化学:フランシス・アーノルド(Frances Arnold)、インハ・チョ(Inha Cho、조인하、曹仁河)(米)

2021年1月19日掲載 

ワンポイント:2020年ネカト世界ランキングの「1B」の「5」に挙げられたので記事にした。2018年にノーベル化学賞を受賞したカリフォルニア工科大学(California Institute of Technology)のアーノルド教授は、「2019年5月のScience」論文を出版した。2020年1月3日(62歳)、この論文は再現性がないと自発的に論文を撤回した。アーノルドの自発的な撤回を称賛する人もいるが、第一著者の韓国系米国人(?)の院生であるインハ・チョ(Inha Cho、조인하、曹仁河)がデータをねつ造したため、研究結果を再現できなかったのだ。カリフォルニア工科大学はネカト調査をしていない。インハ・チョは退学した(?)が無処分、アーノルドも無処分である。国民の損害額(推定)は2憶円(大雑把)。

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目次(クリックすると内部リンク先に飛びます)
1.概略
2.経歴と経過
3.動画
4.日本語の解説
5.不正発覚の経緯と内容
6.論文数と撤回論文とパブピア
7.白楽の感想
9.主要情報源
10.コメント
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●1.【概略】

フランシス・アーノルド(Frances Arnold、Frances H Arnold、写真出典)は、米国のカリフォルニア工科大学(California Institute of Technology)・化学/化学工学科(Division of Chemistry and Chemical Engineering)・教授で、医師ではない。望む酵素を作る新しい方法「指向的進化法による酵素合成法(directed evolution of enzymes)」を開発し、2018年にノーベル化学賞を受賞した。専門は化学(化学工学)である。

ノーベル賞受賞者なので、多量の情報があるが、ネカトに絞って話を進める。

以下、( )内の年齢はアーノルドの年齢である。

2019年5月(62歳)、フランシス・アーノルド(Frances Arnold)は「2019年5月のScience」論文を出版した。

2020年1月3日(63歳)、この論文は再現性がなく、第一著者の実験ノートに生データの記録がないと自発的に公表し、論文を撤回した。アーノルドの自発的な公表を誠実だと称賛する人もいるが、指導下の院生(第一著者)のデータねつ造を暗示した。

第一著者は2015年9月に大学院に入学した韓国系米国人(?)のインハ・チョ(Inha Cho、조인하、曹仁河、ORCID iD:https://orcid.org/0000-0002-7564-5378、写真出典)で、インハ・チョがデータのねつ造をした。インハ・チョは退学したようで、研究室を去った。

2021年1月18日(64歳)現在、ネカトを公表してから1年が経過したが、カリフォルニア工科大学がネカト調査をしているという報道はない。インハ・チョは無処分、アーノルドも無処分である。

この事件は、2020年ネカト世界ランキングの「1B」の「5」に挙げられた。自発的に不祥事を公表・陳謝したアーノルドの誠実さを称賛するつもりで挙げられたようだ。

しかし、白楽は、ネカト調査をしないカリフォルニア工科大学、そして、それを許容している(あるいは、シメシメと思っている)アーノルドの「不」誠実さを感じた。

カリフォルニア工科大学・化学/化学工学科(Caltech Division of Chemistry and Chemical Engineering)。写真出典

  • 国:米国
  • 男女:女性
  • 分野:化学
  • 不正論文発表:2019年
  • 発覚年:2019年
  • 発覚時地位:カリフォルニア工科大学・教授(アーノルド)と院生(チョ)
  • ステップ1(発覚):第一次追及者はアーノルド教授・本人
  • ステップ2(メディア):「ツイッター」、「撤回監視(Retraction Watch)」
  • ステップ3(調査・処分、当局:オーソリティ):①学術誌・編集部。②カリフォルニア工科大学は調査していない
  • 大学・調査報告書のウェブ上での公表:なし。大学は調査していない
  • 大学の透明性:調査していない(✖)
  • 不正:ねつ造
  • 不正論文数:1報。1報撤回
  • 時期:研究キャリアの初期(チョ)、後期(アーノルド)
  • 職:事件後に研究職(または発覚時の地位)を続けた(〇)(アーノルド)、やめた・続けられなかった(Ⅹ)(チョ)
  • 処分:なし
  • 日本人の弟子・友人:不明

