2018年7月24日掲載。
ワンポイント:日系米国人である。ユニフォームド・サービシス健康科学大学(陸軍医科大学)・非常勤教授だが、ノジ医師の主要なキャリアは、米国の疾病予防管理センター(CDC、Centers for Disease Control and Prevention)で医師として、戦時医療・災害医療を23年間務めたことで、その功績で、2005年(50歳?)、全米アカデミーズ会員に選出された。しかし、2016年(61歳?)、「2010年のHumanitarian futures」論文の盗用、また、「2003年のInternational Journal of Mass Emergencies and Disasters」論文の内容にねつ造・改ざんがあると指摘され、ユニフォームド・サービシス健康科学大学・非常勤教授を解任された。2年後の2018年(63歳?)、これらの顛末を、シーラ・カプラン(Sheila Kaplan)記者がニューヨークタイムズ紙の記事にした。損害額の総額(推定)は10億円(当てずっぽう)。
【追記】
・2021年9月29日の「 Science」記事:全米医学アカデミーから2020年末に追放:Top secret: U.S. National Academy of Medicine keeps expulsions quiet | Science | AAAS
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目次(クリックすると内部リンク先に飛びます)
1.概略
2.経歴と経過
3.動画
4.日本語の解説
5.不正発覚の経緯と内容
6.論文数と撤回論文とパブピア
7.白楽の感想
8.主要情報源
9.コメント
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●1.【概略】
エリック・ノジ(Eric K. Noji、写真出典)は、米国のユニフォームド・サービシス健康科学大学(陸軍医科大学、Uniformed Services University of the Health Sciences)・非常勤教授(adjunct professor)で、専門は戦時医療・災害医学だった。
ユニフォームド・サービシス健康科学大学(陸軍医科大学)・非常勤教授と書いたが、ノジ医師の主要なキャリアは、米国疾病予防管理センター(CDC、Centers for Disease Control and Prevention)で医師として、戦時医療・災害医療を23年間務めたことだ。
2005年(50歳?)、戦時医療・災害医療での功績により、全米アカデミーズ会員に選出された。
2010年9月(55歳?)、疾病予防管理センターを退職した。
2010年12月(55歳?)、米国に医療コンサルト会社のテラ・インコグニート社(TERRA INCOGNITO)を設立した。
2013年1月(58歳?)、サウジアラビアのリヤドにあるキングサウード大学(King Saud University)・教授に就任した。
2016年(61歳?)、ところが、「2010年のHumanitarian futures」論文の盗用が指摘された。また、「2003年のInternational Journal of Mass Emergencies and Disasters」論文の内容にねつ造・改ざんがあると指摘された。ユニフォームド・サービシス健康科学大学(陸軍医科大学)がノジ医師のネカトを調査し、クロと判定し、非常勤教授(adjunct professor)を解任した。
2018年(63歳?)、2016年(61歳?)にユニフォームド・サービシス健康科学大学(陸軍医科大学)がノジ医師のネカトを調査しクロと判定し解任していたことを、シーラ・カプラン(Sheila Kaplan)記者がニューヨークタイムズ紙の記事にした。
【動画】メリーランド州ベセスダのユニフォームド・サービシス健康科学大学(陸軍医科大学、Uniformed Services University of the Health Sciences)のF.エドワード・ヘバート医科大学院(F. Edward Hebert School of Medicine)。英語:2分31秒
Uniformed Services Universityが2014/10/10 に公開
- 国:米国
- 成長国:米国
- 医師免許(MD)取得:ロチェスター大学
- 公衆衛生学修士(MPH)取得:ジョンズ・ホプキンズ・ブルームバーグ公衆衛生大学院
- 研究博士号(PhD)取得:なし
- 男女:男性
- 生年月日:不明。仮に1955年1月1日生まれとする。1973年にスタンフォード大学に入学した時を18歳とした。米国・ハワイで生まれる
- 現在の年齢:69 歳?
- 分野:戦時医療・災害医学
- 最初の不正論文発表:2003年(48歳?)
- 発覚年:2016年(61歳?)
