中国環境学:アンナ・ローラ=ウェインライト(Anna Lora-Wainwright)(英)

2020年5月21日掲載 

ワンポイント: オックスフォード大学・教授で、2018年8月24日(37歳?)、前年に出版し、BBCラジオの「Thinking Allowed」賞を受賞した著書『諦めた改革主義(Resigned Activism)』に盗用があると指摘された。2019年3月18日(38歳?)オックスフォード大学の調査委員会は、調査の結果、盗用と結論したが、ほぼ無処分(本の訂正だけ)にした。この処分が相当甘いと、中国の5人の教授が強く抗議した。国民の損害額(推定)は1億円(大雑把)。

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目次(クリックすると内部リンク先に飛びます)
1.概略
2.経歴と経過
3.動画
5.不正発覚の経緯と内容
6.論文数と撤回論文とパブピア
7.白楽の感想
9.主要情報源
10.コメント
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●1.【概略】

アンナ・ローラ=ウェインライト(Anna Lora-Wainwright、ORCID iD:?、写真出典)は、英国のオックスフォード大学(University of Oxford)・地理学/環境学部(School of Geography and the Environment)・教授で、専門は中国環境学である。

日本語に翻訳されていないが2冊の著書がある。1冊は後述するが、他の1冊は『息するための戦い(Fighting for Breath: Living Morally and Dying of Cancer in a Chinese Village)』(2014年)である(本の表紙出典はアマゾン)。

もう1冊の本は、2017年に出版し、2018年にBBCラジオの「Thinking Allowed」賞を受賞した『諦めた改革主義(Resigned Activism)』である。

2018年8月24日(37歳?)、この『諦めた改革主義(Resigned Activism)』に盗用があると指摘された。

2019年3月18日(38歳?)、オックスフォード大学・調査委員会は、調査の結果、盗用だと結論したが、ほぼ無処分(本の訂正だけ)にした。

盗用でクロなのに、ローラ=ウェインライトは解雇されなかった。辞職も移籍もしなかった。この処分は人種差別でひどく歪んでいると、中国人研究者から大きな非難を浴びた。

2020年5月20日(39歳?)現在、オックスフォード大学・教授に在職している → ココ、(保存版

オックスフォード大学・地理学/環境学部(School of Geography and the Environment, University of Oxford), South Parks Road, Oxford, OX1 3QY, UK.。写真出典

  • 国:英国
  • 成長国:英国
  • 医師免許(MD)取得:なし
  • 研究博士号(PhD)取得:オックスフォード大学
  • 男女:女性
  • 生年月日:不明。仮に1981年1月1日生まれとする。1999年に東洋アフリカ研究学院に入学した時を18歳とした
  • 現在の年齢:40 歳?
  • 分野:中国環境学
  • 最初の不正論文発表:2017年(36歳?)
  • 不正論文発表:2017年(36歳?)
  • 発覚年:2018年(37歳?)
  • 発覚時地位:オックスフォード大学・教授
  • ステップ1(発覚):第一次追及者は同じ研究分野のオックスフォード大学・上級研究フェローのジェニファー・ホールドアウェイ(Jennifer Holdaway)などがウェブで告発
  • ステップ2(メディア):「Independent」など
  • ステップ3(調査・処分、当局:オーソリティ):①オックスフォード大学・調査委員会
  • 大学・調査報告書のウェブ上での公表:なし
  • 大学の透明性:実名報道だが機関のウェブ公表なし(△)
  • 不正:盗用
  • 不正論文数:著書の1章(25ページ)。著書を撤回していない
  • 盗用ページ率:100%
  • 盗用文字率:?
  • 盗用:文字の盗用ではなく、内容の盗用
  • 時期:研究キャリアの中期から
  • 職:事件後に研究職(または発覚時の地位)を続けた(〇)
  • 処分:なし
  • 日本人の弟子・友人:不明

