2022年3月13日掲載
ワンポイント:タヒルはクワジャファリード工科大学(Khwaja Fareed University of Engineering & Information Technology (KFUEIT))・学長である。タヒルが筆頭著者の「2021年2月のFuel」論文が、ファルク・イクバル(Farukh Iqbal)(パキスタン人)に盗用と指摘された。ところが逆に、タヒルはイクバルを盗用者だと反撃した。この時、イクバルはオーストラリアのロイヤルメルボルン工科大学・教員になっていたので、ロイヤルメルボルン工科大学が調査した。その結果、タヒルの主張を否定した。そして、2021年7月1日、学術誌「Fuel」・編集者はタヒルの論文を盗用と認定し、撤回した。しかし、クワジャファリード工科大学はタヒル学長の盗用を否定した。タヒルは約2億8千万円の損害賠償をイクバルに求める訴訟をおこした。パキスタン政府はタヒルの味方になっている。国民の損害額(推定)は5億円(大雑把)。