2023年1月5日掲載
ワンポイント:ウディンは学部卒で、研究博士号(PhD)も医師免許も持っていない。ところが、バングラデシュのサウスイースト大学(Southeast University)・研究員として、2016~2022年(24~30歳?)の7年間に161報もの論文を出版した。2022年3月(30歳?)、被盗用者のエヴァンジェリン・フォスター(Evangeline Foster)が「2021年12月のNeurotox Res.」論文(電子版は2020年8月21日公開)の盗用を公表した。ネカトハンターのレスリー・マッキントッシュ(Leslie McIntosh)が盗用を追求し、盗用公表の2か月後、論文は撤回された。その時点で博士院生だったウディンは、香港大学を2022年8月1日(30歳?)に退学した。国民の損害額(推定)は1億円(大雑把)。この事件は「学術誌のネカト対応怠慢・不作為」であり、2022年ネカト世界ランキングの「2」の「1」である。
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目次(クリックすると内部リンク先に飛びます)
1.概略
2.経歴と経過
3.動画
5.不正発覚の経緯と内容
6.論文数と撤回論文とパブピア
7.白楽の感想
9.主要情報源
10.コメント
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●1.【概略】
モハメド・サハブ・ウディン(Mohammed Sahab Uddin、Md. Sahab Uddin、ORCID iD:https://orcid.org/0000-0002-0805-7840、写真出典、保存版)は、バングラデシュのサウスイースト大学(Southeast University)・研究者、登録薬剤師(Registered Pharmacist)だった。学部卒で、研究博士号(PhD)も医師免許も持っていない。専門は薬学である。
バングラデシュのサウスイースト大学(Southeast University)・研究員として、2016~2022年(24~30歳?)の7年間に161報もの論文を出版した。
2022年3月(30歳?)、「2021年12月のNeurotox Res.」論文(電子版は2020年8月21日公開)の盗用が公表され、2か月後、撤回された。
盗用公表時点でウディンは香港大学の博士院生だったが、2022年8月1日(30歳?)に退学した。多分、退学「処分」されたのだと思う。
この事件は、2022年ネカト世界ランキングの「2」の「1」である。
サウスイースト大学(Southeast University)。写真出典、(保存版)
- 国:バングラデシュ
- 成長国:バングラデシュ?
- 医師免許(MD)取得:なし
- 研究博士号(PhD)取得:なし
- 男女:男性
- 生年月日:不明。仮に1992年1月1日生まれとする。2014年に大学・学部を卒業した時を22歳とした。バングラデシュで生まれ、育ったとした
- 現在の年齢:32 歳?
- 分野:薬学
- 不正論文発表:2021年(29歳?)
- ネカト行為時の地位:サウスイースト大学・研究員
- ネカト公表年:2022年(30歳?)
- ネカト公表時地位:香港大学・博士院生
- ステップ1(発覚):第一次追及者は被盗用者のエヴァンジェリン・フォスター(Evangeline Foster)と、ネカトハンターのレスリー・マッキントッシュ(Leslie McIntosh)
- ステップ2(メディア):「パブピア(PubPeer)」、「撤回監視(Retraction Watch)」、「Digital Science」
- ステップ3(調査・処分、当局:オーソリティ):①学術誌・編集部。②香港大学・調査委員会
- 大学・調査報告書のウェブ上での公表:なし
- 大学の透明性:実名報道だが機関のウェブ公表なし(△)
- 不正:盗用
- 不正論文数:撤回論文1報。他に多数(推定)
- 盗用ページ率:不明%
- 盗用文字率:不明%
- 時期:研究キャリアの初期から
- 職:事件後に発覚時の地位をやめた・続けられなかった(Ⅹ)
- 処分:退学処分(推定)
- 日本人の弟子・友人:不明
【国民の損害額】
国民の損害額:総額(推定)は1億円(大雑把)。
●2.【経歴と経過】
主な出典:Md. Sahab Uddin | IGI Global
- 生年月日:不明。仮に1992年1月1日生まれとする。2014年に大学・学部を卒業した時を22歳とした。バングラデシュで生まれ、育ったとした
- 2014年(22歳?):xx大学(xxxx)で学士号取得:薬学
- xxxx年(xx歳):バングラデシュのサウスイースト大学(Southeast University)・薬学科(Department of Pharmacy)・研究者、登録薬剤師(Registered Pharmacist)
- 2016~2022年(24~30歳?):この7年間に161論文を出版
- xxxx年(xx歳):香港の香港大学(Hong Kong University)・院生
- 2021年2月(29歳?):「2021年12月のNeurotox Res.」論文(電子版は2020年8月21日公開)の盗用が発覚
- 2022年3月16日(30歳?):「2021年12月のNeurotox Res.」論文の盗用が公表
- 2022年5月19日(30歳?):上記盗用が撤回
- 2022年8月1日(30歳?):香港大学を退学
