2020年7月11日掲載
ワンポイント:2人の内どちらがネカト者かを特定できずに調査を終えたが、調査報告書と事件記録が公表されているフロリダ大学(University of Florida)の事件。事件当時、ジョージア出身のアスラニディは助教授、インド出身のジャヤンダラーンはポスドクだった。2016年4月8日、2人のボスで論文の共著者であるアルン・スリバスタヴァ教授(Arun Srivastava)とローランド・ヘルツォーク教授(Roland Herzog)が、データねつ造・改ざんだと大学に通報した。その時、2人共既に、別の大学に移籍していた。2020年7月10日現在、研究公正局が調査中かどうか不明。国民の損害額(推定)は3億円(大雑把)。
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目次(クリックすると内部リンク先に飛びます)
1.概略
2.経歴と経過
5.不正発覚の経緯と内容
6.論文数と撤回論文とパブピア
7.白楽の感想
9.主要情報源
10.コメント
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●1.【概略】
ジョージ・アスラニディ(George Aslanidi、 iD:?、写真出典)は、ジョージアで修士号、ロシアで博士号を取得し、ネカト論文出版時、米国のフロリダ大学(University of Florida)・助教授だった。2020年7月10日現在、米国のミネソタ大学附属ホーメル研究所(Hormel Institute)・準教授である。専門は遺伝子治療学。
ギリダーラ・ジャヤンダラーン(Giridhara R Jayandharan、Giridhara Jayandharan Rao、iD:?、写真出典)は、インドで博士号取得後、ネカト論文出版時、米国のフロリダ大学(University of Florida)・ポスドクだった。2020年7月10日現在、インドのインド工科大学カンプール校(Indian Institute of Technology Kanpur)・教授である。専門は遺伝子治療学。
2016年4月8日、2人のボスで論文の共著者であるアルン・スリバスタヴァ教授(Arun Srivastava)とローランド・ヘルツォーク教授(Roland Herzog)が、2011-2016年の3論文で、アスラニディがデータねつ造・改ざんしたと大学に申し立てた。アスラニディは同大学・助教授だったが、申し立て直前の2015年12月、別の大学に移籍していた。
フロリダ大学(University of Florida)はネカト調査を始めた。
ネカト調査の過程で、当時ポスドクだったジャヤンダラーンがネカト犯である可能性が浮上してきた。
2016年10月24日、フロリダ大学はネカト調査を終え、研究公正局(Office of Research Integrity (ORI))に調査結果を報告した。
ネカト調査は、しかし、ジャヤンダラーンとアスラニディの2人の内どちらがネカト者かを結論できずに終えていた。2人共、研究記録をチャンと保持していなかった。
結局、データねつ造・改ざんがあったという理由で、「2011年2月のProc Natl Acad Sci USA」論文が出版から7年後の2018年1月9日に撤回された。
2020年7月10日現在、研究公正局は本件のネカト報告を発表していない。調査中なのか調査していないのか、例によって、ノーコメントである。
フロリダ大学(University of Florida)。写真出典
- 国:米国
- 成長国:ジョージア(アスラニディ)、インド(ジャヤンダラーン)
- 医師免許(MD)取得:なし
- 研究博士号(PhD)取得:ロシアの理論・実験生物物理学研究所(アスラニディ)、インド・チェンナイのタミル・ナードゥ Dr.M.G.R医科大学(ジャヤンダラーン)
- 男女:2人共男性
- 生年月日:
- 現在の年齢:
- 分野:遺伝子治療
- 最初の不正論文発表:2011年
- 不正論文発表:2011年
- 発覚年:2016年
- 発覚時地位:フロリダ大学・助教授(アスラニディ)、ポスドク(ジャヤンダラーン)
- ステップ1(発覚):第一次追及者は同じ研究室のボスのアルン・スリバスタヴァ教授(Arun Srivastava)とローランド・ヘルツォーク教授(Roland Herzog)
- ステップ2(メディア):「撤回監視(Retraction Watch)」
- ステップ3(調査・処分、当局:オーソリティ):①フロリダ大学・調査委員会
- 大学・調査報告書のウェブ上での公表:あり →①http://retractionwatch.com/wp-content/uploads/2018/02/UF-PNAS-Aslanidi-Rao-Inquiry_report_final_7_8_16.pdf、②http://retractionwatch.com/wp-content/uploads/2018/02/UF-PNAS-Aslanidi-Rao-Investigation_Report_final_102416.pdf
- 大学の透明性:実名報道で調査報告書(委員名付き)がウェブ閲覧可(◎)
- 不正:ねつ造・改ざん
- 不正論文数:1報。1報撤回
- 時期:研究キャリアの初・中期
- 職:事件後に研究職を続けた(〇)
- 処分:なし
- 日本人の弟子・友人:不明
【国民の損害額】
国民の損害額:総額(推定)は3億円(大雑把)。
●2.【経歴と経過】
★ジョージ・アスラニディ(George Aslanidi)
主な出典:George Aslanidi Ph.D.
