盗修:法学:ヤスミン・エスキベル(Yasmin Esquivel)(メキシコ)

2023年1月30日掲載 

ワンポイント:エスキベルは最高裁判所・裁判官で、2023年1月2日(59歳)に最高裁判所・長官になったかも知れなかったが、35年前の1987年(24歳)にメキシコ国立自治大学(Universidad Nacional Autónoma de México、UNAM)で取得した上級修士号(licentiate)の論文が盗用だと、長官選の12日前の2022年12月21日(59歳)に公表された。修士号が剥奪されれば、長官どころではない。弁護士資格を失い、裁判官を失職する。盗用ページ率は約100%(推定)で、盗用文字率は約95%(推定)である。国民の損害額(推定)は10億円(大雑把)。

【追記】
・2023年6月8日記事:Mexican justice in thesis scandal claims vindication from technicality | Courthouse News Service
・2023年2月24日:博士論文も盗用だった。456 ページのうち 209 ページ:La ministra Yasmín Esquivel plagió en su tesis de doctorado | EL PAÍS México

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目次(クリックすると内部リンク先に飛びます)
1.概略
2.経歴と経過
3.動画
5.不正発覚の経緯と内容
6.論文数と撤回論文とパブピア
7.白楽の感想
9.主要情報源
10.コメント
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●1.【概略】

ヤスミン・エスキベル(Yasmin Esquivel、ヤスミン・エスキベル・モッサ、Yasmín Esquivel Mossa、写真出典)は、1987年(24歳)にメキシコ国立自治大学(Universidad Nacional Autónoma de México、UNAM)で弁護士資格である上級修士号(licentiate)を取得し、順調にキャリアを積み、最高裁判所・裁判官になった。専門は法学である。

白楽はメキシコの「licentiate」と弁護士資格の関係を誤解しているかもしれないが、本記事では、「licentiate」を上級修士号とし、弁護士資格そのもの、あるいは、弁護士資格に必要な専門職学位と理解した。

本事件では、1987年の上級修士号(licentiate)取得のための学位論文での盗用なので、修士論文の盗用とみなし「盗修」とした。また、簡単のため、論文そのものも修士論文と書く。

なお、上級修士号(licentiate)を剥奪されると、エスキベルは弁護士資格を失い、裁判官を失職する。

2022年12月(59歳)、最高裁判所・長官の候補になった。

ところが、2022年12月21日(59歳)、エスキベルが35年前の1987年(24歳)にメキシコ国立自治大学(Universidad Nacional Autónoma de México、UNAM)で取得した上級修士号(licentiate)の修士論文が盗用だと、ギレルモ・シェリダン(Guillermo Sheridan)が、「Latinus」新聞で発表した。

2023年1月2日、最高裁判所・長官の選挙でエスキベルは負けた。

2023年1月29日(59歳)現在、発覚から1か月強しかたっていない。事件は現在進行中で、メキシコの大事件である。

エスキベルは不正をした「悪」だけど、論文指導者だったマーサ・ロドリゲス・オルティス教授(Martha Rodríguez Ortiz)の方がもっと「悪」で、「悪」の元凶という印象だ。

メキシコ国立自治大学(Universidad Nacional Autónoma de México、UNAM)。写真出典

  • 国:メキシコ
  • 成長国:メキシコ
  • 医師免許(MD)取得:なし
  • 研究博士号(PhD)取得:スペインのマドリード・コンプルテンセ大学
  • 男女:女性
  • 生年月日:1963年9月15日
  • 現在の年齢:60歳
  • 分野:法学
  • 不正論文発表:1985~1987年(22~24歳)の上級修士号(licentiate)用の修士論文
  • ネカト行為時の地位:メキシコ国立自治大学・学部生
  • 発覚年:2022年(59歳)
  • 発覚時地位:最高裁判所・裁判官で最高裁判所・長官・候補
  • ステップ1(発覚):第一次追及者はギレルモ・シェリダン(Guillermo Sheridan)で、「Latinus」新聞で発表
  • ステップ2(メディア):「Latinus」新聞で発表、「Reuters」、「Los Angeles Times」、メキシコの多数のメディア
  • ステップ3(調査・処分、当局:オーソリティ):①メキシコ国立自治大学・調査委員会
  • 大学・調査報告書のウェブ上での公表:なし
  • 大学の透明性:実名報道だが調査報告書のウェブ公表なし(△)
  • 不正:盗用
  • 不正論文数:修士論文1本
  • 盗用ページ率:約100%(推定)
  • 盗用文字率:約95%(推定)
  • 時期:キャリアの初期から
  • 職:事件後に最高裁判所長官に選出されなかった(Ⅹ)。発覚時の地位を続けたが(〇)、多分、そのうち、辞職(Ⅹ)
  • 処分:
  • 日本人の弟子・友人:不明

