「博士号はく奪」:ラジェンドラ・カダム(Rajendra Kadam)(米)

2019年1月6日掲載

ワンポイント:カダムはインド生まれ・育ちで、2008年8月 – 2013年(28 – 33歳?)に米国のコロラド大学デンバー校(University of Colorado, Denver)・院生だった。2016年9月(36歳?)、コロラド大学デンバー校は2013年にカダムに授与した研究博士号(PhD)をはく奪した。2018年11月30日、研究公正局は、カダム(38歳?)の院生時代の10論文にデータねつ造・改ざんがあったと発表した。3年間の締め出し処分を科した。国民の損害額(推定)は3億7,500万円。

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目次(クリックすると内部リンク先に飛びます)
1.概略
2.経歴と経過
3.動画
4.日本語の解説
5.不正発覚の経緯と内容
6.論文数と撤回論文とパブピア
7.白楽の感想
8.主要情報源
9.コメント
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●1.【概略】

ラジェンドラ・カダム(Rajendra Kadam、顔写真見つからない)は、インド生まれ・育ちで、2008年8月 – 2013年(28 –33歳?)に米国のコロラド大学デンバー校(University of Colorado, Denver)・院生だった。専門は薬学(薬物輸送、ドラッグデリバリー)である。

カダムは2009~2013年のコロラド大学デンバー校・院生時代の5年間に29論文も出版した”超優秀”な院生だった。

2013年(33歳?)、カダムはコロラド大学デンバー校で研究博士号(PhD)を取得し、ファイザー社(Pfizer Company)系列のインノファーマ社(InnoPharma, Inc.)に就職した。

2013年(33歳?)、ところが、カダムがコロラド大学デンバー校を去ってから、カダムがそれまで出していたデータはねつ造・改ざんではないかという疑念がもちあがった。

コロラド大学デンバー校は調査を始めた。

2014年2月(34歳?)、コロラド大学デンバー校は調査を終え、カダムをクロと判定し、研究公正局に報告した。

2016年9月(36歳?)、コロラド大学デンバー校は2013年にカダムに授与した研究博士号(PhD)をはく奪した。

2018年11月30日(38歳?)、研究公正局は、カダムの院生時代の10論文にデータねつ造・改ざんがあったと発表した。2018年11月13日から3年間の締め出し処分を科した。

コロラド大学デンバー校(University of Colorado Denver)・オーロラの医学系キャンパス(Anschutz Medical Campus in Aurora)。2013年7月30日 。写真所有者:Cyrus McCrimmon, The Denver Post。出典 https://www.denverpost.com/2017/06/21/university-colorado-anschutz-professor-research-misconduct/

  • 国:米国
  • 成長国:インド
  • 医師免許(MD)取得:なし
  • 研究博士号(PhD)取得:コロラド大学デンバー校
  • 男女:男性
  • 生年月日:不明。仮に1980年1月1日生まれとする。1998年の大学入学時を18歳とした
  • 現在の年齢:39 歳?
  • 分野:薬学
  • 最初の不正:2010年(30歳?)
  • 発覚年:2013年(33歳?)
  • ネカト行為時の地位:米国のコロラド大学デンバー校・院生
  • ステップ1(発覚):同じ研究室の研究室員(推定)。
  • ステップ2(メディア):
  • ステップ3(調査・処分、当局:オーソリティ):①コロラド大学デンバー校・調査委員会。②研究公正局
  • 大学・調査報告書のウェブ上での公表:あり。黒塗り(Ⅹ)
  • 大学の透明性:研究公正局でクロ判定(〇)
  • 不正:ねつ造・改ざん
  • 不正数:18件。10論文撤回。8論文にねつ造・改ざんの疑念
  • 時期:研究キャリアの初期
  • 職:事件後の動向不明
  • 処分:NIHから3年間の締め出し処分
  • 日本人の弟子・友人:不明

