犯罪「麻薬密輸」:物理学:ポール・フランプトン(Paul Frampton)(アルゼンチン)

2017年11月14日掲載。

ワンポイント:ネカトではない。ポール・フランプトンは、英国で生まれ育ち、英国・オックスフォード大学で研究博士号(PhD)を取得後、渡米し、米国のノースカロライナ大学・教授になり、素粒子物理学で有名になった。2008年(64歳)に離婚し子供はいなかった。しかし、子供を産んでくれる若い女性と結婚したかった。3か月前にオンライン出会い系サイトで知り合ったチェコ生まれで米国に住むビキニ・モデルのデニス・ミラーニ嬢と、相思相愛の仲になったが、まだ実際に会っていない。2012年1月(68歳)、出会い場所に指定されたボリビアに出向いたが、一足違いだった。ミラーニ嬢がホテルに忘れたキャリー・バッグをアルゼンチン経由でブリュッセルに持ってきてとミラーニ嬢に頼まれた。キャリー・バッグを引きずってアルゼンチンまで飛んだが、ブリュッセルに飛ぶ電子チケットがなく、アルゼンチンから米国のノースカロライナに戻ろうとしたところ、空港の手荷物検査でスーツケースの底に隠されていた約2キログラム(約4千万円相当)のコカインが見つかり、アルゼンチンのブエノスアイレスで逮捕された。2012年11月(69歳)、アルゼンチンの裁判所はコカイン密輸の罪でフランプトン教授に4年8か月の刑務所刑を科した。なお、デニス・ミラーニ嬢はフランプトン教授を全く知らないと供述している。麻薬組織がデニス・ミラーニ嬢を餌にフランプトン教授をダマしたのだが、フランプトン教授も共犯とされた。ネカトでもクログレイでもないので、研究成果の損失はなく、損害額の総額(推定)は0円。記事には裸に近いビキニ姿の女性の写真が複数枚あります。職場で閲覧しないことをオススメします。

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目次(クリックすると内部リンク先に飛びます)
1.概略
2.経歴と経過
3.動画
4.日本語の解説
5.不正発覚の経緯と内容
6.論文数と撤回論文
7.白楽の感想
8.主要情報源
9.コメント
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●1.【概略】

ポール・フランプトン(Paul Frampton、写真出典)は、英国で生まれ育ち、英国・オックスフォード大学で研究博士号(PhD)を取得後、渡米し、米国のノースカロライナ大学チャペルヒル校(University of North Carolina at Chapel Hill)・教授になった。専門は物理学(素粒子物理学)だった。293報の査読論文、12冊の書籍を出版し、研究ではかなり著名な教授である。

2012年1月(68歳)、ノースカロライナ大学・教授として30年余りになる。数年前に離婚し子供もいないフランプトン教授は、約3か月前から、インターネット上で、チェコ生まれで米国に住むビキニ・モデル嬢のデニス・ミラーニ(Denise Milani)とメールのやり取りをしていた。[デニス・ミラーニは、1976年4月24日生まれで、本当は結婚しているが、以下、ここではミラーニ嬢と呼び、未婚という想定で話を進める]。

ミラーニ嬢はフランプトン教授を愛していて、結婚したいとメールした(写真出典)。それで、初めての出会いに、写真撮影をしている南米・ボリビアに会いに来てほしいと伝えた。

フランプトン教授は、送られてきた電子チケットを使って、南米・ボリビアに飛んだ。しかし、少しゴタゴタガあり、約束日より遅れて到着した。すると、ミラーニ嬢は、ブリュッセルで撮影のため、一足違いでブリュッセルに移動していた。

ボリビアのホテルに置き忘れたキャリー・バッグをアルゼンチン経由でブリュッセルに持ってきて、とフランプトン教授はミラーニ嬢に頼まれた。ミラーニ嬢の友人と名乗る男が、ミラーニ嬢のキャリー・バッグを持ってきた。

フランプトン教授は、ミラーニ嬢から送られてきた電子チケットでアルゼンチンのブエノスアイレスに飛んだが、その地で、ブリュッセルに飛ぶ電子チケットを受け取ることができなかった。それで、米国のノースカロライナに戻ろうとした。

ところが、空港の手荷物検査でスーツケースの底に隠されていた約2キログラム(約4千万円相当)のコカインが見つかり、ブエノスアイレスで逮捕された。

フランプトン教授は、まったくダマされて、麻薬の運び役にさせられたと主張したが、麻薬密輸の手伝いをしていることを知っていたとする証拠が出てきた。

2012年11月19日(69歳)、アルゼンチンの裁判所はコカイン密輸の罪でフランプトン教授に4年8か月の刑務所刑を科した。

なお、デニス・ミラーニ嬢はフランプトン教授を全く知らないと供述している。麻薬組織がデニス・ミラーニ嬢を餌にフランプトン教授をダマしたのである。

ノースカロライナ大学チャペルヒル校(University of North Carolina at Chapel Hill)。By Caroline Culler (User:Wgreaves) – 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, Link

