2022年4月27日掲載
ワンポイント:セクハラ発言の典型例。メディアが被害女性を匿名とした。2021年(72歳)、フロリダ国際大学(Florida International University)のローゼンバーグ学長(男性、妻47歳、子供2人)は、部下の女性職員(20代)にセクハラ行為(愛している、一緒にいたい、世話をしたいと発言)を繰り返した。被害女性が大学に訴え外部の法律事務所が調査を始めた。2022年1月21日、ローゼンバーグ学長は病気を理由に学長を辞任した。2022年3月1日、法律事務所は、ローゼンバーグ学長の発言は「不快で不適切なレベル」で、「一線を越えた」としたが、「セクハラと判定できない」と結論した。国民の損害額(推定)は5億円(大雑把)。
【追記】
・2022年10月13日記事:Former FIU President Mark Rosenberg set to teach in school’s spring semester – WSVN 7News | Miami News, Weather, Sports | Fort Lauderdale
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目次(クリックすると内部リンク先に飛びます)
1.概略
2.経歴と経過
3.動画
5.不正発覚の経緯と内容
6.論文数と撤回論文とパブピア
7.白楽の感想
8.主要情報源
9.コメント
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●1.【概略】
マーク・ローゼンバーグ(Mark Rosenberg、Mark B. Rosenberg写真出典)は、2009年8月(59歳)にフロリダ国際大学(Florida International University)の学長となった。専門は政治学(ラテンアメリカ学)である。
フロリダ国際大学がローゼンバーグ学長の行為を公式にセクハラとは認定していない。調査したイシコフ法律事務所の報告書でも「一線を越えた」とは述べているが、セクハラとは認定していない。ただ、一般的な基準で言えばセクハラにほぼ該当するので、本記事ではセクハラとして扱った。
2021年10月(72歳)、ローゼンバーグ学長はその2年前から部下として雇用していた20代の女性職員にセクハラを始めた。
セクハラの内容は、女性に、愛している、一緒にいたい、世話をしたい、と繰り返した。
女性職員が不快と伝えると、ローゼンバーグ学長は2度としませんと謝罪した。しかし、同じ発言を3度目もしたことで、女性職員は大学に伝え、大学は外部の法律事務所に調査を依頼した。
2022年1月21日(金曜日)、ローゼンバーグ学長は病気を理由に学長を辞任した。
2022年3月1日、イシコフ法律事務所は、調査報告書をまとめた。ローゼンバーグ学長の発言は「不快で不適切なレベル」で、「一線を越えた」としたが、「セクハラと判定できない」と結論した。
なお、ローゼンバーグ学長は声明を発表し、47歳の妻・ロザリーは45年間インスリンの1型糖尿病患者だったが、認知症にもなって、ほとんど車椅子生活をしていた。10年以上の間、妻・ロザリーを毎晩、介護していたが、セクハラ行為をした頃は、妻・ロザリーの認知症が悪化していたと弁明した。
2022年4月27日(72歳)現在、フロリダ国際大学はローゼンバーグにまともなペナルティを科していない。そして、刑事事件にもなっていない。
フロリダ国際大学(Florida International University)。写真出典
- 国:米国
- 成長国:米国
- 研究博士号(PhD)取得:フロリダ国際大学
- 男女:男性
- 生年月日:1949年8月15日
- 現在の年齢:75 歳
- 分野:政治学(ラテンアメリカ学)
- セクハラ行為:2021年(72歳)の数か月間
- 最初に訴えられた:2021年(72歳)
- 社会に公表年:2022年(72歳)
- 社会に公表時地位:フロリダ国際大学・学長
- ステップ1(発覚):第一次追及者は被害者の匿名女性で大学に公益通報
- ステップ2(メディア):「Miami Herald」、「Local 10」、多数の追従メディア
- ステップ3(調査・処分、当局:オーソリティ):①フロリダ国際大学は外部のイシコフ法律事務所に調査を依頼
- 大学・調査報告書のウェブ上での公表:あり https://www.scribd.com/document/562227770/FIU-investigation-into-5th-FIU-president#download&from_embed
- 大学・処分のウェブ上での公表:なし。処分していない
- 大学の透明性:機関以外が詳細をウェブ公表(⦿)
- 不正:セクハラ
- 被害者数:女性職員1人(20代)
- 時期:研究キャリアの後期
- 職:事件後は辞任(Ⅹ)
- 処分:なし
- 日本人の弟子・友人:不明
【国民の損害額】
国民の損害額:総額(推定)は5億円(大雑把)。
●2.【経歴と経過】
- 生年月日:1949年8月15日
- 1971年(22歳):米国のマイアミ大学(Miami University)で学士号取得
- 1974年(24歳):ロザリー(Rosalie)と結婚。その後離婚していない
- 1976年(27歳):米国のピッツバーグ大学(University of Pittsburgh)で研究博士号(PhD)を取得