【国民の損害額】
国民の損害額:総額(推定)は2億円(大雑把)。

●2.【経歴と経過】

★フランシス・アーノルド(Frances Arnold)

  • 1956年7月25日:米国で生まれる
  • 1985年(29歳):米国のカリフォルニア大学バークレー校(University of California, Berkeley)で研究博士号(PhD)を取得:化学工学
  • 1986年(30歳):カリフォルニア工科大学(California Institute of Technology)・助教授
  • 1996年(40歳):同大学・正教授
  • 2018年(61歳):ノーベル化学賞を受賞
  • 2019年5月(62歳):問題の「2019年5月のScience」論文を発表
  • 2020年1月(63歳):上記論文が再現できないとツイッターで公表

★インハ・チョ(Inha Cho、조인하、曹仁河)
出典:(37) Inha Cho | LinkedIn

  • 生年月日:不明。仮に1993年1月1日生まれとする。韓国で生まれ育った可能性がある。米国のウェズリアン大学に2011年に入学した時を18歳とした
  • 2011 – 2015年(18 – 22歳?):米国のウェズリアン大学(Wesleyan University)・学部:物理と化学
  • 2015年10月1日(22歳?):米国のカリフォルニア工科大学(California Institute of Technology)・大学院入学:化学
  • 2019年5月(26歳?):問題の「2019年5月のScience」論文を発表
  • 2019年12月(26歳?):上記論文のデータねつ造がバレ、自主退学(?)

●3.【動画】

以下は事件の動画ではない。

【動画1】
ノーベル賞受賞者の発表:「The winners of 2018 Nobel Prize in Chemistry – YouTube」(英語)1分26秒。
The Hinduが2018/10/03に公開

●4.【日本語の解説】

★2020年1月5日:世界変動展望:「ノーベル賞受賞者、Frances H. Arnoldがサイエンス論文を撤回!捏造か?」

出典 → ココ、(保存版) 

2018年にノーベル化学賞を受賞したFrances H. Arnold(カルフォルニア工科大学教授、63歳、責任著者)が2019年に発表したサイエンスの論文を撤回した。

・・・中略・・・

結果を再現できず、筆頭著者のラボノートを注意深く調べても主要な実験に対する実験当時のノートの記入や生データがなかったという。これは捏造と言われても仕方ない。

★2020年2月15日:クーリエ・ジャポン:Poppy Noor著:「“ノーベル謝罪賞”ものの「正しい謝りかた」のポイントは?」

出典 → ココ、(保存版) 

あるノーベル賞受賞者が最近発表していた論文が、撤回された。そして、そのノーベル賞受賞者は謙虚な謝罪文を発表した。

2018年にノーベル化学賞を受賞した、カリフォルニア工科大学教授のフランシス・アーノルド博士のことだ。彼女は、2019年の論文が撤回されたことについて、すばらしく謙虚な姿勢で自らのフォロワーに知らせた。

「2020年で最初の仕事関連ツイートとして発表するのは本当にがっかりだけど、 私たちは、昨年発表したβ-ラクタムの酵素合成に関する論文を撤回しました」

そう彼女は切り出し、責任を認めた。

「認めるのは辛いけど、そうすることが重要。私はすべてについて謝罪します。論文提出の頃はちょっと忙しくて、自分の仕事をしっかりできていませんでした」

●5.【不正発覚の経緯と内容】

★ノーベル化学賞受賞

フランシス・アーノルド(Frances Arnold)はカリフォルニア工科大学(California Institute of Technology)・教授で、望む酵素を作る新しい方法「指向的進化法による酵素合成法(directed evolution of enzymes)」を開発し、2018年にノーベル化学賞を受賞した。

「指向的進化法による酵素合成法(directed evolution of enzymes)」はわかりにくいので、以下、梶井宏樹の「科学コミュニケーターブログ」から、説明を引用しよう(出典:【詳報】 2018年ノーベル化学賞!~タンパク質を進化させよ!~ )。

バクテリアのDNAを次々と突然変異させ、好きな化学反応を起こせる酵素を作る方法を開発したのです。

具体的な手法を見ていきましょう。

酵素はDNAから作られます。DNAは生物の設計図といわれるように、酵素の設計図でもあります。つまり、DNAをうまく改造してやれば新しい酵素ができるというわけです。では、どのようにうまく新しい酵素を見つけるのでしょうか。