  • 国:アルゼンチン
  • 成長国:英国
  • 研究博士号(PhD)取得:オックスフォード大学
  • 男女:男性
  • 生年月日:1943年10月31日
  • 現在の年齢:80 歳
  • 学問分野:物理学
  • 不正:麻薬密輸
  • 最初の不正実行::2012年(69歳)
  • 発覚年:2012年(69歳)
  • 発覚時地位:米国のノースカロライナ大学チャペルヒル校・殊勲教授
  • ステップ1(発覚):第一次追及者(詳細不明)はアルゼンチン・ブエノスアイレスのエセイサ(Ezeiza)国際空港の手荷物検査員
  • ステップ2(メディア):「NYTimes」のマキシン・スワン(Maxine Swann)記者
  • ステップ3(調査・処分、当局:オーソリティ):①アルゼンチン・ブエノスアイレスのエセイサ(Ezeiza)国際空港の手荷物検査員。②アルゼンチン・ブエノスアイレスの裁判所とマリオ・ヴィラ検察官(Mario Villar)。③米国のノースカロライナ大学
  • 大学・調査報告書のウェブ上での公表:―
  • 不正論文数: ―
  • 時期:研究キャリアの後期
  • 損害額:総額(推定)は0円。ネカトでもクログレイでもないので、研究成果の損失はない。
  • 結末:逮捕。刑務所刑。大学解雇

●2.【経歴と経過】

  • 1943年10月31日:英国で生まれる
  • 1965年(21歳):英国のブレーズノーズ・カレッジ (オックスフォード大学)(Brasenose College, Oxford)を卒業。学士号
  • 1968年(24歳):英国のオックスフォード大学で研究博士号(DPhil)を取得した
  • 1984年(40歳):英国のオックスフォード大学で科学博士号(DSc)を取得した
  • 1981-96年(37-52歳):米国のノースカロライナ大学チャペルヒル校(University of North Carolina at Chapel Hill)・助教授、準教授、正教授
  • 1996-2014年(52-70歳):同大学の殊勲教授(Distinguished Professor)
  • 2012年1月(68歳):麻薬密輸の罪でアルゼンチンで逮捕
  • 2012年11月19日(69歳):アルゼンチンの裁判所は、フランプトン教授に麻薬密輸の罪で、4年8か月の刑務所刑を科した。

●3.【動画】

【動画】
ニュース:「ポール・フランプトン教授が麻薬密輸で有罪(Professor Paul Frampton Convicted of Drug Smuggling)」(英語ス)2分33秒
ABC Newsが2012/11/24 に公開

●4.【日本語の解説】

★2012年12月16日(日):チリ人φ ★「【物理】英の有名老教授が落ちた「ハニートラップ」…モデルとデートと信じ麻薬の運び屋に ノーベル賞受賞者ら多くの学者が支援に名乗」

出典 → ココ(保存版)

素粒子物理学などの分野で業績を残してきた英国の物理学教授が11月下旬、約1・8キログラムのコカインを米国に密輸しようとしたとして、アルゼンチンの裁判所から4年8カ月の自宅拘留判決を受けた。この69歳の老教授は30歳以上も年下のゴージャスな美人モデルとデートできると信じ込んで南米まで出かけたところ、コカインの運び屋として利用されてしまったとみられている。老教授は「私の罪は寂しかったことだけだ」と無罪を主張しているが、世界レベルの頭脳でもコントロールできなかった下心のツケは高くついている。

有罪判決を受けたのはオックスフォード大出身で米ノースカロライナ大学で物理学と天文学を教えているポール・フランプトン教授。2008年にノーベル物理学賞を受賞した南部陽一郎シカゴ大名誉教授との共著もあり、宇宙に存在するとされる暗黒物質の研究で知られている。

英メディアの報道によると、フランプトン教授の転落は昨年11月、インターネットの出会い系サイトでチェコ出身で36歳のモデル、デニス・ミラーニを名乗る女性と知り合ったことで始まった。

フランプトン教授は約3カ月のやりとりを経て、今年1月、彼女から面会場所として指定された南米ボリビアに向かう。しかしそこで待っていたのは彼女の友人を名乗る男。フランプトン教授はミラーニさんはベルギーで仕事をしており、アルゼンチン経由でブリュッセルに向かうよう告げられる。その際、「彼女の荷物だ」として小さな スーツケースを預かった。

フランプトン教授は男の言葉通り、アルゼンチンのブエノスアイレスに向かう。しかしそこでブリュッセルから送られてくるはずの電子チケットを受け取ることができず、ノースカロライナに戻ろうとしたところ、手荷物検査でスーツケースの底に隠されていたコカインが見つかった。

ミラーニさんは実在する人気モデルだが、米カリフォルニア州在住で夫も子供もいる。事件発覚までフランプトン教授について何も知らなかったという。麻薬取引組織が美人モデルとのデートをエサにして教授を誘い出し、コカインの運び屋として利用しようとしたとみられ、フランプトン教授は英メディアの取材に、「私はだまされた側で、無垢(むく)の市民だ。罪があるとすれば寂しかったということだけだ」と主張している。

