2022年12月8日掲載
【追記】
外国の「性不正、アカハラ」事件を解説する人を求めたが、現れなかった。白楽は外国のネカト事件と関連論文だけでも十分には解説できていないので、5か月前、外国の「性不正、アカハラ」は扱わないとした。https://t.co/crdsMxGNo5
しかし、犯罪は扱っている。それで、時々、扱うことにした。
— 白楽ロックビル (@haklak) May 22, 2023
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白楽ブログは、研究者倫理(ネカト・クログレイ・性不正・アカハラ)の「事件」・「論文(含・ウェブ記事)」を主な記事にしてきた。
でも、「多勢に無勢」。
2022年12月、《性不正、アカハラ》に関する記事を諦めた。今後は、ほぼ「ない」。
★群盲象を評す
白楽は、記事のバイアス・間違いを気にしている。間違いはなんとか訂正したい。
世界中で膨大な数の研究者倫理「事件」(ネカト・クログレイ・性不正・アカハラ事件)が報道され、膨大な数の研究者倫理に関する「論文(含・ウェブ記事)」が公表されている。
白楽がブログ記事で解説するペースの数倍~数百倍である。
つまり、白楽ブログは、世界の研究者倫理の「事件」と「論文(含・ウェブ記事)」の一部(1%以下?)しか解説できていない。
一部(1%以下?)しか解説できていない上、全体の縮図になるように「事件」を選んでいない。白楽ブログの全「事件」記事を全体の縮図だと受け取ると、歪んだ全体像になる。
全像体を推察するにはいろいろな考慮をしなければならない。
世界2番目に充実している白楽の事件一覧表(データベース)も、バイアスがかかっている。穴だらけである。間違いもある。
これらバイアスをどう補完すると、歪みの少ない全体像を把握できるのか?
とても難しい。
以下に白楽記事のバイアスを述べるので、読者ご自身で補完してください。
なお、研究者倫理の「事件」の歪みの少ない世界の全体像をつかんでも、「行為」の全体像をつかむのはさらに遠い。
一般に、研究者倫理に違反した「行為」数 ≠ 「事件」数である。従って、白楽ブログに掲載した研究者倫理「事件」から歪みの少ない「事件」全体像を把握しても、違犯「行為」全体像を把握したとは思わないこと。
★バイアス
数えていないが、白楽のパソコンのフォルダーには記事予定の「事件」・「論文」ファイルが常時20~50編ほどあり、記事候補の「事件」・「論文」リストが500 ~2000件ほどある(増える一方。未整理多い。散逸もあり)。 → 2023年2月2日から「解説するかも論文」として公開することにした。
そこから選んで記事にしている。また、常時、記事候補を追加している。
「ネカト・クログレイ」にどのようにバイアスをかけているか、少し説明しよう。
- 米国の研究公正局がクロとした事件は優先的に記事にする。現在、2015年~現在、の事件は全部記事にした。折を見て、2014年以前の事件も記事にする。
- 世界各国の事件をまんべんなく取り上げる。英語圏以外も取り上げる。
- 広範な研究分野の事件をまんべんなく取り上げる。人文社会系・芸術系も取り上げる。
- 詳細な情報を入手できる事件を多く扱う。
結果として、米欧先進国の大事件を多く解説する傾向になる。しかし、このことで、研究者倫理事件は大事件が多いと誤解しないで欲しい。実際は、小さな事件の方が圧倒的に多い。それで、時々、情報が少ない小さな事件を意図的に記事にする。 - 「Science」「Nature」
「New York Times」が記事にした事件は、記事にする傾向が高い。 - 現実的には、なんとなく、引っかかった事件を記事にしていることが多い(多分、6~8割)。記事候補に選んでから、数か月~数年後に記事を執筆するので、選んだ理由を忘れてしまうことがある。
- 白楽ブログに掲載した過去の記事の改訂は必要だと思いつつ、新記事を優先しているので、数年前から気にしつつも、なかなか、手が回らない。これを書いていて、もう少し補強しようと思った。
「論文(含・ウェブ記事)」にどのようにバイアスをかけているか、少し説明しよう。
- 米欧国の英語の論文で、米欧国の公的機関の動向を述べた論文を優先する。研究者倫理事件の分析・予防策・状況がわかりやすい論文を優先している。
- つまり、世界各国の論文をまんべんなく取り上げていない。
- また、広範な研究分野の論文をまんべんなく取り上げていない。
- 学術誌に掲載された正当な論文を優先していない。公私機関の発表・ブログ記事・新聞記事などと同様に扱っている。
従って、読者の皆さんは、
白楽ブログは、世界の研究者倫理「事件」・「論文(含・ウェブ記事)」の一部しか解説できていない。一部(1%以下?)しか解説できていない上、全体の縮図になるように「事件」を選んでいない。白楽ブログの全「事件」記事を全体の縮図だと受け取ると、歪んだ全体像になる。
ことを前提に、白楽ブログを読んでください。
全体の縮図ではない一部分しか解説できないが、 「一部分」でも「ない」よりましだ、という姿勢である。
多分、白楽を含め世界の誰も全体を把握できていない。だから、誰も、全体の縮図になるように「事件」を選べない。
★「性不正、アカハラ」はほぼ断念
2022年に何度も何度も、
「外国の研究者の「性不正、アカハラ」事件を解説し、日本の同問題を掘下げ・指摘・改善策を提案する方いませんかね。白楽とは別の独立サイトで。白楽はネカトだけでアップアップ」
とアピールしたけど、誰も名乗り出なかった。
でも、もう無理です。
2022年12月、《性不正、アカハラ》に関する記事を諦めた。今後、ほぼ「ない」。
だから、《性不正、アカハラ》に関する記事は、もう「しっかり」バイアスがかかったままになる。間違いも訂正しないままになる。ゴメン。
「性不正、アカハラ」ウオッチャー ①
外国の研究者の「性不正、アカハラ」事件を解説し、日本の同問題を掘下げ・指摘・改善策を提案する方いませんかね。
白楽とは別の独立サイトで。
白楽はネカトだけでアップアップ。
乞ご連絡。Email:haklak“at”https://t.co/yKJYEuuYEm “at”の部分を@に pic.twitter.com/o5ilQg4BE9— 白楽ロックビル (@haklak) September 9, 2022