だ。国・社会を動かす人間も7~8割減る。現状の日本は、科学技術が衰退し、かつ人間の質が劣化している。スポーツ、観光、娯楽を過度に追及する日本の現状は衰退を早め、ギリシャ化を促進する。今、科学技術と教育を基幹にし、人口減少に見合う堅実・健全で成熟した良質の人間社会を再構築するよう転換すべきだ。公正・誠実(integrity)・透明・説明責任も徹底する。そういう人物を昇進させ、社会のリーダーに据える。また、人類福祉の観点から、人口過多の発展途上国から、適度な人数の移民を受け入れる
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●9.【主要情報源】

① ウィキペディア日本語版:クローディン・ゲイ – Wikipedia
② ウィキペディア英語版:Claudine Gay – Wikipedia
③ 2023年12月21日のジョッシュ・クリステンソン(Josh Christenson)記者の「NY Post」記事:Republicans probe Harvard President Claudine Gay’s plagiarism, NY Post suppression
④ 2023年12月25日のカム・ケトルズ(Cam E. Kettles)記者とティリー・ロビンソン(Tilly R. Robinson)記者の「Harvard  Crimson」記事:A Law Firm Said Plagiarism Allegations Against Harvard President Gay Were ‘Demonstrably False.’ Then She Submitted Corrections. | News | The Harvard Crimson
⑤ 2024年1月4日のソフィア・グエン(Sophia Nguyen)記者の「Washington Post」記事:Timeline: Plagiarism allegations against Claudine Gay – The Washington Post
★記事中の画像は、出典を記載していない場合も白楽の作品ではありません。

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