企業:学術業(academic business):ヒンダウィ出版社(Hindawi Publishing Corporation)(エジプト)

2018年12月22日掲載

ワンポイント:ヒンダウィ出版社(Hindawi Publishing Corporation)の学術誌は、一般的には、捕食か真正か微妙な捕食ボーダーライン学術誌とされている。1997年、アーメド・ヒンダウィ(Ahmed Hindawi)と妻ナガ・アブデル=モッタレブ(Nagwa Abdel-Mottaleb)が、エジプトのカイロに創設した理工医学の学術出版社で、現在、本部は英国・ロンドンにある。2015年7月、32歳のポール・ピーターズ(Paul Peters)が社長に就任した。2018年12月現在、600名のスタッフが理工医学(STM)を中心に250誌以上の学術誌を出版している。年約2万報の査読・論文を出版し続けている。累積で、約8万報の論文を出版した。その3割、約2万報が日本からの論文だった。論文発表の多い日本の大学別ランキングを調べると、東京大学が第一位で、832人の研究者が414報の論文を発表していた。国民の損害額(推定)は100億(大雑把)。

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目次(クリックすると内部リンク先に飛びます)
1.概略
2.日本語の解説
3.事件の経過と内容
4.白楽の感想
5.主要情報源
6.コメント
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●1.【概略】

1997年、アーメド・ヒンダウィ(Ahmed Hindawi)と妻ナガ・アブデル=モッタレブ(Nagwa Abdel-Mottaleb)が、エジプトのカイロにヒンダウィ出版社(Hindawi Publishing Corporation)を創業した。

ロンドンの本社とカイロのオフィスで、理工医学(STM)の学術出版を行なっている世界規模の学術出版社である。

2007年以降、全部の学術誌を完全オープンアクセスにし、クリエイティブ・コモンズ帰属ライセンス(CC-BY)の下で公開した。

2014年10月当時、11%の学術誌がScience Citation Index Expandedに索引付けされていた。

2015年7月、ポール・ピーターズ(Paul Peters)が32歳で、ヒンダウィ出版社の社長になった。

2018年12月現在、250誌以上の学術誌で、約8万報の論文を出版した。そして、年約2万報の査読・論文を出版し続けている。理工学の英語学術誌の出版数では世界第8位である。

ヒンダウィ出版社の学術誌はジェフリー・ビール(Jeffrey Beall)に捕食学術誌とされたことがある。その後、訂正され、2018年12月現在、ビールのリストには記載されていない。しかし、捕食なのか真正なのか、微妙である。一般的には、捕食ボーダーライン学術誌とされている。

日本のたくさんの研究者が、ヒンダウィ出版社の学術誌に論文を発表している。例えば、2018年12月14日現在、東京大学の832人の研究者が414報の論文を発表していた。

ヒンダウィ出版社は会議(学術集会)の企画・開催をしていない。

ヒンダウィ出版社(Hindawi Publishing Corporation)の英国ロンドンの本社(3階部分)。Adam House, Third Floor, 1 Fitzroy Square, London W1T 5HF, United Kingdom。写真は、白楽がグ―グルマップで作成

ヒンダウィ出版社(Hindawi Publishing Corporation)のオフィス(カイロ、エジプト)。写真出典

  • 国:ロンドンに本社、エジプトに実施的なオフィスがある世界企業
  • 集団名:ヒンダウィ出版社
  • 集団名(英語):Hindawi Publishing Corporation
  • 本社住所(英語):Adam House, Third Floor, 1 Fitzroy Square, London W1T 5HF, United Kingdom
  • ウェブサイト(英語):www.hindawi.com
  • 集団の概要:アーメド・ヒンダウィ(Ahmed Hindawi)が1997年に設立した学術出版社。2018年12月のサイトでは、従業員は600人いた。
  • 事件の主役たち:アーメド・ヒンダウィ(Ahmed Hindawi)が創業者。2015年7月、ポール・ピーターズ(Paul Peters)がヒンダウィ出版社の社長になった。
  • 分野:捕食ボーダーライン学術
  • 不正年:2007年
  • 発覚年:2012年
  • ステップ1(発覚):第一次追及者は特定しにくい。有力な人物として、ジェフリー・ビール(Jeffrey Beall)が捕食学術と指摘した。その後、撤回。
  • ステップ2(メディア):
  • ステップ3(調査・処分、当局:オーソリティ): ①
  • 不正(?):捕食ボーダーライン
  • 不正(?)数:250誌以上の学術誌、約8万報の論文
  • 被害(者)(?):10万人以上の著者、100万人以上の読者
  • 国民の損害額(?):総額(推定)は100億(大雑把)

