国研:アデュカヌマブ(Aducanumab)、食品医薬品局(Food and Drug Administration)(米)

2021年12月24日掲載

ワンポイント:米国の製薬企業・バイオジェン社(Biogen)は日本の製薬企業・エーザイと共同で、アルツハイマー病(Alzheimer’s disease)の治療薬・アデュカヌマブ(Aducanumab)を開発した。その効能は明確ではないが、2021年6月7日、米国の食品医薬品局は承認した。多くの専門家がこれは「最悪の承認」だと批判し、現在、論争中である。承認に伴う不正疑惑を、健康福祉省・監査総監室(HHS-OIG)が調査に乗り出した。なお、7日前の2021年12月17日、欧州医薬品庁(EMA)はアデュカヌマブを承認しなかった。そして、2日前の 2021年12月22日、日本の厚生労働省は結論を下せなかった。この事件は、2021年ネカト世界ランキングの「2」の「1」に挙げられた(記事掲載は元旦)。この騒動で、死亡者や健康被害者はいない。国民の損害額は不明。

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