【国民の損害額】
国民の損害額:総額(推定)は1億円(大雑把)。

●2.【経歴と経過】

主な出典:Anna Lora-Wainwright | University of Oxford – Academia.edu

  • 生年月日:不明。仮に1981年1月1日生まれとする。1999年に東洋アフリカ研究学院に入学した時を18歳とした
  • 1999 – 2002年(18 – 21歳?):ロンドンの東洋アフリカ研究学院(通称ソアス、SOAS、School of Oriental and African Studies、SOAS University of London)で学士号取得
  • 2002 – 2003年(21 – 22歳?):同大学で修士号取得
  • 2003 – 2006年(22 – 25歳?):オックスフォード大学(University of Oxford)で研究博士号(PhD)を取得
  • 2006年(25歳?):ポスドク
  • 2009年9月(28歳?):オックスフォード大学(University of Oxford)・準教授
  • 2016年(35歳?):出版準備中の著書『諦めた改革主義(Resigned Activism: Living with Pollution in Rural China)』に中国人研究者を引用するよう、「健康・環境・開発フォーラム(略称:フォーヘッド:FORHEAD)」に指摘された
  • 2017年(36歳?):中国人研究者を十分引用せずに著書『諦めた改革主義(Resigned Activism: Living with Pollution in Rural China)』を出版
  • 2018年4月12日(37歳?):上記著書でBBCラジオの「Thinking Allowed」賞を受賞
  • 2018年8月24日(37歳?):ホールドアウェイとワン・ウーイが盗用を告発
  • 2018年8月(37歳?):正教授に昇格:https://web.archive.org/web/20180826095613/https://www.geog.ox.ac.uk/staff/alorawainwright.html
  • 2019年3月18日(38歳?):調査委員会は盗用と結論した。しかし、処分なし
  • 2020年5月20日(39歳?)現在:教授で在職 → ココ、(保存版

●3.【動画】

以下は事件の動画ではない。

【動画1】
著書『諦めた改革主義(Resigned Activism)』の説明:「What is ‘resigned activism’? – YouTube」(英語)3分47秒。
School of Geography and the Environment, Oxfordが2018/04/19 に公開

●5.【不正発覚の経緯と内容】

★売り出し始めた若い箱入り学者

2017年6月9日(36歳?)、アンナ・ローラ=ウェインライト(Anna Lora-Wainwright)は272ページの著書『Resigned Activism: Living with Pollution in Rural China』を出版した(表紙出典)。日本語訳は出版されていないが、表題を訳すと『諦めた改革主義:中国の農村で公害と共生』となる(以下、『諦めた改革主義』と書く)。

2018年4月12日(37歳?)、上記の本『諦めた改革主義』がBBCラジオの「Thinking Allowed」賞を受賞した。
 → 記事(と以下の写真):①Resigned Activism book wins ethnography prize | News | School of Geography and the Environment | University of Oxford、②Fellow Anna Lora-Wainwright wins BBC/BSA Ethnography Prize | St Cross College

★発覚の経緯

2017年6月9日(36歳?)、アンナ・ローラ=ウェインライト(Anna Lora-Wainwright)は『諦めた改革主義』を出版した。当然ながら、その執筆には調査に協力してくれた中国人、資料を提供した英国と中国の研究者たちがいた。

特に大きな貢献をしたのは、「健康・環境・開発フォーラム( Forum on Health Environment and Development (Forhead))、中国語では「健康、?境与?展??」」の研究者たちだ。

「健康・環境・開発フォーラム(略称:フォーヘッド:FORHEAD)」は、2008年以降、中国の環境問題と健康問題に対応するための非営利団体で、フィールド研究、ネットワークの構築、小規模な助成金や講習会を組織している。

共同座長はオックスフォード大学・上級研究フェローのジェニファー・ホールドアウェイ(Jennifer Holdaway、女性、写真出典)と中国科学院地理科学与资源研究所(中国科学院地理科学/天然資源学研究所)のワン・ウーイ教授(Wang Wuyi、王五一、男性、写真出典)である。

「健康・環境・開発フォーラム(略称:フォーヘッド:FORHEAD)」の研究者たちは、ローラ=ウェインライトの研究に協力してきた。

ところが、『諦めた改革主義』の原稿を読むと、一緒に研究を手伝ってきた中国人の研究者の研究成果をまともに引用していない。

2016年5月28日(35歳?)、「健康・環境・開発フォーラム(略称:フォーヘッド:FORHEAD)」の座長であるジェニファー・ホールドアウェイ(Jennifer Holdaway)とワン・ウーイ(Wang Wuyi、王五一)の2人は、ローラ=ウェインライトに、中国人の研究を引用すべきだと、メールを送付した。

