2024年8月5日掲載
ワンポイント:ピン・ドンは、カナダのトロント大学で研究博士号(PhD)を取得し、米国のノースウェスタン大学・助教授になった。「2018年7月のPsychol Sci.」論文は、出版してすぐに、データの異常が指摘された。2023年12月(35歳?)、トロント大学はピン・ドン(Ping Dong)に授与した博士号を剥奪した。ネカトハンターのウリ・サイモンソン(Uri Simonsohn)の分析が秀逸。撤回論文は3論文。「パブピア(PubPeer)」で10論文にコメントあり。国民の損害額(推定)は2億円(大雑把)。この事件は、白楽指定の重要ネカト事件である:論文中のデータは元データと一致していたが、元データそのものがねつ造だった珍しい事件。