- 1976年(27歳):フロリダ国際大学(Florida International University)・政治学科・助教授
- 2009年8月(59歳):フロリダ国際大学(Florida International University)・学長
- 2021年12月(72歳):セクハラを訴えられた
- 2021年(72歳):フロリダ国際大学はセクハラ調査を開始
- 2022年1月21日(72歳):フロリダ国際大学・学長を辞任(resignation)
●3.【動画】
【動画1】
ニュース動画:「FIU’s Mark Rosenberg said in a December interview that he had no plans to retire ‘soon’ – YouTube」(英語)1分22秒。
Miami Heraldチャンネル登録者数 19.6万人が2022/01/24 に公開
【動画2】
ニュース動画:「FIU President Mark Rosenberg Resigned Because ‘I Caused Discomfort For A Valued Employee’ – YouTube」(英語)1分59秒。
CBS Miamiが2022/01/24 に公開
●5.【不正発覚の経緯と内容】
★マーク・ローゼンバーグ(Mark Rosenberg)の人生
マーク・ローゼンバーグ(Mark Rosenberg、写真出典)は経歴から見て、とても順調な学者人生を過ごして、2009年8月(59歳)、フロリダ国際大学(Florida International University)・学長に就任した。
ローゼンバーグはセクハラ事件を起こした時、妻・ロザリー・ローゼンバーグ(Rosalie Rosenberg、写真出典)と2人の子供がいた。ただ、後述するように妻・ロザリーは認知症だった。
★マーク・ローゼンバーグ(Mark Rosenberg)のセクハラ事件概略
2022年12月27日(72歳)、フロリダ国際大学(Florida International University)の学長であるマーク・ローゼンバーグ(Mark Rosenberg)の部下の20代の女性職員がローゼンバーグ学長からセクハラを受けっていると、大学に伝えた。
なお、メディアは被害者の女性を特定しているが、メディアは氏名を含めた個人情報を公表しないとしている。それで、本記事では、女性Aと表記した。
フロリダ国際大学は調査を外部のイシコフ法律事務所に依頼した。捜査官は、ローゼンバーグ(72歳)と20代のFIU従業員との間のテキストメッセージ、電子メール、および対面での会話を調べています。
2022年12月中旬に調査は始まった。情報筋は数週間以内に最終報告書が提出される可能性が高いと述べていた。
セクハラは2021年10月に始まった。
ローゼンバーグ学長はプライベートな会話で、女性Aに、彼女を愛している、一緒にいたい、彼女の世話をしたい、と繰り返した。
彼女は彼の申し出を拒絶し、ローゼンバーグの発言が不快だと言った。
ローゼンバーグ学長は、二度としませんと謝罪した。
ところが、数週間後、ローゼンバーグ学長は、再びセクハラ発言をした。それで、再び女性Aは不快感を伝えた。 ローゼンバーグ学長は、二度としませんと再び謝罪した。
そして、ローゼンバーグ学長は、再度(つまり、3回目)セクハラ発言をした。それで、女性Aはローゼンバーグ学長から距離を置くことにした。
2021年12月14日、彼女はフロリダ国際大学の同僚に相談し、ローゼンバーグ学長と一緒に仕事ができないと話した。女性Aがセクハラ被害についてフロリダ国際大学の誰かに話したのはこれが初めてだった。
女性Aはその後、ローゼンバーグ学長に自分の気持ちを伝え、辞職すると伝えた。
ローゼンバーグはその後、マイアミの著名な弁護士で大学・理事会のディーン・コルソン会長(Dean Colson)に電話をかけ、何が起こったのかを伝えた。
コルソン法律事務所は翌日調査を開始した。調査が行われている間、女性Aは有給の休職に置かれた。ローゼンバーグ学長は学長職を続けた。
調査員は女性Aに連絡を取ったが、彼女は当初、インタビューを断った。彼女が自分の弁護士を同席させて、セクハラの疑いを語る準備ができるまで、数週間かかった。
2022年1月19日(水曜日)、調査員は女性Aとのインタビューを行なった。インタビューの結果、事態はかなり深刻なセクハラ行為だったことが明確になった。
2022年1月20日(木曜日)、インタビューの翌日、先週の木曜日、ローゼンバーグ学長が辞任するか、理事会が彼を解任するために緊急会議を開催するか、ローゼンバーグ学長に選択肢を与えた。
2022年1月21日(金曜日)、ローゼンバーグ学長は辞任を選択し、すぐに発効した。
2022年1月21日(金曜日)、ローゼンバーグ学長は、「大切な同僚に不快感を与えた」と声明を発表した。
以下はローゼンバーグ学長の声明全文 → https://news.fiu.edu/2022/rosenberg-resigns-as-as-president-of-fiu、保存版
以下は上記を DeepL機械翻訳の無料版で試しに翻訳した。
コルソン議長へ
達成感と悲しみに包まれながら、私は今週金曜日(2022年1月21日)付でFIUの学長を辞任することをお伝えします。私は、度重なる個人的な健康問題や、妻のロザリーの健康状態の悪化に十分な注意を払うため、退任することになりました。