以下は2016年5月28日のメールの冒頭部分(出典:同)。全文(2ページ)は → http://www.forhead.org/upload/201910/25/201910251924481397.pdf

★盗用告発

主なる出典 → Promoting Healthy Collaboration – 环境、健康与发展论坛 

ホールドアウェイとワン・ウーイがメールで中国人研究者の成果を引用すべきだと、2016年に警告したにもかかわらず、2017年6月9日(36歳?)、ローラ=ウェインライトは警告を無視し、不適切な引用のまま『諦めた改革主義』を出版した。

2018年8月24日(37歳?)、ホールドアウェイとワン・ウーイはオックスフォード大学・教務部長(Registrar of the University of Oxford )に、21ページの書類で盗用を告発した。

以下は2018年8月24日の告発書類の冒頭部分(出典:同)。全文(21ページ)は → http://www.forhead.org/upload/201911/04/201911041045192167.pdf

盗用と指摘した部分は、例えば、ローラ=ウェインライトの『諦めた改革主義』の中の癌の発生率が高い村を書いた章である。

25ページからなるその章のうちの14ページは、中国のホハイ大学(河海大学、Hohai University)のアジアン・チェン(Ajiang Chen)の2013年論文の要約で、他のページは、アジアン・チェンとローラ=ウェインライトが共同執筆した2016年の論文に基づいている、と指摘した。

また、汕頭(スワトウ)大学医学部(Shantou University Medical College)のリ・リピン教授(Li Liping、女性)も憤慨した。

リ・リピン教授は面接官として学生を募集し、大学の資金で旅費と人件費を支払い、ローラ=ウェインライトと共同で地元の医療従事者にインタビューした。しかし、『諦めた改革主義』の中のインタビュー部分はリ・リピン教授と学生の研究だとは触れずに記述をしていた。リ・リピン教授は「ショックを受けた」。

https://www.stx.ox.ac.uk/article/fellow-anna-lora-wainwright-wins-bbc/bsa-ethnography-prize

ローラ=ウェインライトは、この章ではこれらのインタビューを「簡単な言及」したのは、村への訪問とインタビューは、別途、自分の詳細な訪問報告があり、また、個人的に行なった面接インタビューがある。そちらに焦点を当てて記述したからだと、主張した。

ホールドアウェイとワン・ウーイは「健康・環境・開発フォーラム(略称:フォーヘッド:FORHEAD)」の会員にも、ローラ=ウェインライトの盗用行為を糾弾した。

以下は説明文の冒頭部分(出典:同)。日付けがないが、2018年8月頃と思われる。全文は → http://www.forhead.org/en_news_show-7170

以下は上記説明文に添付した「盗用の証拠」の冒頭部分(出典:同)。全文(14ページ)は → http://www.forhead.org/upload/201907/22/201907221334191605.pdf

★調査委員会はクロ判定

2018年9月(推定)、オックスフォード大学は調査委員会を設け、調査した。白楽は調査報告書を入手できなかったので、調査の年月日や調査委員名は不明である。

ジリアン・エイトケン教務部長(Gillian Aitken CB 、写真出典)が調査委員長だったと思われる。

ローラ=ウェインライトは本の巻末に方法論を書いた。そのセクションで彼らに謝辞を述べているので、彼らに十分な評価を与えたと主張した。しかし、3名の調査委員からなる調査委員会は、ローラ=ウェインライトの主張を否定した。

調査委員会は、ローラ=ウェインライトは他の中国の学者の知的貢献もほとんど無視していると指摘した。

ローラ=ウェインライトは、「私は共同編集者に相談しました。本の中で、彼らの貢献を認めたと、出版の時点で信じていました。謝辞が不十分だったと指摘されましたが、まったく意図的ではありませんでした」と弁解した。[白楽注:不十分なのは謝辞ではなく引用です]

原告は出版社「MIT Press」から出版した著書『諦めた改革主義』の回収とBBCラジオの「Thinking Allowed」賞の受賞取り消しを求めた。しかし、調査委員会は、単に著書のオンライン版で問題個所を修正し、ローラ=ウェインライト教授にネカト講習の学術的メンターを割り当てる処分で良しとした。

