ダグラス・テイラー(Douglas Taylor)(米)

2022年12月22日掲載

ワンポイント:2022年11月22日(67歳?)、発覚から7年後(遅いですね)、研究公正局は、ルイビル大学医科大学院(University of Louisville School of Medicine)・教授だったテイラーの13件の研究費申請書(12件は不採択、1件は採択)、2報の発表論文にねつ造・改ざんがあったと発表した。2022年10月17日から3年間の締め出し処分を科した。3年間の処分は普通の処分である。なお、テイラーは2013年にルイビル大学医科大学院からエクソソーム科学社(Exosome Sciences)・最高科学責任者に移籍し、2015年に辞職した。記事執筆時点では、撤回論文は1報である。国民の損害額(推定)は3億円(大雑把)。
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目次(クリックすると内部リンク先に飛びます)
1.概略
2.経歴と経過
5.不正発覚の経緯と内容
6.論文数と撤回論文とパブピア
7.白楽の感想
9.主要情報源
10.コメント
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●1.【概略】

ダグラス・テイラー(Douglas Taylor、Douglas D. Taylor、Douglas Dillon Taylor、ORCID iD:、写真出典)は、米国のルイビル大学医科大学院(University of Louisville School of Medicine)・教授だった。専門はがんの生化学である。

テイラーは2013年にルイビル大学医科大学院からエクソソーム科学社(Exosome Sciences)・最高科学責任者に移籍した。

2015年6月15日(60歳?)、9年前のテイラーの「2006年2月のJ Immunol」論文が数値の改ざんで撤回された。

改ざん発覚の経緯は不明だが、ルイビル大学医科大学院がネカト調査委員会を設け、テイラーのネカト疑惑を調査した。

その結果、論文中の複数の数値が改ざんされていたと結論した。

大学の調査報告書は公開されていない。

その7年後(遅いですね)の2022年11月22日(67歳?)、研究公正局(ORIロゴ出典)は、ルイビル大学医科大学院・教授時代のテイラーの13件の研究費申請書(12件は不採択、1件は採択)、2報の発表論文にねつ造・改ざんがあったと発表した。

2022年10月17日から3年間の締め出し処分を科した。3年間の処分は普通の処分である。

ルイビル大学医科大学院(University of Louisville School of Medicine)。写真出典

  • 国:米国
  • 成長国:米国
  • 医師免許(MD)取得:なし
  • 研究博士号(PhD)取得:ウェイクフォレスト大学医科大学院
  • 男女:男性
  • 生年月日:不明。仮に1955年1月1日生まれとする。1973年に大学・学部に入学した時を18歳とした
  • 現在の年齢:69歳?
  • 分野:がんの生化学
  • 不正論文発表・研究費申請:2006~2009年(51~54歳?)の4年間
  • ネカト行為時の地位:ルイビル大学医科大学院・教授
  • 発覚年:2015年(60歳?)
  • 発覚時地位:エクソソーム科学社・最高科学責任者
  • ステップ1(発覚):第一次追及者は不明
  • ステップ2(メディア):「パブピア(PubPeer)」、「撤回監視(Retraction Watch)」
  • ステップ3(調査・処分、当局:オーソリティ):①ルイビル大学医科大学院・調査委員会。②研究公正局
  • 大学・調査報告書のウェブ上での公表:なし
  • 大学の透明性:研究公正局でクロ判定(〇)
  • 不正:ねつ造・改ざん
  • 不正論文数:研究公正局は2008~2009年の2論文と2006~2009年の13件の研究費申請書(12件は不採択、1件は採択)。2022年12月21日現在、撤回論文は1報
  • 時期:研究キャリアの後期
  • 職:事件後に発覚時の地位を続けられなかった(Ⅹ)
  • 処分: NIHから 3年間の締め出し処分
  • 日本人の弟子・友人:不明