●2.【日本語の解説】

★ヒンダウィ出版社の日本語サイト:Hindawi – iGroup Japan

出典 → ココ (保存版)

Hindawiは、世界有数のピアレビュー・ゴールドオープンアクセスジャーナルの出版社です。

Hindawiは1997年に設立し10年程、購読モデルの出版社として活動しましたが、世界に先駆けて、2007年に完全な査読付きのOA出版社として活動を開始しました。Hindawiはロンドンとカイロに拠点を置き、600名のスタッフが250以上のSTMを中心としたジャーナル出版を監修しております。

Hindawiの雑誌はピアレビューの最高水準を維持しており、世界中の著名な機関から独立した学術編集者によって管理されています。 Hindawiのジャーナルは、Ebsco、Scopus、PubMed,Pro Questなどの主要な抄録・索引データベースにIndexされております。

★2012年09月26日:科学技術情報プラットフォーム:Hindawi Publishing創業者とのインタビュー(記事紹介)

出典 → ココ (保存版)

1997年に購読誌出版社として設立され、その後全誌をオープンアクセス(OA)として変身を遂げたエジプトのHindawi Publishing Corporation創業者Ahmed Hindawi氏へのインタビュー内容がOPEN AND SHUT? 9月17日付記事”The OA Interviews: Ahmed Hindawi, founder of Hindawi Publishing Corporation“に掲載された。

聞き手Richard Poynder氏の質問は以下に及ぶ。
(1)今日、研究者は出版者の良し悪しをどう見分けているのか、好ましいプラクティスとは何か。
(2)西洋中心の出版文化は、途上国に本拠を置く出版社を差別しているか。
(3)OA出版の標準となりつつある著者支払いモデルは、欠陥ありとなるか。
(4)OAは、講読ベースより費用が少なくて済むと考えてよいか。

★2016年6月16日:カレントアウェアネス・ポータル:Wiley社とHindawi社が提携し、2017年1月からWiley社の9つの雑誌がオープンアクセスに

出典 → ココ (保存版)

2016年6月15日、Wiley社はHindawi社との提携について発表し、2017年1月からWiley社の9つの雑誌がオープンアクセス(OA)雑誌となることを発表しました。それぞれの雑誌についてHindawi社は編集制作のワークフローを担うことになります。

Nine journals to become open access under partnership between Wiley and Hindawi(Wiley, 2016/6/15)
http://as.wiley.com/WileyCDA/PressRelease/pressReleaseId-126202.html

★2017年9月20日:ヒンダウィ(Hindawi)社が国際STM出版社協会からの離脱を表明
ヒンダウィ(Hindawi)社が国際STM出版社協会からの離脱を表明 | Editage Insights

出典 → ココ (保存版)

最大手のオープンアクセス専門出版社の1つであるヒンダウィ・パブリッシング・コーポレーション(Hindawi Publishing Corporation)が、国際STM出版社協会からの離脱を決めたと発表しました。同社CEOのポール・ピーターズ(Paul Peters)氏は、「STMは過去のビジネスモデルを守ることに力を入れており、新たなモデルの発展に消極的である」ため、今回の決定に至ったとしています。この決断は、科学的知見をオープンにしようという同社の理念をベースにしたものと見られます。オープンアクセスのムーブメントが学術界を席巻する中、経済的な持続可能性や透明性などに関する課題は、依然として残っています。