【国民の損害額】
国民の損害額:総額(推定)は3億7,500万円。内訳 ↓

  • ①研究者になるまで5千万円。研究者を辞めたとして、損害額は5千万円。
  • ②大学・研究機関が研究者にかけた経費(給与・学内研究費・施設費など)は年間4500万円。院生時代なので、損害額は①で算出した額。この②では0円。
  • ③外部研究費。カダムの獲得した外部研究費は不明だが少額だろう。ボスのウデイ・コンペラ教授の外部研究費の内、カダムのネカト絡みのFDAとNIHの研究費を1億円とした。研究費の損額は1億円。
  • ④調査経費。第一次追及者の調査費用は100万円。大学・研究機関の調査費用は1件1,200万円、研究公正局など公的機関は1件200万円。学術出版局は1つの学術誌あたり100万円で10の学術誌なので1000万円。小計で2,500万円
  • ⑤裁判経費は2千万円。裁判はなかったので損害額は0円。
  • ⑥論文撤回は1報当たり1,000万円、共著者がいなければ100万円。撤回論文は10報で共著者がいるので1億円。
  • ⑦アカハラ・セクハラではない。損害額は0円。
  • ⑧研究者の時間の無駄と意欲削減+国民の学術界への不信感の増大は1億円。
  • ⑨健康被害:損害額は0円とした。

●2.【経歴と経過】

主な出典:①:Search results for Rajendra Kadam, Colorado – Rajendra Kadam search results

  • 生年月日:不明。仮に1980年1月1日生まれとする。1998年の大学入学時を18歳とした
  • 1998 – 2003年(18 – 23歳?):インドのナーンデード薬科大学(Nanded Pharmacy College)で学士号を取得:薬学
  • 2003 – 2005年(23 – 25歳?):インドのボンベイ薬科大学(Bombay College of Pharmacy)で修士号を取得。2008年に、ボンベイ薬科大学の所属で「2008年のIndian J Pharm Sci.」論文を第一著者として出版
  • 2007年4月 – 2008年4月(27 – 28歳?):米国のネブラスカ大学医療センター(University of Nebraska Medical Center)で客員研究員
  • 2008年8月 – 2013年(28 –33歳?):米国のコロラド大学デンバー校(University of Colorado, Denver)・院生
  • 2013年(33歳?):研究博士号(PhD)を取得した
  • 2013年(33歳?):ファイザー社(Pfizer Company)系列のインノファーマ社(InnoPharma, Inc.)に就職した
  • 2013年(33歳?):ネカト疑惑の通報を受け、コロラド大学デンバー校が調査開始
  • 2014年2月(34歳?):コロラド大学デンバー校は調査終了し、調査は研究公正局へ
  • 2016年9月(36歳?):コロラド大学デンバー校は研究博士号(PhD)をはく奪
  • 2018年11月30日(38歳?):研究公正局がネカトと発表。締め出し期間は2018年11月13日から3年間

●5.【不正発覚の経緯と内容】

★研究の環境

ラジェンドラ・カダム(Rajendra Kadam)はインドで生まれ育ち、インドのボンベイ薬科大学(Bombay College of Pharmacy)で修士号を取得後、2008年(28歳?)、米国のコロラド大学デンバー校(University of Colorado, Denver)の院生になった。

ボスはウデイ・コンペラ教授(Uday B. Kompella、写真出典)だった。
→ Lab Members | Academics | University of Colorado Denver

2012年(32歳?)、カダムは、アメリカ医薬科学者協会(American Association of Pharmaceutical Scientists)のシンポジウム賞を受賞した。
→ 2012年10月15日記事:AAPS recognizes top scientists in pharmaceutical sciences

カダムは論文出版数も多く、院生仲間から「金の卵(ゴールデン・ボーイ)」と呼ばれた”超優秀”な院生だった。

カダムは液体クロマトグラフィー/質量分析(LC-MS / MS)のデータをねつ造・改ざんしたのであるが、コンペラ教授の実験室で、液体クロマトグラフィー/質量分析の機器を使えるのはカダムだけだった。さらに、カダムは他の院生に液体クロマトグラフィー/質量分析(LC-MS / MS)の機器の使い方を教えるのを拒否していた。つまり、カダムはコンペラ研究室で液体クロマトグラフィー/質量分析を独り占めし、他の研究室員の関与を拒否していた。そのため、他の研究室員から測定値のチェックを受けることがなかった。

