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化学:ヨランダ・スパダベッキア(Jolanda Spadavecchia)(仏)

2024年8月15日掲載

ワンポイント:スパダベッキアはフランスの国立科学研究センター(CNRS)・部長でソルボンヌ・パリ・ノール大学(Université Sorbonne Paris Nord)・教授である。2021年2月(43歳?)、同僚であるラファエル・レヴィ教授(Raphael Levy)が、スパダベッキアの論文売買(推定)とデータねつ造・改ざんを告発した。国立科学研究センター(CNRS)とソルボンヌ・パリ・ノール大学はネカトに関してはシロと結論し論文撤回ではなく訂正を求め、1か月の停職処分を科した。英国のドロシー・ビショップ(Dorothy Bishop)が公開書簡で国立科学研究センター(CNRS)の対処を批判したが、国立科学研究センター(CNRS)は異常なほど強硬な反論をした。また、ネカトハンターのチェシャー(Cheshire)がスパダベッキアのネカト疑惑を、論文を掲載したアメリカ化学会(ACS)の学術誌に通報したが、学術誌の対応は非常にお粗末だった。現在、36論文がパブピア(PubPeer)で疑念視され、3論文が撤回されている。スパダベッキアは従来職を維持している。研究所・大学の対処異常、学術誌対処貧困。国民の損害額(推定)は10億円(大雑把)。

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