●3.【動画】
【動画1】
以下は事件の動画ではない。 同姓同名の別人かもしれない。
商品紹介動画:「MR MOHAMMED SAHAB UDDIN SAHAM DXN OMAN – YouTube」(?語)1分49秒。
SAIF future CA(チャンネル登録者数 608人)が2021/06/24 に公開
●5.【不正発覚の経緯と内容】
★多量の論文出版
モハメド・サハブ・ウディン(Mohammed Sahab Uddin、Md. Sahab Uddin)は、学部卒で、研究博士号(PhD)も医師免許も持っていない。
香港大学で博士院生になる前、バングラデシュのダッカにあるサウスイースト大学(Southeast University)・研究員で、2016~2022年(24~30歳?)の7年間に161報もの論文を出版した。それらの論文は計3,600 回以上引用されていた。7冊の本を執筆・編集していた。
超人的な研究業績と活躍である。
★発覚の経緯
2022年3月16日(30歳?)、「Dr Meming」は自分の研究グループの論文が盗用被害にあったことをツイートした。盗用被害を13か月前に学術誌に伝えたのに、論文は依然として撤回されていない、と「学術誌のネカト対応怠慢・不作為」を批判している。
13 months since I reported an obvious case of plagiarism. The paper is still online. Journal gone silent and no longer replying to emails.
Ready to name and shame both authors and the journal.@OpenAcademics @AcademicChatter #academictwitter #sciencetwitter pic.twitter.com/3j1hX9uCiR
— Dr Meming (@Dr_Meming) March 15, 2022
盗用は、文章の一部をコピーした盗用ではなく、論文の全体の構造と概念の盗用だった。
盗用論文はアルツハイマー病の「2021年12月のNeurotox Res.」論文で、電子版は2020年8月21日公開された。
- Exploring the Role of CLU in the Pathogenesis of Alzheimer’s Disease.
Uddin MS, Kabir MT, Begum MM, Islam MS, Behl T, Ashraf GM.
Neurotox Res. 2021 Dec;39(6):2108-2119. doi: 10.1007/s12640-020-00271-4.
Epub 2020 Aug 21.
盗用者は、第一著者のモハメド・サハブ・ウディン(Mohammed Sahab Uddin、Md. Sahab Uddin)で、ウディンは、この論文では、バングラデシュのサウスイースト大学(Southeast University)に所属していた。
★レスリー・マッキントッシュ(Leslie McIntosh)
レスリー・マッキントッシュ(Leslie McIntosh、写真出典)は、この論文盗用事件になんとなく興味を持ち、ウディンの論文を総合的に調べ始めた。
なお、レスリー・マッキントッシュは米国のセントルイス大学で生物統計学と疫学の博士号を取得し、科学論文の評価ツールを提供する米国のテクノロジー企業・レピタ社(Ripeta)の創設者兼社長である。
レピタ社(Ripeta)の科学論文の評価ツールは「ディメンジョンズ(Dimensions AI)」で、Altmetricを介して、出版物や臨床試験が世界中でどのくらいの頻度で議論されているかを示すデータを提供している。
以下は、「ディメンジョンズ(Dimensions)」の紹介動画(白楽の感想:面白くない動画)。
★レスリー・マッキントッシュの調査着手
モハメド・サハブ・ウディン(Mohammed Sahab Uddin、Md. Sahab Uddin)は、学部卒で、研究博士号(PhD)も医師免許も持っていない。香港大学で博士院生になる前、バングラデシュのダッカにあるサウスイースト大学(Southeast University)で、2016年以来、160報以上の論文を発表していた。
ウディンの論文数は、パブメドでは2016~2022年の7年間の161論文である。「ディメンジョンズ(Dimensions)」で年次出版数を調べると以下のようだ(図出典)。
マッキントッシュはウディンの盗用を香港大学に伝えた。
香港大学はすぐにネカト調査を開始した。
すると、ウディンは数日のうちに、ORCiDプロフィールを消去し、自分で削除できる他のウェブ上の情報のほとんどを削除し、香港大学を退学した。
マッキントッシュは、「物事は急速に進んでいると感じました。情報が削除される前に、できるだけ多くの情報を確保・保存しました」と述べている。
★論文撤回
マッキントッシュの調査のきっかけとなったウディンの「2021年12月のNeurotox Res.」論文(以下再掲)は、2022年5月19日に撤回された。
- Exploring the Role of CLU in the Pathogenesis of Alzheimer’s Disease.
Uddin MS, Kabir MT, Begum MM, Islam MS, Behl T, Ashraf GM.