しかし、その前に、私は大学関係者に感謝したいと思います。私はいつも、同僚教員や専門スタッフ、そして勤勉な学生たちの「できる」姿勢を高く評価してきました。私は、評議員会、総務会、理事会、寄付者の皆さまのおかげで、トップ50の公立大学への道を歩むことができたと思っています。
私は、大学としての現在の姿と、私が学長に就任してからのこの13年間に私たちが共に達成したことを誇りに思います。私は、教員として私の最初の職業である米州問題や高等教育に関する研究・教育を再開するつもりです。
私たちのコミュニティを代表し、私たちのFIUの建設に貢献できたことは、本当に生涯に一度の名誉でした。
敬具
www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。
★調査報告書
2022年3月1日、イシコフ法律事務所は、調査報告書をまとめた。
イシコフ法律事務所は、女性Aの証言を「信頼できる」とし、彼女とローゼンバーグ学長の間のすべてのテキストメッセージを確認した。
しかし、ローゼンバーグ学長からのテキストメッセージには、「セクハラと解釈できるものは何もなかった」とした。
ただし、ローゼンバーグ学長は、「不快で不適切なレベルの親しみやすさと気安さ(uncomfortable and inappropriate level of familiarity and informality)」があり、「一線を越えた」、「非常に貧弱な判断をした」と結論した。
イシコフ法律事務所の調査結果に対してさらに何かをするかどうかは、教員諮問委員会(faculty advisory board)が決定する。
以下は2022年3月1日付けのイシコフ法律事務所の調査報告書論文の冒頭部分(出典:同)。全文(15ページ)は → https://www.scribd.com/document/562227770/FIU-investigation-into-5th-FIU-president#download&from_embed
★マーク・ローゼンバーグ(Mark Rosenberg)の事情
ローゼンバーグは、1976年にフロリダ国際大学に政治学の助教授として40年以上在籍していた。
ただ、47歳の妻・ロザリーの認知症が進行し、彼の精神状態は良くなかった。特に、セクハラと告発されたここ数か月は、妻・ロザリーの状態が悪化していた。それで、女性Aにセクハラ発言をしてしまったと次のように述べた。
ごく最近まで、私はフロリダ国際大学での自分の立場と、47歳の妻・ロザリーの要望に対応できていました。45年間インスリンの1型糖尿病患者だった妻のロザリーは、認知症を進行させました。ほとんど車椅子に縛られて生活しています。私は10年以上の間、彼女の毎晩の介護者でした。
しかし、ロザリーの状態はここ数か月、新しい段階に入り、さらに認知機能が衰弱しました。2021年10月下旬、彼女の状態が私の精神的な健康状態を悪化させていることにようやく気づいたとき、私は専門的な治療を求め、現在も医療ケアを受けています。
●【セクハラの具体例】
★女性A(当時20代):2021年:ローゼンバーグ(72歳)
セクハラの具体例は、以下の記事が主な出典である。
→ 2022年3月2日のサネラ・サボビッチ(Sanela Sabovic)記者とアンドレア・トーレス(Andrea Torres)記者の「Local 10」記事:Sexual harassment probe: Ex-FIU president shows ‘extremely poor judgment’
20代の女性A(未婚)はフロリダ国際大学の学部生時代にローゼンバーグに出会い、2019年に彼のオフィスで働き始めた。
彼女は仕事として、ローゼンバーグ学長とスポーツ観戦や夕食をしばしば共にした。
ところが、ローゼンバーグ学長は女性Aを「プリンセス」と呼び始め、ローゼンバーグ学長は女性Aに恋愛感情を示すようになり職場の環境が大きく変わってきた。
2021年5月、女性Aはローゼンバーグ学長にボーイフレンドの事をけなされ、この頃から、ローゼンバーグ学長の発言を不快になり始めた。
女性Aは調査員に、「ローゼンバーグ学長は彼女なしでは昼食をとらず、彼女をハグ(抱き)し、追いかけまし、彼女の写真を撮り、ロマンチックな歌を送り、コーラルゲーブルズ(Coral Gables)にアパートを見つけ、家賃を払うと、女性Aに申し出た」と述べた。
また、ローゼンバーグ学長はラスベガスのホテルで会おうと提案し、着ている彼女の服に口を出し、自分(ローゼンバーグ学長)が好む素敵な服を着てくれるよう要望した。
2021年11月の夕食時に、ローゼンバーグ学長は彼女に「恋している」、「結婚したい」、「財政的および専門的な世話をする」と求愛した。
●6.【論文数と撤回論文とパブピア】
省略
●7.【白楽の感想】
《1》、誠実「風」
ローゼンバーグ事件で、ローゼンバーグ学長は妻の病気を理由に学長を辞任した。しかし、セクハラ行為を訴えられて辞任したのは明らかだ。
ローゼンバーグ学長は自分のセクハラ行為を詫びている。ローゼンバーグ学長の誠実さに、最初、白楽は感心した。
日本では、本人が不適切な行為をしても謝らない。シラを切り、責任を取らない。人間がおかしくなってしまった人が多い。
ローゼンバーグ学長は誠実に思えた。
ただ、よく読むと、誠実ではなく、誠実「風」で、老獪である。
誠実「風」な声明を発表し、自分に有利になるように世論を誘導している。
最近の記事では、以下の2例が同じ老獪な世論誘導だと思う。
出世する人は悪賢さでも一流である。
《2》辞任すれば免罪?
