全期間ネカト世界ランキング(2)

2022年2月14日初版、202x年x月xx日更新

ワンポイント:歴史的に大事件となったネカト、インチキ科学、デタラメ研究のランキングをなるべくたくさん集めた。年度ごとのランキングは別記事に記載した。カタカナ名の赤字は本ブログで解説済み。

2021年5月20日追加までの「1」~「23」 → 全期間ネカト世界ランキング(1) | 白楽の研究者倫理

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目次(赤字の番号をクリックすると内部リンク先に飛びます)

29 .「ネカト疑惑で告発されたアルツハイマー病・高レベル研究者のリスト」:2024年10月20日
28 .「【ゆっくり解説】闇が深すぎる「世界の捏造事件」10選を解説」:2021年12月13日
27 .「生命を危険にさらす偽の医療・医学研究事件。医学研究者が毎年発表する研究の5分の1はねつ造・改ざんされていると報道されたので」:2021年10月30日 
26 .Rankerの「注目を浴びた18件の盗用事件」:2021年10月4日
25 .「大学での研究不正のトップ5」:2019年5月9日 
24 .Viper Blog の「有名な盗用事件トップ5」:2019年3月26日 
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★29.「ネカト疑惑で告発されたアルツハイマー病・高レベル研究者のリスト」:2024年10月20日

ランキングかどうか不明だが番号はついている。ネカト者6人。

  1. マーク・テシア=ラヴィーン(Marc Tessier-Lavigne)(米) | 白楽の研究者倫理

  2. シルヴァン・レズネー(Sylvain Lesné)、カレン・アッシュ(Karen Ashe)(米) | 白楽の研究者倫理
  3. ホァウヤン・ワン(Hoau-Yan Wang)、リンゼイ・バーンズ(Lindsay Burns)、キャッサバ・サイエンシズ社(Cassava Sciences, Inc.)(米) | 白楽の研究者倫理
  4. エリーザー・マスリア(Eliezer Masliah)(米) | 白楽の研究者倫理
  5. ベリスラフ・ズロコビッチ(Berislav Zlokovic)(米) | 白楽の研究者倫理
  6. ドメニコ・プラティコ(Domenico Praticò)(米) | 白楽の研究者倫理

出典:List of high-level Alzheimer’s researchers accused of credible fraud
https://threadreaderapp.com/thread/1848020706082050500.html保存版

著者はダン・エルトン(Dan Elton、Daniel C. Elton、写真出典同)。米国。ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校 (Stony Brook University)で2016年に研究博士号(PhD)取得(物理学)。2019年1月から、NIHのスタッフ研究員(出典:CV)。

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★28.「【ゆっくり解説】闇が深すぎる「世界の捏造事件」10選を解説」:2021年12月13日

動画で紹介したタイトルとは異なるタイトルだが、「世界の捏造事件」10選は以下の10事件だった。白楽ブログでは「4,5,8」を解説した。

  1. シェーン論文捏造事件
  2. 旧石器捏造事件 – Wikipedia
  3. ピルトダウン人 – Wikipedia
  4. エリアス・アルサブティ (Elias Alsabti)(米)改訂 | 白楽の研究者倫理
  5. ウィリアム・サマリン(William Summerlin)(米) | 白楽の研究者倫理
  6. 韓国クローンES細胞捏造事件
  7. ネッシー
  8. アンドリュー・ウェイクフィールド (Andrew Wakefield)(英) | 白楽の研究者倫理
  9. ルイセンコ論争 – Wikipedia
  10. STAP細胞事件

出典:https://www.youtube.com/watch?v=jwV_ktd2c2k

著者は「ゆっくり知的雑学【ゆっくり解説チャンネル】」。経歴など不明だが日本人と思われる。

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★27.「生命を危険にさらす偽の医療・医学研究事件。医学研究者が毎年発表する研究の5分の1はねつ造・改ざんされていると報道されたので」:2021年10月30日 

ランキングではない。記事に写真が掲載されているネカト者7人を順に示した。

韓国のWoo Suk Hwangと日本人のヨシタカ・フジイの2人は白楽ブログで解説していないが、他の5人は解説した。

  • ヨシタカ・フジイ(Yoshitaka Fujii)、藤井善隆(東邦大学) (日本)(撤回論文数:183)

出典:Exposed: The plague of fake medical trials putting lives in danger as experts reveal a FIFTH of studies published each year could contain invented or plagiarised results https://www.dailymail.co.uk/health/article-10147503/Exposed-plague-fake-medical-trials-putting-lives-danger.html保存版

著者はバーニー・カルマン(Barney Calman 、写真出典)。英国。ロンドン芸術大学の中のカレッジの一つロンドン・カレッジ・オブ・ファッション (London College of Fashion)を2001年に卒業。2008年1月から、「Mail on Sunday」の健康関連担当の記者、その後、主幹。現在45 歳?(出典: Barney Calman | LinkedIn)。

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★26.Rankerの「注目を浴びた18件の盗用事件」:2021年10月4日 

公表して気がつきました「18」と同じでした。今回の記事は「2021年10月4日更新」とあったので、最近の記事だと思っていました。2021年10月4日更新」で内容は、以前と同じ様です。スミマセン。記事は削除しないで残しておきます。

18件リストされているが、広義の研究者は2人で、白楽ブログで解説した。写真出典は同記事。

出典:18 High Profile Cases of Plagiarism https://www.ranker.com/list/high-profile-cases-of-plagiarism/janaegreen保存版

著者はジャネイグリーン(JanaeGreen、写真出典同)。米国。経歴など不明。

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★25.「大学での研究不正のトップ5」:2019年5月9日 

白楽ブログでは全5事件、解説した。

  1. 社会心理学:ディーデリク・スターペル(Diederik Stapel)(オランダ)
  2. アニル・ポティ(Anil Potti)(米)
  3. マヘシュ・ヴィスヴァナタン(Mahesh Visvanathan)、ジェラルド・ラシントン(Gerald Lushington)(米) 
  4. 「博士号はく奪」:ベング・シゼン(Bengü Sezen) (米) 
  5. 物質工学:クレイグ・グライムス(Craig Grimes)(米)

出典:In Fraud We Trust: Top 5 Cases of Misconduct in University Research https://research.uh.edu/the-big-idea/university-research-explained/five-cases-of-research-fraud/保存版

著者はルネ・カントゥ(Rene Cantu、漫画出典同)。米国のヒューストン大学(University of Houston)・研究部門のコミュニケーションコーディネーター。

なお、著者のカントゥは、2020年11月9日、ヒューストンのモントローズで無差別に銃で撃たれ死亡した7人のうちの1人だった(享年34歳)。 → ① 2020年11月14日記事:UH worker Rene Cantu murdered in Montrose was 1 of 7 people killed within violent 24 hours in Houston – ABC13 Houston、② 2020年12月2日記事:Man found dead on Montrose Boulevard; suspects wanted | khou.com

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★24.Viper Blog の「有名な盗用事件トップ5」:2019年3月26日 

5件リストされているが、広義の研究者は1人で、白楽ブログで解説した。

  • 2番目:盗博:宗教学:キング牧師(Martin Luther King Jr.)(米) 

出典:The Top Five Famous Cases of Plagiarism: The Cases of Melania Trump, Martin Luther King Jr., George Harrison, Alex Haley, and Saddam Hussein https://research.uh.edu/the-big-idea/university-research-explained/five-cases-of-research-fraud/保存版

著者氏名は不記載。