アリス・チャン(Alice Chang、Chun-Ju Chang、張君如)(米)

2022年12月25日掲載 

ワンポイント:2022年12月13日(42歳?)、発覚から5年後(遅いですね)、研究公正局は、台湾で育ち、パデュー大学(Purdue University)・準教授になったアリス・チャンの16件の研究費申請書(14件は不採択、2件は採択)、2報の発表論文、の384画像にねつ造・改ざんがあったと発表した。2022年12月7日から10年間の締め出し処分を科した。記事執筆時点では、撤回論文はゼロ。国民の損害額(推定)は3億円(大雑把)。

【追記】
・2023年11月28日記事:Purdue agrees to pay feds back $737,000 for grant submissions with fake data – Retraction Watch

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目次(クリックすると内部リンク先に飛びます)
1.概略
2.経歴と経過
5.不正発覚の経緯と内容
6.論文数と撤回論文とパブピア
7.白楽の感想
9.主要情報源
10.コメント
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●1.【概略】

アリス・チャン(Alice Chang、Alice C. Chang、チュンジュ・チャン、Chun-Ju Chang、張君如、ORCID iD:、写真出典、(保存版))は、台湾で育ち、米国のカリフォルニア大学ロサンゼルス校で研究博士号(PhD)を取得し、2012年2月6日(32歳?)に米国のパデュー大学(Purdue University)・獣医科大学院(College of Veterinary Medicine)・助教授、その後、準教授になった。専門はがんの生化学である。

ネカト発覚の経緯は不明だが、2014~2018年のNIH研究費申請書、2015年と2017年に発表した2論文が、ネカトと指摘されている。告発者は、研究費審査委員、または、同じ研究室の上司・同僚と思われるが、白楽は特定できなかった。

パデュー大学を2018年3月(38歳?)に離職し、2017年(37歳?)に別の職を見つけているので、ネカト発覚時期は、2017年(37歳?)と推定される。

ただ、ネカトとされたNIH研究費申請書の最新版が2018年6月26日だった。また、2019年度のNIH研究費を受給している。2019年度のNIH研究費は2018年12月3日に採択と通知されている。

ネカトが2017年(37歳?)に発覚したら、それ以降、パデュー大学は アリス・チャンにNIH研究費申請書を提出させないと思う。NIHも研究費を採択しないと思う。

つまり、白楽はどこかを誤解しているようだ。

2022年12月13日(42歳?)、発覚から5年後(遅いですね)、研究公正局(ORIロゴ出典)は、パデュー大学(Purdue University)・準教授だったアリス・チャンの16件の研究費申請書(14件は不採択、2件は採択)、2報の発表論文、の384画像にねつ造・改ざんがあったと発表した。

384画像は、とても多い。

2022年12月7日(42歳?)から10年間の締め出し処分を科した。10年間の締め出し処分はとても重い処分である。 → 「研究公正局の締め出し年数」ランキング | 白楽の研究者倫理

パデュー大学(Purdue University)・獣医科大学院(College of Veterinary Medicine)。写真出典

  • 国:米国
  • 成長国:台湾
  • 医師免許(MD)取得:なし
  • 研究博士号(PhD)取得:米国のカリフォルニア大学ロサンゼルス校
  • 男女:女性
  • 生年月日:不明。仮に1980年1月1日生まれとする。経歴の印象からなので、かなりいい加減
  • 現在の年齢:44歳?
  • 分野:がんの生化学
  • 不正文書提出・発表:2014~2018年(34~38歳?)の5年間
  • 発覚年:2017年(37歳?)
  • 発覚時地位:パデュー大学・準教授
  • ステップ1(発覚):第一次追及者は研究費審査委員、または、同じ研究室の上司・同僚と思われる
  • ステップ2(メディア):「撤回監視(Retraction Watch)」
  • ステップ3(調査・処分、当局:オーソリティ):①パデュー大学・調査委員会。②研究公正局
  • 大学・調査報告書のウェブ上での公表:なし
  • 大学の透明性:研究公正局でクロ判定(〇)
  • 不正:ねつ造・改ざん
  • 不正文書数:研究公正局は2014~2018年(34~38歳?)の5年間の16件の研究費申請書(14件は不採択、2件は採択)、2報の発表論文を問題視した。2022年12月24日現在、撤回論文はない
  • 時期:研究キャリアの中期
  • 職:事件後に移籍し研究職を続けた(◒)
  • 処分: NIHから 10年間の締め出し処分
  • 日本人の弟子・友人:不明