20代の女性部下にセクハラ行為を繰り返し、大学に訴えられて、学長を辞任。
法律事務所の調査ではセクハラではないと結論したが、マー、仲間内の法律事務所である。
セクハラではないと結論したので、フロリダ国際大学はローゼンバーグにペナルティを科していない。そして、刑事事件にもなっていない。
辞任で免罪、というのおかしい。ローゼンバーグは72歳なので、いずれ、辞任する年齢である。
このような事件の内容を知ると、「セクハラはやり得」という印象を受ける。
72歳の爺さんにペナルティを科すなら、財産没収など、実質的なペナルティにすべきでしょう。
《3》ありふれたセクハラ
性不正事件だと、1人の男性教授が複数の女性院生と肉体関係を持ったとか、加害者が女性で男性をレイプしたなど、つい、特殊な事件を取り上げてしまう。
しかし、実際は、今回のローゼンバーグ事件のように、男性の上司が部下の女性にソフトな性不正をするケースが多いと思う。
ただ、本事件をセクハラとして解説してきたが、男性と女性の恋愛、つまり、ローゼンバーグが女性Aに恋をしたと捉えることもできる。
72歳の男性と20代の女性の恋。見方によるとほほえましいロマンス話になる。
20代の女性は72歳の男性とスポーツ観戦や夕食をしばしば共にした。
ということは、20代の女性の方も、ローゼンバーグに悪い感情を抱いていなかった。甘い言葉も受け入れていたのではないだろうか。ハグは挨拶として普通に行なっていたとすれば、軽く抱き合うのはセクハラとは言えないかも知れない。
何がどうして、拒否するようになったのか、わからないが、ある時点から女性の方から拒否し始め、結局、セクハラになってしまった。
男女が逆で、20代の男性と72歳の女性だったら、世間はどう受け止めるのだろうか? あるいは、同性で、20代の女性と72歳の女性だったら?
恋愛行為と性不正行為、そして、友達関係、どこに境界があるのか、わかり難い。
By United States Department of Education – https://www.flickr.com/photos/departmentofed/32962654751/in/album-72157678853036291/, CC BY 2.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=62965081
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日本がスポーツ、観光、娯楽を過度に追及する現状は日本の衰退を早め、ギリシャ化を促進する。日本は、40年後に現人口の22%が減少し、今後、飛躍的な経済の発展はない。科学技術と教育を基幹にした堅実・健全で成熟した人間社会をめざすべきだ。科学技術と教育の基本は信頼である。信頼の条件は公正・誠実(integrity)である。人はズルをする。人は過ちを犯す。人は間違える。その前提で、公正・誠実(integrity)を高め維持すべきだ。
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●8.【主要情報源】
① ウィキペディア英語版:Mark B. Rosenberg – Wikipedia
② ◎2022年1月24日のジャミーナ・ターヴル(Jimena Tavel)記者の「Miami Herald」記事:FIU employee accuses Rosenberg of harassing her: source | Miami Herald
③ ◎2022年3月2日のサネラ・サボビッチ(Sanela Sabovic)記者とアンドレア・トーレス(Andrea Torres)記者の「Local 10」記事:Sexual harassment probe: Ex-FIU president shows ‘extremely poor judgment’
④ 2022年3月3日のジャミーナ・ターヴル(Jimena Tavel)記者の「Miami Herald」記事:FIU releases report on Rosenberg’s alleged sexual harassment | Miami Herald
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