- 発覚時地位:ユニフォームド・サービシス健康科学大学(陸軍医科大学)・非常勤教授(adjunct professor)
- ステップ1(発覚):第一次追及者はユニフォームド・サービシス健康科学大学(陸軍医科大学)のアーサー・ケラーマン学部長(Arthur Kellerman)で、大学に公益通報
- ステップ2(メディア):ニューヨークタイムズ紙のシーラ・カプラン(Sheila Kaplan)記者
- ステップ3(調査・処分、当局:オーソリティ):①ユニフォームド・サービシス健康科学大学(陸軍医科大学)・調査委員会
- 大学・調査報告書のウェブ上での公表:なし
- 大学の透明性:実名報道だが機関のウェブ公表なし(△)
- 不正:ねつ造・改ざん、盗用
- 不正論文数:2報
- 盗用ページ率:逐語盗用とあるが不明
- 盗用文字率:逐語盗用とあるが不明
- 時期:研究キャリアの中期から
- 損害額:総額(推定)は10億円(当てずっぽう)。内訳 → ①ねつ造・改ざんや盗博が大きな損害に結びつかないが、全米アカデミーズ会員に選出された実績と名誉のある医師がネカトでクロになった。医師・学者としてその国と医学界・学術界の権威・公正・信頼を失墜させたので損害額を10億円とした(当てずっぽう)。
- 職:事件後に、移籍し研究職を続けた(◒)
- 処分: ユニフォームド・サービシス健康科学大学(陸軍医科大学)を解雇。全米アカデミーズ会員資格はく奪(推定)
- 日本人の弟子・友人:不明
●2.【経歴と経過】
出典:Professor Eric K. Noji, M.D. | LinkedIn
- 生年月日:不明。仮に1955年1月1日生まれとする。1973年にスタンフォード大学に入学した時を18歳とした。米国・ハワイで生まれる
- 1973-1977年(18-22歳?):米国のスタンフォード大学(Stanford University)で学士号取得:量子物理学、生化学、哲学
- 1977-1981年(22-26歳?):米国のロチェスター大学(University of Rochester)で医師免許取得
- 1981年7月-1984年7月(26-29歳?):米国のシカゴ大学病院(University of Chicago Medical Center)・研修医:救急医療
- 1984年7月-1992年7月(29-37歳?):米国のジョンズ・ホプキンズ病院とジョンズ・ホプキンズ大学医科大学院(Johns Hopkins Hospital & School of Medicine)・助教授:救急医療
- 1986年-1987年(31-32歳?):米国のジョンズ・ホプキンズ・ブルームバーグ公衆衛生大学院(Johns Hopkins Bloomberg School of Public Health)・院生:公衆衛生学修士(MPH)を取得
- 1987年7月-2010年9月(32-55歳?):米国疾病予防管理センター(CDC、Centers for Disease Control and Prevention)・医師:救急医療、疫学
- 2005年(50歳?):全米アカデミーズ会員に選出
- 2010年12月(55歳?):米国に医療コンサルト会社のテラ・インコグニート社(TERRA INCOGNITO)を設立
- 20xx年(xx歳):米国のユニフォームド・サービシス健康科学大学(陸軍医科大学)・非常勤教授(adjunct professor)
- 2013年1月(58歳?):サウジアラビアのリヤドにあるキングサウード大学(King Saud University)・教授
- 2016年(61歳?):ネカトが発覚
- 2016年(61歳?):ユニフォームド・サービシス健康科学大学(陸軍医科大学)がノジ医師のネカトを調査
- 2016年5月(61歳?):陸軍医科大学はノジ医師をクロと判定し非常勤教授(adjunct professor)を解雇
- 2018年(63歳?):新聞でネカトが報じられた
●3.【動画】
以下は事件の動画ではない。
【動画1】
講演動画:「自然災害後の公衆衛生管理:準備、対応、復旧(Public Health Management after Natural Disasters: Preparation, Response & Recovery) – YouTube」(英語)1時間32分16秒。
Eric K. NOJI, M.D. が2011/02/13 に公開
●5.【不正発覚の経緯と内容】