【国民の損害額】
国民の損害額:総額(推定)は3億円(大雑把)。

●2.【経歴と経過】

主な出典:(1)(14) Alice C. Chang, Pharm.D. | LinkedIn、(2)www.chunju.ntou.edu.tw/basic.html、(3)PVM Report | 2012 Annual Report by Purdue University – Issuu。これらに矛盾があり、以下は事実ではない個所が一部あるかも知れない。

  • 生年月日:不明。仮に1980年1月1日生まれとする。経歴の印象からなので、かなりいい加減
  • xxxx年(xx歳):台湾の国立台湾大学(National Taiwan University)で「PharmD(薬剤師試験受験資格)」を取得:「PharmD」は薬剤師試験受験資格の専門職学位で研究博士号(PhD)ではない:鈴木真里奈の「米国での PharmD 教育
  • xxxx年(xx歳):米国のカリフォルニア大学ロサンゼルス校(University of California, Los Angeles)で研究博士号(PhD)を取得
  • 2011年(31歳?)頃:米国のテキサス大学MDアンダーソンがんセンター(University of Texas M. D. Anderson Cancer Center)・ポスドク
  • 2012年2月6日~2018年3月(32~38歳?):パデュー大学(Purdue University)・獣医科大学院(College of Veterinary Medicine)・助教授、その後、準教授
  • 2014~2018年(34~38歳?):ネカト研究費申請提出、ネカト論文発表
  • 2017年(37歳?)(推定):不正が発覚
  • 2017年3月~2019年8月(37~39歳?):AMPATHケニア(Academic Model Providing Access to Healthcare (AMPATH) Kenya)・チームリーダー(Project Team Leader)
  • 2017年9月~xxxx年(37~xx歳?):ジェネンテック社(Genentech)・臨床科学者(Clinical Scientist)
  • xxxx年(xx歳):台湾の中国医薬大学(China Medical College)・生命科大学院(College of Life Sciences)・院長で教授
  • 2022年12月13日(42歳?):研究公正局がネカトと発表
  • 2022年12月24日(42歳?)現在:台湾の中国医薬大学のアリス・チャンの情報がアクセス不可になっているので、院長職・教授職から辞任する(した)(解雇?)かもしれない

●5.【不正発覚の経緯と内容】

★研究人生

アリス・チャン(Alice Chang)は台湾で育ち、米国のカリフォルニア大学ロサンゼルス校で研究博士号(PhD)を取得し、2012年2月6日(32歳?)に米国のパデュー大学(Purdue University)・助教授、その後、準教授になった。

論文著者名や研究費申請書名は以前からの名前の「Chun-Ju Chang」(チュンジュ・チャン)である。

「撤回監視(Retraction Watch)」記事に、NIHから70万ドル(約7千万円)のグラントを得ていたとあった。

白楽が調べると以下がヒットした。2018年と2019年に各1件、計約70万ドルであってます。 → RePORT ⟩ RePORTER:Chun-Ju Chang

★ネカト発覚の経緯とその後

ネカト発覚の経緯は不明だが、2014~2018年のNIH研究費申請書、2015年と2017年に発表した2論文に、ネカトが指摘されている。告発者は、研究費審査委員、同じ研究室の上司・同僚と思われるが、特定できない。

パデュー大学を2018年3月(38歳?)に離職し、2017年(37歳?)に別の職を見つけているので、ネカト発覚時期は、2017年(37歳?)と推定される。

ただ、ネカトとされたNIH研究費申請書の最新版が2018年6月26日だった。また、上記したように、2019年度のNIH研究費を受給している。2019年度のNIH研究費は2018年12月3日に採択と通知されている。 → RePORT ⟩ RePORTER:Project Details

