2023年12月5日掲載
ワンポイント:2023年9月7日、発覚から5年後(遅いですね)、研究公正局は、コーネル大学医科大学院(Weill Cornell Medical College)・教授だったダネンバーグとスブラーメインの2008~2016年の9年間の12論文に60件のねつ造・改ざん画像があったと発表した。2人に、2023年8月14日から7年間の監督期間(Supervision Period)処分を科した。7年間の監督期間(Supervision Period)処分はかなり強い処分である。なお、ダネンバーグは米国育ちだが、スブラーメインはインド育ちで、インドのハイデラバード大学(University of Hyderabad)で研究博士号(PhD)を取得後、ポスドクを経て、米国のコーネル大学医科大学院のダネンバーグ教授の部下として研究し教授になった。研究公正局は2008~2016年の9年間に出版した12報を不正としたが、撤回監視データベースでは、2001~2014年の14年間に出版した19報が撤回されている。2人はこの事件で大学を退職している。ネカト・ハンターのクレア・フランシス(Claire Francis)が最初に指摘した。国民の損害額(推定)は8億円(大雑把)。
記事を読む → アンドリュー・ダネンバーグ(Andrew Dannenberg)、コタ・スブラーメイン(Kotha Subbaramaiah)(米)