しかしアルゼンチンの地元メディアの報道によると、裁判では、フランプトン教授がミラーニさんと信じていた女性あてのメールで、「麻薬探知犬が心配だ」「君の特別なスーツケースを大事にしているよ」「これは
ボリビアでは大した価値はなくても、ヨーロッパでは数百万ドルの価値がある」と言及していたことが発覚。

スーツケースの中にコカインがあることを知っていた疑いが強いことが明らかになり、11月19日、有罪判決が下された。

★2017年11月13日閲覧:「カブリ数物連携宇宙研究機構の離職者」

出典 → ココ(保存版)

2009年9月1日~2010年5月31日の期間、東京大学総長室直属の国際高等研究所であるカブリ数物連携宇宙研究機構の特任教授 だった。

私は理論物理を専門とし、素粒子現象論、理論的宇宙論、ストリング理論等に興味を持っています。これまで主に標準模型を超える理論模型の構築を手がけ、カイラルカラー模型におけるアクシグルーオンや331模型におけるバイレプトンのような新粒子の予言をしました。両方とも新たに加わるゲージボゾンの例です。

CERNのLHCの稼働を待つ間、私は積極的に宇宙論の問題を研究してきました。ダークエネルギーに基づく周期的宇宙論は、ビッグバンに伴う宇宙の始まりの特異点を回避できます。また、私は中間質量ブラックホールが観測と矛盾することなくダークマターを全て説明できる事を示しました。これらの研究は、いずれも宇宙のエントロピーに関する考察に基づいています。

ストリング理論には、最も初期の頃から魅せられ続けてきました。私は、ノーベル物理学賞を受賞した南部陽一郎博士がストリングを考え出した時のポスドクだったのです!

●5.【不正発覚の経緯と内容】

★フランプトン教授の結婚生活

1994年(50歳)、フランプトン教授は、50歳で初めて、米国に住む52歳のフランス人・アン・マリー・フランプトン(Anne-Marie Frampton、写真出典)と結婚した。彼女は自称、物理学ファンで、「難解な数学を語ることもあるので、フランプトン教授の言うことをすべて完全に理解できはしないが、物理学的な言葉はもちろん理解しています」と語っている。

2008年(64歳)、フランプトン教授は、14年間結婚生活を共にしたアン・マリーと離婚した。ただ、2人の関係は離婚後も良好だった。2人の間に子供はいなかった。

★ハニートラップ

ハニートラップ(英語: Honey Trap)とは、女性スパイが対象男性を誘惑し、性的関係を利用して懐柔するか、これを相手の弱みとして脅迫し、機密情報を要求する諜報活動で、人的諜報ヒューミント(英語: Humint、Human intelligenceの略)の一種。(ハニートラップ – Wikipedia

★デニス・ミラーニ嬢(Denise Milani)

デニス・ミラーニ(Denise Milani、1976年4月24日 -、現在47 歳)は、チェコ共和国(当時はチェコスロバキア社会主義共和国)・フリーデク=ミーステク郡 (Frýdek-Místek) 出身、アメリカ合衆国カルフォルニア州・ロサンゼルス在住のモデル。

2004年頃からモーターショーやビキニコンテストなどでモデル活動を始め、程なく『SPORTSbyBROOKS』に水着モデルとしてスカウトされる(2005年デビュー)。

2010年8月、Facebook上の自身のページで、1976年生まれであること、配偶者がいること、息子がいることを公表した。(デニス・ミラーニ – Wikipedia

ここ以降、デニス・ミラーニ嬢(Denise Milani)の豊満な水着写真が出てきます。職場で閲覧しないことをオススメします。

デニス・ミラーニ(Denise Milani)。出典:https://i.pinimg.com/236x/38/83/e0/3883e06ca66ea2abfd88ede8ffb98337–workout-inspiration-body-fitness-inspiration.jpg デニス・ミラーニ嬢(Denise Milani)https://www.pinterest.jp/pin/132645151504406334/

【麻薬密輸事件】

以下の日本語は、2013年3月8日のマキシン・スワン(Maxine Swann)記者の「NYTimes」記事を選択引用した
→ 2013年3月8日のマキシン・スワン(Maxine Swann)記者の「NYTimes」記事:The Professor, the Bikini Model and the Suitcase Full of Trouble – NYTimes.com

★ネットでの出会い

2011年11月(68歳)、米国・ノースカロライナ大学の理論素粒子物理学者であるポール・フランプトン教授(Paul Frampton)は、オンライン出会い系サイトMate1.comで、チェコ出身で米国で活躍するビキニモデルのデニス・ミラーニ嬢(Denise Milani)と出会った(写真出典不明)。

ミラーニ嬢は黒髪で巨乳のゴージャスな肢体の持ち主だった。まもなく、フランプトン教授は、キャンパスから家に帰ると、直ぐにコンピュータに向かい、ミラーニ嬢とほぼ毎日オンラインでチャットをする仲になった。

