2020年9月29日掲載
白楽の意図:米国の研究公正局(ORI)は、ネカト者の実名を公表している。しかし、科学庁・監査総監室(OIG)は秘匿している。白楽は、同じ政府機関なのにまったく異なる措置が許されることを長年疑問に思っている。そのことを解説していると思ってテレサ・デフィーノ(Theresa Defino)の「2020年8月のReport on Research Compliance」論文を読んだので、紹介する。科学庁・監査総監室(NSF、OIG:Office of Inspector General)は、半年ごとにその活動を議会に報告している(半期報告書(SAR))。この論文は、その「半期報告書(SAR)」の中身を解析し、科学庁・監査総監室(OIG)の活動の様子と問題点を指摘していた。ただ、白楽の疑問に触れているが、答えてはいなかった。マーしょうがない。