カダムが行なった研究は、NIHの研究助成を受けていただけでなく、食品医薬品局(FDA)の研究助成も受けていた。

★研究公正局

2013年(33歳?)、カダムはコロラド大学デンバー校で、研究博士号(PhD)を取得し、ファイザー社(Pfizer Company)系列のインノファーマ社(InnoPharma, Inc.)に就職したと思われる。というのは、2016年、その所属で「Clin Pharmacokinet」論文を発表しているからだ。

2013年(33歳?)、カダムがコロラド大学デンバー校・コンペラ研究室を去ってから、カダムがそれまで出していたデータはねつ造・改ざんではないかという疑念がもたれた。

コロラド大学デンバー校は調査を始めた。

2014年2月、コロラド大学デンバー校は調査を終えた。

米国では珍しいべったり黒塗りのコロラド大学デンバー校の調査報告書(以下)をクリックすると、PDFファイル(8.09 MB、20ページ)が別窓で開く。

黒塗りの調査報告書は、「家族の教育権およびプライバシー法(Family Educational Rights and Privacy Act: FERPA)」のためだ。この連邦プライバシー法は「一般に、学校は、生徒の教育記録の情報を公開するには、親または生徒からの書面による許可を得る必要がある」と定めている。

以下は、同じ黒塗り報告書の事件の主要説明部分。ネカト者のラジェンドラ・カダム(Rajendra Kadam)の名前が黒塗りされている(推定)。
出典 → 2015年1月15日記事:Chemjobber: How will these graduate students be made whole?

研究公正局は、カダムは、NIH研究費番号「R01 EY018940」、「R01 EY017533」、「R24 EY017045」、「RC1 EY020361」の助成を受けた研究論文で、データねつ造・改ざんをしたと発表した。

ネカトは、液体クロマトグラフィー/質量分析(LC-MS / MS)のピーク面積を改ざんし、ばらつきを減らし統計的有意性を変えた、という行為だった。ネカトを行なったのは博士論文と以下の9論文の中の26個の図と5個の表である。

  1. Drug Metab. Dispos. 41:466-474, 2013 (hereafter referred to as “Drug Metab. Dispos. 2013”). Retracted in: Drug Metab. Dispos. 43(2):234, 2015 Feb.
  2. Mol. Pharm. 10:2350-2361, 2013 (hereafter referred to as “Mol. Pharm. 2013”). Retracted in: Mol. Pharm. 12(7):2559, 2015 July 6.
  3. Invest. Ophthalmol. Vis. Sci. 52(8):5387-99, 2011 (hereafter referred to as “IOVS 2011”). Retracted in: Invest. Ophthalmol. Vis. Sci. 56(3):1678, 2015 Mar 9.
  4. J. Control. Release 172(3):1151-60, 2013 (hereafter referred to as “J. Control. Release 2013”). Retracted in: J. Control. Release 237:186, 2016 Sep 10.
  5. Int. J. Pharm. 434: 140-147, 2012 (hereafter referred to as “Int. J. Pharm. 2012”). Retracted (no date provided by the journal for the retraction notice).
  6. Mol. Pharm. 9:605-614, 2012 (hereafter referred to as “Mol. Pharm. 2012”). Retracted in: Mol. Pharm. 12(7): 2558, 2015 July 6.
  7. J. Pharmacol. Exp. Ther. 332:1107-1120, 2010 (hereafter referred to as “J. Pharmacol. Exp. Ther. 2010”). Retracted in: J. Pharmacol. Exp. Ther. 352(2):326, 2015 Feb.
  8. Mol. Vis. 19:1198-1210, 2013 (hereafter referred to as “Mol. Vis. 2013”).
  9. Curr. Pharm. Biotechnol. 12(2):285-292, 2011 (hereafter referred to as “Curr. Pharm. Biotechnol. 2011”). Erratum in: Curr. Pharm. Biotechnol. 17(9):846, 2016 Jun 6.[1]

