「性的暴行、セクハラ」:人類学:ジョン・コマロフ(John Comaroff)(米)

2022年3月10日掲載 

ワンポイント:コマロフ(男性、子持の妻帯者)は2012年(67歳)、34年間教授だったシカゴ大学からハーバード大学・人類学科(Department of Anthropology, Harvard University)・教授に移籍した。シカゴ大学時代から30数年間、性的暴行、セクハラをしていたが、大学は隠蔽していた。ハーバード大学の3人の被害女性院生は、2020年から被害を訴えていた。2022年2月、3人はハーバード大学の隠蔽工作にあきれ、名前を公表し、裁判所とメディアに訴えた。ハーバード大学はコマロフを停職(有給)、その後、無給の停職にしたが、2022年3月9日現在、紛争中で決着はついていない。コマロフ擁護の声明を学者たちが発表するなど、コマロフは法務チームを雇って全力で反撃している。ハーバード大学・人類学科は何人もの教授が性不正スキャンダルを起こしている。国民の損害額(推定)は20億円(大雑把)。

【追記】
・2022年6月29日記事:Harvard Prof. John Comaroff Faces New Allegations of Misconduct in Amended Suit | News | The Harvard Crimson

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目次(クリックすると内部リンク先に飛びます)
1.概略
2.経歴と経過
3.動画
4.日本語の解説
5.不正発覚の経緯と内容
7.白楽の感想
8.主要情報源
9.コメント
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●1.【概略】

ジョン・コマロフ(John Comaroff、写真出典)は、ハーバード大学・文理学部・人類学科(Department of Anthropology, Faculty of Arts and Sciences, Harvard University)・教授である。専門は人類学(アフリカ学)で、この分野では著名な学者である。

ハーバード大学・人類学の教授による性不正事件はまたか、というほど多い。前回記事 → 「レイプ」:人類学:ゲイリー・アートン(Gary Urton)(米) | 白楽の研究者倫理

2012年(67歳)、コマロフは34年間教授だったシカゴ大学からハーバード大学・文理学部・人類学科の教授に移籍した。

2020年(75歳)、被害者である3人の女性院生は、ハーバード大学にコマロフの性不正を訴えた。ハーバード大学はコマロフを停職(有給)処分にしたが、事件を「厄介な噂」として隠蔽した。

2022年2月(77歳)、被害者である3人の女性院生は、ハーバード大学の隠蔽工作にあきれ、名前を公表し、裁判所とメディアに訴えた。

ハーバード大学はコマロフを無給の停職にしたが、コマロフ擁護の38人の学者がハーバード大学の処分に抗議する声明を発表するなど、コマロフは法務チームを雇って全力で反撃している。

ハーバード大学・人類学科は何人もの教授が性不正スキャンダルを起こしていて、恥さらし学科のようだ。

シカゴ大学時代から30数年間、性不正行為をしていた教授をハーバード大学はどうして採用したのか?

大学は性不正教授を保護し学生を危険にさらしている。なぜなのか?

ハーバード大学は事件を隠蔽し、すべき説明責任を果たさず、透明性が大きく欠けている。

天下のハーバード大学として恥ずかしくないのかと、事件の経過を読みつつ、白楽は何度も感じた。

学生新聞の「Harvard Crimson」は、仲間の学生の立場に立ち、事件を掘り下げ、かつ、ハーバード大学をよくしていきたいという意思を感じる。心が打たれる。

なお、コマロフ事件は、2022年3月9日現在、紛争中で決着はついていない。

2022年3月9日(75歳)現在、ハーバード大学はコマロフにまともなペナルティを科していない。正確には、停職(無給)処分を科しただけである。しかし、コマロフはもう75歳である。停職や解雇などはペナルティにならない。メリットを加算しないだけだ。