(1) まず、改造しようと思う酵素とそれを作れるバクテリアを用意します。バクテリアの中には酵素のDNAが入っています。

(2) そのDNAをランダムに書き換えます。そのバクテリアは、ランダムに改造された酵素を作り始めます。

(3) それぞれの酵素が目的の化学反応を行ってくれるかテストします。

(4) このテストで反応がうまくいかなかったバクテリアはどんどん捨てていき、うまくいったバクテリアを残します。

(5) その後、うまくいったバクテリアのDNAを再度ランダムに書き換え、反応のテストを行います。つまり、(2)~(4)を繰り返すのです。この時、テストのクリア条件を徐々に厳しくします。

(6) 最終的に、テストで生きのこった酵素は非常に良い化学反応を示すものが残るわけです。

この手法により、生き物が本来作り出す物質ではない物質も作り出せるようになっています。具体的には、うまみ成分、糖尿病の薬、脂質降下薬などがあります。

近年では、指向性進化法(指向的進化法による酵素合成法(directed evolution of enzymes))により得られた酵素を用いて、自然界では考えられないような化学反応が次々と報告されています。

★問題の論文

2019年5月(62歳)、フランシス・アーノルド(Frances Arnold)は以下の「2019年5月のScience」論文を出版した。

酵素的にラクタム(lactam)を合成できるという論文である。

ラクタム(lactam)は、「カルボキシ基とアミノ基が脱水縮合した形を持って環を成している化合物の総称」(出典:ラクタム – Wikipedia)である。図はEdgar181 – English Wikipedia,出典 (パブリック・ドメイン)。

「2019年5月のScience」論文の3人の著者。左から、インハ・チョ(Inha Cho)、フランシス・アーノルド(Frances Arnold)、ジージャン・ジア(Zhi-Jun Jia)。写真出典保存版

第一著者は2015年9月に大学院に入学した韓国系米国人(?)のインハ・チョ(Inha Cho、조인하、曹仁河)だった。 → Inha Cho | LinkedIn

★発覚の経緯と処置

白楽が推定すると、フランシス・アーノルド(Frances Arnold)の研究室の院生またはポスドクが「2019年5月のScience」論文の結果を再現できないとアーノルド教授に相談したのが事の発端だろう。

アーノルド教授は院生に何度も追試実験を行なうよう指示する一方、論文共著者のインハ・チョ(Inha Cho)とジージャン・ジア(Zhi-Jun Jia)を呼んで状況の説明を求めたに違いない。

そして、実験操作を確認し、実験ノートのデータをチェックし、再現できない理由を詰めていく過程で、インハ・チョ(Inha Cho)が持ってきた実験ノートに肝心の該当データの記載がないことがわかった。と同時に、インハ・チョ(Inha Cho)が「データをねつ造しました」と告白したのだろう(白楽の推定)。

2019年12月1日(62歳)、フランシス・アーノルド(Frances Arnold)は「Science」誌のホールデン・ソープ編集長(Holden Thorp)にデータねつ造を伝え、論文撤回を求めた。

2020年1月3日(62歳)、「Science」誌が撤回公告を出版する1週間前、アーノルドはツイッターで自分でも「結果が再現できない」と陳謝・公表した。

ツイッターの文章の訳と感想を「ノーベル賞受賞者、Frances H. Arnoldがサイエンス論文を撤回!捏造か? – 世界変動展望」から引用すると以下のようだ。

結果を再現できず、筆頭著者のラボノートを注意深く調べても主要な実験に対する実験当時のノートの記入や生データがなかったという。これは捏造と言われても仕方ない。

世界変動展望が「捏造と言われても仕方ない」と述べているように、明白なデータねつ造事件である。

2020年1月10日(62歳)、「2019年5月のScience」論文は撤回された → 2020年1月10日の撤回公告:Retraction | Science

アーノルドのツイッターでも「Science」誌の撤回公告でも、第一著者がネカト者だと明示している。

「2019年5月のScience」論文の第一著者は2015年に大学院に入学した院生のインハ・チョ(Inha Cho)である。論文撤回を公表した2020年1月時点で、インハ・チョはアーノルドの研究室にいない。自主退学したと思われる。