【国民の損害額】
国民の損害額:総額(推定)は3億円(大雑把)。

●2.【経歴と経過】

主な出典:(1):(12) Douglas Taylor | LinkedIn、(2):Aethlon Medical Appoints Douglas Taylor to Exosome Sciences

  • 生年月日:不明。仮に1955年1月1日生まれとする。1973年に大学・学部に入学した時を18歳とした
  • 1973~1976年(18~21歳?):リッチモンド大学(University of Richmond)で学士号を取得
  • 1976~1982年(21~27歳?):ウェイクフォレスト大学医科大学院(Wake Forest School of Medicine)で研究博士号(PhD)を取得:生化学
  • 1979年(24歳?):エクソソーム脱落現象を発見
  • 1982~1985年(27~30歳?):ボストン大学(Boston University)・ポスドク
  • 1985年7月~1988年3月(30~33歳?):同大学・助教授
  • 1988年7月~1992年3月(33~37歳?):フォックス・チェイス癌センター(Fox Chase Cancer Center)・研究部長
  • 1992年4月~2013年9月(37~58歳?):ルイビル大学医科大学院(University of Nebraska Medical Center)・教授
  • 2006~2009年(51~54歳?):後で不正とされる2論文を出版し、13件の研究費申請書(12件は不採択、1件は採択)を提出
  • 2013年10月~2015年(58~60歳?):エクソソーム科学社(Exosome Sciences)・最高科学責任者
  • 2015年(60歳?):不正研究が発覚
  • 2015年6月15日(60歳?):「2006年2月のJ Immunol」論文が撤回された
  • 2022年11月22日(67歳?):研究公正局がネカトと発表

●5.【不正発覚の経緯と内容】

★人物

ダグラス・テイラー(Douglas Taylor、写真出典)はウェイクフォレスト大学医科大学院(Wake Forest School of Medicine)の院生の時の1979年、24歳(?)でがん細胞からエクソソームが脱落する現象を発見した。そこそこの中発見である。

エクソソームまたはエキソソーム(英: exosome)は、大部分の真核細胞において、エンドソーム区画で形成される膜結合性の細胞外小胞(英語版)(extracellular vesicle、EV)である。

エクソソームは、Philip D. StahlらとRose M. Johnstoneらによって1983年に哺乳類の成熟中の網赤血球(未成熟の赤血球)中に発見され、1987年にJohnstoneらによって「エクソソーム」(exosome)と名付けられた。(出典:エクソソーム (小胞) – Wikipedia

1992年4月(37歳?)、テイラーはルイビル大学医科大学院(University of Louisville School of Medicine)・教授になった。

エクソソームは、当初、細胞の断片だと思われていたが、卵巣がん細胞からエクソソームが脱落する現象をがんの診断に使えると、テイラーは考えるようになった。

2018年5月31日の日本語記事に以下のようにある → 2018年5月31日記事:「エクソソーム(Exosome)診断および治療の世界市場:2023年予測と動向分析」リサーチ最新版刊行 | のプレスリリース

エクソソーム診断・治療技術は今後市場化が進むと見込まれ、その世界市場規模は2018年の推計2500万ドルから2023年には1億8000万ドルへと伸長が予測されます。

2013年、ルイビル大学医科大学院・教員だった妻のシセク・ガーセル=テイラー(Cicek Gercel-Taylor、写真出典)と共にルイビル大学医科大学院を辞職して、エクソソーム科学社(Exosome Sciences)を設立し、最高科学責任者に就任した。妻は同社の臨床研究部長になった。

★研究費

ダグラス・テイラーは、1985年以降、NIHから150万ドル(約1億5千万円)の研究費を得たと、「撤回監視(Retraction Watch)」が記載していた。

白楽が調べると、1985~2009年の25年間にNIHから11件のグラントを得ていた。最新は2009年だが、2006~2008年は採択されていなかった。 →  Douglas Dillon Taylor