フランプトン教授は3年前に離婚してとても孤独だった。今はようやくその寂しさを乗り越える人に巡り合えたと思った。

ミラーニ嬢は彼女の人生を変えたいとフランプトン教授に伝えてきたのだ。

「ビキニ姿でポーズを取る「魅力的なモデル」を演じて、男が自分をいやらしい目つきで見ているのにもう疲れました。生活を落ち着けて、子供を産みたい」と、彼女はフランプトン教授に伝えてきたのだ。

しかしフランプトン教授が彼女をどう思っているのかを心配していた。 「あなたは私のような女を誇りに思えますか?」と聞いてきた。フランプトン教授は「もちろん」と答えて、彼女を安心させていた。

フランプトン教授はミラーニ嬢と電話で話したいと伝えたが、いつも断られた。

そして、知り合って3か月が経ち、フランプトン教授はようやく、ミラーニ嬢に会う約束が得られた。

彼女は南米・ボリビアのラパスで写真撮影をしているので、電子航空券を送るから、ボリビアに来てほしいと言ってきた。

2012年1月7日(68歳)、フランプトン教授はいそいそと、ノースカロライナの空港から、カナダのトロント、次いでチリを経由し、ボリビアのサンティアゴに向かう飛行機に乗った。

68歳で、彼は子供を抱く妻を見つけられると夢見ていた。そして、彼女が彼を愛していると何度も言っていたので、フランプトン教授はミラーニ嬢に愛されていると信じていた。

https://twitter.com/iamdenisemilani/status/657611749831475200

★最初のトラブル

フランプトン教授は長く旅行するつもりはなかった。ノースカロライナ大学での授業があったからだ。それで、彼は出発の時、ノースカロライナの空港に車を駐車していた。ミラーニ嬢を連れてすぐにノースカロライナに戻ってくるつもりだった。

ところが、最初のトラブルが発生した。ミラーニ嬢から送られてきたトロント – サンティアゴ間の電子航空券が無効だったのだ。それで、トロントの空港で一日拘束され、フランプトン教授が南米・ボリビアのラパスに到着したのはノースカロライナを出発してから4日も経っていた。

彼はラパスに到着した翌朝、ミラーニ嬢に会いたいと思っていたが、4日間もかかったため、ミラーニ嬢は別の写真撮影のためにブリュッセルに飛んでしまっていた。

フランプトン教授はミラーニ嬢からブリュッセルまでの電子航空券を送ってもらえるという連絡を受けた。

そこで、フランプトン教授は電子航空券チケットを受け取るためにラパスのエバ・パレス・ホテル(Eva Palace Hotel) にチェックインした。

電子航空券チケットが到着するのを待っている間、彼は物理学の論文原稿を執筆していた。 フランプトン教授はミラーニ嬢と定期的に連絡を取り合っていた。

ようやく、ボリビアのラパスからブエノスアイレスに行く切符が届いた。ブエノスアイレスからブリュッセルへ行く切符は別途、用意中だと知らされた。

フランプトン教授はブエノスアイレスに行く電子航空券を送ってもらった時、ミラーニ嬢にお願いされた。「チョットとお願いがあるの。ラパスに忘れてきた私のバッグを持ってきて欲しいの」。

デニス・ミラーニ嬢(Denise Milani)http://rebrn.com/re/denise-milani-664698/

★古い友人・ジョン・ディクソン(John Dixon)

ボリビアのラパスに滞在中、フランプトン教授はカナダのオンタリオ州に住む物理学者で弁護士の古い友人・ジョン・ディクソン(John Dixon)にメールし、自分の状況を説明した。

すると、ディクソンは驚いて「まあ、裏地に縫われたスーツケースにコカインが隠されているよ、キット。君は大きな危険に直面しているゾ」と冗談交じりに返信した。

フランプトン教授は「私は注意深く、スーツケースにコカインが隠されていないことを確認するよ。もしあれば、それを取り除くように頼むよ」と答えている。

ディクソンはまた、一味がフランプトン教授を誘拐し、彼を拷問して彼からお金を得ようとする可能性も考えて、「あなたは殺されるかもしれないよ。あなたとの交信が不能になったら、私は誰に連絡すればいいの?」と送信している。

フランプトン教授は、「私の兄弟と私の元妻に連絡してください」と答えた。

ディクソンが犯罪メロドラマのように麻薬のことを警告することはめったになかった。

★キャリー・バッグ

ボリビアのラパスに到着してから9日後の2012年1月20日の夜、フランプトン教授はホテル前の暗い道でヒスパニック系の人物から、ミラーニ嬢が忘れたというキャリー・バッグを手渡された。

フランプトン教授はミラーニ嬢のバッグだから、エルメスやルイ・ヴィトンのバッグだと思っていたが、バッグは車輪付きの非常にポピュラーな布製の黒いキャリー・バッグだった。

フランプトン教授は部屋に戻って、キャリー・バッグを開くと、中は空だった。ミラーニ嬢に、なぜこのキャリー・バッグが重要かと尋ねると、彼女は「思い出のキャリー・バッグなの」と答えた。

翌朝、彼はキャリー・バッグに自分の汚い洗濯物を詰めて、ラパスの空港に向かった。

フランプトン教授はボリビアのラパスからアルゼンチンのブエノスアイレスへと飛び、無事に国境を越えた。

フランプトン教授はブエノスアイレスのエセイサ(Ezeiza)国際空港でブリュッセルへの電子チケットが到着するのを待っていた。実に、40時間もろくに眠らず、定期的に電子メールをチェックし、「物理学をやっていた」。