2019年3月18日(38歳?)、調査委員会は結論と処分を関係者に伝えた。

結論は、ローラ=ウェインライトは、重大なネカトを犯し、その責任がある、とした。理由は、他人の研究成果を引用せずに『諦めた改革主義』で使用した。また、『諦めた改革主義』の研究プロジェクトに関与した研究者がいたのに、誤って、その記載をしなかった。

処分は、出版社「MIT Press」にオックスフォード大学による調査結果を伝え、『諦めた改革主義』のオンライン版では、引用について適切に訂正するよう、ローラ=ウェインライトに要請した。

つまり、ローラ=ウェインライトが盗用したと結論したのに、著書の訂正を科しただけの処分だった。これは、盗用での一般的な処分とは大きくかけ離れたものだった。

★調査委員会は歪んでいる

調査委員会の制裁措置に対して、被盗用者側の中国と英国の研究者たちは全く納得しなかった。

2019年6月2日(38歳?)、ワン・ウーイ(Wang Wuyi、王五一)、アジアン・チェン(Ajiang Chen)ら、中国の5人の教授は、ジリアン・エイトケン教務部長に「全く容認できません(“totally unacceptable”)」と強い抗議の手紙を送った。

5人の教授は、ローラ=ウェインライトの完全な公的な謝罪を求め、著書『諦めた改革主義』の出版・販売で得た報酬と地位を「奪う」ようオックスフォード大学に要請した。

5人の教授はまた、オックスフォード大学の処分に「根本的な問題」があると非難した。つまり、中国人を蔑視する人種差別観が根底にあり、処分が大甘なのは、「ネカト行為の犠牲者が中国人の学者だからなのか?」と問うた。

ワン・ウーイ教授(Wang Wuyi、王五一)は「私たちは、明かにダブルスタンダードだと思っています。もし、共同研究者がヨーロッパやアメリカの研究者だった場合、状況は全く異なったと思います」と批判した。

一方、オックスフォード大学のスポークスマンは、「研究ネカトの申し立ては真剣に受け止めました。調査委員会はローラ=ウェインライト教授が共同研究者たちを欺くつもりはなかったと結論したのです。大学は、いかなる場合でもそうであるように、研究公正ポリシーが適用されたと確信しております。委員会が取られた行動は、状況に対して堅牢で適切でした」と自分たちをひたすら弁護するだけだった。

以下は2019年6月2日の中国の5人の教授の抗議の手紙。手紙の冒頭部分(出典:同)。全文(6ページ)は → http://www.forhead.org/upload/201911/04/201911041045442642.pdf

●6.【論文数と撤回論文とパブピア】

★論文数

アンナ・ローラ=ウェインライト(Anna Lora-Wainwright)は、2015年頃の履歴書によると、2005~2015年の11年間に約22報の査読付き論文と2冊の著書(1冊は準備中)を出版している。

2冊の著書のうちの1冊は、2017年6月9日出版尾の『諦めた改革主義』である。

★撤回監視データベース

2020年5月20日現在、「撤回監視(Retraction Watch)」の撤回監視データベースでアンナ・ローラ=ウェインライト(Anna Lora-Wainwright)を「Anna Lora-Wainwright」で検索すると、0論文がヒットし、0論文が撤回されていた。

★パブピア(PubPeer)

2020年5月20日現在、「パブピア(PubPeer)」では、アンナ・ローラ=ウェインライト(Anna Lora-Wainwright)の論文のコメントを「Anna Lora-Wainwright」で検索すると、0論文にコメントがあった。

●7.【白楽の感想】

《1》汚い 

この事件は、アンナ・ローラ=ウェインライト(Anna Lora-Wainwright、写真出典)が、賞を受賞した著書『諦めた改革主義(Resigned Activism)』に盗用があると指摘され、オックスフォード大学・調査委員会が、調査の結果、盗用はあったが、処分は著書の訂正でよし、とした事件である。

白楽は、調査委員ではないので、表面的な事実と事件の流れ、記事とその行間からの判断になるが、ローラ=ウェインライトの盗用は明白、処分が全くもっていい加減、という印象を受けた。

