2023年4月15日掲載
ワンポイント:【長文注意】。ダヒヤはインド出身で、米国のカリフォルニア大学サンフランシスコ校(University of California, San Francisco)・教授、また、退役軍人局サンフランシスコ病院(Veterans Affairs Medical Center of San Francisco)・研究員になった。ダヒヤは著名な研究者だが、2003年、2004年、2007年、2008年の4論文が2017~2022年に、データねつ造・改ざんで撤回された。前2報の第一著者はダヒヤ研究室の佐々木、後2報の第一著者はダヒヤ研究室の菊野である。2人共日本に帰国し、日本で自分の診療所を設立し医者・院長として働いている。2013年(ダ57歳)にネカト疑念が指摘された。2017年3月(ダ60歳)、カリフォルニア大学サンフランシスコ校と退役軍人局サンフランシスコ病院のネカト調査委員会は、ネカトと結論し、佐々木と菊野がネカト者であると暗示した。この時、既に日本に帰国していた佐々木と菊野はネカト調査に無対応だった。なお、ダヒヤは論文撤回に同意せず、大学のネカト調査の不手際を指摘している。また、論文撤回依頼に学術誌がすみやかに応じなかった「学術誌のネカト対応怠慢・不作為」もある。国民の損害額(推定)は10億円(大雑把)。
記事を読む → ラジビル・ダヒヤ(Rajvir Dahiya)、佐々木雅弘(Masahiro Sasaki)、菊野伸之(Nobuyuki Kikuno)(米)