2019年6月30日掲載
世界の主要国では、「性不正(sexual misconduct)」の一部は、従来から刑事事件の対象であった。しかし、「セクハラ(性不正の一部)」や「アカハラ」に対しては法的処分も機関処分もされなかった。最近、日本を含め世界の主要国は「セクハラ」や「アカハラ」を機関処分に科している。悪質度が高いと法的処分が科される。
図の出典:Policies and Definitions – West Chester University、(保存版)
英語の「sexual misconduct」は大きな概念で、「セクハラ」はその一部でしかない。白楽は今までひっくるめて「セクハラ」として扱っていた。「セクハラ」ではない「性不正(sexual misconduct)」行為を「セクハラ」と記述していた可能性がある。誠にスミマセン。
英語の「sexual misconduct」にピッタリくる日本語がない。辞書には「性的不正、性的不品行、性的な非行」などとある。どうしよう?
英語の「research misconduct」は一般的に「研究不正」と訳されている。それで、「sexual misconduct」を「性不正」という日本語にした。
皆さんも是非、「性不正」という用語を使用してください。そして、「セクハラ」以外の「性不正」に「セクハラ」という用語を使用しないでください。
3‐1‐2 セクハラ(Sexual Harassment)の規則・言動例
2019年7月20日掲載 ワンポイント:【長文注意】。高等教育界(含・学術界)の性不正(sexual misc