- 生年月日:不明。仮に1981年1月1日生まれとする。1993年に大学を卒業した時を22歳とした
- 1993年(22歳?):ジョージアのトビリシ国立大学(Tbilisi State University)で学士号:生物物理学
- 2004年(33歳?):ロシアの理論・実験生物物理学研究所(Institute of Theoretical and Experimental Biophysics)で研究博士号(PhD)取得:生物物理学
- 20xx年(xx歳):米国のフロリダ大学(University of Florida)・医学部・ポスドク
- 20xx年(xx歳):同・助教授
- 2015年12月(44歳?):米国のミネソタ大学附属ホーメル研究所(Hormel Institute)・準教授
- 2016年1月(45歳?):フロリダ大学時代の2011-2016年の3論文にネカト告発
- 2016年(45歳?):フロリダ大学がネカト疑惑調査
- 2016年10月24日(45歳?):フロリダ大学・調査委員会・最終報告書完成
★ギリダーラ・ジャヤンダラーン(Giridhara R Jayandharan)
主な出典:Jayandharan Giridhara Rao
- 生年月日:不明。仮に1979年1月1日生まれとする。2006年に研究博士号(PhD)を取得した時を27歳とした
- 2006年(27歳?):インド・チェンナイのタミル・ナードゥ Dr.M.G.R医科大学(Tamil Nadu Dr. M.G.R. Medical University)で研究博士号(PhD)取得
- 2007年-2009年(28-30歳?):フロリダ大学(University of Florida)・ポスドク
- 2009年12月(30歳?):インドに帰国
- 2014年10月(35歳?):インド工科大学カンプール校(Indian Institute of Technology Kanpur)・準教授
- 2016年(37歳?):フロリダ大学時代の「2011年2月のProc Natl Acad Sci USA」論文でネカト疑惑調査
- 2016年10月24日(37歳?):フロリダ大学・調査委員会・最終報告書完成
- 2019年12月(40歳?):インド工科大学カンプール校(Indian Institute of Technology Kanpur)・教授
●5.【不正発覚の経緯と内容】
★論文撤回公告
ギリダーラ・ジャヤンダラーン(Giridhara R Jayandharan)らの「2011年2月のProc Natl Acad Sci USA」論文(以下)が、データねつ造・改ざんで2018年1月9日に撤回された。
- Activation of the NF-kappaB pathway by adeno-associated virus (AAV) vectors and its implications in immune response and gene therapy.
Jayandharan GR, Aslanidi G, Martino AT, Jahn SC, Perrin GQ, Herzog RW, Srivastava A.
Proc Natl Acad Sci U S A. 2011 Mar 1;108(9):3743-8. doi: 10.1073/pnas.1012753108. Epub 2011 Feb 14.