【国民の損害額】
国民の損害額:総額(推定)は10億円(大雑把)。

●2.【経歴と経過】

  • 1963年9月15日:メキシコで生まれる
  • 1985年(22歳):メキシコ国立自治大学(Universidad Nacional Autónoma de México、UNAM)で学士号取得:法学
  • 1987年(24歳):同大学で上級修士号(licentiate)取得:法学
  • 2000年(37歳):スペインのマドリード・コンプルテンセ大学(Complutense University of Madrid)で博士(法学)(Doctor of Law)を取得
  • 2000年(37歳):メキシコのパンアメリカン大学(Panamerican University)・ポスドク
  • 2009年(46歳):行政訴訟裁判所の高等法院の治安判事
  • 2012~2015年(49~52歳):行政訴訟裁判所長、名称が行政司法裁判所に変更になり所長
  • 2015~2019年(52~55歳):行政訴訟裁判所の名称が行政司法裁判所に変更になり、その所長
  • 2019年2月(55歳):最高裁判所・裁判官
  • 2021~2022年(58~59歳):最高裁判所第2院の院長
  • 2022年12月(59歳):最高裁判所・長官候補
  • 2022年12月(59歳):盗学が発覚
  • 2023年1月(59歳):最高裁判所長官になれなかった

●3.【動画】

多数の動画がアップされている → yasmín esquivel tesis plagio – YouTube

【動画1】
事件解説動画:「Sheinbaum queda en RIDÍCULO por defender a Esquivel – YouTube」(スペイン語)5分12秒。
El Financiero Bloomberg (チャンネル登録者数 60.6万人) が2023/01/05 に公開

【動画2】
事件解説動画:「¡Hay MÁS responsables en el PLAGIO de Yasmín Esquivel! – YouTube」(スペイン語)21分46秒。
La Perspectiva Científica(チャンネル登録者数 5360人) が2023/01/13 に公開

●5.【不正発覚の経緯と内容】

★メキシコの大事件

ヤスミン・エスキベル事件はメキシコの大事件で、多数のメディア報じている。以下、グーグルで画像検索すると、ドッと出てきた。 → yasmin esquivel tesis plagio – Google Search

また、被盗用者のバエズ・グティエレス(Báez Gutiérrez)で検索しても多数の画像がヒットした。 → Édgar Ulises Báez Gutiérrez – Google Search

★背景

ヤスミン・エスキベル(Yasmin Esquivel)事件の勃発した2022年12月の時点では、以下の状況だった。

メキシコの最高裁判所・長官(最高裁判所の首席判事(Chief Justice))・アルトゥーロ・ザルディバルが2022年12月31日に任期を終える。

次期の最高裁判所・長官を選ぶ大詰めを迎えていた。

ヤスミン・エスキベル(Yasmin Esquivel)は長官候補の1人で、他に4人の候補者がいた。

投票は最高裁判所の11人の裁判官によって行なわれる。

エスキベルが長官になれば、メキシコで最初の女性長官になる。任期は、2023年~2026 年の4年間である。

★発覚の経緯

2022年12月21日(59歳)、メキシコ国立自治大学(Universidad Nacional Autónoma de México、UNAM)のギレルモ・シェリダン(ギリェルモ・シェリダン、ウィリアム・シェリダン、Guillermo Sheridan – Wikipedia、写真出典)は、エスキベルの35年前の1987年9月(24歳)の修士論文は盗用だと「Latinus」新聞で発表した。 → 2022年12月21日の「Latinus」記事:Una ministra pasante: Yasmín Esquivel, candidata a presidir la SCJN, plagió su tesis de licenciatura