★日系人
エリック・ノジ(Eric K. Noji)は、顔つきが東洋系で姓が日本的(野地?)である。自分で人種割合を、39%の日本人、27.5%のハワイ原住民、9%のポルトガル、7.25%のオランダ人、8.25%ギリシャ人、7.25%スコットランド人、1.5%不明、と述べている。
ハワイ出身の日系人で、米国疾病予防管理センター(CDC、Centers for Disease Control and Prevention)で約23年間、医師として勤務し、2010年9月(55歳?)に退職した。2018年現在は、サウジアラビアのリヤドにあるキングサウード大学(King Saud University)・教授である。
★全米アカデミーズ会員
以前は、医学研究所(Institute of Medicine)として知られていたこの組織は、全米アカデミーズ(米国科学工学医学アカデミー、NASEM:National Academies of Science, Engineering, and Medicine)の1部門であり、米国には2,000人以上の会員がいる。
2005年、エリック・ノジ(Eric K. Noji)は、疾病予防管理センター(CDC)、世界保健機関(WHO)、ホワイトハウス(White House)で、戦時医療・災害医療を中心に多数の疾病・健康問題について助言してきたことが認められ、全米アカデミーズの会員に選出された。
★ネカト
エリック・ノジ(Eric K. Noji)は、しかし、経歴詐称をしていた。例えば、科学探査南極勲章(Antarctica Medal of Honor for Scientific Exploration)を受賞したとしたが、そのような賞は実在しない。また、スタンフォード・ビジネススクールに在籍していたとしたが、彼の在籍記録はないとのことだ。
そして、メリーランド州ベセスダのユニフォームド・サービシス健康科学大学(陸軍医科大学、Uniformed Services University of the Health Sciences)のF.エドワード・ヘバート医科大学院(F. Edward Hebert School of Medicine)のアーサー・ケラーマン学部長(Arthur Kellerman、写真出典)は、ノジ医師の論文と書籍の章の一部は、米国疾病予防管理センター(CDC、Centers for Disease Control and Prevention)と国際開発庁(Agency for International Development)の元同僚の文章の盗用だと指摘した。
また、ユニフォームド・サービシス健康科学大学のケラーマン学部長が提出した訴状は、2003年のイラク侵攻の際にノジ医師が研究した救急医学の報告書にねつ造・改ざんがあったと指摘した。
ノジ医師が非常勤教授を務めていたユニフォームド・サービシス健康科学大学(陸軍医科大学)の2016年の調査は、2003年のイラク侵攻の際に実際に研究していたのは、ノジ医師ではなく、フレデリック・バークル・ジュニア(Frederick Burkle Jr、写真出典)だと結論した。
2016年、ノジ医師は、ユニフォームド・サービシス健康科学大学に手紙を送り、不正行為を否定した。「私に対する露骨な不正工作は、とんでもなく巧妙に仕組まれたものだと言わざるを得ません」と述べている。
ケラーマン学部長と元外科医、宇宙飛行士、元ホワイトハウスの医者のグループは、ノジ医師を告発し、彼らの師であるフレデリック・バークル・ジュニアの評判がひどく損なわれ、ユニフォームド・サービシス健康科学大学と全米アカデミーズの名声が危機に瀕していると主張した。
ユニフォームド・サービシス健康科学大学は、2005年にノジ医師が全米アカデミーズ会員に指名される前、イラクでの個人的功績をねつ造し、授与されていない学位と賞を授与されたと主張した。全米アカデミーズ会員の資格審査時点でネカトと経歴詐称があったので、全米アカデミーズは会員資格をはく奪すべきだと主張している。
この事件は、栄誉と奉仕に誇りを持つユニフォームド・サービシス健康科学大学(陸軍医科大学)と、会員(ノジ医師)の体面を傷つられた全米アカデミーズが対立する戦いの格好になった。
「独立に調査したいと思うのであれば、正当なプロセスを踏んでしっかり行なえば、結果に自信が持てる。但し、人事案件なので、多くのことが機密扱いとなる」と、ウィスコンシン大学マディソン校のアルタ・キャロ「法と倫理」教授(R. Alta Charo)(全米アカデミーズの会員)は指摘する。
