2023年6月30日掲載
ワンポイント:【長文注意】。ディアスはスリランカの大学を卒業後渡米し、米国で研究博士号(PhD)を取得、ハーバード大学・ポスドクを経て、2017年(36歳)に米国のロチェスター大学(University of Rochester)・助教授になった。室温超電導体の作成に成功した「2020年10月のNature」論文を出版し、2021年のタイム誌の「次世代を担う100人」に選ばれたスーパースター科学者である。ところが、「2020年10月のNature」論文は再現できず、データに疑念が生じ、2年後に撤回された。ところが、別の室温超電導の作成に成功したという「2023年3月のNature」論文を、再び、発表した。なお、2013年(32歳)のワシントン州立大学(Washington State University)の博士論文が盗用と指摘され、現在調査中。盗用文字率は約21%である。国民の損害額(推定)は10億円(大雑把)。
記事を読む → 物理学:ランガ・ディアス(Ranga Dias)(米)