前年に発表された別の学生の修士論文の逐語盗用だと指摘した。

盗用論文:1987年9月のエスキベルの論文「Inoperancia del sindicato de los trabajadores de confianza del Artículo 123 Apartado A(第 123 条 A 節の信頼労働者組合の無効性)」

被盗用論文:1986年7 月のエドガー・ウリセス・バエズ・グティエレス(Édgar Ulises Báez Gutiérrez)の論文「Inoperancia de los sindicatos en los trabajadores de confianza del Artículo 123 Apartado “A” (第123条A項の信託労働者の組合の無効性)」

以下、左がエスキベルの盗用論文で右がバエズ・グティエレスの被盗用論文 → 出典:UNAM indaga caso Edgar Báez | Nacional | W Radio Mexico

エスキベルは、シェリダンの指摘は「全くの虚偽」だと盗用を否定した。

エスキベルが卒業したメキシコ国立自治大学・高等研究アラゴン学部は、シェリダンの指摘を詳細に調査し、盗用が確認された場合は、規則に従って処分すると発表した。

その後、メキシコ国立自治大学は、両方の文書に「高いレベルの一致」があり、大学がエスキベルの地位を決定するとした。

★対処

ヤスミン・エスキベル(Yasmin Esquivel)は、修士論文が盗用と認定されると、修士号が剥奪され、専門職学位である弁護士資格を失い、裁判官を辞任することになる。

ロペス・オブラドール大統領(López Obrador、写真:Agencia de Noticias ANDES – LENÍN MORENO SE REÚNE CON EL LÍDER MEXICANO LÓPEZ OBRADOR, CC 表示-継承 2.0, 出典)は、「エスキベル裁判官が学生時代の修士論文で犯した誤りは、告発者のシェリダンがメキシコに与えた損害よりもはるかに小さい」、と告発者を非難した。

エスキベルは、彼女の論文指導者だったマーサ・ロドリゲス・オルティス教授(を含め、多くの弁護士や教授から擁護された。

★自分は被害者

2022年12月25日、盗用と指摘されたエスキベルは、追い詰められた窮鼠のように猫をかんだ。

つまり、自分は盗用の被害者でバエズ・グティエレスが盗用者だとメキシコシティ検察庁に告発した。

そして、最高裁判所長官への立候補を続けるとした。

エスキベルは、検察庁への訴状の中で、バエズ・グティエレスがエスキベルの論文を盗用したことを認めていると述べている。

メキシコシティ検察庁は調査の後、エスキベルが提供した証拠に基づくと、エスキベルは盗用をしていないと発表した。

★最高裁判所長官

2023年1月2日、結論を先にいうと、エスキベルではなく、ノルマ・ルシア・ピニャ・エルナンデス(Norma Lucía Piña Hernández、写真出典同)が最高裁判所長官に選出された。 → Norma Lucia Pina, nueva presidenta de la Suprema Corte de Justicia

投票は最高裁判所の11人の裁判官によって行われ、2回までの投票で過半数を得られた人がいなかった。

3回目にアルフレド・グティエレス・オルティス・メナとノルマ・ルシア・ピニャがそれぞれ5票と6票を獲得し、ルシア・ピニャが長官になった。

数時間後、検察は、エスキベルのバエズ・グティエレスが盗用者だとの訴状を受け取ったものの、時効なので捜査しないと発表した。

★メキシコ国立自治大学

2023年1月11日、メキシコ国立自治大学は、やはり、盗用者はエスキベルで、エスキベルがバエズ・グティエレスの論文を盗用したと結論した。 → 2023年1月12日記事:University confirms one of Mexico’s top judges plagiarized her undergraduate thesis | Fronteras

ただ、メキシコ国立自治大学にはエスキベルの学士号を剥奪する権限はなく、教育省(Secretariat of Public Education (Mexico))の決定を待つとした。

★ 訴訟

バエズ・グティエレスはエスキベルが盗用と虚偽の証言を市の検察庁に提出したとして、エスキベルに対し訴訟を起こす予定だそうだ。

勿論、バエズ・グティエレスは「私は盗用を自白していません。最初の論文は私のものです」と繰り返している。 → 出典:Edgar Ulises Báez Gutiérrez Archives – Etcétera

