2022年5月20日掲載
ワンポイント:マサチューセッツ工科大学・教授のサシセカランは、2015年と2018年の2論文でウイルス抗体のアミノ酸配列デザインを発表した。2019年、ダートマス大学のティルマン・ガーングロス教授(Tillman Gerngross)がこのアミノ酸配列は他の研究者のアイデアを盗用していると指摘した。サシセカラン(56歳?)は否定し、マサチューセッツ工科大学はネカト調査をしていない(推定)。論文は撤回・訂正されていない。その1年前の2018年、日本の大塚製薬は約430億円で関連会社を買収していたが、この事件で、株価は1.6%下落した。国民の損害額(推定)は2億円(大雑把)。