★ねつ造・改ざんデータ

以下、ねつ造・改ざんデータがどのようなものか、研究公正局がネカトとした9論文の内の2論文、「2012年のMol Pharm」論文(上記の6番目)と「2010年のJ Pharmacol Exp Ther」論文(上記の7番目)のデータを見てみよう。

【2012年のMol Pharm.論文】

この論文は撤回されている。研究公正局は図3、5、6、7がねつ造・改ざんデータだと指摘している。以下に図3、5、6、7を示すが、図を見てもどこがどのようにねつ造・改ざんされたのか、チンプンかんぷんである。一般的に、数値のねつ造・改ざんは生データと突き合わせないとネカトかどうかわからない。

図3

 

図5

 

図6

 

図7

【2010年のJ Pharmacol Exp Ther.論文】

この論文も撤回されている。研究公正局は表3-5、図1-5がねつ造・改ざんデータだと指摘している。表3-5は数値に羅列なので省略するが、見てもどこがどのようにねつ造・改ざんされたのか、チンプンかんぷんである。

図1-5は、ここに全部示す意味はないので、以下に図1だけを示す。こちらの図を見てもどこがどのようにねつ造・改ざんされたのか、チンプンかんぷんである。一般的に、数値のねつ造・改ざんは生データと突き合わせないとネカトかどうかわからない。

図1

★研究博士号(PhD)はく奪

2016年9月(36歳?)、コロラド大学デンバー校は2013年に授与したラジェンドラ・カダム(Rajendra Kadam)の研究博士号(PhD)をはく奪した。
→ 2016年9月8日のジョン・インゴールド(John Ingold)記者の「Denver Post」記事:CU revokes Ph.D. of pharmaceutical researcher for falsifying data – The Denver Post

CU-Degree-Revocation-Resolution.1

 

●6.【論文数と撤回論文とパブピア】

2019年1月5日現在、パブメド(PubMed)で、ラジェンドラ・カダム(Rajendra Kadam)の論文を「Rajendra Kadam [Author]」で検索した。この検索方法だと、2002年以降の論文がヒットするが、2009~2016年の8年間の32論文がヒットした。

2009~2013年の院生時代の5年間に29論文も出版している。”超優秀”な院生である。32論文の内、29論文はボスのウデイ・コンペラ教授(Uday B. Kompella)と共著である。

「Kadam RS[Author]」で検索すると、1998~2018年の21年間の28論文がヒットした。本記事で問題にしている研究者の論文も含まれていると思われる。28論文の内、24論文はボスのウデイ・コンペラ教授(Uday B. Kompella)と共著である。

2019年1月5日現在、「Rajendra Kadam [Author] AND Retracted」でパブメドの論文撤回リストを検索すると、8論文がヒットした。重複した撤回公告が1件あるので、撤回論文は2010-2013年の以下の7報である。なお、2015年1月14日の撤回監視(Retraction Watch)」記事では、撤回論文(含・予定)は10報で、その他8論文は疑念だとある。