撤回公告によると、元データがなく、図3Aはねつ造・改ざんだとある。さらに、この図3Aが重複して図6Aでも使用されていた。
以下に図3Aを示す(出典:元論文)。フローサイトメトリーのデータである。ねつ造・改ざんと言われても、白楽には「どこが?」である。
そして、撤回公告ではネカト者が誰だとは書いていない。
「撤回監視(Retraction Watch)」は情報公開法に基づいて、フロリダ大学の2通の調査報告書を入手した。
以下は調査報告書の冒頭(出典:同)。
2016年7月8日の調査報告書の全文(6頁)は → http://retractionwatch.com/wp-content/uploads/2018/02/UF-PNAS-Aslanidi-Rao-Inquiry_report_final_7_8_16.pdf
2016年10月24日の調査報告書の全文(9頁)は → http://retractionwatch.com/wp-content/uploads/2018/02/UF-PNAS-Aslanidi-Rao-Investigation_Report_final_102416.pdf
★ネカト事件の経緯
以下の状況は、フロリダ大学の上記の2通の調査報告書に基づいている。
再掲するが、問題の論文は「2011年2月のProc Natl Acad Sci USA」論文(以下)で、2018年1月9日に撤回された。
- Activation of the NF-kappaB pathway by adeno-associated virus (AAV) vectors and its implications in immune response and gene therapy.
Jayandharan GR, Aslanidi G, Martino AT, Jahn SC, Perrin GQ, Herzog RW, Srivastava A.
Proc Natl Acad Sci U S A. 2011 Mar 1;108(9):3743-8. doi: 10.1073/pnas.1012753108. Epub 2011 Feb 14.
2016年4月8日、ジョージ・アスラニディ(George Aslanidi)のボスで、論文の共著者であるアルン・スリバスタヴァ教授(Arun Srivastava、写真左出典)とローランド・ヘルツォーク教授(Roland Herzog、写真右出典)が、上記論文を含め2011-2016年の3報の論文で、ジョージ・アスラニディ(George Aslanidi)がデータねつ造・改ざんしたと大学に申し立てた。アスラニディは同じ大学の助教授だった。
つまり、当初、ネカト疑惑はアスラニディだけに向けられていた。もう1人のギリダーラ・ジャヤンダラーン(Giridhara R Jayandharan)は、ネカト調査の過程でネカト犯の可能性が浮上してきた。
しかし、ネカト調査は、ジョージ・アスラニディ(George Aslanidi)、ギリダーラ・ジャヤンダラーン(Giridhara R Jayandharan)の2人の内どちらがネカト者かを結論できずに終えた。2人共、研究記録をチャンと保持していなかった。それで、2人の内どちらがネカト者か結論できないが、2人共、ネカト者とした。
また、「撤回監視(Retraction Watch)」がスリバスタヴァ教授に、どのようにネカトを見つけたかと質問したが、スリバスタヴァ教授はお答えできないと返事した。それで、白楽は、発覚の経緯がわからない。
一方、ネカト犯とされたアスラニディは調査報告書に対して、「ネカト疑惑は科学の問題ではなく、人間関係の問題だった」と述べている。また、「研究記録をチャンと保持していない」という非難には、「自分がしていない実験データの記録をどうやって保持できるんだ?」と反論している。
以下は調査報告書の冒頭(出典:同)。
2016年10月11日の調査報告書へのアスラニディの返事:全文(4頁)は → http://retractionwatch.com/wp-content/uploads/2018/02/Att_10_Response_to_investigation_report-Alsanidi-UF.pdf
★研究公正局の案件?