バエズ・グティエレス(Báez Gutiérrez)。写真出典:Edgar Ulises Báez Gutiérrez Archives – Etcétera

2023 年 1 月 13 日、バエズ・グティエレスが訴訟を起こしたかどうか白楽は把握していないが、ミゲル・アルフォンソ・メザ・カルモナ( Miguel Alfonso Meza Carmona)という一市民も、エスキベルが繰り返し嘘をついたことと、被害者が加害者であったと非難したことを指摘して国家最高裁判所 ( SCJN ) に刑事訴状を提出した。 → 2023年1月13日記事:Ciudadano presentó una denuncia contra la ministra Yasmín Esquivel por faltas administrativas – Infobae

2023 年 1 月 21 日、また、元連邦副長官・フェルナンド・ベラウサランは、自分の盗修を知りつつ公務員でいるエスキベルを批判し、さらに、盗用者なのに被盗用者を盗用者と主張するなど、嘘をつき、罪のない人に罪をなすりつけたエスキベルをさらに非難した。 → 2023 年 1 月 21 日記事: Belaunzarán arremetió contra Esquivel por permanecer en la SCJN “fabricó pruebas e inculpó a un inocente” – Infobae

他にも、メキシコの有力者がエスキベルを非難している。

★指導教授

エスキベルの論文指導をしたマーサ・ロドリゲス・オルティス教授(Martha Rodríguez Ortiz、写真出典)は45年間で507本という多数の論文を指導した。

ところが、その修士論文のうち、1986~2008年の8論文はほぼ同じ論文(つまり、盗用)だった。

1985 年にカルロス・アルトゥーロ・ロランカ・オルギン(Carlos Arturo Loranca Olguín)の修士論文・「雇用の安定と経済危機(La estabilidad en el empleo y la crisis económica)」から始まり、1986年、1987年、その10年後の1997年、1991年、1993年、その14年後の 2007年、そして、2008年のリゴベルト・ガルシア・カルバハル(Rigoberto García Carvajal)の修士論文・「解雇通知の分析(Análisis del aviso de despido)」、の8論文の内容が同じだった。つまり、23年間にわたり、8論文が盗修だった。 → 2023 年 1 月 1日記事: Asesora de Yasmín Esquivel tituló a otros 8 alumnos con plagios

上記8論文の中に、エスキベルの1987年の修士論文、1986年のバエズ・グティエレスの修士論文もあり、8本の盗修論文群の一部でしかなかった。

こうなると、ロドリゲス・オルティス教授の指導に問題があったということは、ほぼ確実だ。

【盗用の具体例】

盗用論文と被盗用論文はハッキリしている。

盗用論文:1987年9月のエスキベルの論文「Inoperancia del sindicato de los trabajadores de confianza del Artículo 123 Apartado A(第 123 条 A 節の信頼労働者組合の無効性)」

被盗用論文:1986年7 月にシウダー大学の学生・エドガー・ウリセス・バエズ・グティエレス(Édgar Ulises Báez Gutiérrez)の論文「Inoperancia de los sindicatos en los trabajadores de confianza del Artículo 123 Apartado “A” (第123条A項の信託労働者の組合の無効性)」

以下の盗用比較の出典 → 2022年12月21日の「Latinus」記事:Una ministra pasante: Yasmín Esquivel, candidata a presidir la SCJN, plagió su tesis de licenciatura

盗用論文の目次

被盗用論文の目次

論文の比較を一部だけ示す。

盗用論文の3頁目。

被盗用論文の4頁目。

要するに、ほぼ全文の逐語盗用で、エスキベルは論文全体を盗用したと考えるのが妥当と思われる。

●6.【論文数と撤回論文とパブピア】

ヤスミン・エスキベル(Yasmin Esquivel)は研究者ではないので省略。

●7.【白楽の感想】

《1》指導者 

ヤスミン・エスキベル(Yasmin Esquivel)は、最高裁判所・裁判官で長官・候補者だった。メキシコの法曹界のトップレベルの人である。

そのエスキベルが、弁護士資格である大学・上級修士号(licentiate)の修士論文で盗用をしていた。

ただ、彼女の論文指導者だったマーサ・ロドリゲス・オルティス教授(Martha Rodríguez Ortiz)の指導院生には同じような盗修が8本もあったという。

こうなると、エスキベルも悪いだろうが、ロドリゲス・オルティス教授も悪い。

《2》五十歩百歩 

この事件、どう決着がつくのかわからないが、最高裁判所・裁判官で長官・候補者だったヤスミン・エスキベル(Yasmin Esquivel)が35年前の修士論文の盗用で弁護士資格を失い、失職する方向のようだ。