★「2006年2月のJ Immunol」論文

2015年6月15日(60歳?)、9年前の「2006年2月のJ Immunol」論文が数値の改ざんで撤回された。

テイラーは、「改ざんがないことを検証できるように、学術誌・編集者に元データのコピーを送った」と述べ、改ざん疑惑と論文撤回に異議を唱えた。

しかし、論文は撤回された。

改ざん発覚の経緯は不明だが、ルイビル大学医科大学院は、ネカト調査委員会を設け、テイラーのネカト疑惑を調査した。

その結果、論文中の複数の数値が改ざんされていたと結論した。大学の調査報告書は公開されていない。

★研究公正局

それから7年(遅いですね)が経過した2022年11月22日(67歳?)、研究公正局はテイラーが13件の研究費申請書(12件は不採択、1件は採択)、2報の発表論文の画像をねつ造・改ざんしていたと発表した。

2022年10月17日(67歳?)から3年間の締め出し処分を科した。3年間の処分は普通の処分である。

13件の研究費申請書(12件は不採択、1件は採択)を以下に列記した(研究公正局の発表のコピペ)。2006~2009年(51~54歳?)の研究費申請書である。

  1. R01 CA152218-01, “Exosomal noncoding RNA for Lung Cancer Early Detection,” submitted to NCI, NIH, on 10/05/2009, not funded.
  2. RC1 HD063778-01, “Circulating exosomal microRNA in predicting preterm birth,” submitted to the National Institute of Child Health and Human Development (NICHD), NIH, on 04/29/2009, not funded.
  3. R41 CA144598-01, “Use of exosomal miRNA to diagnose pancreatic cancer,” submitted to NCI, NIH, on 04/10/2009, not funded.
  4. R01 CA132886-01A2, “Characterization of circulating lung cancer-derived exosomal miRNA,” submitted to NCI, NIH, on 03/06/2009, not funded.
  5. P50 CA142508-01, “University of Louisville SPORE [Specialized Program of Research Excellence] in Lung Cancer, Project 2: Exosomal MicroRNAs as Biomarkers for Lung Cancer,” submitted to NCI, NIH, on 01/23/2009, not funded.
  6. R21 CA135269-01A1, “miRNA methylation profiling of endometrial cancer-associated exosomes,” submitted to NCI, NIH, on 11/12/2008, not funded.
  7. 採択。R41 CA139802-01, “Exosomal microRNA profiles as diagnostic biomarkers of ovarian cancer,” submitted to NCI, NIH, on 05/28/2009, funded, Project Award Dates: 09/23/2009-08/31/2011.
  8. R01 CA132886-01A1, “Characterization of lung circulating lung cancer-derived exosomal miRNA,” submitted to NCI, NIH, on 03/05/2008, not funded.
  9. R41 CA135853-01, “MicroRNA signatures of tumor-derived exosomes as diagnostic biomarkers of cancer,” submitted to NCI, NIH, on 12/04/2007, not funded.
  10. R21 CA135269-01, “Micro RNA methylation in endometrial cancer,” submitted to NCI, NIH, on 10/16/2007, not funded.
  11. R21 CA132886-01, “Characterization of circulating lung cancer-derived exosomal miRNA,” submitted to NCI, NIH, on 06/04/2007, not funded.
  12. R41 CA131011-01, “Circulating exosomal microRNA as an Ovarian Cancer Diagnostic,” submitted to NCI, NIH, on 01/31/2007, not funded.
  13. R41 CA130498-01, “Serologically Defined Diagnostic and Therapeutic Response Markers for Ovarian Cancer,” submitted to NCI, NIH, on 12/01/2006, not funded.

2報の発表論文は以下の通り(研究公正局の発表のコピペ)。2008~2009年(53~54歳?)の2年間の2論文である。

  1. Patient-derived tumor-reactive antibodies as diagnostic markers for ovarian cancer. Gynecol. Oncol. 2009 Oct;115(1):112-20; doi: 10.1016/j.ygyno.2009.06.031 (hereafter referred to as “Gynecol. Oncol. 2009”).
  2. MicroRNA signatures of tumor-derived exosomes as diagnostic biomarkers of ovarian cancer. Gynecol. Oncol. 2008 Jul;110(1):13-21; doi: 10.1016/j.ygyno.2008.04.033 (hereafter referred to as “Gynecol. Oncol. 2008”). Corrigendum in: Gynecol. Oncol. 2010 Jan;116(1):153; doi: 10.1016/j.ygyno.2009.10.045.

