ロナルド・プラスターク(Ronald Plasterk)(オランダ)

2021年2月15日掲載   

ワンポイント:この事件は、2020年ネカト世界ランキングの「4E」の「2」に挙げられたので記事にした。プラスタークは学術界から政界に身を転じ、2007年から10年間、オランダ政府の大臣(教育・文化・科学大臣など)を務めた重要人物である。2015年4月(56歳)、ネカトハンターのエリザベス・ビック(Elisabeth Bik)がプラスタークの「2007年1月のScience」論文の画像に不正があると「Science」編集部に伝えた。5年間、「Science」編集部は無対応だったので、2020年3月11日(62歳)、ビックはツイッターで問題を公表した。ネカトウオッチャーの多くが反応し、2020年11月20日(63歳)、論文は撤回された。ネカト者は特定されていないが、プラスタークが論文の責任著者でかつ重要人物なのでプラスタークを主役に記事にした。研究所のネカト調査は十分ではなく、誰も処分されていない。大臣になった人のネカト事件なので、科学界への信用が落ちた。国民の損害額(推定)は20億円(大雑把)。

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