2021年7月3日掲載
白楽の意図:「ねつ造・改ざん」で一番多いのがウエスタンブロット画像の加工だが、通常、「既存の画像」を加工する。ところが、敵対的生成ネットワーク(Generative Adversarial Nets:GAN)を使えば、「既存の画像」は不要で、ウエスタンブロット画像を含め、全く新しい画像を人工的に合成できる。となると、GANで合成した画像を「ねつ造・改ざん」と見破るのは至難になる。GANで画像を合成する原理はチンプンカンプンだが、ペン・ルオ(Peng Luo)の「2021年1月のbioRxiv」論文を読んだ(読めていない!)ので、紹介しよう。