2022年6月5日掲載
ワンポイント:研究公正局が設立される前の1980年前後のネカト事件。アロノウは、ロングビーチ退役軍人省病院(Veterans Administration Medical Center in Long Beach)・医師だった。1979年(49歳?)、1974~1978年の4年間の臨床試験データのねつ造・改ざんが、食品医薬品局、その後、環境保護庁(EPA)に摘発された。アロノウは厳しい処分を受けなかったので、事件後、研究者として生きのび、ニューヨーク医科大学(New York Medical College)・教授となり、心臓病の臨床医学者の重鎮になった。国民の損害額(推定)は10億円(大雑把)。