歴史学:チャールズ・アームストロング(Charles Armstrong)(米)

2019年7月11日掲載

ワンポイント:アームストロングは韓国・北朝鮮の研究では米国の第一人者である。コロンビア大学・教授で、トランプ政権の韓国・北朝鮮政策に大きな影響を与えていると思われる。そのアームストロングが、2013年の著書『弱者の暴政:北朝鮮と世界、1950–1992年(Tyranny of the Weak: North Korea and the World, 1950–1992)』で大規模な盗用をしたと、出版3年後の2016年、東西大学(Dongeso University)のブライアン・マイヤーズ教授(Brian Myers)が指摘し、高麗大学(Korea University)のバラズ・サロンタイ教授(Balazs Szalontai)がコロンビア大学に告発した。告発から2年半後の2019年7月10日現在、コロンビア大学は調査中なのかどうかを含め、依然として沈黙を保っている。クロで辞職すれば国民の損害額(推定)は5億円(大雑把)。

【追記】
・2019年9月17日、 2018年8月17日のコロンビア大学・調査委員会報告書(21頁)を「撤回監視(Retraction Watch)」が入手公開: https://retractionwatch.com/wp-content/uploads/2019/09/Armstrong-report.pdf
・2019年9月12日記事。盗用有罪、2020年に退職:History professor Charles Armstrong found guilty of plagiarism, to retire in 2020 – Columbia Daily Spectator

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目次(クリックすると内部リンク先に飛びます)
1.概略
2.経歴と経過
3.動画
4.日本語の解説
5.不正発覚の経緯と内容
6.論文数と撤回論文
7.白楽の感想
8.白楽の手紙
9.主要情報源
10.コメント
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●1.【概略】

チャールズ・アームストロング(Charles K. Armstrong、写真出典、(保存版))は、米国のコロンビア大学・歴史学科(Department of History – Columbia University)・教授で、専門は歴史学(韓国・北朝鮮)である。韓国・北朝鮮の研究では米国の第一人者である。

2013年(51歳)、アームストロング教授は、著書『弱者の暴政:北朝鮮と世界、1950–1992年(Tyranny of the Weak: North Korea and the World, 1950–1992)』を出版した。

2016年(54歳)、ところが、その著書『弱者の暴政』に多数の盗用があると、韓国・釜山の東西大学(Dongeso University)のブライアン・マイヤーズ教授(Brian Myers、北朝鮮学が専門)が指摘し、高麗大学(Korea University)のバラズ・サロンタイ教授(Balazs Szalontai)がコロンビア大学に告発した。

2019年7月10日(57歳)現在、告発から2年半経過したが、コロンビア大学(Columbia University)は調査中かどうかを含め、アームストロング教授の盗用告発に対して何も発表していない。そして、アームストロング教授は教授職を保っている(大学のサイト、2019年7月10日保存)。

多くの研究者は、コロンビア大学がおかしいと非難している。

コロンビア大学・歴史学科(Department of History – Columbia University)。HA QUOC HUY / FILE PHOTO。写真出典

  • 国:米国
  • 成長国:米国
  • 研究博士号(PhD)取得:シカゴ大学
  • 男女:男性
  • 生年月日:1962年2月11日
  • 現在の年齢:59歳
  • 分野:歴史学
  • 最初の不正論文発表:2013年(51歳)
  • 発覚年:2016年(54歳)
  • 発覚時地位:コロンビア大学・教授
  • ステップ1(発覚):第一次追及者は韓国・釜山の東西大学(Dongeso University)の北朝鮮学者であるブライアン・マイヤーズ教授(Brian Myers)
  • ステップ2(メディア): 「撤回監視(Retraction Watch)」、「Columbia Daily Spectator」」
  • ステップ3(調査・処分、当局:オーソリティ):①コロンビア大学・調査委員会。設置されたかどうか不明
  • 大学・調査報告書のウェブ上での公表:なし
  • 大学の透明性:発表なし(✖)
  • 不正:盗用
  • 不正論文数:著書1冊、98箇所
  • 盗用ページ率:
  • 盗用文字率:
  • 時期:研究キャリアの後期
  • 職:事件後に研究職(または発覚時の地位)を続けた(〇)
  • 処分:なし
  • 日本人の弟子・友人:不明