ペナルティというのはマイナスにする処分のはずだ。マイナスにする処分というのは、刑事事件にして刑務所刑を科す処分や、財産9割没収し、被害者に渡す処分などだ。

ハーバード大学(Harvard University)。写真出典

  • 国:米国
  • 成長国:米国
  • 研究博士号(PhD)取得:英国のロンドン大学のロンドン・スクール・オブ・エコノミクス
  • 男女:男性
  • 生年月日:1945年1月1日。南アフリカのケープタウンで生まれた
  • 現在の年齢:77 歳
  • 分野:人類学
  • セクハラ行為:1979-2020 年(34-75歳)の37年間
  • 最初に訴えられた:ハーバード大学では2020年(75歳)
  • 社会に公表年:2020年(75歳)
  • 社会に公表時地位:ハーバード大学・教授
  • ステップ1(発覚):第一次追及者は被害者の女性で大学に公益通報
  • ステップ2(メディア):「Harvard Crimson」、「Chronicle of Higher Education」、「New York Times」、と多数のメディア
  • ステップ3(調査・処分、当局:オーソリティ):①ハーバード大学・文理学部・調査委員会。②裁判所
  • 大学・調査報告書のウェブ上での公表:なし
  • 大学・処分のウェブ上での公表:
  • 大学の透明性:隠蔽の意図あり(✖)
  • 不正:性的暴行、セクハラ
  • 被害者数:女性院生、少なくとも3人
  • 時期:研究キャリアの中期から
  • 職:停職(=出勤停止)(▽)
  • 処分:停職(=出勤停止)
  • 日本人の弟子・友人:不明

【国民の損害額】
国民の損害額:総額(推定)は20億円(大雑把)。

●2.【経歴と経過】

出典:John L. Comaroff CV

  • 生年月日:1945年1月1日。南アフリカのケープタウンで生まれた
  • 1966年(21歳):南アフリカのケープタウン大学(University of Cape Town)で学士号取得:人類学。学部2年生の時、将来の妻・ジャン・コマロフ(Jean Comaroff)と知り合う
  • 1973年(28歳):英国のロンドン大学のロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(University of London (London School of Economics))で研究博士号(PhD)を取得
  • 1978~2012年(33~67歳):米国のシカゴ大学(University of Chicago)助教授、その後、準教授、正教授
  • 1979年(34歳):性不正行為
  • 2012年(67歳):ハーバード大学・人類学科(Department of Anthropology, Faculty of Arts and Sciences, Harvard University)・教授
  • 2020年(75歳):性不正を訴えられ、ハーバード大学・文理学部は調査、停職処分
  • 2022年2月27日(77歳):被害院生がハーバード大学を提訴
  • 2022年3月9日(77歳)現在:無給停職中。解雇・辞職・退職はしていない

●3.【動画】

【動画1】
ニュース動画:「Grad students sue Harvard alleging ‘sexual harassment and retaliation’ by professor – YouTube」(英語)1分53秒。
JWCVB Channel 5 Bostonチャンネル登録者数 15.7万人が2022/02/09に公開

【動画2】
ニュース動画:「Graduate students suing Harvard speak up about sexual harassment – YouTube」(英語)12分29秒。
GBH Newsチャンネル登録者数 3.39万人が2022/02/10に公開

●4.【日本語の解説】

★2022年2月10日:山口智美

★2022年2月15日:ニューヨーク・タイムズ(米国)、Text by Anemona Hartocollisi(日本語訳者名不記載):ハーバード大学が「セクハラ教授」を何年も野放しか? 女子学生の告発で名門に激震

出典 → ココ、(保存版) 

ハーバードの大学院生になった初日、リリア・キルバーンは指導教授のオフィスまで自転車で向かった。南アフリカを専門とする著名な人類学者のジョン・コマロフ教授だ。

だがキルバーンは、コマロフに自転車のヘルメット姿を褒められて、ざわざわとした不快感を覚えた。コマロフは以前、彼女に無理やりキスをしたことがあるからだ。

そこでキルバーンは、コマロフの気をそらすべく、夏休みには恋人と旅行に行っていたと告げた。恋人について語るときは意図的に女性の代名詞を使い、パートナーは女性であることを強調した。