ローラ=ウェインライトはオックスフォード大学出身で、32歳で書籍を出版し、35歳で2冊目の書籍を出版した。履歴書を見ると、たくさんの研究費を獲得し、盗用と指摘されている最中の2018年に37歳で正教授に昇格している。いわば、秀才中の秀才で、オックスフォード大学・教授陣の秘蔵っ子なのだろう。

それで、オックスフォード大学・調査委員会は、クロとしつつも、実質、シロ並みの処分で済ました。「汚い!」事件だ(と白楽は思った)。

処分が全く歪んでいる。中国人研究者から大きな批判を浴びたが、当然だろう。

ネカト研究をしていると、堂々と不正をする調査委員会にもかなり遭遇する。ネカト犯を調査することとは別に、調査委員会も“調査”というか、審査・評価するシステムが必要だと、かなりの頻度で感じる。

調査委員は神様ではなく、人間である。自己保身するだろうし、欲得もある。能力が劣る場合もあれば、精神が腐っている場合もある。ローラ=ウェインライト事件では、忖度して、クロなのにシロ並みの処分で良しとした。調査委員会の精神が歪んでいる、正義が腐っている。このようなねじ曲がったケースは、日本に多いが(多分)、世界的にもそこそこある(印象)。

2020年5月20日(39歳?)現在、ローラ=ウェインライトはオックスフォード大学・教授に在職している → ココ、(保存版

《2》信頼 

アンナ・ローラ=ウェインライト(Anna Lora-Wainwright)は、オックスフォード大学(University of Oxford)・教授で、まだアラフォーである。

今回の事件では、中国人の共同研究者を軽視し、その事に居直り、反省の色も見せない。

専門は中国環境学だが、今後、まともな中国人研究者は協力しないだろう。これからの研究に支障をきたさないのだろうか? 

白楽が中国人の立場なら、ローラ=ウェインライトには決して協力しない。ローラ=ウェインライトの院生・ポスドクにも協力しない。さらに、オックスフォード大学の研究者には疑いの目を持って接するだろう。

《3》なぜ引用しない? 

アンナ・ローラ=ウェインライト(Anna Lora-Wainwright)は、『諦めた改革主義(Resigned Activism)』で、どうして中国人研究者の研究成果を適切に引用しなかったのだろうか?

引用を知らなかった? 引用をウッカリ忘れた?

これはあり得ない。

出版1年前の2016年5月28日(35歳?)、著書の原稿段階で、「健康・環境・開発フォーラム(略称:フォーヘッド:FORHEAD)」の座長であるジェニファー・ホールドアウェイ(Jennifer Holdaway)とワン・ウーイ(Wang Wuyi、王五一)の2人が、ローラ=ウェインライトに、中国人の研究を引用すべきだと、メールを送付している。

だから、どの部分をどの程度引用すればよいか、かなり明確にわかっていたはずだ。

それを無視して、盗用行為に及んだ。

どうしてなんだろう?

と不思議に思った。

白楽は本を読んでいないが、引用しても、『諦めた改革主義(Resigned Activism)』の価値はまったく下がらないと思うのだが・・・。

イヤイヤ、価値が下がるから、自分が研究したことにして出版したと考える方が理に適う。つまり、ローラ=ウェインライトは、意図的に他人の研究成果を自分のものとして出版したと考える方が理屈に合う。

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●9.【主要情報源】

① 2019年10月24日のジャック・グローブ(Jack Grove)記者の「Times Higher Education」記事:Oxford professor ‘failed to properly acknowledge’ Chinese colleagues | Times Higher Education (THE)
② 2019年10月24日のエレノア・バスビー(Eleanor Busby)記者の「Independent」記事:Oxford professor failed to credit work of Chinese colleagues in award-winning book, panel rules | The Independent
③ 2019年10月25日のイー・ヨウタオ(易又饕)記者の記事:牛津的耻辱
④ 2019年7月22日の「健康環境と開発に関するフォーラム(Forum on Health Environment and Development (Forhead))」記事:Evidence of Plagiarism and Ethical Misconduct by Anna Lora Wainwright This document provides evidence of plagiarism and other et、(保存版
★記事中の画像は、出典を記載していない場合も白楽の作品ではありません。

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