【国民の損害額】
国民の損害額:総額(推定)は5億円(大雑把)。

●2.【経歴と経過】

出典:Armstrong, Charles K. | Department of History – Columbia University(保存済) 、(保存版

  • 1962年2月11日:米国で生まれる
  • 1984年(22歳):イェール大学(Yale University)で学士号取得
  • 1986年(24歳):韓国の延世大学(ヨンセ大学、Yonsei University)・卒業証書:韓国語
  • 1988年(26歳):英国のロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(London School of Economics)・修士号
  • 1994年(32歳):米国のシカゴ大学(University of Chicago)で研究博士号(PhD)を取得
  • 1996年(34歳):コロンビア大学(Columbia University)・教員、後に正教授
  • 2013年(51歳):後に問題視される著書『弱者の暴政:北朝鮮と世界、1950–1992年(Tyranny of the Weak: North Korea and the World, 1950–1992)』を出版
  • 2016年(54歳):上記著書に多数の盗用があると指摘された
  • 2019年7月10日(57歳)現在:コロンビア大学(Columbia University)・教授職を保っている(Armstrong, Charles K. | Department of History – Columbia University)(2019年7月10日保存

【受賞】
出典:Charles K. Armstrong – Wikipedia

●3.【動画】

ネカト事件の動画はみつからなかった。

【動画1】
解説動画:「金正日(キム・ジョンウン)首相は、68年にわたる北朝鮮と韓国との戦争を正式に終結させた(Kim Jong-un Could Officially End North Korea’s 68-Year War with South Korea.”) – YouTube」(英語)3分37秒。

●5.【不正発覚の経緯と内容】

★発覚

チャールズ・アームストロング(Charles K. Armstrong)は現代の韓国・北朝鮮の研究では米国の第一人者で、トランプ政権の韓国・北朝鮮政策に大きな影響を与えているコロンビア大学・教授である。韓国政府の官僚が米国を訪問するとき、最も会いたいと思う朝鮮半島の専門家である。

2013年(51歳)、アームストロング教授は、著書『弱者の暴政:北朝鮮と世界、1950–1992年(Tyranny of the Weak: North Korea and the World, 1950–1992)』を出版した(著書の表紙:出典)。

1950年代から1992年までの北朝鮮の外交史を分析した著書である。ロシア語、ドイツ語、中国語、韓国語の文書も参考文献として活用した著書で、絶賛を受けた。2014年、アメリカ歴史学会(American Historical Association)から東アジアの歴史に関する優れた書籍に贈られるジョン・フェアバンク賞(John K. Fairbank Prize)を受賞した。

2016年(54歳)、ところが、著書出版の3年後、数人の研究者が、著書『弱者の暴政』に盗用があると指摘した。
→ 2016年9月13日のブライアン・マイヤーズ教授(Brian Myers)のブログ記事:Revoking a Recommendation — B.R. Myers – Sthele Press
→ 2016年9月30日記事:Ivy League professor accused of discrepancies in North Korea book | NK News – North Korea News
→ 2016年12月13日記事:Speaking truth to power: The biggest scandal in Korean studies should be talked about – DailyNK

指摘した状況を少し詳しく書こう。

2016年9月13日(54歳)。韓国・釜山の東西大学(Dongeso University)の北朝鮮学者であるブライアン・マイヤーズ教授(Brian Myers、写真出典)が自分のブログでアームストロングの著書『弱者の暴政』に盗用があると指摘したのが、一連の盗用指摘の発端である。
→ 2016年9月13日のブライアン・マイヤーズ教授(Brian Myers)のブログ記事:Revoking a Recommendation — B.R. Myers – Sthele Press

『弱者の暴政』はドイツ語や韓国語の文献を引用しているが、アームストロングはその言語をちゃんと理解せず、とんでもない内容の文書を引用している、とマイヤーズ教授は指摘した。

不適切な引用は1~2箇所ではなく、30箇所以上もあったのだ。

例えば、『弱者の暴政』の63ページの記述で、アームストロングは、その情報源を北朝鮮の東ドイツ大使館で作成されたハンガリー大使との対話報告書を引用した。 しかし、マイヤーズ教授が調べると、その報告書はハンガリー大使が自国(ハンガリー)の農業状況について語った報告書で、北朝鮮とは何の関係もない文書だった。

