ローリー・グリムシャー(Laurie Glimcher)(米)

2024年9月15日掲載

ワンポイント:グリムシャーは、ダナ・ファーバー癌研究所(Dana-Farber Cancer Institute)・所長である。2024年1月2日、ネカトハンターのショルト・デイヴィッド(Sholto David)が、グリムシャーを含め、ダナ・ファーバー癌研究所・上層部の4人のデータねつ造・改ざんを「For Better Science」記事で指摘した。グリムシャー自身がネカト実行者ではないだろうが、ダナ・ファーバー癌研究所はハーバード大学・医科大学院の中核病院・研究施設なので、「またかよ、ハーバード大学」である。米国の学術界のトップクラスの人々の研究不正が指摘され、米国民の学術研究への不信が強くなっている。撤回論文は2報。グリムシャーは2024年10月1日付けで所長辞任予定。現在、ネカト調査中。国民の損害額(推定)は50億円(大雑把)。

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