2016年5月、ユニフォームド・サービシス健康科学大学はノジ医師を解雇した。
フレデリック・バークル・ジュニアは、「この種の盗用やねつ造が起こり、他人にも起こっているのに気付かなかったので、自分はまったく孤独だと感じた。しかし、誰でもネカトを避けたい。これは大きな前進だ」と述べ、ユニフォームド・サービシス健康科学大学の調査に満足していると語った。
★全米アカデミーズ会員のネカト
全米アカデミーズ(米国科学工学医学アカデミー、NASEM:National Academies of Science, Engineering, and Medicine)の細則に、ネカトを行なった会員を追放できるルールはない。だから、全米アカデミーズの運営委員のケラーマン学部長とその同僚たちは、細則を変えるようにとロビー活動をした。
全米アカデミーズ会長のビクター・ザウ博士(Dr. Victor Dzau、中国系米国人、写真出典)はそれを支持している。
2016年12月、全米アカデミーズは、ノジ医師事件を発端にしたルールの妥協案として、会員になる前に偽の情報を提供した場合、会員資格を取り消すことができるとし、ノジ医師の会員資格をはく奪した(推定)。
全米アカデミーズ会員になった後に会員がねつ造・改ざん・盗用をした場合、除名の理由にならないと全米アカデミーズのスポークスマンは述べている。
この点について、研究倫理の専門家のミネソタ大学(University of Minnesota)のブライアン・マーティンソン準教授(Brian Martinson)は、「そんな抜け穴はおかしい。異常だ」と批判した。「私は地区評議会の評議員だが、評議員の時に不正をすれば、評議員は解任させられると細則が定めている」と述べている。
●【ネカトの具体例】
エリック・ノジ医師(Eric K. Noji)は、5つの論文で盗用したとされている。この盗用の具体的記述が見つからない。1論文だけ少し記述があった。その論文を以下に示そう。その後、2003年のねつ造・改ざんを示す。
★盗用
エリック・ノジ医師(Eric K. Noji)の盗用はストラットン(Samuel J. Stratton)が以下の「2012年のPrehospital and Disaster Medicine」論文に記載していた。
→ Samuel J. Stratton:Plagiarism and Copyright Violation , Prehospital and Disaster Medicine Volume 27, Issue 5 October 2012 , pp. 399-400, https://doi.org/10.1017/S1049023X12001264
エリック・ノジ医師(Eric K. Noji)は「2010年のHumanitarian futures」論文で逐語盗用した。論文はかつてココで閲覧できたが、現在はリンク切れで閲覧できない。
→ http://www.thecausetv.com/2010/08/humanitarian-futures-series-part-1-of-5.html
非盗用論文は、フレデリック・バークル・ジュニアの以下の「2010年のPrehosp Disaster Med」論文である。
- Future Humanitarian Crises: Challenges for Practice, Policy, and Public Health
Burkle, FM.
Prehosp Disaster Med. 2010;25(3):191-199
逐語盗用とあるが、どの部分をどの程度逐語盗用したのか、具体的は盗用分析表が提示されていない。また、ノジ医師の盗用論文がウェブから削除されていて、推察もできない。
それで、白楽には、盗用の程度がわからない。
★「2003年のInternational Journal of Mass Emergencies and Disasters」
2003年3月、ノジ医師は「2003年のInternational Journal of Mass Emergencies and Disasters」論文として、イラク侵攻時の戦場での医療活動を3ページで報告した。
- Notes from the Field:Crisis in Iraq
Eric K.Noji,M.D.