2016年10月24日、フロリダ大学はネカト調査を終え、研究公正局(Office of Research Integrity (ORI))に調査結果を報告した。
撤回された「2011年2月のProc Natl Acad Sci USA」論文の脚注に、以下の記載がある(出典:元論文)。つまり、この論文は5件のNIH研究助成金を使った研究成果である(白楽が研究費番号に下線を引いた)。
This research was supported in part by Public Health Service Grants P01 HL-078810 (Project 3) and R01 AI/HL-51390 from the National Institutes of Health (to R.W.H.), R01 HL-076901 and P01 DK-058327 (Project 1) from the National Institutes of Health (to A.S.), and R01 HL-097088 from the National Institutes of Health (to R.W.H. and A.S.).
研究公正局が調査すべき案件である。
2020年7月10日現在、しかし、研究公正局(Office of Research Integrity (ORI))はギリダーラ・ジャヤンダラーン(Giridhara R Jayandharan)、ジョージ・アスラニディ(George Aslanidi)のネカト調査結果を発表していない。
「撤回監視(Retraction Watch)」が問い合わせても、調査中なのか調査していないのか、例によって、ノーコメントである。
●6.【論文数と撤回論文とパブピア】
【ジョージ・アスラニディ(George Aslanidi)】
★パブメド(PubMed)
2020年7月10日現在、パブメド( PubMed )で、ジョージ・アスラニディ(George Aslanidi)の論文を「George Aslanidi [Author]」で検索した。この検索方法だと、2002年以降の論文がヒットするが、2003~2019年の17年間の37論文がヒットした。
「Aslanidi G [Author]」で検索すると、1996~2020年の25年間の47論文がヒットした。
2020年7月10日現在、「Retraction of Publication」のフィルターでパブメドの論文撤回リストを検索すると、本記事で問題にした「2011年2月のProc Natl Acad Sci USA」論文・1論文が2018年1月に撤回されていた。
★撤回論文データベース
2020年7月10日現在、「撤回監視(Retraction Watch)」の撤回論文データベースでジョージ・アスラニディ(George Aslanidi)を「George Aslanidi」で検索すると、本記事で問題にした「2011年2月のProc Natl Acad Sci USA」論文・1論文がヒットし、1論文が撤回されていた。
★パブピア(PubPeer)
2020年7月10日現在、「パブピア(PubPeer)」では、ジョージ・アスラニディ(George Aslanidi)の論文のコメントを「”George Aslanidi”」で検索すると、「2011年2月のProc Natl Acad Sci USA」論文・1論文にコメントがあった。
【ギリダーラ・ジャヤンダラーン(Giridhara R Jayandharan)】
★パブメド(PubMed)
2020年7月10日現在、パブメド( PubMed )で、ギリダーラ・ジャヤンダラーン(Giridhara R Jayandharan)の論文を「Giridhara R Jayandharan[Author]」で検索した。この検索方法だと、2002年以降の論文がヒットするが、2005~2020年の16年間の51論文がヒットした。
「Jayandharan GR [Author]」で検索すると、2005~2020年の16年間の60論文がヒットした。
2020年7月10日現在、「Retracted Publication」のフィルターでパブメドの論文撤回リストを検索すると、本記事で問題にした「2011年2月のProc Natl Acad Sci USA」論文・1論文が2018年1月に撤回されていた。
★撤回論文データベース
2020年7月10日現在、「撤回監視(Retraction Watch)」の撤回論文データベースでギリダーラ・ジャヤンダラーン(Giridhara R Jayandharan)を「Giridhara R Jayandharan」で検索すると、本記事で問題にした「2011年2月のProc Natl Acad Sci USA」論文・1論文がヒットし、1論文が撤回されていた。
★パブピア(PubPeer)