●3.【ヒンダウィ出版社】

【歴史と状況】

★動画

【動画1】
インタビュー動画「アーメド・ヒンダウィに聞くオープンアクセスの利点(The Advantages of Open Access with Ahmed Hindawi) – YouTube」(英語)1分15秒。
oascienceが2008/05/20 に公開

★歴史

1997年、アーメド・ヒンダウィ(Ahmed Hindawi、左の写真出典)と妻ナガ・アブデル=モッタレブ(Nagwa Abdel-Mottaleb、右の写真出典)がエジプトのカイロにヒンダウィ出版社(Hindawi Publishing Corporation)を設立した。

最初に学術誌「International Journal of Mathematics and Mathematical Sciences」を出版した。

2006年当時、ヒンダウィ出版社は約220名の従業員を抱え、物理、生命科学、医学の分野で48誌の学術誌を出版するまでに成長した。

2007年2月、ヒンダウィ出版社は約100誌の学術誌を出版するまでに成長し、その全部を完全オープンアクセスモデルに移行した。そのうちの21誌はISIにリストされ、オープンアクセス学術誌の書庫であるPubMed Centralで2番目に大きい出版社になった。論文採択率は40%で、論文掲載料は学術誌とページ数によって異なるが、平均800ドル(約8万円)で、競合他社であるBioMed CentralやPublic Library of Scienceなどの主要なオープンアクセス学術誌の料金よりも大幅に安かった。

2009年から2011年にかけて、ヒンダウィ出版社の学術誌の数は300誌とほぼ倍増し、年間論文掲載数は2,500報から13,000報に増え、450人の従業員を抱えていた。

ジェフリー・ビール(Jeffrey Beall)

2010年、ジェフリー・ビール(Jeffrey Beall)はヒンダウィ出版社の学術誌を捕食学術誌とした。ビールは後に再評価し、ヒンダウィ出版社をビールのリストから削除し、「ボーダーラインのケース」とした。

2012年、ヒンダウィ出版社は22,000報の論文を掲載した。

2013年に442誌、2014年10月に434誌の学術誌を出版した。

2015年7月、ポール・ピーターズ(Paul Peters、写真出典)が、ヒンダウィ出版社の社長になった。

ポール・ピーターズは米国人の大学教授(化学専攻)の息子として1982年9月24日に英国に生まれ、1984年以降、米国で育ち、大学で中東学を専攻した。2004年、大学卒業後、21歳で、エジプトのカイロの戻り、バイトでヒンダウィ出版社の編集業務をした。その11年後、32歳で社長になった。オープンアクセス運動を強く推進し、2018年12月14日現在、オープンアクセス学術出版社協会(Open Access Scholarly Publishers Association (OASPA))の会長である。

2018年12月14日現在、ヒンダウィ出版社のサイトによると、ヒンダウィ出版社に600名のスタッフがいて、理工医学(STM)を中心に250誌以上の学術誌を出版している。

なお、2018年12月14日現在、「Hindawi」および、2018年に問題が指摘されたヒンダウィ出版社の学術誌「Journal of Environmental and Public Health」(次項)をビールのリストで検索したが、ヒットしなかった。
→ ビールのリスト:Beall’s List of Predatory Journals and Publishers – Publishers

ヒンダウィ出版社の成長の主な要因は、①労働コストが安いこと、②教育レベルの高いカイロの中産階級を社員にしたこと、だと評価されている。

★小さないくつかの事件

2013年、科学ライターのジョン・ボハノン(John Bohannon)が仕掛けた捕食学術誌判定の罠「Who’s Afraid of Peer Review?」(「サイエンス誌の2013年論文」http://science.sciencemag.org/content/342/6154/60.full)を、ヒンダウィ出版社の2つの学術誌「Chemotherapy Research and Practice」「ISRN Oncology」はうまくかわした。
→ 7-1.ねつ造医学論文を出版する捕食出版社:クロエ・コスタ(Chloe Costa)、2015年5月15日掲載

