マリア・フステリ(Maria Fousteri)(オランダ)

2020年11月8日掲載 

ワンポイント:調査報告書が公表されている事件。2003-2009年(31-37歳?)、フステリはオランダのライデン大学病院(Leiden University Medical Center)・ポスドクだった。この時の論文が、2011年(39歳?)、ねつ造・改ざんと告発された。ライデン大学病院の調査委員会はシロと結論したが、オランダ研究公正委員会(LOWI:Netherlands Board on Research Integrity)に調査を依頼した。2016年6月16日(44歳?)、ライデン大学病院はオランダ研究公正委員会の調査結果に基づき、前回と真逆で、フステリの2報の論文にデータねつ造・改ざんがあったと発表し、論文撤回を勧告した。しかし、2020年11月7日現在、論文は撤回されていない。フステリは、ネカト騒動前の2010年(38歳?)、ギリシャに帰国し、アレクサンダーフレミング生物医学研究センターの助教授に就任した。フステリは、処罰を科されていない。国民の損害額(推定)は2億円(大雑把)。

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