ブリュッセルへの電子チケットがやっと到着した。

しかし、その到着前に、待ちくたびれたし、15日間も米国を留守にしていたので、フランプトン教授は一度、米国に帰ることにし、友人に頼んで、ノースカロライナ州のローリー (Raleigh)に飛ぶ電子チケットを入手していた。

ミラーニ嬢がノースカロライナに来てキャリー・バッグを受け取ればよいと考え、フランプトン教授は自分のスーツケースとミラーニ嬢のキャリー・バッグをチェックしてゲートに向かった。

まもなく、彼は空港のスピーカーから彼の名前が呼ばれるのを聞いた。

彼はファーストクラスへにアップグレードしてくれるために呼ばれていると思ってす、航空カウンターに出向いた。

すると、そこには数人の警察官がいて、彼の荷物を確認するように依頼された。

「それは私のスーツケースだ」とフランプトン教授は言った。「もう1つは私のバッグではありませんが、チェックインしました」 。

その言葉を聞いて、警察はフランプトン教授を逮捕した。警察は「ミラーニ嬢」のキャリー・バッグの底に隠されていた約2キログラムのコカインを見つけていたのだ(写真出典)。

★ ダマされた背景

2008年(64歳)、フランプトン教授は、14年間結婚生活を共にしたアン・マリーと離婚した。

離婚の理由は、自分の子供が欲しかったからだ。子供を産める女性を妻にしようと、18歳から35歳の女性を探した。

1人の中国人の女性が候補に挙がった。何度も電子メールのやり取りをし、結局、中国まで会いに行った。しかし、中国で1時間会っただけで、結婚話まで発展しなかった。

2人目の候補者が、今回の事件に登場するデニス・ミラーニ嬢だったのである。

フランプトン教授はデニス・ミラーニ嬢のことを自慢して、古い友人・ジョン・ディクソン(John Dixon)に「インターネットを見ろ」と連絡した。

友人・ディクソンは、フランプトン教授に「あんたは目を覚ました方がいい。実際は、あなたはミラーニ嬢と話していない。ダマされている。そのような若い女性が、なぜ、あなたのような老人に興味を持つんだい」。

しかし、フランプトン教授はミラーニ嬢が彼と本当に結婚したいと思っていると信じていた。

http://en.mercopress.com/2012/12/09/british-scientist-sentenced-in-argentina-after-falling-into-drug-smuggling-by-honey-trap

★実は共犯?

アメリカ麻薬取締局(Drug Enforcement Administration、略称:DEA)のスポークスマン、ラスティ・ペイン(Rusty Payne)によると、フランプトン教授が麻薬のことを全く知らないでダマされたなら、釈放されている。「逮捕された時、全く知らないでダマされたと主張するのは典型的な主張ですが、麻薬を全く知らないでハニートラップでダマされることはほとんどありません」と述べている。

フランプトン教授事件のマリオ・ヴィラ検察官(Mario Villar)は、仕事の80%が麻薬密輸事件を扱っている人だが、ペインの言葉に同意した。逮捕された人が麻薬を運んでいることを知らなかった可能性はとても低い。刑務所に収監しているフランプトン教授の他の79人の囚人に無実な人はいません。

2012年11月12日(69歳)、裁判が始まった。

検察官は、フランプトン教授から没収した携帯電話のテキストメッセージを使いながら陳述を開始した。

2012年1月22日、ブエノスアイレスのエセイサ(Ezeiza)国際空港からミラーニ嬢(と思い込んだ人)に、あなたはたくさんメールをしています。

午前9時46分:「麻薬犬だけが心配だったが、心配はそれ以上だ」

フランプトン教授はブリュッセルのシル・ホテル(Hotel Siru、写真出典)でミラーニ嬢と会う予定だった。

午前9時56分:「シル・ホテルで不意打ち攻撃?」。

午前10時14分:「あなたがダマされやすいので、私は困ってる。これは数億円ですよね。シル・ホテルはやめよう。OK?」。

午前11時19分:「これはボリビアでは価値がないけど、ヨーロッパでは数億円だ。空港で私と会ったら、「エージェント」が提案したホテルに行くのをやめましょう。とりあえず、「エージェント」が提案したホテルとは別のホテルに泊まってください」。

午前11時47分:「月曜日の到着が変更になった。コカイン暴力団にこの変更を伝えてはいけません」。

午後12時16分:「あなたはどうして私を無視しているの? 最後になったけど、まだ、ブリュッセルでどうやって落ち合うか決めていませんでした。私たちはコカインと命を保っています。シル・ホテルでコカインと命の両方とも失うかもしれません!」。