【ねつ造・改ざんの具体例】

★「2006年2月のJ Immunol」論文

「2006年2月のJ Immunol」論文の書誌情報を以下に示す。2015年6月15日に撤回された。その時点で150回も引用されていた論文なので、影響はソコソコある。研究公正局はこの論文のネカトに触れていない。

撤回公告」によると、ルイビル大学医科大学院・ネカト調査委員会から複数の図が改ざんされたとあった。

しかし、どの図が改ざんされていたのかの記載はなかった。それで、本記事では具体例を示せない。

★「2008年7月のGynecol. Oncol.」論文

「2008年7月のGynecol. Oncol.」論文の書誌情報を以下に示す。2022年12月21日現在、撤回されていない。2022年11月22日時点で626回も引用されている高被引用論文(Highly Cited Papers)である。なので、影響はかなりある。

研究公正局はこの論文をネカトとした。説明は以下のようだ。

テイラーは、「2002年のLancet」論文で黒色腫のエクソソームを示す電子顕微鏡写真を示したが、その同じ画像を使って卵巣がんと肺がんの両方のエクソソームを示す電子顕微鏡写真とした。

「Gynecol. Oncol.」論文は閲覧有料なので白楽は原著論文を読んでいない。

以下の画像は、パブピアのコメンターが指摘した図で、エクソソームを示す電子顕微鏡写真である。(以下の図の出典:https://pubpeer.com/publications/EF344AE091446A2669DA0E5D1AC709

●6.【論文数と撤回論文とパブピア】

★パブメド(PubMed)

2022年12月21日現在、パブメド(PubMed)で、ダグラス・テイラー(Douglas Taylor、Douglas D. Taylor)の論文を「Douglas D. Taylor[Author]」で検索した。この検索方法だと、2002年以降の論文がヒットするが、2002~2016年の15年間の49論文がヒットした。

2022年12月21日現在、「Retracted Publication」でパブメドの論文撤回リストを検索すると、本記事で問題にした「2006年2月のJ Immunol」論文・1論文が2015年6月15日に撤回されていた。

★撤回監視データベース

2022年12月21日現在、「撤回監視(Retraction Watch)」の撤回監視データベースでダグラス・テイラー(Douglas Taylor、Douglas D. Taylor)を「Douglas D. Taylor」で検索すると、本記事で問題にした「2006年2月のJ Immunol」論文・1論文が2015年6月15日に撤回されていた。

★パブピア(PubPeer)

2022年12月21日現在、「パブピア(PubPeer)」では、ダグラス・テイラー(Douglas Taylor、Douglas D. Taylor)の論文のコメントを「”Douglas D. Taylor”」で検索すると、本記事で問題にした「2008年7月のGynecol. Oncol.」論文・1論文にコメントがあった。

●7.【白楽の感想】

《1》経時的な流れ 

ダグラス・テイラー(Douglas Taylor)事件を解説していて、ヘンだと思う部分がある。

テイラーのネカトは、2008~2009年の2論文と2006~2009年の13件の研究費申請書(12件は不採択、1件は採択)である。

ネカト発覚時期がハッキリしないが、2015年6月15日(60歳?)に、9年前の「2006年2月のJ Immunol」論文が撤回された。

それで、ネカト発覚時期は論文撤回の少し前と仮定すると、ネカト発覚時期は2015年あたりだろう。テイラーはエクソソーム科学社(Exosome Sciences)を2015年に退職しているので、ネカトが発覚して退職した(解雇された?)のだろう。

しかし、NIHのグラント採択の最新は2009年で、2006~2008年は採択されていなかった。

2006~2009年の12件の研究費申請は、なぜ採択されなかったのか?