Neurotox Res. 2021 Dec;39(6):2108-2119. doi: 10.1007/s12640-020-00271-4. Epub 2020 Aug 21.
撤回告知では、コンテンツの大部分が別の著者の論文から言い換えられた文章だったので、この論文を撤回したとある。つまり、盗用である。 → Retraction Note to: Exploring the Role of CLU in the Pathogenesis of Alzheimer’s Disease | SpringerLink
被盗用論文は「2019年2月のFront Neurosci」論文で、著者の所属は英国のオックスフォード大学(University of Oxford)である。
- Clusterin in Alzheimer’s Disease: Mechanisms, Genetics, and Lessons From Other Pathologies.
Foster EM, Dangla-Valls A, Lovestone S, Ribe EM, Buckley NJ.
Front Neurosci. 2019 Feb 28;13:164. doi: 10.3389/fnins.2019.00164. eCollection 2019.
被盗用論文の連絡著者のエヴァンジェリン・フォスター(Evangeline Foster、写真出典)は、盗用は明白な盗用だと指摘したうえで、盗用が指摘されてから論文が撤回されるまで1年以上かかり、バカバカしいほど作業が遅かったと、学術誌「Front Neurosci」・編集部の対応を非難した。つまり、「学術誌のネカト対応怠慢・不作為」だったのだ。
なお、自分の研究グループの論文が盗用被害にあったことをツイートした「Dr Meming」の「Meming」という姓の人は共著者の中にはない。
「Dr Meming」はエヴァンジェリン・フォスターのツイッター名だろう。
以下にツイートを再掲する。
13 months since I reported an obvious case of plagiarism. The paper is still online. Journal gone silent and no longer replying to emails.
Ready to name and shame both authors and the journal.@OpenAcademics @AcademicChatter #academictwitter #sciencetwitter pic.twitter.com/3j1hX9uCiR
— Dr Meming (@Dr_Meming) March 15, 2022
★香港大学
マッキントッシュはウディンの論文を調査した後、同僚のサイモン・リナカー(Simon Linacre、写真出典)に相談しながら、次の手を打った。
ウディンに問い合わせのメールを送信したが、返事は得られなかった。念のため、2週間、返事を待った。
2週間が過ぎた。
次に打った手は、前述したように、ウディンが博士院生として在籍している香港大学にウディンの盗用を伝えることだった。このことは前述したが、少し詳しく書こう。
2022年6月8日(30歳?)、マッキントッシュの同僚のサイモン・リナカーが、香港大学の研究公正担当者であるダニー・チャン教授(Danny Chan、写真出典)に電子メールで、ウディンの盗用調査結果を伝え、適切な処置をするよう依頼した。
つまり、マッキントッシュの調査結果とウディンへの電子メールなどの関係資料を送付し、ウディンのネカト疑惑に対して、香港大学が、既に、何らかの処置を行なったかどうかを尋ねた。
すると、同日、チャン教授は、香港大学はこの問題を調査すると回答してきた。
そして、翌日、この事件は香港大学の懲戒委員会に付託されると伝えてきた。
3週間後の2022年6月末(30歳?)、チャン教授は、香港大学の調査が終了し、ウディンに「勧告」をしたと報告してきた。
2022年7月7日(30歳?)、香港大学・事務員は、ウディンが2022年 8月1日付けで香港大学を退学することになったと、マッキントッシュとサイモン・リナカーに通知してきた。
マッキントッシュは、香港大学の調査と結論に「感銘を受けた」と次のように述べている。
ダニー・チャン教授と 香港大学の彼のチームは素晴らしい。ネカト調査は調査に時間がかかることを知っていたので、彼らとのコミュニケーションの速さ、そして、彼らの明快さ・思慮深さ、の両方に非常に感銘を受けました。
なお、「撤回監視(Retraction Watch)」はチャン教授にネカト調査の詳細とその結果を教えて欲しいと要望したが、丁重に断られた。
●【ネカトの具体例】
モハメド・サハブ・ウディン(Mohammed Sahab Uddin、Md. Sahab Uddin)の出版論文数はパブメドでは161報である。その大半が盗用だと思われるが、2023年1月4日現在、撤回論文は1報しかない。
本記事で取り上げた「2021年12月のNeurotox Res.」論文が盗用で撤回された論文だが、盗用比較図は示されていない。
盗用比較図を作るのは面倒なので、白楽も作らなかった。ゴメン。
●6.【論文数と撤回論文とパブピア】
★パブメド(PubMed)
2023年1月4日現在、パブメド(PubMed)で、モハメド・サハブ・ウディン(Mohammed Sahab Uddin、Md. Sahab Uddin)の論文を「Md. Sahab Uddin[Author]」で検索した。この検索方法だと、2002年以降の論文がヒットするが、2016~2022年の7年間の161論文がヒットした。