午後1時6分:「私たちはカッコよくやれるだろう。1,000,000」。

裁判官は、「これらのメールはから、あなた(フランプトン教授)は麻薬の密輸と知っていて、積極的に行動しようとしていましたね」と指摘した。

フランプトン教授は、「これらのメッセージは冗談です」と裁判官に弁解した。

「古い友人のディクソンが以前、麻薬の警告のメールを送って来たので、そのラインで、ミラーニ嬢を楽しませようとしただけです。私はすでにノースカロライナ州に戻ることに決めていました」と釈明した。

仮に、これらのメールがフランプトン教授の独特なユーモアだとしても、彼はその手のメールを30通も送信していた。冗談だと説明されても、とても納得できない。

しかも、実際の状況が詳しく書かれ、考えている計画を指しているかのような具体的な内容で、ストーリーは創作されていない。

ミラーニ嬢のキャリー・バッグを持ち帰らないと、ミラーニ嬢が傷つけられるかもしれない、とフランプトン教授は本当に思ったのだろうか?

フランプトン教授は、彼の人生の大半で、お金にほとんど関心を持っていないことがわかっている。フランプトン教授は、「ドラゴンを倒す騎士」役を演じて、ミラーニ嬢に、彼が本当に「夢の夫」であることを証明したいと思ったのかもしれない。

ただ、空港の警備カメラからの映像を解析すると、フランプトン教授が麻薬が入っていることを知らなかったような行動もしている。

フランプトン教授は、カフェのテーブルから立ち上がって、彼のラップトップと2つのバッグ(彼自身の白いのとミラーニ嬢の黒いの)を検査台の上に置いた。そして、それらの荷物を、25分間も無人でそこに放置し、警備員と話をしたり、航空カウンターに行っていた。放置した荷物に戻ると、1時間後にまた同じ行動をを繰り返した。

フランプトン教授自身が2キロのコカインを輸送していることを知っていれば、かなり奇人変人の科学者だとしても、コカインの入ったバッグを数十分の放置する行動をするだろうか?

ただ、クロだという証拠が他にもあった。検察官はさらに続けた。

今度は、フランプトン教授が書いた紙きれを示した。

そこには、「1グラム200ドル」「2,000グラム400,000ドル」と書いてあった。

フランプトン教授が持っていたミラーニ嬢のキャリー・バッグには1,980gのコカインが入っていた。米国ではコカイン1グラムは約200ドルである(例)。

フランプトン教授は、なぜこの計算をしたのかと聞かれたとき、「私の心は奇妙に動きます。私は逮捕された後、空港事務所でこの計算をしました」「心に強いストレスを感じると、ランダムな計算をする傾向があるんです」と答えている。

同じ紙に「5標準偏差99.99994%」という別の記述があった。弁護チームは、この記述の説明を求めた。フランプトン教授は、「ヒッグス・ボゾン(Higgs boson)発見の基準は、5標準偏差でなければならず、統計的変動である可能性は極めて低い」とフランプトン教授は説明した。フランプトン教授は「ミラーニ嬢が2番目の妻になる確率を計算していたが、これはほぼ確実だった」と述べた。[白楽注:この文章、ヒッグス・ボゾン(Higgs boson)を含め白楽の理解を越えてます]

この質問の流れで、弁護士はフランプトン教授に裁判官の体重を計算したかどうか尋ねた。

フランプトン教授は、「私はそれを認めのが恥ずかしい」と言いながら、「しました」と答えた。 「彼は体重100キロだと思います」。

裁判官は、「フランプトン教授、あなたは、2回目の結婚と同じように、間違った計算をしています。私は124キロです」と答えた。

2012年11月19日(69歳)、裁判が始まって一週間たったこの日、裁判官は、フランプトン教授に麻薬密輸の罪で、4年8か月の刑務所刑を科した。

ただ、フランプトン教授は2014年5月に釈放予定である。アルゼンチンの法律では、外国人は刑期の半分で釈放され国外追放となる決まりである。

出典:https://nige.wordpress.com/collection-of-string-theory-jokes-anti-depressant/

★投獄

2012年11月19日(69歳)、アルゼンチンの裁判所はコカイン密輸の罪でフランプトン教授を有罪とし、4年8か月の刑務所刑を科した。

フランプトン教授はアルゼンチンの首都ブエノスアイレス特別区の西部にあるビジャ・デボート(Villa Devoto)の悪名高いデボート刑務所の9か月拘留された。

フランプトン教授は後に、「そこで殺されそうだった」と語っている。

ブエノスアイレスのデボート刑務所。出典

フランプトン教授のデニス・ミラーニ嬢への最後の電子メールの1つは、デボート刑務所に拘留されて1か月頃、海賊版の携帯電話から送信された。「私は昼にあなたのこと抱きしめ、夜中にセックスをすることを想っています。あなたがデニス・ミラーニ嬢であることを証明してください」。

なお、デニス・ミラーニ嬢はフランプトン教授を全く知らないと供述している。フランプトン教授は、麻薬組織が演じたデニス・ミラーニ嬢をすっかり信じ込み、刑務所に入ってまで想いを募らせていたのだ。

写真出典不明

★ 大学が解雇

2014年5月、アルゼンチンの刑務所暮らしでは大学で研究・教育の義務は果たせない。米国・ノースカロライナ大学の学長Carol Foltは、不正と義務違反の理由でフランプトン教授を解雇した。