膨大な量の資料を参照し著書にまとめる場合、引用表記を間違えることはある。しかし、アームストロングの著書の不適切な引用は、間違いとみなすには、あまりにも多い。

国民大学(Kookmin University)教授で韓国国内でも広く知られている北朝鮮学者のアンドレイ・ランコフ教授(Andrei Lankov )もアームストロングの『弱者の暴政』の盗用疑惑を指摘した。

2016年11月(54歳)、そして、高麗大学(Korea University)のバラズ・サロンタイ教授(Balazs Szalontai、写真出典)がアームストロング教授の2013年の著書『弱者の暴政』には76箇所のネカトがあるとコロンビア大学に告発した。

2017年(55歳)、サロンタイ教授はさらに問題を見つけ、ネカト箇所は76箇所ではなく98箇所だと、ネカト数を引き上げた。

2017年(55歳)、オーバーリン大学(Oberlin College)・東アジア研究所のシェイラ・ミヨシ・ジャガー教授(Sheila Miyoshi Jager、写真出典)は、アームストロングのネカトに抗議して韓国歴史公共政策センターのウィルソンセンター諮問委員会を辞任した。

話しはそれるが、ジャガー教授の真ん中の姓は「ミヨシ(Miyoshi)」である。そう、日系人で、オランダ人の父と日本人の母を持つハーフだ。

さらに逸話がある。若い時、前・大統領のオバマに2度もプロポーズされた。その時、オバマと結婚していたら、その後、大統領夫人として世界的に有名になっただろうし、日本では特別の注目を浴びただろう。残念! → 2017年5月5日記事:Who Is Sheila Miyoshi Jager, the Woman Barack Obama Reportedly Proposed to Before Michelle?

★2019年:コロンビア大学のマズさ

話しをアームストロングのネカトに戻そう。

コロンビア大学の「研究のネカト規則」では、大学は告発を受けると、120日以内に調査を完了し、その後、60日以内に裁定されることになっている。

しかし、告発から2年半が経過したのに、コロンビア大学はこの告発について公式にコメントすることを拒否している。告発内容に否定も肯定もしない。コロンビア大学のネカト調査は極秘なので、2016年以降調査が進行中なのかどうかも不明である。もし調査していても、裁定が下されるまで、調査の詳細は明らかにされないままになる。

コロンビア大学・歴史学科を含めたコロンビア大学内、そして、大学外の多くの教授・研究者は、アームストロングの盗用は明白で、学術公正を損なっていると指摘している。

ソーシャルメディアでの告発にコロンビア大学が沈黙を保っていることに、学者たちは大きな疑問を投げかけている。コロンビア大学・歴史学科の評判が悪くなっていて、学部生・院生にも影響を与えていると、歴史学科の教員は懸念を表明している。

2019年1月28日の「Columbia Daily Spectator」紙の記事では、しかし、歴史学科長は、記者に対して、盗用の告発と学科への影響についてノーコメントを通した。

盗用との批判を受けて、アームストロングはオリジナルの本に80箇所の訂正を加え、2017年に再版した。

2018年3月、しかし、サロンタイ教授は、まだ29箇所の不適切な引用があると指摘している。

サロンタイ教授は、また、新しい版が訂正版ではなく再版として出版されたことも問題視し、「academia.edu」に別の批判記事を発表した。

既に削除されたアームストロングのブログ記事の中で、アームストロングは、自分の訂正が学界の懸念に十分に対処できたと、書いていた。

そして「Columbia Daily Spectator」紙に次の文章を電子メールしてきた。

「私は自分の著書を再チェックし、見つかった間違いを修正するためにかなりの時間、労力、そしてリソースを費やしました。・・・初版の誤りに対し深く謝罪します。その後、私は提起されたすべての問題に取り組むために最善を尽くしました。そしてこれらの教訓を学者としての将来に生かします」。

アームストロングは、『弱者の暴政』の出版で、2014年(52歳)に東アジアの歴史に関する最良の著書をたたえるアメリカ歴史学会(American Historical Association)のジョン・K・フェアバンク賞(John K. Fairbank Prize)を受賞していた。しかし、アメリカ歴史学会が、著書の引用が「専門的基準を満たしていない」としたので、アームストロングは、 2017年(55歳)に受賞を返却した。