2020年7月10日現在、「パブピア(PubPeer)」では、ギリダーラ・ジャヤンダラーン(Giridhara R Jayandharan)の論文のコメントを「”Giridhara R Jayandharan”」で検索すると、「2011年2月のProc Natl Acad Sci USA」論文・1論文にコメントがあった。
●7.【白楽の感想】
《1》調査報告書
ジョージ・アスラニディ(George Aslanidi、写真出典)とギリダーラ・ジャヤンダラーン(Giridhara R Jayandharan)事件は、調査報告書や事件の記録が良く保持・公表されている。「撤回監視(Retraction Watch)」が情報公開法をもとに、努力して得た情報をウェブに公開したからである。
→ 2018年7月2日のアイヴァン・オランスキー(Ivan Oransky)記者の「撤回監視(Retraction Watch)」記事:Reports of misconduct investigations can tell us a lot. Here are more than a dozen of them. – Retraction Watch
米国では既に4桁数のネカト事件が起こっている。そのほぼすべての事件で大学は調査報告書を作成する。しかし、情報公開法で無理やり公開させたのを含め、公表された調査報告書は上記「撤回監視(Retraction Watch)」では19件である。他を含め、全米では数十件だろう。つまり、ネカト事件の数%しか調査報告書が公表されていない。
調査報告書は生きた報告書である。ネカト行為が生々しく記載されている。ネカト者とのやり取りも記載されている。ネカト予防・対策を考える上で宝庫である。調査の妥当性もある程度判断できる。それが、90%以上も死蔵されている。人類の知的財産として、いかにも、もったいない。
大学は、自発的に調査報告書を公表すべきだ。
《2》ネカト犯を特定できない
ジョージ・アスラニディ(George Aslanidi)とギリダーラ・ジャヤンダラーン(Giridhara R Jayandharan、写真出典)の2人の内、どちらがデータねつ造・改ざんをしたのか調査してもわからなかった。
なんかヘンである。データはどちらかが作ったハズだ。作った人がわからないなんてあるのだろうか?
特定できなかった理由は2人共、実験記録を保持していなかったとある。つまり、生データがない。
ただ、アスラニディは、「研究記録をチャンと保持していない」という非難に、「自分がしていない実験データの記録をどうやって保持できるんだ?」と反論している。「ごもっとも」。
このように、ネカト犯を特定できなかった調査結果は調査総数の内どのくらいあるのだろうか?
殺人事件に迷宮入りの事件がある。冤罪もある。迷宮入りのネカト事件、冤罪のネカト事件はどのくらいあるのだろうか? 調べた論文を見たことがない。
《3》なんかヘン
ネカトを申し立てたスリバスタヴァ教授に「撤回監視(Retraction Watch)」が、どのようにネカトを見つけたかと質問したが、スリバスタヴァ教授はお答えできないと返事した。調査報告書にコメントできないからという理由だ。
なんかヘンである。コメントできない理由がわからない。
一方、ネカト犯とされたアスラニディは調査報告書への返事に、「ネカト疑惑は科学の問題ではなく、人間関係の問題だった」と述べている。
アスラニディはジョージアで修士号、ロシアで博士号を取得している。東欧出身者への人種差別が背後にあるのだろうか?
アスラニディは2015年12月にフロリダ大学・助教授からミネソタ大学附属ホーメル研究所・準教授に栄転した。その直後の2016年1月(?)にスリバスタヴァ教授はアスラニディのネカトを告発した。このタイミングもネカト告発に関係しているだろう。両者の間にどんな確執があったのか不明だが、ネカトと告発することで何かの仕返しをしたのだろうか?
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●9.【主要情報源】
① 2016年10月24日のフロリダ大学・調査委員会・報告書:UF-PNAS-Aslanidi-Rao-Investigation_Report_final_102416.pdf
② 2018年2月26日のアンドリュー・ハン(Andrew P. Han)記者の「撤回監視(Retraction Watch)」記事:Florida investigation can’t ID culprit who falsified data in retracted PNAS paper ? Retraction Watch
③ 2018年3月14日のデボラ・ストレンジ(Deborah Strange)記者の「Gainesville Sun」記事:Former UF researcher’s study retracted – News – Gainesville Sun – Gainesville, FL
★記事中の画像は、出典を記載していない場合も白楽の作品ではありません。
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