ベルナー・セレ(Bernard Séret)、ローラン・プユウ(Laurent Pouyaud)、ジョージ・セレ(Georges Serre)(仏)

2020年11月20日改訂 

ワンポイント:米国の大学院生・マーク・エルドマン(Mark V. Erdmann)がインドネシアに新婚旅行中、生きたシーラカンス(coelacanth)を発見し、1998年、写真付きでネイチャー誌に発表した。ところが、その2年後の2000年、セレらは、自分たちが1995年に既にシーラカンスを発見していた主張し、ネイチャー誌に論文を投稿した。ネイチャー誌編集部は賢く、セレらが、エルドマンがネイチャー誌に発表したシーラカンスの写真を盗用して、自分たちの発見だと主張したことを見破った。結局、セレは盗用を認めた。盗用者3人は処罰されていない。その後、セレとプユウは研究者として著名になった。国民の損害額(推定)は10億円(大雑把)。この事件は、白楽指定の重要ネカト事件である:単なる論文の盗用ではなく、世紀の大発見をゴッソリ横取りしようとした驚くべき不正である。現在の大発見者の何人かはこのような盗用に成功した人かもしれない。

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