2017年(55歳)、盗用が非難されていたのにもかかわらず、グローバルイノベーション基金(コロンビア大学・教授への研究助成組織)はアームストロングに研究助成した。

米国のトランプ政権の北朝鮮政策にアームストロングは多大な貢献をしている。
→ 2018 年6月5日のデイヴィッド・ジャクソン(David Jackson)記者の「USA TODAY」記事:Donald Trump and Kim Jong Un: Still fighting the Korean War

コロンビア大学がアームストロングへの盗用疑惑に肯定も否定もしないことで、同学科の教授はコロンビア大学・歴史学科の評判と地位が下落しているのではないかと心配している。

コロンビア大学の1人の歴史教授は匿名を条件で、「この盗用が肯定であれ否定であれ、どちらかに決着するまでは、韓国の歴史を勉強するためにコロンビア大学に入学することはお勧めできません」と「Columbia Daily Spectator」紙に語った。

アームストロングは、ソーシャルメディアで悪い噂が広まったが、コロンビア大学・歴史学科の評判は下落していないと反論している。「私の知る限りでは、入学希望者数は影響を受けていません」と彼は言った。

コロンビア大学・歴史学科の教員は暗闇の中にいる。

?

ソウル国立大学(Seoul National University)の東アジア学のハビエル・チャ助教授(Javier Cha、写真出典)は、コロンビア大学は学術公正の議論をせず、所属教員の評判を守るためにだけを念頭に秘密に対処している典型例だと、コロンビア大学を批判した。

「若い人たちや後輩の研究者に対して、このやり方は歴史学への信頼を失うことになります。しかし、そこには脅迫の文化があります。私は韓国で研究していて、アメリカの学界で研究職を探すつもりがないから、アームストロング教授やコロンビア大学を批判できます。でも、アメリカまたはカナダで歴史学の研究キャリアを積もうとする人にとって、頭の中で批判しても、口に出して批判するのは非常に難しいでしょう。脅迫の文化があるからです」とチャ助教授は解説した。

一方、学術界にはアームストロング教授の忠実な擁護者がいる。擁護者は、意図的な盗用ではなく、引用ミスやズサンな引用だっただけだと主張している。

例えば、ブリティッシュコロンビア大学(University of British Columbia)の韓国歴史文明学のドナルド・ベイカー教授(Donald Baker、写真出典)は、「引用ミスは著書の基本的な主張を損なうものではありません。基本的な議論は成り立っています。質の良い議論です」と擁護している。

ベイカー教授は、「人間はみな間違いを犯します。私のような中高年の学者はそう思っています。しかし、私のような中高年の学者と比べると、若い学者ははるかに過激です。学者の世界は、お互に知っている仲良しクラブの会員です。何が何でも仲間を守るということではなく、お互いを尊重し合っているということです。私たちの世代は、学者を個人的に攻撃することを良いこととは思いません」と、問題点を同僚意識と尊敬の問題というズレたコメントをしている。

最後にオバマ・前大統領の元恋人・シェイラ・ミヨシ・ジャガー教授の言葉で締めくくろう。

「私は、世界で最も尊敬される高等教育機関の1つであるコロンビア大学が、この事件を徹底的かつ公平に調査すると信じています。調査結果に従って適切な是正措置を講じる必要があります。コロンビア大学が調査を遅らせれば遅らせるほど、沈黙を守れば守るほど、アームストロング教授の盗用が公平に調査されていない、と世間に思われる危険性が高まっていきます」。

【ねつ造・改ざんの具体例】

アンドレイ・ランコフ教授(Andrei Lankov)がアームストロングの『弱者の暴政』の98箇所の盗用部分を指摘した44ページのPDFファイルをウェブ上に公表している。

以下の文書をクリックすると、そのPDFファイル(468 KB、44ページ)が別窓で開く。

●6.【論文数と撤回論文とパブピア】

論文数は省略する。代わりに著書リストを示す。

★著書リスト:チャールズ・アームストロング(Charles K. Armstrong)