ネカトが2017年(37歳?)に発覚したら、それ以降、パデュー大学は アリス・チャンにNIH研究費申請書を提出させないと思う。NIHも研究費を採択しないと思う。

つまり、白楽はどこかを誤解しているようだ。

マー、話を続けよう。

アリス・チャンは、パデュー大学を離職する半年前の2017年9月(37歳?)、ジェネンテック社(Genentech)・臨床科学者(Clinical Scientist)に就職した。

その後、年月日は不明だが、台湾の中国医薬大学(China Medical College)・生命科大学院(College of Life Sciences)・院長(+教授)になった。

なお、研究公正局がアリス・チャンのネカトを発表した2022年12月13日、白楽がアリス・チャンの情報を探った。

すると、アリス・チャン(写真出典)のウェブ上の情報がドンドン消されていく状況に遭遇した。例えば、「中國醫藥大學生命科學院(China Medical University College of Life Sciences)」にあった右の写真は、今はアクセスできない。ココに保存してあった。

★研究公正局

2022年12月13日(42歳?)、発覚から5年後(遅いですね)、研究公正局はアリス・チャンが16件の研究費申請書(14件は不採択、2件は採択)、2報の発表論文、の画像をねつ造・改ざんしていたと発表した。

ねつ造・改ざんした画像数は384画像と、とても多い。

研究公正局は 、2022年12月7日から10年間の締め出し処分を科した。10年間の締め出し処分はかなり重い処分である。 → 「研究公正局の締め出し年数」ランキング | 白楽の研究者倫理

16件の研究費申請書(14件は不採択、2件は採択)は以下の通り(研究公正局のコピペ)。2014~2018年に申請した。

  • R21 CA191797-01, “Targeting miR-200c for early detection of aggressive breast cancer,” submitted to NCI, NIH, on 02/17/2014
  • R21 CA194474-01, “The role of miRNA regulated-cell polarity machinery in breast cancer stem cell fate decision,” submitted to NCI, NIH, on 06/19/2014
  • 採択 R03 CA198606-01, “Targeting cell polarity machinery to exhaust breast cancer stem cell pool,” submitted to NCI, NIH, on 10/28/2014 (funded)
  • R01 CA205940-01, “Epigenetic regulation governing ATRA-mediated cellular programming,” submitted to NCI, NIH, on 06/04/2015
  • R01 CA208325-01, “Epigenetic mechanism underlying retinoic acid resistance in breast cancer stem cells,” submitted to NCI, NIH, on 10/05/2015
  • R01 CA208325-01A1, “Epigenetic mechanism underlying retinoic acid resistance in tumor stem cells,” submitted to NCI, NIH, on 11/07/2016
  • R21 CA215908-01, “Targeting EMT-induced mitochondrial heterogeneity in breast cancer,” submitted to NCI, NIH, on 06/24/2016
  • R01 CA211063-01, “The role of mitochondrial regulation in directing the cancer stem cell fate,” submitted to NCI, NIH, on 01/28/2016
  • R01 CA215087-01, “Targeting metformin-directed stem cell fate in triple negative breast cancer,” submitted to NCI, NIH, on 06/03/2016
  • 採択 R37 CA215087-01A1, “Targeting metformin-directed stem cell fate in triple negative breast cancer,” submitted to NCI, NIH, on 03/06/2017 (funded)
  • R01 CA226951-01, “(PQ11) Role of DHA in directing luminal differentiation and therapy response in triple-negative breast cancer,” submitted to NCI, NIH, on 06/22/2017
  • R01 CA231940-01, “Regulation of Tet2 in programming mammary stem cell fate,” submitted to NCI, NIH, on 10/05/2017
  • R01 CA231940-01A1, “Regulation of Tet2 in programming mammary stem cell fate,” submitted to NCI, NIH, on 06/26/2018
  • R01 CA233941-01, “DHA directs epigenetic programming in triple-negative breast cancer,” submitted to NCI, NIH, on 02/05/2018
  • R01 GM121775-01, “The role of Tet2 regulation in directing mammary stem cell fate,” submitted to the National Institute of General Medical Sciences (NIGMS), NIH, on 02/05/2016
  • R35 GM124972-01, “Novel role of microRNA in directing stem cell fate decision,” submitted to NIGMS, NIH, on 11/04/2016

