2023年1月20日掲載
ワンポイント:ヴィエストラはセントルイス・ワシントン大学(Washington University in St. Louis)の72歳の著名教授である。撤回論文は1報しかないが、「パブピア(PubPeer)」で19論文が疑念視されている。単純な間違いからネカト確実の画像まである。ヴィエストラ自身がネカト者とは思えないが、疑念の指摘を受けるとヴィエストラ自身が丁寧に対応し、画像の元データを示し、誠実な印象を受ける。しかし、ビックが解析すると、元データそのものが偽造されていたり、学術誌と密約してコッソリ画像を訂正していたり、裏の黒い部分があちこちに噴出した。この事件は「学術誌のネカト対応不正」事件でもある。国民の損害額(推定)は5億円(大雑把)。2022年ネカト世界ランキングの「5」の「10」である。