出典:Charles K. Armstrong – Wikipedia

  • 2017 — Tyranny of the Weak: North Korea and the World, 1950-1992 (author; first edition reprinted with corrections)
  • 2013 — Tyranny of the Weak: North Korea and the World, 1950-1992 (author)
  • 2006 — The Koreas(author)
  • 2006 — Korean society: civil society, democracy and the state(editor)
  • 2005 — Korea at the center: dynamics of regionalism in Northeast Asia (co-editor with Samuel S. Kim, Stephen Kotkinand Gilbert Rozman)
  • 2003 — The North Korean revolution, 1945-1950(author)
  • 2003 — North Korea beyond the DMZ(contributor in the documentary film directed and produced by J. T. Takagi and Hye-Jung Park)
  • 2002 — Korean society civil society, democracy, and the state(editor)
  • 1998 — North Korean foreign relations in the post-Cold War era (contributor; editor: Samuel S. Kim)
  • 1994 — The origins and future demise of the Democratic People’s Republic of Korea(author)
  • 1994 — State and social transformation in North Korea, 1945-1950(author; Ph.D. thesis)
  • 1990 — South Korea’s ‘Northern policy’ (author; Pacific ReviewVolume 3, Issue 1)

★撤回論文データベース

省略

★パブピア(PubPeer)

省略

チャールズ・アームストロング(Charles Armstrong)。http://weai.columbia.edu/charles-armstrong/

●7.【白楽の感想】

《1》訂正でおとがめなし?

チャールズ・アームストロング(Charles Armstrong)は、2013年に出版した自分の著書『弱者の暴政』が、2016年に盗用と指摘された。

盗用との批判を受けて、アームストロングは80箇所を訂正し、2017年に再版した。

これで、おとがめなしなら、全く、完璧に、絶対、チョー、おかしくないですか?

盗用は指摘された部分を訂正すれば、おとがめなし? うっそー。

じゃ、ねつ造・改ざんも指摘された部分を訂正すれば、おとがめなし? 嘘でしょ。

盗んだ品を返せば、おとがめなし、なんてあり得ない。

訂正すれば、おとがめなしなら、世界はネカト天国で、研究公正は機能しない。指摘された時に訂正すればいいだけだから、みんなネカトする。

日本では、国会議員が金を不正に支出しても、会計報告書の訂正で済んでしまう。返金すれば済んでしまう。言っておきますが、コレって、100%おかしいですから。

《2》沈黙

著名な教授の盗用をコロンビア大学は調査中なのかどうかを含め、告発から2年以上経つのに依然として沈黙を保っている。

当然ながら、沈黙は非難されている。

このような大学の態度は米国でも珍しくはないが、少しこじれれば、学長の首が飛ぶ。それなのにどうしてコロンビア大学は沈黙を保っているのか?

コロンビア大学の学長は、2002年から弁護士で法学部教授だったリー・ボリンジャーLee C. Bollinger、写真出典)が務めている。かれこれ、17年間も学長をしていると腐敗してくる。英断できないだろう

アームストロング教授はトランプ大統領(または政権内部の要人)と特別な関係があるのだろう。安倍首相のお友達は重要な記録を廃棄しても、女性記者をレイプしても、罪に問われない。同じことが米国でも起こっているのだろう。つまり、コロンビア大学の学長はトランプ大統領に忖度している(のだろう)。米国政府が北朝鮮問題の政策を練る時、アームストロング教授はそれほど重要な人物ということだ。

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●9.【主要情報源】

① ウィキペディア英語版:Charles K. Armstrong – Wikipedia
② チャールズ・アームストロング(Charles K. Armstrong)に関する「撤回監視(Retraction Watch)」記事群:Search Results for “Charles Armstrong” – Retraction Watch
③ 2016年9月30日のオリバー・ホッサム(Oliver Hotham)記者の「North Korea News」記事:Ivy League professor accused of discrepancies in North Korea book | NK News – North Korea News
④ ◎2019年1月28日のカディヤ・フセイン(Khadija Hussain)記者の「Columbia Daily Spectator」記事:Amid public allegations of plagiarism, reputation and academic integrity of Korean studies program face scrutiny – Columbia Daily Spectator、(保存版)
⑤ 2016年9月13日のブライアン・マイヤーズ教授(Brian Myers)のブログ記事:Revoking a Recommendation — B.R. Myers – Sthele Press
⑥ 2016年10月7日のスビン・ギム(김수빈)記者の「Huff Post」記事:미국의 대표적인 북한학자 찰스 암스트롱이 표절 의혹에 휘말렸다 | 허프포스트코리아
★記事中の画像は、出典を記載していない場合も白楽の作品ではありません。

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