2報の発表論文は以下の通り(研究公正局のコピペ)。2015年と2017年の2論文である。

  • Chang CC, Wu MJ, Yang JY, Camarillo IG, Chang CJ.
    Leptin-STAT3-G9a signaling promotes obesity-mediated breast cancer progression.
    Cancer Res. 2015 Jun 1;75(11):2375-86. doi: 10.1158/0008-5472.CAN-14-3076.
  • Wu MJ, Kim MR, Chen YS, Yang JY, Chang CJ.
    Retinoic acid directs breast cancer cell state changes through regulation of TET2-PKCζ pathway.
    Oncogene 2017 Jun 1;36(22):3193-206. doi: 10.1038/onc.2016.467.

【ねつ造・改ざんの具体例】

2022年12月13日の研究公正局の発表に、各研究費申請書・論文のネカト部分を指摘している。

共通する点は、画像の再利用で、異なる実験結果なのに同じ画像をラベルを変えて使用した。なお、画像を加工したケースもあった。

再利用画像は、共焦点画像、ウエスタンブロット画像、細胞の顕微鏡写真、図、チャート、グラフなど、いろいろな画像だった。

ただ、研究公正局の発表はどの画像なのかを示していない。それで、ネカト画像の具体例をここに示さない。

●6.【論文数と撤回論文とパブピア】

★パブメド(PubMed)

2022年12月24日現在、パブメド(PubMed)で、アリス・チャン(Alice Chang、Alice C. Chang、Chun-Ju Chang)の論文を「Chun-Ju Chang[Author]」で検索した。この検索方法だと、2002年以降の論文がヒットするが、2002~2022年の21年間の56論文がヒットした。

2022年12月24日現在、「Retracted Publication」でパブメドの論文撤回リストを検索すると、0論文が撤回されていた。

★撤回監視データベース

2022年12月24日現在、「撤回監視(Retraction Watch)」の撤回監視データベースでアリス・チャン(Alice Chang、Alice C. Chang、Chun-Ju Chang)を「Chang, Chun-Ju」で検索すると、0論文が訂正、0論文が懸念表明、0論文が撤回されていた。

★パブピア(PubPeer)

2022年12月24日現在、「パブピア(PubPeer)」では、アリス・チャン(Alice Chang、Alice C. Chang、Chun-Ju Chang)の論文のコメントを「”Chun-Ju Chang”」で検索すると、1論文にコメントがあった。

●7.【白楽の感想】

《1》ネカトハンター組織 

アリス・チャン(Alice Chang)の2014~2018年のNIH研究費申請書、2015年と2017年に発表した2論文の384画像にねつ造・改ざんが指摘された。

指摘した人は、研究費審査委員、または、同じ研究室の上司・同僚と思われる。どのように見つけたか不明だが、2014~2018年の5年間もネカトさせておかないで、さっさと見つけるべきだった。

そうすれば、アリス・チャンのネカトが384画像もの多数にならなかったハズだ。

ネカトを発見するネカトハンターをもっとしっかり育成すべきだと思う。

そうすれば、研究者が数年にわたって行なうネカト行為を、かなり防げると思う。

ネカトの法則:「強い衝撃がなければ、研究者はネカトを止めない」

初期の段階でネカトを見つけネカト者を排除すれば、それ以降のネカトを防げる。

そのためにはネカトハンターの活躍が必要だ。

ネカトハンターの育成と書いたが、現実的には、現在の個人ボランティアではなく、公的組織で常勤専門職として働く麻薬捜査官のようなネカトハンター・システムを構築すべきだ。

少なくとも、ネカトを発見・通報した人に常勤職に見合うお金を払うべきだと思う。高度専門職で、かつ、危険が伴うので、現状のようなフリーランス活動なら、数千万円の年収になるようにすべきだろう。エリザベス・ビック(Elisabeth Bik)の改善策は正しい。 → 7-114 ビックのネカトハンター人生 | 白楽の研究者倫理