2016年8月、米国・オレンジ郡の裁判官は、ノースカロライナ大学が規則に違反しているので、フランプトン教授に給与ロスなどとして263,000ドル(約2630万円)を支払うよう命じた。

●6.【論文数と撤回論文】

「論文数と撤回論文」は本記事の論旨とあまり関係ないので十分調べていない。

フランプトン教授のウェブサイトに、グーグルスカラーで検索した論文リストがある。被引用数の多い論文が多数ある。Paul Frampton – Google Scholar Citations

【主要情報源】①に以下の論文がリストされている。とても有能な研究者だったことがわかる。撤回論文は調べていない。

  •  P.H. Frampton and Y. Nambu, “Asymptotic Behavior of Partial Widths in the Veneziano Model of Scattering Amplitudes”, in Quanta, Wentzel Festschrift, Chicago U.P. (1970).
  •  P.H. Frampton and T.W. Kephart, “Explicit Evaluation of Anomalies in Higher Dimensions”, Phys. Rev. Lett. 50, 1343, 1347 (1983); Phys. Rev. D28, 1010 (1983).
  •  P.H. Frampton and S.L. Glashow, “Chiral Color-An Alternative to the Standard Model”, Phys. Lett. 190B, 157 (1987).
  •  P.H. Frampton and Y. Okada, “Effective Scalar Field Theory of p-Adic String”, Phys. Rev. D37, 3077 (1988).
  •  P.H. Frampton, “Chiral Dilepton Model and the Flavor Question”, Phys. Rev. Lett. 69, 2889 (1992).
  •  P.H. Frampton and T.W. Kephart, “Simple Non-Abelian Finite Flavor Groups and Fermion Masses”, Int. J. Mod. Phys. 10A 4689-4704 (1995).
  •  P.H. Frampton, S.L. Glashow and T. Yanagida, “Cosmological Sign of Neutrino CP Violation”, Phys. Lett. B548 119 (2002).
  •  L.Baum and P.H. Frampton, “Turnaround in Cyclic Cosmology”, Phys. Rev. Lett. 98 071301 (2007).
  •  D.A. Easson, P.H. Frampton, and G.F. Smoot, “Entropic Accelerating Universe”, Phys. Lett. B696, 273 (2011).
  •  P.H. Frampton, K.J. Ludwick and R.J. Scherrer, “The Little Rip”, Phys. Rev. D84, 063003 (2011).
  •  P.H. Frampton, “Lepton Number Conservation, Long-Lived Quarks and Superweak Bileptonic Decays”, Phys. Lett. B747, 187-189 (2015).
  •  P.H. Frampton, “Cyclic Entropy: An Alternative to Inflationary Cosmology”, Int. J. Mod. Phys. A (2015, in press).
  •  P.H. Frampton, “Search for Dark Matter Constituents with Many Solar Masses”. Mod. Phys. Lett. A31, 1650180 (2016). arXiv:1510.00400[hep-ph].
  •  G.F. Chapline and P.H. Frampton, “Intermediate Mass MACHOs: A New Direction for Dark Matter Searches”. JCAP 11,042 (2016). arXiv:1608.04297[gr-qc].

●7.【白楽の感想】

《1》学者はダマしやすい

離婚して数年経つ68歳の老教授が、若い美女(ビキニ・モデル)と数か月も毎日メールのやりとしていた。

若い美女は老教授に恋をし、ビキニ・モデルをやめて、身を固め、堅気の生活をし、子供を産みたいと思っている、とメールしてきた(右の写真出典不明)。

老教授はこの女性と結婚し、子供を産んでもらい、温かい家庭を作る夢を見た。

それで、ビキニ・モデルが写真撮影で滞在中の南米のボリビアで会うために米国から飛んだ。しかし、そこで会えず、紆余曲折の後、ビキニ・モデルから「ホテルに忘れたので持ってきてほしい」と頼まれたキャリー・バッグを持って帰国しようとした。

そのキャリー・バッグの中に、実は、2キロの麻薬が隠されていて空港で逮捕された。フランプトン教授は麻薬が隠されていたことを知らなかったと主張したが、知っていたと思える証拠が挙がってきた。それで、アルゼンチンの刑務所で暮らす羽目になった。

もし、フランプトン教授が完全に無実だとしよう。麻薬密輸組織は相当手の込んだ方法で、フランプトン教授をダマし密輸を企てたことになる。このように綿密に仕込んだ計画なら、多くの学者はダマされるだろう。

白楽だって、壇蜜さん(写真出典)と頻繁にメールのやり取りをし、壇蜜さんから甘いメールを頻繁に受け取り、電子航空券を送るから2人で会いましょうとなれば、鼻の下を伸ばしてフィリピンのマニラにだって行ってしまうだろう。

そこに壇蜜さんから、「仕事の関係で一足違いで日本に帰りました。ごめんなさい。で、お願いがあるの。マニラのホテルに荷物を忘れてしまいました。日本で待っているから、私のお荷物をもってきテェ~♡」と甘いメールがくる。

