2020年12月23日掲載
ワンポイント:サージスフィア社(Surgisphere)・社長で医師のデサイーは、COVID-19(新型コロナ)治療薬のデータに基づき、2020年5月(41歳)、「2020年5月のLancet」論文と「2020年6月のN Engl J Med.」論文を出版した。出版1週間後から、そのデータに関するねつ造疑惑がブログ、社交メディア、パブピア(PubPeer)で指摘され、新聞で大騒ぎになった。2020年6月(41歳)、データの信頼がないことで、両論文は撤回された。デサイーは無処分。この事件は、2020年ネカト世界ランキングの「1A」の「1」に挙げられた。国民の損害額(推定)は5億円(大雑把)。