1‐1 研究者倫理の全体像と問題点

ネカト・ブログは基本的に世界の状況を(米国を中心に)扱う。日本人は日本の事例を容易に知りえるが、世界の事例を知るのは困難だ。何故なら、日本語で世界のネカト・クログレイ事例を解説しているサイトは本サイト以外になく、ニュース記事・書籍・論文ではほんの少ししか日本人に伝えていないからだ。

それで、本ブログでも世界の状況を(米国を中心に)日本より優先して解説する。

なお、日本で許容されている言動を、日本の研究者が海外で行なった場合、告発されたり逮捕されるかもしれない。本記事はその危険を避ける参考になると思うが、白楽は責任を負えない。自己責任でお願いします。

「研究倫理」の「倫理」をモラルやマナーと誤解しない。「研究倫理」の英語は「research ethics (リサーチ・エシックス)」で、「研究倫理」の「倫理」は、「モラル(moral)」ではなく「エシックス(ethics)」である。

英語の「Research Misconduct」を「研究不正」と訳すと誤解が生じる。「Research Misconduct」は「ねつ造」「改ざん」「盗用」に限定されているので、日本語では「ネカト」と呼ぶ。

1‐1‐3.日本語の用語と英語の用語

2016年6月23日改訂。 目次(クリックすると内部リンク先に飛びます) 1.「研究倫理」より「研究規範」 2

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1‐1‐4.研究不正(Research Misconduct)」=「ねつ造」「改ざん」「盗用」=「ネカト」

2014年5月2日掲載、2016年6月23日改訂。 ●1.【研究不正とは何か?(米欧)】 米欧で「“研究不正”

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1‐1‐5.ネカトは増えているのか?

2016年8月16日修正。 ワンポイント:研究者の全体の事件数、そのうちのネカトの頻度、そして、増加傾向を見る

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1-1-7 ネカト疑問点

2016年8月16日 修正。 ワンポイント:研究ネカトでわからないことが多い。研究テーマを示すので、どなたか、

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