そして、壇蜜さんのマニラでの現地係員がその荷物をホテルから白楽のところに運んでくれた。となると、鼻の下を伸ばしたままの白楽は、数キロのコカインを日本に運んでしまうだろう。・・・ここはタトエ話デス。虚構の話です。ねつ造バナシです。

頭髪に手を置くビキニ姿のミラーニ嬢(上の上の写真)と頭髪に手を置くビキニ姿の壇蜜さん(上の写真)が同じポーズだったので、壇蜜さんに登場してもらいました。スミマセン。

研究者は海外に頻繁に出かける職種です。男女ともに、若い人から高齢者まで、ハニートラップに引っかからないように注意してください。

特に、有名教授やノーベル賞受賞者は通関検査でさほど疑われない。麻薬の運び屋の格好のカモです。

白楽が院生だった昔、教室でノーベル賞受賞者の講演があった。講演謝礼とは別に、教室の教授が高価な真珠を贈った。ノーベル賞受賞者は包装を解いて中身の真珠だけをポケットにしまった。教授が「ああすれば、通関はフリーパスだな」と白楽につぶやいた。なるほど。

フランプトン教授がダマされて事件が発覚したが、実際は有名教授やノーベル賞受賞者が麻薬の運び屋に仕立てられ、発覚していないケースは相当数あるのではないだろうか?

《2》アルゼンチンは要注意

上記《1》のように注意しても、白楽の話を聞かない人がいる。

同じような事件が起こっていることを付け加えておこう。

被害者は中年女性で、研究者ではない。

ニュージーランドのマオリ語委員会(Māori Language Commission)の副委員長・シャロン・アームストロング(Sharon Armstrong、女性)という政府官僚である。

2011年、シャロン・アームストロングはインターネット上のボーイフレンドに、ニュージーランドからアルゼンチンで荷物を受け取って、ロンドンに来てほしいと頼まれた。

そして、アルゼンチンの空港で5キロのコカインの密輸で逮捕された。5キロのコカインの末端価格は約1億2千万円である。アルゼンチンの刑務所に2年間投獄された。ボーイフレンドは電子メールのやり取りだけで、実際に会ったことはなかった。ハニートラップで騙されたのである。
→ 2015年11月20日のリペカ・ティムティム(Ripeka Timutimu)記者の「Māori Television」記事(写真も):“Drug Mule” wants to expose drug cartels | Māori Television

《3》映画にしません?

フランプトン教授のハニートラップ事件の実話に基づいて、ハリウッドで映画を作る話が進行している、・・・というウワサはありません。

でも、ノーベル賞受賞クラスの科学者と美女という取り合わせで、政治も絡めると、ドラマとして面白そうですね。だれか、脚本を書きません?

白楽は読んでませんが、フランプトン教授が自分の経験を執筆した45ページの『Tricked!』(2014年12月出版)も参考になるだろう。本の表紙はアマゾンから引用した。

http://www.dailymail.co.uk/news/article-2968276/He-went-straight-neck-decapitated-Professor-fell-honeytrap-cocaine-sting-relives-horrifying-moment-prisoner-butchered-eyes-notorious-Argentinian-jail.html デニス・ミラーニ嬢(Denise Milani)。http://www.dailymail.co.uk/news/article-2968276/He-went-straight-neck-decapitated-Professor-fell-honeytrap-cocaine-sting-relives-horrifying-moment-prisoner-butchered-eyes-notorious-Argentinian-jail.html

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●8.【主要情報源】

① ウィキペディア英語版:Paul Frampton – Wikipedia
② 2013年3月8日のマキシン・スワン(Maxine Swann)記者の「NYTimes」記事:The Professor, the Bikini Model and the Suitcase Full of Trouble – NYTimes.com(保存版)。同じ記者のほぼ同じ内容の 2013年3月30日のマキシン・スワン(Maxine Swann)記者の「Guardian」記事:The physicist, the glamour model and the suitcase of cocaine | World news | The Guardian 、(保存済)
③ 2015年2月25日のトム・ワードン(Tom Worden)記者の「Daily Mail」記事:Professor Paul Frampton relives murder in notorious Argentina jail | Daily Mail Online(保存版)
④ 2015年6月16日のアン・ブライス(Anne Blythe)記者の「News & Observer」記事:UNC physics professor jailed in Argentina wins back pay | News & Observer(保存版)
⑤ 2017年8月15日のアン・ブライス(Anne Blythe)記者の「News & Observer」記事:UNC professor Paul Frampton jailed in Argentina after bikini model dupe: Court of Appeals rules on fees | News & Observer(保存版)
⑥ 2017年11月13日の「WRAL.com」記事:Former UNC-CH professor duped by drug cartel says phony evidence used to convict, fire him :: WRAL.com
⑦ ポール・フランプトン(Paul Frampton)のウェブサイト:Paul Frampton – Personal Home Page(保存版)
⑧ デニス・ミラーニ(Denise Milani)の検索画像。ビキニ姿が多いので職場で閲覧しないことをオススメします。Denise Milani – Google 検索
★記事中の画像は、出典を記載していない場合も白楽の作品ではありません。

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