2021年1月18日(63歳)現在、それから丸1年が経つ。しかし、カリフォルニア工科大学がインハ・チョのネカト調査をしているという報道はない。

【ねつ造の具体例】

カリフォルニア工科大学は調査していない。アーノルドはどの結果がどのように再現できないのか具体的に示していない。

つまり、論文の何がどのようにマズいのか不明である。パブピアにも指摘はない。

それで、省略。

●6.【論文数と撤回論文とパブピア】

フランシス・アーノルド(Frances Arnold)だけ調べ、インハ・チョ(Inha Cho、조인하、曹仁河)は調べていない。

★パブメド(PubMed)

2021年1月18日現在、パブメド( PubMed )で、フランシス・アーノルド(Frances Arnold)の論文を「Frances Arnold [Author]」で検索した。この検索方法だと、2002年以降の論文がヒットするが、2002~2020年の19年間の212論文がヒットした。

「Arnold FH」で検索すると、1986~2020年の35年間の294論文がヒットした。

2021年1月18日現在、「Retracted Publication」のフィルターでパブメドの論文撤回リストを検索すると、本記事で問題にした「2019年5月のScience」論文・1論文が撤回されていた。

★撤回監視データベース

2021年1月18日現在、「撤回監視(Retraction Watch)」の撤回監視データベースでフランシス・アーノルド(Frances Arnold)を「Arnold, Frances H」で検索すると、0論文が訂正、0論文が懸念表明、本記事で問題にした「2019年5月のScience」論文・ 1論文が撤回されていた。

★パブピア(PubPeer)

2021年1月18日現在、「パブピア(PubPeer)」では、フランシス・アーノルド(Frances Arnold)の論文のコメントを「”Frances H. Arnold”」で検索すると、本記事で問題にした「2019年5月のScience」論文・1論文にコメントがあった。

●7.【白楽の感想】

《1》調査し、処罰すべき 

以下、本文の一部を再掲している。

「2019年5月のScience」論文の著者は、フランシス・アーノルド(Frances Arnold)を含め3人で、第一著者は2015年に大学院に入学した院生のインハ・チョ(Inha Cho)である。問題を公表した2020年1月時点で、インハ・チョはアーノルドの研究室にいない。

アーノルドは「2019年5月のScience」論文が再現できない理由をツイッターで述べている。

ツイッターの文章の訳と感想を「ノーベル賞受賞者、Frances H. Arnoldがサイエンス論文を撤回!捏造か? – 世界変動展望」から引用すると以下のようだ。

結果を再現できず、筆頭著者のラボノートを注意深く調べても主要な実験に対する実験当時のノートの記入や生データがなかったという。これは捏造と言われても仕方ない。

世界変動展望が「捏造と言われても仕方ない」と述べているように、明白なデータねつ造事件である。

アーノルドは「筆頭著者」がネカト者だと明示している。

それから丸1年が経つが、しかし、カリフォルニア工科大学が「筆頭著者」のインハ・チョのネカト調査をしているという報道はない。

アーノルドがノーベル賞受賞者なので、カリフォルニア工科大学は温情的に対応しているようだ。

しかし、厄介なことだが、このようなノーベル賞受賞者への忖度・手加減は、研究倫理という視点ではマズイ。

ノーベル賞受賞者の研究室であれ、院生がネカトをすれば、大学としてネカト処理基準に沿って公平に調査し、処罰すべきである。

曲がったことをすれば。その結果はどこかで裏目にでる。

《2》陰謀説 

ヒョットして、アーノルド自身がこのネカト事件に関与しているのだろうか?

ツイッターで「論文を投稿したとき、私は少し忙しく、自分の仕事をうまくしていませんでした(did not do my job well)」と述べている。なんか、引っかかる。

ボスが「少し忙しく」ても、普通、院生は不正をしない。つまり、ボスの多忙と院生の不正行為はほぼ無関係である。それなのに「自分の仕事をうまくしていませんでした(did not do my job well)」と書く意味は、アーノルド自身が、なんらかの直接的な責任を感じているということだ。

「2019年5月のScience」論文はインハ・チョ(Inha Cho)の博士論文だろう。となると、期限がある。実験結果を論文にまとめる時、データが少し足りないが、期限が迫っている。それで、ネカトを許容するようにことをインハ・チョ(Inha Cho)に指示したのではないだろうか、と疑念を抱いてしまう。

