2021年6月19日掲載
白楽の意図:日本の大学(とメディア)はセクハラ加害者・被害者の名前を秘匿する。一方、米国を始め世界の大学(とメディア)は加害者名を公表、被害者名は本人の許可を得てだが、かなり公表している。日本は世界の中で極めて異質で、ニュースの基本である5W1Hから逸脱している。今回、2016年のケンタッキー大学のジェームズ・ハーウッド(James Harwood)による性不正事件で、大学は事件記録を強く隠蔽した。このことにたいして、誰を守るためのプライバシーなのかと問うたエイミー・ベンセネヘイヴァー(Amye Bensenhaver)の「2020年11月のState Journal」論文を読んだので、紹介しよう。