この時、既にネカトが発覚し、ネカト調査が行なわれていたのだろうか?

そうなら、2009年に1件採択されているが、どうしてなのか?

「2006年2月のJ Immunol」論文は2015年6月15日に撤回されたが、2006年に既にネカト疑惑でルイビル大学医科大学院は調査していたのだろうか?

ルイビル大学医科大学院のネカト調査でクロ濃厚となったから、テイラーは2013年にルイビル大学医科大学院からエクソソーム科学社(Exosome Sciences)・最高科学責任者に移籍したのだろうか?

経時的な流れがどうもヘンに思う。

ルイビル大学医科大学院が事件情報を公開しないので、わからない。

米国も多くの大学は隠蔽体質である。ネカトハンターのエリザベス・ビック(Elisabeth Bik)が指摘するように「大学のネカト対応怠慢・不作為」が頻繁にある。 → 7-114 ビックのネカトハンター人生 | 白楽の研究者倫理

だから、ネカト行為の予防・対策、研究公正はおざなりになる。

《2》10年以上前 

ダグラス・テイラー(Douglas Taylor)事件で、問題視された文書は2008~2009年の2論文と2006~2009年の13件の研究費申請書(12件は不採択、1件は採択)である。

10年以上前の論文でもネカトがあれば撤回すべきだが、10年以上も前の研究費申請書を、ウンヌンする意味は、どれだけあるのだろう?

しかも、13件の研究費申請書のうち12件は不採択だった。

不採択だった12件の研究費申請書にねつ造・改ざんがあっても、研究費審査員以外の研究者はそれを引用どころか、読むこともできない。10年以上も前の研究費申請書で、当時でもそうだが、 10年以上も経過して、国民や学術界にどれほどの損害を与えるのだろうか?

当時、審査員が申請書を審査したのなら、審査の手間・エネルギー・経費などにそれなりの損害を与えたのは確かだが、審査前だったら損害は少ない。不採択だった研究費申請書のネカトは時効があっても良いと思う。

昔のネカト行為を許すという意図ではなく、トリアージ的妥協である。つまり、調査すべきネカト論文が多数あり、現状は、調査の人手・経費・時間が大きく足りない。それで、実害の大きいネカト論文の調査を優先するという意図である。

研究公正局は、昔のネカト行為の調査、クロの場合の処分を、どう考えているのだろう?

と疑問に思ったが、多分、何も考えていないのだろう。というのは、昔のネカト行為も今のネカト行為も区別せずに調査・処分しているからだ。

ダグラス・テイラー(Douglas Taylor)と妻のシセク・ガーセル=テイラー(Cicek Gercel-Taylor)。 https://www.flickr.com/photos/uofl/5103313284/in/photostream/

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●9.【主要情報源】

①  研究公正局の報告:(1)2022年11月22日:Case Summary: Taylor, Douglas D. | ORI – The Office of Research Integrity。(2)2022年11月28日の連邦官報:Taylor FRN 2022-25866.pdf(3)2022年11月28日の連邦官報:Federal Register :: Findings of Research Misconduct。(4)2022年12月1日:NOT-OD-23-036: Findings of Research Misconduct
② 2015年6月10日のアラ・カツネルソン(Alla Katsnelson)記者の「撤回監視(Retraction Watch)」記事:Exosome pioneer’s paper retracted after investigation finds “multiple” faked figures – Retraction Watch
③ 2022年11月22日のエリー・キンケイド(Ellie Kincaid)記者の「撤回監視(Retraction Watch)」記事:Biotech exec stole an image and reused others while in academia, US federal watchdog says – Retraction Watch
④ 2022年11月23日のキャサリン・アーヴィング(Katherine Irving)記者の「Scientist」記事:Exosome Scientist Douglas Taylor Stole and Mislabeled Images: Report  | The Scientist Magazine®
★記事中の画像は、出典を記載していない場合も白楽の作品ではありません。

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