以下閲覧有料。

●5.【不正発覚の経緯と内容】

★ジョン・コマロフ(John Comaroff)の人生

ジョン・コマロフ(John Comaroff、写真出典、女性は妻)は「アフリカとアフリカ系米国人の人類学」ではトップクラスの学者で、長年(34年間)、米国のシカゴ大学で研究・教育していた。

2012年(67歳)、ハーバード大学・人類学科(Department of Anthropology, Faculty of Arts and Sciences, Harvard University)・教授に移籍した。

コマロフは、1945年に南アフリカのケープタウンで生まれた。母親はリトアニアのユダヤ人だったが、父方の祖父はウクライナから英国に移住し、その後、南アフリカのローデシアに移った。

コマロフは南アフリカのケープタウン大学(University of Cape Town)で学士号取得したが、学部2年生の時、将来の妻・ジャン・コマロフ(Jean Comaroff、上記の写真)と知り合った。

妻のジャン・コマロフも夫と共にシカゴ大学・教授になり、その後、ハーバード大学・教授になった。

コマロフは妻のジャン・コマロフと共編著でたくさんの書籍を出版した。アマゾンで「John Comaroff」の本を検索すると「52冊」がヒットした。

ランダムに2冊選んでみた(表紙出典はアマゾン)。

『啓示と革命(Of Revelation and Revolution)』(1991)、『アフリカの市民社会と政治的想像力(Civil Society and the Political Imagination in Africa)』(2000)」などを出版した。

性不正事件を起こした時、妻のジャン・コマロフと結婚していて、子供もいた。

★ジョン・コマロフ(John Comaroff)のセクハラ事件概略

コマロフはシカゴ大学・教授の時から何十年も女性の部下・院生に性不正を働いていた。

1970年代後半、シカゴの院生はコマロフによる性不正行為の被害にあっていた。それで、コマロフが2012年にハーバード大学・教授に移籍する時、彼を雇わないようにハーバード大学に警告したと法廷文書に記載されている。

つまり、ハーバード大学がコマロフを教授に採用した時、1979年から30数年もシカゴ大学で性不正をしていたことを知っていたことになる。

コマロフは、ハーバード大学でも性不正を働いた。

2020年、ハーバード大学の院生たちは性不正被害を申立てたが、ハーバード大学とコマロフの仲間教授は、事件を「厄介な噂」として黙らせようと、隠蔽工作をしてきた。

2022年2月27日(77歳)、3人の女性院生が名前を公表し、表に出て、裁判所とメディアに訴えた。

3人の女性院生は、写真(出典)左からアムーリア・マンダーヴァ(Amulya Mandava)、リリア・キルバーン(Lilia Kilburn)、マーガレット・ツェルヴィエンスキー(Margaret Czerwienski)である。

被害者ら3人は、ハーバード大学の内部で問題を静かに解決しようと何年も試みたが、ハーバード大学が前向きな解決をしなかった。事態は行き止まり、押し戻された、それで、仕方なしに、表に出た、と述べている

2022年3月9日(77歳)現在、裁判の決着はついていない。ハーバード大学はコマロフを停職にしたが解雇していない。

★ハーバード大学の不当な対応

学生新聞のハーバード・クリムゾンによると、2020年5月の調査で、数人の院生がハーバード大学のタイトル・ナイン事務室に、コマロフから「望まない接触、言葉によるセクハラ、職業上の報復」を受けたという性不正被害を申立てていた。

2020年8月(75歳)、ハーバード大学は1回目の調査を終え、コマロフは申立て者に対して「望まない接触、言葉によるセクハラ、職業上の報復」をした、としてコマロフを停職(有給)した。