エスキベルは盗用を指摘され、盗用を否定し、逆に、被盗用者を盗用者だと検察に訴えた。相当、困惑し混乱したに違いない。

一方、論文指導教授もメキシコの大統領もエスキベルを擁護した。

それでも、メキシコ国立自治大学は冷静で、学術規範に沿って盗用の判定をし、エスキベルを盗用者と認定した。根本のところで学術界にまともな人たちがいて、白楽はホッとした。

メキシコの何人もの有力者たちもエスキベルを非難している。

振り返って、日本でこの事件が起こったら、どうなっていただろうか?

メキシコ国立自治大学は日本の東京大学のような大学だ。

その大学でたくさんの学生を育てたロドリゲス・オルティス教授の門下生で最高裁判所・裁判官になったエスキベルである。そして、最高裁判所・長官・候補者になったのである。大統領もエスキベルを擁護している。

本当に盗用をしたクロであっても日本なら、政府も大学もシロと言い通すだろう。そして、メディアはシロを追認し、学術界は何も声をあげない。研究者はウンともスンとも言わない。論文にアクセスをできないようにサイトを閉鎖し、パンドラの蓋を閉めてしまう。

2022年に起こった友田明美事件(福井大学・教授)や古川聡事件(宇宙航空研究開発機構・宇宙飛行士)でのことを経験すれば、日本ではネカトに関して不条理なことが平然と進行していることは一目瞭然だ。

友田明美事件では毎日新聞が頑張って追求したが、福井大学も千葉大学(他の関係大学)もヒドイものである。日本の大学にはネカトを改革する意識がほとんどない。

「日本の大学」と書いたが、ネカトへの対処で「日本の大学」という場合、それはその大学の管理者側の教授たちである。つまり、日本の主要な研究者には「日本は研究不正大国」という汚名返上をする意識がほぼない。

ウィズ・ネカトというより、ネカトまみれである。ゼロ・ネカトの意識・姿勢は全くない。

ヤスミン・エスキベル(Yasmin Esquivel)。出典:https://www.tunota.com/mundo/latinoamerica/ministra-de-la-suprema-corte-de-justica-de-la-nacion-de-mexico-cometio-plagio-en-la-tesis-de-su-licenciatura-aqui-las-pruebas-contra-yasmin-esquivel-2022-12-22

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日本の人口は、試算では、2100年に現在の7~8割減の3000万人になるとの話だ。国・社会を動かす人間も7~8割減る。現状の日本は、科学技術が衰退し、かつ人間の質が劣化している。日本がスポーツ、観光、娯楽を過度に追及する現状は日本の衰退を早め、ギリシャ化を促進する。今後、科学技術と教育を基幹にし、人口減少に見合う堅実・健全で成熟した良質の人間社会を再構築すべきだ。公正・誠実(integrity)・透明・説明責任も徹底する。そういう人物を昇進させ、社会のリーダーに据える。
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●9.【主要情報源】

① ウィキペディア日本語版:ウィキペディア英語版:Yasmín Esquivel Mossa – Wikipedia
② 2022年12月21日のギレルモ・シェリダン(Guillermo Sheridan)記者の「Latinus」記事:Una ministra pasante: Yasmín Esquivel, candidata a presidir la SCJN, plagió su tesis de licenciatura
③ 2022年12月28日のレイラ・ミラー(Leila Miller)記者の「Los Angeles Times」記事:A Mexican Supreme Court justice fights a plagiarism scandal – Los Angeles Times
④ 2023年1月12日のカイリー・マドリー(Kylie Madry)記者の「Reuters」記事:Mexico Supreme Court judge copied ‘substantial part’ of thesis, university says | Reuters
⑤ 2023年1月19日の記者名不記載の「Yucatan Times」記事:Yasmín Esquivel case: impeachment proceedings requested against the minister for plagiarism – The Yucatan Times
★記事中の画像は、出典を記載していない場合も白楽の作品ではありません。

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