2023年1月4日現在、「Retracted Publication」のフィルターでパブメドの論文撤回リストを検索すると、0論文が撤回されていた。
★撤回監視データベース
2023年1月4日現在、「撤回監視(Retraction Watch)」の撤回監視データベースでモハメド・サハブ・ウディン(Mohammed Sahab Uddin、Md. Sahab Uddin)を「Uddin, Md Sahab」で検索すると、本記事で問題にした「2021年12月のNeurotox Res.」論文・1論文が訂正され、2022年5月19日に撤回されていた。
★パブピア(PubPeer)
2023年1月4日現在、「パブピア(PubPeer)」では、モハメド・サハブ・ウディン(Mohammed Sahab Uddin、Md. Sahab Uddin)の論文のコメントを「Md. Sahab Uddin」で検索すると、本記事で問題にした「2021年12月のNeurotox Res.」論文を含め3論文にコメントがあった。
●7.【白楽の感想】
《1》防ぐ方法
モハメド・サハブ・ウディン(Mohammed Sahab Uddin)は学部卒で、研究博士号(PhD)も医師免許も持っていない。専門は薬学である。
2016~2022年(24~30歳?)の7年間に、パブメドでは161報もの論文を出版した。平均すると2週間に1報の論文発表とかなりハイペースである。2023年1月4日現在、撤回論文数は1報しかないが、161報の論文は全部盗用だと思われる。
161論文の全部が盗用だとすれば、このように20代で多量のネカト論文を出版するタイプは、根っからのネカト者である。防ぐ方法はこの人の排除しかない。
また、このようなネカト者は、結構いるので、他の人の参入を防ぐ「見せしめ」のためにも強い処罰(刑事罰)が必要である。
ウディンが香港大学で博士号を取得し、研究界に入ってきたら、将来、もっと大きなネカトをしていくだろうと予想される。
ただ、7年間で161報もの論文を出版している。ある意味、ウディンは頭の良い人で勤勉な人だと思う。研究規範を守れば、人類にそれなりのプラスの貢献をする人なんだろうと思う。もったいないですね。
《2》不可解
「撤回監視(Retraction Watch)」がウディン事件を「2022年の論文撤回上位」の第1位に選んだ理由が白楽にはわからない。
モハメド・サハブ・ウディン(Mohammed Sahab Uddin)はバングラデシュのサウスイースト大学(Southeast University)・研究者と称しているが、自己紹介の情報なので、ウソかも知れない。博士号も持っていない学部卒の無名人である。
論文数は多く、それらが、ほぼ全部盗用らしい。論文盗用は著作権という枠では大きな違反だが、盗用の場合、論文内容は被盗用論文と同じなので、データの信頼度は損なわれていない。データねつ造・改ざんとは異なり学術の知的体系に損傷を与えない。健康被害ももたらさない。
つまり、ウディンの論文盗用事件が学術界に与えた悪影響はとても小さい。
そう考えると、「撤回監視(Retraction Watch)」が「2022年の論文撤回上位」の第1位に選んだ理由は何だったのだろう?
「撤回監視(Retraction Watch)」のウリである論文「撤回」はたったの1報なので、量的なインパクトもない。
白楽には不可解だった。
あえて推測すると、ウディンを追求したレスリー・マッキントッシュ(Leslie McIntosh、写真出典)を称賛したかったからなのだろうか?
レスリー・マッキントッシュは、エリザベス・ビック(Elisabeth Bik)と同じように、これからドンドンとネカトハンター活動をしていくと期待したのかもしれない。
白楽は、よくわかりません。
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日本の人口は、試算では、2100年に現在の7~8割減の3000万人になるとの話だ。国・社会を動かす人間も7~8割減る。現状の日本は、科学技術が衰退し、かつ人間の質が劣化している。日本がスポーツ、観光、娯楽を過度に追及する現状は日本の衰退を早め、ギリシャ化を促進する。今後、科学技術と教育を基幹にし、人口減少に見合う堅実・健全で成熟した良質の人間社会を再構築すべきだ。公正・誠実(integrity)・透明・説明責任も徹底する。そういう人物を昇進させ、社会のリーダーに据える。
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●9.【主要情報源】
① 2022年8月24日のエリー・キンケイド(Ellie Kincaid)記者の「撤回監視(Retraction Watch)」記事:How a tweet sparked an investigation that led to a PhD student leaving his program – Retraction Watch
② 2022年9月1日のサイモン・リナカー(Simon Linacre)記者の「Digital Science」記事:Inside Story: How a postgrad plagiarised at least 60 papers in huge publishing scam – Digital Science
★記事中の画像は、出典を記載していない場合も白楽の作品ではありません。
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