2022年1月(77歳)、1回目の調査の1年5か月後、ハーバード大学・文理学部のクローディン・ゲイ学部長(Claudine Gay、写真出典)は、2回目の調査を終え、コマロフを、今度は、停職(無給)した。さらに、必須科目の教育、次の学年度まで院生指導の追加を禁じた。

2022年2月4日(77歳)、ところが、ハーバード大学の学者38人がハーバード大学の調査の進め方とコマロフの処分に抗議した。

抗議した学者には、人類学者で医師のポール・ファーマー、文芸評論家で歴史家のヘンリー・ルイス・ゲイツ・ジュニア、シェイクスピア学者のスティーブン・グリーンブラット、政治学者のジェニファー・ホックシルト、歴史家のジル・ルポール、法学教授のランドール・ケネディなど著名教授が含まれていた。

以下は2022年2月4日のハーバード大学の学者38人の公開書簡の冒頭部分(出典:同)。全文(4ページ)は → https://s3.amazonaws.com/media.thecrimson.com/pdf/2022/02/04/1353924.pdf

上記を DeepL機械翻訳の無料版で試しに翻訳した(以下)。

教員からの公開書簡

2022年1月21日、ハーバード・クリムゾン紙は、ジョン・コマロフ教授が1学期の無給休職、2022-23年の必修科目の担当禁止などの制裁を受けたと報じました。ハーバードの紛争解決局(ODR)は、コマロフが “FAS Sexual and Gender-Based Harassment Policy and the FAS Professional Conduct Policyに違反する言動に及んだ “と認定した。コマロフは3人の学生から訴えられていたが、ハーバードの紛争解決室は1人の申し立てにのみメリットがあると判断した。Chronicle of Higher Education』(2020年8月25日号)に掲載された学生の証言によると、その申し立ては、同性愛が違法である特定のアフリカの国でレズビアン・カップルとして公然と旅行すると、性的暴力につながる恐れがあるというコマロフのアドバイスに関するものであった。我々も、同様の禁止事項を持つ国で研究を行う学生に対して、同じ助言をすることは倫理的にやむを得ないと考えているため、当惑しているのです。性暴力から被助言者を守るためのアドバイスが、どうしてセクハラになるのでしょうか?どのような職業上の規則が破られるのでしょうか?
世界各地に存在するジェンダーに基づく暴力の危険性を学生に伝えること。女性やLGBQTIA+の人々の権利を、米国と同じように認めてはいない。アメリカ?懸念する教員として、私たちはアドバイザーとしてのハーバードの専門的な基準を明確にすることを求めます。

www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。

2022年2月9日、ハーバード大学の学者38人の抗議声明の5日後、他のハーバード大学の教員73人は別の公開書簡で、学者38人の抗議を非難した。

「コマロフの法務チームは、性不正調査が非公開・秘密裡に行なわれているのを悪用し、コマロフに都合のいい情報だけを集めた。その情報を信じ、事件の全体像・詳細を知らずにコマロフを擁護した」と。

以下は2022年2月9日の73人のサイン冒頭部分(出典:同)。3人のところでカットしたが73人いる。全文(4ページ)は →
https://drive.google.com/file/d/1SXMlYwqkgLSgAmx-Osx6mt7DyVSlmS4P/view

★被害院生がハーバード大学の無能を裁判に訴えた

2022年2月8日(77歳)、3人の女性院生がハーバード大学に対して訴訟を起こした。コマロフに対する長年のセクハラ申立てに、ハーバード大学は適正な対応をしてこなかったかったと主張した。

左から、アムーリア・マンダーヴァ(Amulya Mandava)、リリア・キルバーン(Lilia Kilburn)、マーガレット・ツェルヴィエンスキー(Margaret Czerwienski)。 写真出典、SOURCE: Lena Warnke Photography

以下は2022年2月8日の法廷文書論文の冒頭部分(出典:同)。全文(65ページ)は → https://s3.amazonaws.com/media.thecrimson.com/pdf/2022/02/09/1354072.pdf#viewer.action=download