International Journal of Mass Emergencies and Disasters
March 2003, Vol. 21, No. 1, pp. 123?127
イラク侵攻の際、ノジ医師は以下の任務で、自分が戦時医療・災害医療の対応に主要な役割を果たしたと報告した。
私は、保健医療ユニットの副長官(Deputy Chief of the Health and Medical Unit)として、以下の活動を調整する責任があります。
- 水道、衛生設備、排泄物処理、衛生の実践状況の評価
- 伝染病の流行
- 予防接種率
- 栄養状態
- 母子保健
- 疾病流行の調査、確認、管理措置の実施
- 地雷とUXOの傷害の影響
- イラクやイラク「パイプライン」に入ってきた供給品、機器、医薬品の監視
- 医療施設の状態、能力および被害の程度の評価
そして、「私の仕事の多くは病院で患者と直接やり取りをしたことだった。このやり取りを通して、戦前、戦中、戦後に最も重要な戦時医療・災害医療のニーズを特定しようとしました」とノジ医師は記載した。
ところが、このミッションの上司であったフレデリック・バークル・ジュニアは、「ノジ医師は一度も病院で患者を治療したことはなく、イラクでわずか数時間過ごしたに過ぎない」と批判した。
ユニフォームド・サービシス健康科学大学(陸軍医科大学)は調査の結果、フレデリック・バークル・ジュニアの主張が正しいと確認した。
つまり、ノジ医師はねつ造・改ざんをしたのである。
●6.【論文数と撤回論文とパブピア】
2018年7月23日現在、パブメド(PubMed)で、エリック・ノジ(Eric K. Noji)の論文を「Eric K. Noji[Author]」で検索した。この検索方法だと、2002年以降の論文がヒットするが、2003~2016年の14年間の12論文がヒットした。
「Noji EK[Author]」で検索すると、1985~2016年の32年間の52論文がヒットした。パット見に単著論文が多く、6~7割を占める印象だ。
2018年7月23日現在、「Noji EK[Author] AND Retracted」でパブメドの論文撤回リストを検索すると、0論文が撤回されていた。
★パブピア(PubPeer)
2018年7月23日現在、「パブピア(PubPeer)」では、エリック・ノジ(Eric K. Noji)の論文のコメントはない:PubPeer – Search publications and join the conversation.
●7.【白楽の感想】
《1》陸軍内のネカト
エリック・ノジ(Eric K. Noji)は、医科大学院生の頃の写真をアップしていたり、自分のことをかなりオープンにしている。
全米アカデミーズ会員に選出されたことからも、米国の戦時医療・災害医学では著名な医師(軍医)なのだろう。右下の写真はブッシュ大統領夫妻と一緒の写真である。
そういう著名人がどうして盗用やねつ造をしたのか?
但し、ウェブ上の記事からは、盗用やねつ造行為をするに至った状況が見えてこない。
そして、不思議なことに、2016年に、ユニフォームド・サービシス健康科学大学(陸軍医科大学、Uniformed Services University of the Health Sciences)がネカト調査でクロと判定した時、メディアは何も報道していない。それが2年後の2018年に「New York Times」紙が報道した。
アーサー・ケラーマン学部長が「New York Times」紙にリークしたのだろうけど、陸軍内でのネカトは、研究公正局のやり方とはまた別のネカト処理方式があるのか、あるならそれがどういうものか、白楽にはよくわからない。
軍がらみの新技術開発および基礎研究は、国防総省の研究助成機関である国防高等研究計画局(ダーパ、DARPA:Defense Advanced Research Projects Agency )が管轄している。
そういえば、軍の研究助成機関・ダーパの研究費を受給した研究のネカトはどうなっているのか?
陸軍内のネカトは、何か特別の処理をしているのだろうか?
ダーパでのネカトで表面化した事件として、ルーシ・タリヤーカン(Rusi Taleyarkhan)事件がある。その内、調べよう。
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日本がもっと豊かに、そして研究界はもっと公正になって欲しい(富国公正)。正直者が得する社会に!
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●8.【主要情報源】
① 2018年4月9日のシーラ・カプラン(Sheila Kaplan)記者の「New York Times」記事:Doctors Urge Elite Academy to Expel a Member Over Charges of Plagiarism :: The New York Times 、(保存版)
② 2018年4月9日のシーラ・カプラン(Sheila Kaplan)記者の「WRAL」記事:Doctors Urge Elite Academy to Expel a Member Over Charges of Plagiarism :: WRAL.com
③ 2018年4月10日のアリッサ・レジェ(Alyssa Rege)記者の「Becker’s Hospital Review」記事:Physicians urge National Academy of Medicine to expel member over plagiarism allegations: 6 notes、(保存版)
★記事中の画像は、出典を記載していない場合も白楽の作品ではありません。
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