ただ、学術誌や大学の「ネカト対応怠慢・不作為」を取り締まらないと、ネカトハンターがネカトを通報しても、その後が進まない。

レオニッド・シュナイダー(Leonid Schneider)は次のように書いている。コレではなあ~。 → Schneider Shorts 16.12.2022 – Viagra and Olive Oil – For Better Science

ネカトハンターのクレア・フランシス(Clare Francis)は、10年以上にわたり、ネカトを発見・通報してきたが、学術誌の対応は、「通常は沈黙、場合によっては謝辞、時には感謝の意を表します(The usual reaction is silence, in some cases an acknowledgement, occasionally with thanks.)」。

現状のシステムなら、学術誌や大学の「ネカト対応怠慢・不作為」に罰則を科すべきだ。

でも、学術誌や大学に依存しないで、捜査権と刑事告発権を持つネカト捜査官のシステムに変えないと、研究不正は永遠に解決しない。

《2》NIH研究費申請書 

研究公正局はアリス・チャン事件を含め、2022年に入ってNIH研究費申請書でのネカトをドンドン摘発している。

研究公正局の何かが変化している。研究費申請書を重点的に捜査する方針に舵を切ったのか、ネカト探索方法が進歩したのか、科学捜査官に有能な人が配置されたのか?

以前も指摘したが、日本では研究費申請書でネカトしても、文部科学省の規則では研究不正にならない。文部科学省の規則はヘンなので、変えるべきだと思う。

《3》ネカト調査の非通知 

アリス・チャン(Alice Chang)は自分がネカト調査中だったのに、中国医薬大学に移籍した。

この時、移籍先の中国医薬大学にネカト調査中であることを伝えなかった(白楽の推測)。これは、一般的なことだ。

それで、移籍先の中国医薬大学は、研究公正局が発表した 2022年12月13日にアリス・チャンがネカト者だとわかるのだが、中国医薬大学は、今後、アリス・チャンをどうするだろう?

解雇すると思うが、その前にアリス・チャンは辞職するか?

それとも、台湾なので、在職し続けられるか? どうなんだろう?

今のところ、中国医薬大学はアリス・チャンを解雇していない。しかし、研究公正局が発表した日に、中国医薬大学はウェブ上のアリス・チャンの情報をバタバタと削除した。

これは解雇の方向なのか?
隠蔽の方向なのか?

なお、日本は研究不正大国なので、米国の研究公正局でクロと判定された日本人が日本に帰国し、国立大学などで何人も研究職を続けている。 → 研究ネカト者が研究を続けた | 白楽の研究者倫理

以下のアリス・チャン情報も削除された(保存版)。

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日本の人口は、試算では、2100年に現在の7~8割減の3000万人になるとの話だ。国・社会を動かす人間も7~8割減る。現状の日本は、科学技術が衰退し、かつ人間の質が劣化している。日本がスポーツ、観光、娯楽を過度に追及する現状は日本の衰退を早め、ギリシャ化を促進する。今後、科学技術と教育を基幹にし、人口減少に見合う堅実・健全で成熟した良質の人間社会を再構築すべきだ。公正・誠実(integrity)・透明・説明責任も徹底する。そういう人物を昇進させ、社会のリーダーに据える。
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●9.【主要情報源】

①  研究公正局の報告:(1)2022年12月13日:Case Summary: Chang, Alice C. | ORI – The Office of Research Integrity。(2)2022年12月16日の連邦官報:2022-27316.pdf 。(3)2022年12月16日の連邦官報:Federal Register :: Findings of Research Misconduct。(4)2022年12月16日:NOT-OD-22-xxx: Findings of Research Misconduct
② 2022年12月13日のエリー・キンケイド(Ellie Kincaid)記者の「撤回監視(Retraction Watch)」記事:Cancer researcher banned from federal funding for faking data in nearly 400 images in 16 grant applications – Retraction Watch
★記事中の画像は、出典を記載していない場合も白楽の作品ではありません。

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