訴訟の詳細が明らかになると、2022年2月4日の公開書簡でコマロフを支持して抗議文書に署名した学者38人の多くは署名を撤回し始めました。

2022年2月9日の時点で、38人の学者のうち35人が、情報不足だったことを理由に、署名を撤回した。
 → 2022年2月9日記事:35 Harvard Professors Retract Support for Letter Questioning Results of Comaroff Investigations | News | The Harvard Crimson

【性不正の具体例】

性不正の具体例は、以下の記事が主な出典である。
 → 2022年2月8日のアネモナ・ハルトコリス(Anemona Hartocollis)記者の「New York Times」記事:A Lawsuit Accuses Harvard of Ignoring Sexual Harassment by a Professor – The New York Times

★リリア・キルバーン(Lilia Kilburn)(当時24歳?):2017年:コマロフ(72歳)

2017年の冬、リリア・キルバーン(Lilia Kilburn、写真出典)(24歳?)はマサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology)の院生だった。博士課程をハーバード大学またはコロンビア大学のどちらかに進学しようと思案していた。

それで、ハーバード大学のジョン・コマロフ(John Comaroff)の研究室を訪問した。

コマロフは彼女を昼食に連れて行き、帰る時、さようならを言いながら彼女を引き寄せ、彼女の口にキスをした。そして、コマロフは「コロンビアを見てから、ここに戻ってきなさい」とささやいた。

その時、キルバーンは、「私はそれが事故だと自分に無理に思わせたが、彼のその後の行動で、それが事故ではなかったことは明らかだった」と彼女は述べている。

ハーバード大学の大学院の初日、キルバーンは指導教授であるコマロフのオフィスを挨拶に行った。自転車で通学したのでヘルメットを手にしていた。著名な人類学者で南アフリカの専門家であるコマロフ教授に彼女のヘルメットを褒められた。その時、キスされたことを思い出し、不快感で身体が震えた。

ハーバード大学の大学院に入学したものの、コマロフの家でのブランチの間、コマロフはもう一度、キスのために身を乗り出した。キルバーンは彼を押しのけて口を拭いたが、コマロフは彼女に微笑んでいた。

コマロフに性的対象として見られていると強く感じたキルバーンは、その後、コマロフを避け、より保守的に服を着、コマロフとの毎週のミーティングをスキップした。

ところがある日、講堂でキルバーンのそばを通りかかったコマロフに、太ももを強く触られた。

●6.【論文数と撤回論文とパブピア】

省略

●7.【白楽の感想】

《1》なんなんでしょう?

大学は性不正教授を保護し学生を危険にさらしている。なぜなのか?

ハーバード大学は事件を隠蔽し、すべき説明責任を果たさず、透明性が大きく欠けている。

天下のハーバード大学として恥ずかしくないのかと、事件の経過を読みつつ、白楽は何度も感じた。

本文には書かなかったが、コマロフの法務チームはすごく強力である。ハーバード大学の38人の学者を抱き込んだだけでなく、世界中のアフリカ研究者をほとんど味方につけていた。 → Letters of recommendation

また、ハーバード大学の38人の学者もいい加減である。コマロフ擁護の署名をしたのに、後で撤回した。その理由が、情報不足だったからだと。「情報不足なら、最初から署名すんなよ!」と言いたい。

米国では、学生集団や親や社会(メディア)は大学の性不正に猛然と抗議している。インドもそうだ。

一方、日本は、大学の学部生・院生が教授から性的被害を受けても、表立った抗議を全くしない。

小中高では親と社会(メディア)が表立った抗議をする。でも、大学生が被害者の場合、学生集団や親や社会(メディア)は表立った抗議を全くしない。だから、日本の大学での教員による性不正行為は減らない。日本は歪んでる。

リリア・キルバーン(Lilia Kilburn)とキルバーンを支援する学生・教職員。写真M. Scott Brauer for The New York Times。出典:https://www.nytimes.com/2022/02/15/us/harvard-kilburn-therapy-records.html