2015年、ヒンダウィ出版社は偽の電子メールアカウントで査読偽装をした3人の編集者を内部調査で見つけた。関与した30報以上の論文に懸念表明をした。
→ 2015年7月8日のアイヴァン・オランスキー(Ivan Oransky)記者の「撤回監視(Retraction Watch)」記事:30+ papers flagged because editors may have “subverted the peer review process” with fake accounts – Retraction Watch

査読偽装をした3人の編集者は以下の3人である。

•Yuxin Mao, Zhejiang Gongshang University, China
•Amir Kajbafvala, North Carolina State University USA, and University of Wisconsin Eau Claire USA
•Jason J. Jung, Yeungnam University South Korea, and Chung-Ang University South Korea

2018年、ヒンダウィ出版社の学術誌「Journal of Environmental and Public Health」は誰も研究職に就いていない4人の著者の「膠芽細胞腫に関する疫学的研究」論文を掲載してしまった(以下)。この論文は、携帯電話が危険であるという仮説を誇張したプレスリリースと、著者によるメディアのインタビューだけという内容で、専門家から強く批判された。

★ヒンダウィ出版社の学術誌

ヒンダウィ出版社の学術誌は250誌以上ある。ここに示さないが、以下のサイトにリストがある。

★ヒンダウィ出版社のビジネスモデル

ヒンダウィ出版社は著者に論文掲載料を請求する。その料金は学術誌によって異なるが、平均して他の大規模なオープンアクセス出版社よりも安い。2012年の同社の利益率は約50%で、商業出版社の2008年の平均である35%を上回っている。

ヒンダウィ出版社のほとんどの学術誌は編集長がいない。「Pain Research and Management」だけは例外的に編集長がいる。

各学術誌には、ヒンダウィ出版社のスタッフとボランティア研究者で構成された30〜300名の編集委員会がある。このスタイルは、質の低い論文出版につながりかねないという懸念がある。特に、学術誌の数が増え、スタッフが編集上の意思を決定するようになると、質の低い論文出版につながる。

しかし、ジャーナリストでオープンアクセス運動に関心の高いリチャード・ポインダー(Richard Poynder)は、「ヒンダウィ出版社の編集スタイルと論文原稿の勧誘方法が質の低い論文の出版をもたらしているという証拠はない」と述べている。
→ 2012 年9月17日記事:The OA Interviews: Ahmed Hindawi, founder of Hindawi Publishing Corporation

★理工医学(STM)レポート

国際理工医学出版社協会(International Association of Scientific, Technical & Medical Publishers、STM)の2018年10月の理工医学(STM)レポート(An overview of scientific and scholarly publishing)は、英語の専門学術誌の主要な出版社は約650社で、この約650社が合計約11,500誌の学術誌(全体の半分)を発行している、と記述している。そして、ヒンダウィ出版社が発行する学術誌数は400誌以上で(本記事の他の個所では、250誌以上。マーいいけど)、世界第8位とある(表1)。
→ 7-23.世界の理工医学(STM)学術出版の全体像

表1.英語の発行学術誌が多い学術出版社:上位10社。

★インパクトファクター

2008年時点のデータだが、ヒンダウィ出版社が出版している学術誌のインパクトファクターが表になっていた(以下)。出典:ウィキペディア・ロシア語版:Hindawi — Википедия

インパクトファクターは低い学術誌が多いが、1番目の2.563はイイですね。2018年12月現在はどうなっているのでしょう? 気になるところです。

【日本人の論文】

★日本の論文数と大学ランキング

2018年12月14日現在、ヒンダウィ出版社(Hindawi Publishing Corporation)は76,655 報の論文を出版している。

まず、日本からの論文数を調べた。正確さに欠けるが、全文を「japan」で検索した。「japan」で検索すると、日本に関する研究がヒットするが、全文には所属の住所があるので、著者の所属の住所が日本とあれば(つまり、日本からの論文は)ヒットする。すると、20,991報がヒットした(https://www.hindawi.com/search/all/japan/)。なんと、76,655 報の論文の27%が日本からの論文だった。