カリフォルニア工科大学が正式に調査すれば、インハ・チョ(Inha Cho)がボスからの指示だと言いかねない。それで、カリフォルニア工科大学は調査しない。のではないかと・・・。ハハハ、陰謀説です。

「筆頭著者」がネカト者だとアーノルドが明示した点も気になる。アーノルドは自分に嫌疑がかからないように、先手を打ったのだ。・・・ハハハ、陰謀説ですって。

フランシス・アーノルド(Frances Arnold)。https://www.uspto.gov/learning-and-resources/journeys-innovation/audio-stories/beyond-nobel

《3》誠実さ 

この事件は、2020年ネカト世界ランキングの「1B」の「5」に挙げられた。撤回公告が発表される前に自分で公表した誠実さを称賛するつもりで挙げられたようだ。

しかし、白楽は、アーノルドの言動はネカトを糊塗する「不」誠実な言動という印象を受けた。

2021年1月18日(63歳)現在、それから丸1年が経つ。しかし、カリフォルニア工科大学がインハ・チョのネカト調査をしているという報道はない。この不作為をアーノルドは許容している(あるいは、シメシメと思っている)。

ヒョットして、アーノルドが裏から手をまわしているのではないだろうか?・・・ハハハ、陰謀説です。シツコイ!

《4》ノーベル賞受賞者 

日本社会はノーベル賞受賞者を人格高潔で万能な超人扱いをする。

ノーベル賞受賞者がもし 厚顔無恥な傍若無人な言動 をしても、日本社会は、好意的、あるいは大目に見るように白楽は感じる。

単に有機化学の専門家だけなのに、国の教育再生会議の座長をしてしまう野依良治というノーベル賞受賞者がいた。有機化学の専門家であって教育は素人でしょうに、その人に、国の教育方針を任せる官僚のセンスを疑うし、引き受ける野依のセンスも疑う。

いちいち挙げないが、しかし、超人扱いの例はたくさんある。

では、ノーベル賞受賞者は研究成果だけでなく研究公正も優れているのだろうか?

白楽は否定的である。

科学的業績と規範的言動は全く別である。

ノーベル賞受賞者に規範に優れた人もいるが、平均的には、自己主張・ズルさが人一倍強く、ネカト・クログレイはギリギリという研究者が多いと思う。

今まで白楽ブログではノーベル賞受賞者の記事を3件取り上げた。

しかし、問題者(含・研究公正以外)は以下のようにたくさんいる(網羅していない。順不同)。もう少し白楽ブログの記事に取り上げた方がいいかもしれませんね。

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日本がスポーツ、観光、娯楽を過度に追及する現状は日本の衰退を早め、ギリシャ化を促進する。日本は、40年後に現人口の22%が減少し、今後、飛躍的な経済の発展はない。科学技術と教育を基幹にした堅実・健全で成熟した人間社会をめざすべきだ。科学技術と教育の基本は信頼である。信頼の条件は公正・誠実(integrity)である。人はズルをする。人は過ちを犯す。人は間違える。その前提で、公正・誠実(integrity)を高め維持すべきだ。
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●9.【主要情報源】

① ウィキペディア日本語版:フランシス・アーノルド – Wikipedia
② ウィキペディア英語版:Frances Arnold – Wikipedia
③ 「Academy of Achievement」のフランシス・アーノルド(Frances Arnold)の記事:Frances H. Arnold, Ph.D. | Academy of Achievement
④ 2020年1月2日のアイヴァン・オランスキー(Ivan Oransky)記者の「撤回監視(Retraction Watch)」記事:Nobel winner retracts paper from Science – Retraction Watch
⑤ 2020年1月3日の「BBC News」記事:Nobel Prize-winning scientist Frances Arnold retracts paper – BBC News
⑥ 2020年1月5日のブルース・リー(Bruce Y. Lee)記者の「forbes」記事:Nobel Prize Winner Frances Arnold Retracts Paper, Here Is The Reaction
⑦ 2020年1月6日のポピー・ヌール(Poppy Noor)記者の「Guardian」記事:Nobel prize winner demonstrates the best way to apologize | Science | The Guardian
⑧ 2020年1月6日のレオニッド・シュナイダー(Leonid Schneider)のブログ記事:Magic crystals and Nobel Science rules – For Better Science
★記事中の画像は、出典を記載していない場合も白楽の作品ではありません。

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