出典:https://mobile.twitter.com/atomzw/status/1491822334482649088

《2》毎回同じコメント

性不正事件では、「《2》大学の責任」「《3》隠れた被害者」「《4》メディアの威力」など、何度も同じコメントをしてしまう。再掲しないので、気になる人は以下を参考にしてください。

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日本がスポーツ、観光、娯楽を過度に追及する現状は日本の衰退を早め、ギリシャ化を促進する。日本は、40年後に現人口の22%が減少し、今後、飛躍的な経済の発展はない。科学技術と教育を基幹にした堅実・健全で成熟した人間社会をめざすべきだ。科学技術と教育の基本は信頼である。信頼の条件は公正・誠実(integrity)である。人はズルをする。人は過ちを犯す。人は間違える。その前提で、公正・誠実(integrity)を高め維持すべきだ。
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●8.【主要情報源】

① ウィキペディア英語版:John Comaroff – Wikipedia
② 2020年8月25日のネル・グルックマン(Nell Gluckman)記者の「Patron」記事:The Patron
③ 2020年8月25日のジェームズ・ビカレス(James S. Bikales)記者の「Harvard Crimson」記事:Anthropology Prof. John Comaroff Placed on Administrative Leave Following Allegations of Sexual Harassment | News | The Harvard Crimson
④ 2022年1月20日のネル・グルックマン(Nell Gluckman)記者の「Chronicle of Higher Education」記事:Harvard Professor Is Put on Unpaid Leave After University Finds He Violated Sex-Harassment Rules
⑤ 2022年2月8日のアネモナ・ハルトコリス(Anemona Hartocollis)記者の「New York Times」記事:A Lawsuit Accuses Harvard of Ignoring Sexual Harassment by a Professor – The New York Times
⑥ 2022年2月8日の記者名不記載の「WCVB」記事:Grad students sue Harvard alleging ‘sexual harassment and retaliation’ by professor
⑦ ◎2022年2月9日のイザベラ・チョーとアリエル・キム(Isabella B. Cho and Ariel H. Kim)記者の「Harvard Crimson」記事:Lawsuit Alleges Harvard Ignored Sexual Harassment Complaints Against Prof. John Comaroff for Years | News | The Harvard Crimson
⑧ 2022年2月10日のデイヴィッド・ウォルシュ(David Walsh)記者の「World Socialist Web Site」記事:The concerted, cowardly #MeToo attack on Harvard professor John Comaroff – World Socialist Web Site
⑨ 2022年2月15日のアネモナ・ハルトコリス(Anemona Hartocollis)記者の「New York Times」記事:After Sexual Harassment Lawsuit, Critics Attack Harvard’s Release of Therapy Records – The New York Times
⑩ 2022年2月25日のレオニッド・シュナイダー(Leonid Schneider)のブログ記事:Schneider Shorts 25.02.2022 – How to Get Fit and Live Longer – For Better Science
⑪ 2022年3月2日のビハー・カパディア(Vihaa Kapadia)記者の「Tufts Daily」記事:Harvard lawsuit follows national trend of institutions’ ignoring sexual harassment – The Tufts Daily
⑫ 2022年3月2日のソフィア・スコットとクレア・ユアン(Sophia C. Scott and Claire Yuan)記者の「Harvard Crimson」記事:Comaroff Controversy Reignites Union Calls for Sexual Misconduct Recourse | News | The Harvard Crimson
⑬ 2022年3月3日のホリー・ウォルターズ(Holly Walters)記者の「SAPIENS」記事:#MeToo Anthropology and the Case Against Harvard – SAPIENS
⑭ ジョン・コマロフ(John Comaroff)自身のウェブサイト:John L. Comaroff
⑮ 多数のニュース記事

★記事中の画像は、出典を記載していない場合も白楽の作品ではありません。

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