  1. Self-assembled phenylalanine-α,β-dehydrophenylalanine nanotubes for sustained intravitreal delivery of a multi-targeted tyrosine kinase inhibitor.
    Panda JJ, Yandrapu S, Kadam RS, Chauhan VS, Kompella UB.
    J Control Release. 2013 Dec 28;172(3):1151-60. doi: 10.1016/j.jconrel.2013.09.016. Epub 2013 Sep 25. Retraction in: J Control Release. 2016 Sep 10;237:186.
  2. Hypoxia alters ocular drug transporter expression and activity in rat and calf models: implications for drug delivery.
    Kadam RS, Ramamoorthy P, LaFlamme DJ, McKinsey TA, Kompella UB.
    Mol Pharm. 2013 Jun 3;10(6):2350-61. doi: 10.1021/mp3007133. Epub 2013 May 22. Retraction in: Mol Pharm. 2015 Jul 6;12(7):2559.
  3. Immunohistochemical and functional characterization of peptide, organic cation, neutral and basic amino acid, and monocarboxylate drug transporters in human ocular tissues.
    Kadam RS, Vooturi SK, Kompella UB.
    Drug Metab Dispos. 2013 Feb;41(2):466-74. doi: 10.1124/dmd.112.045674. Epub 2012 Nov 20. Retraction in: Drug Metab Dispos. 2015 Feb;43(2):234.
  4. RETRACTED: Influence of choroidal neovascularization and biodegradable polymeric particle size on transscleral sustained delivery of triamcinolone acetonide.
    Kadam RS, Tyagi P, Edelhauser HF, Kompella UB.
    Int J Pharm. 2012 Sep 15;434(1-2):140-7. doi: 10.1016/j.ijpharm.2012.05.025. Epub 2012 May 23.
  5. Hydrophilic prodrug approach for reduced pigment binding and enhanced transscleral retinal delivery of celecoxib.
    Malik P, Kadam RS, Cheruvu NP, Kompella UB.
    Mol Pharm. 2012 Mar 5;9(3):605-14. doi: 10.1021/mp2005164. Epub 2012 Feb 8. Retraction in: Mol Pharm. 2015 Jul 6;12(7):2558.
  6. Sclera-choroid-RPE transport of eight β-blockers in human, bovine, porcine, rabbit, and rat models.
    Kadam RS, Cheruvu NP, Edelhauser HF, Kompella UB.
    Invest Ophthalmol Vis Sci. 2011 Jul 23;52(8):5387-99. doi: 10.1167/iovs.10-6233. Retraction in: Beebe DC. Invest Ophthalmol Vis Sci. 2015 Mar;56(3):1678.
  7. Influence of lipophilicity on drug partitioning into sclera, choroid-retinal pigment epithelium, retina, trabecular meshwork, and optic nerve.
    Kadam RS, Kompella UB.
    J Pharmacol Exp Ther. 2010 Mar;332(3):1107-20. doi: 10.1124/jpet.109.161570. Epub 2009 Nov 19. Retraction in: J Pharmacol Exp Ther. 2015 Feb;352(2):326.

★パブピア(PubPeer)

2019年1月5日現在、「パブピア(PubPeer)」はラジェンドラ・カダム(Rajendra Kadam)の7論文にコメントしている:PubPeer – Search publications and join the conversation.

●7.【白楽の感想】

《1》コンペラ教授を罰すべき

カダムの32論文の内、29論文はボスのウデイ・コンペラ教授(Uday B. Kompella)と共著である。2009~2013年の院生時代の5年間に29論文も出版している。

2015年1月14日の撤回監視(Retraction Watch)記事によると、撤回論文(含・予定)は10報で、その他8論文のデータに疑念がもたれている、とある。

カダムが院生時代の5年間に29論文も出版し、その大半のデータがねつ造・改ざんまたは疑念がもたれている現状を考えると、指導教授であるウデイ・コンペラ教授に大きな責任がある、と白楽は思う。コンペラ教授を処分すべきだと思う。

そう思って読むと、撤回監視(Retraction Watch)記事のコメントに同様な意見がいくつも見つかった。

《2》グズ

2014年2月にコロラド大学デンバー校は調査を終えたのに、研究公正局の発表はその4年9か月後の2018年11月30日である。

行政不服審査(Departmental Appeals Board)に訴えられたわけでもない。事件は単純なデータねつ造・改ざん事件である。研究公正局はどうしてこんなにグズなんだろう?、

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●8.【主要情報源】

① 研究公正局の発表:(1)2018年11月30日:Case Summary: Kadam, Rajendra | ORI – The Office of Research Integrity、(2)2018年12月6日:Federal Register:Federal Register :: Findings of Research Misconduct
② 2015年1月14日以降の撤回監視(Retraction Watch)」記事群:Search Results for “Rajendra Kadam” – Retraction Watch
③ 2016年9月8日のジョン・インゴールド(John Ingold)記者の「Denver Post」記事:CU revokes Ph.D. of pharmaceutical researcher for falsifying data – The Denver Post
★記事中の画像は、出典を記載していない場合も白楽の作品ではありません。

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