2022年10月10日掲載
ワンポイント:マーチャントはボストン大学(Department of Government Boston University)のスター教授(男性)で、南極に自分の名前を冠したマーチャント氷河があるほど著名だった。ところが、1997~2001年(36~40歳)の4年間に少なくとも3人の女性院生に南極探検中にセクハラ行為(娼婦(whore)など侮蔑的に呼ぶ、排尿中に石を投げるなど)を繰り返していた。2016年10月(55歳)、被害者の1人・ジェーン・ウィレンブリング(Jane K. Willenbring)が17年前のセクハラ被害をボストン大学に告発した。2017年10月以降、「Science」誌がこのセクハラ事件を何度も報道し、大問題となった。2017年10月26日(56歳)、米国議会も調査に乗り出した。2017年11月(56歳)、ボストン大学は、マーチャントをセクハラ有罪とし、2019年4月12日(57歳)、解雇した。国民の損害額(推定)は20億円(大雑把)。