次に、日本の各大学の論文数、著者数、編集委員数、査読者数を調べ、論文数の多い順にリストした。

【方法】
サイト:https://about.hindawi.com/institutions/の下方に下記の図に示した検索箇所がある。この検索箇所に大学のurlを入れ、黄緑色の「GO>」をクリックし、検索した。

大学 論文数、著者数、編集委員数、査読者数

  1. 東京大学 414報、 832人、 29人、 178人、 https://www.hindawi.com/institutions/u-tokyo.ac.jp/
  2. 大阪大学 316報、 643人、 36人、 177人、https://www.hindawi.com/institutions/osaka-u.ac.jp/
  3. 東北大学 301報、 651人、 37人、 116人、 https://www.hindawi.com/institutions/tohoku.ac.jp/
  4. 京都大学 280報、 523人、 22人、 127人、 https://www.hindawi.com/institutions/kyoto-u.ac.jp/
  5. 九州大学 274報、 720人、 24人、 119人、https://www.hindawi.com/institutions/kyushu-u.ac.jp/
  6. 北海道大学 211報、 415人、 13人、 068人、 https://www.hindawi.com/institutions/hokudai.ac.jp/
  7. 慶應義塾大学 210報、 519人、 17人、 110人、 https://www.hindawi.com/institutions/keio.ac.jp/
  8. 名古屋大学 201報、 418人、 18人、 094人、 https://www.hindawi.com/institutions/nagoya-u.ac.jp/
  9. 筑波大学 185報、 428人、 08人、 049人、 https://www.hindawi.com/institutions/tsukuba.ac.jp/
  10. 千葉大学 179報、 488人、 17人、 082人、 https://www.hindawi.com/institutions/chiba-u.ac.jp/

2018年12月14日時点での白楽の調査では、論文数の多さの大学ランキングでは、東京大学が第1位である。第2位が大阪大学、第3位が東北大学である。

上記のランキングは科学研究出版社(SCIRP:Scientific Research Publishing)に出版した論文数の大学ランキングとよく似ている。
→ 企業:学術業(academic business):科学研究出版社(SCIRP:Scientific Research Publishing)(中国) | 研究倫理(ネカト、研究規範)

●4.【白楽の感想】

《1》グレーの学術誌

今まで、いくつかの捕食出版社を解説してきたが、ヒンダウィ出版社(Hindawi Publishing Corporation)の学術誌は捕食誌なのか真正誌なのか、判断が難しい。

ヒンダウィ出版社は250誌以上の学術誌を発行している。この250誌以上の学術誌の中に捕食誌と真正誌が混在していると思われる。また、同じ学術誌の中にまともな論文と粗悪論文が混在していると思われる。

編集委員が変われば、捕食誌が真正誌に、またその逆に真正誌が捕食誌に変るかもしれない。

それにしても、基本は、粗悪であれ優良であれ、本来、論文は研究者に責任があり、学術誌には責任がないハズだ。

《2》時代を切り開く?

ヒンダウィ出版社の学術誌は、一般的には、捕食ボーダーライン学術誌とされている。しかし、現代は、従来の伝統的な学術誌が廃れ、新しい完全オープンアクセス型の学術誌へと移行する過渡期なのかもしれない。その過渡期に、捕食学術誌がソコソコ誕生し、研究者を餌食にしたととらえるべきかもしれない。

10年後、整理統合が済むとしよう。その時、従来の伝統的な学術誌のビジネスモデルは消滅しているのだろうか? それとも。捕食学術誌が消滅しているのだろうか? しかし、放っておけば悪くなる。改善されない。改善には相当な努力が必要だ。

《3》捕食学術に関する白楽の記事リスト

【捕食学術に関する白楽の記事リスト】

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●5.【主要情報源】

① ウィキペディア英語版:Hindawi Publishing Corporation – Wikipedia
② 2018年3月14日のポール・ピーターズ(Paul Peters、ヒンダウィ出版社の社長)の記事:A 2018 update on Hindawi’s corporate structure | About Hindawi

★記事中の画像は、出典を記載していない場合も白楽の作品ではありません。

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