2023年8月25日掲載
ワンポイント:2023年6月26日(30歳?)、研究公正局は、オハイオ州立大学(Ohio State University)・ポスドク、同時に、ジョンズ・ホプキンズ大学(Johns Hopkins University)・ポスドクでもあったラリオティスの2件の研究費申請書、3報の発表論文、2報の未発表原稿にねつ造・改ざんがあったと発表した。2023年6月12日から3年間の監督期間(Supervision Period)処分を科した。3年間の監督期間(Supervision Period)処分は普通の処分である。なお、ラリオティスはギリシャのクレタ大学医学部(University of Crete, School of Medicine)で医師免許(MD)と研究博士号(PhD)を取得し、米国でポスドクになった。記事執筆時点では、撤回論文は3報。国民の損害額(推定)は3億円(大雑把)。