8‐2.すべてのコメント

格闘中:上手く改善できない。(210830)。
最新のコメントは、このページの最下段にある。

====================================

すべてのコメントをここに表示した(2020年12月16日)。

改行、フォント、ページ化、など改善点が多いけど・・、一応、導入成功(2020年12月16日)。

白楽は読者からのコメントに感謝し、何度も読んでいる。今まで、読者からの質問と間違いの指摘に対応した。しかし、異なる意見・感想に自分の意見を説明・再表明しない方針だった。議論するつもりがなかったからだ。しかし、今回、コメントをまとめ、改めて読むと、白楽の意見を述べた方が良いと思った。今後、なるべくそうしよう(2020年12月16日)。
====================================

  • フォスター さんのコメント。記事は クシシュトフ・ワブゼク(Krzysztof Łabuzek)(ポーランド)

    ネカトを犯した研究者の99.999%は、不正を指摘されると「間違い」を主張しますが
    所属機関が不正研究者の主張を鵜呑みにして調査をしない事例が後を絶ちませんね。
    ポーランドの研究公正システムがどうなっているのか考えさせられます。

    一応、日本では文科省が「故意によるものではないことが『根拠をもって』明らかにされたものは不正行為には当たらない」としておりますが、遵守されておらず、研究機関は『根拠』を確認すること無く「不正無し」の判定をする事が多いです。
    研究機関を監督するはずの文科省も、これらを放置している有様で取りつく島がありません。

    一般社会における学術論文の価値が年々下がってしまうのではないか、懸念されますね。

    Go to comment
    2023/06/12 at 7:46 pm
  • Yuki Toda さんのコメント。記事は 7-86 学術公正認知度の世界ランキング

    大学の外に住む地域住民です。研究倫理について、大学人が大学の中で発生する事象についてのみ問題とする傾向に、不満を持っています。文系学者はフィールドワーク等と称して、大学の外に出てきます。例えば人類学の盗骨被害というものがあります。100年ぐらい前に、人類学者が大学の外に出かけて、お墓から人骨を盗んで、大学に持ち帰り研究資料としたという被害があります。日本では京都大学の人類学者が北海道や沖縄に行き、アイヌ・琉球遺骨問題として知られています。海外でも、イギリス人がポリネシアに行って、同じようなことをしていたようです。本も出ています。
    『大学による盗骨』(松嶋康勝著、耕文社、2019) 人類学の盗骨被害について、このサイトには掲載されていますか?

    Go to comment
    2023/07/25 at 6:54 am
    • Yuki Toda さんのコメント。記事は 7-86 学術公正認知度の世界ランキング

      追加で情報提供です。白楽さんは、『人文・社会科学のための研究倫理ガイドブック』(眞嶋俊造他編著、慶應義塾大学出版会、2015)を読んでいなさそうです。
      https://keio-up.co.jp/np/isbn/9784766422559
      人類学の盗骨被害(アイヌ・琉球遺骨問題)以外に、民俗学の調査被害について書いてあります。大学の民俗学者が、学外に出て、村長とか庄屋とか古いおうちに行く。古文書を借用書なしで借り受けて、そのまま返さないそうです。
      『調査されるという迷惑』(宮本常一・安渓遊地、みずのわ出版、2008)という本も出ていて、これもフィールドワーク被害について書いたものです。

      Go to comment
      2023/07/25 at 9:21 am
      • haklak さんのコメント。記事は 7-86 学術公正認知度の世界ランキング

        コメント感謝です。

        人類学の盗骨被害について、今まで、記事にしていません。
        『人文・社会科学のための研究倫理ガイドブック』、ハイ、読んでいません。

        > 古文書を借用書なしで借り受けて、そのまま返さない

        これはヒドイ。犯罪ですね。
        英国の似たケースを記事にしたことがあります。 → 犯罪「窃盗」:古文書学:ダーク・オビンク(Dirk Obbink)(英) | 白楽の研究者倫理 https://haklak.com/page_dirk_obbink.html

        研究材料の持ち帰りは、盗んだものであれ、(当時の)許可を得たものであれ、所有者不明のものであれ、「借用書なしで借り受けて、そのまま返さない」のであれ、「データねつ造・改ざん」には該当しない。イメージとしては「盗用」だが、研究不正での「盗用」には該当しない。その他の研究規則上の違反に該当しない。

        それで、ほぼ、記事にしていませんでした。

        人骨は所有権が明白だけど、自然界の植物の採集、昆虫の採集など、昔は所有権の意識は低かったと思う。『昆虫記』のファーブルはフランスで昆虫を採集し、牧野富太郎が日本全国の植物を採取して40万の標本を作ったとあるが、これらは思うに、「盗虫」「盗植」です。でも、誰もとがめない。

        時代が変わった? 

        いわゆる「ヘリコプター研究」は著者在順違反だから、少し取り上げた(と思う。どの記事か、今思いだせない)。

        「ヘリコプター研究」は、ご存知だと思いますが、欧米先進国の研究者が発展途上国の研究材料を使って研究成果を挙げた時、発展途上国の研究者の貢献を過小評価するという行為で、人種差別・国家優劣意識が背景にある尊大な振舞です。
        ‘Helicopter research’: who benefits from international studies in Indonesia? https://theconversation.com/helicopter-research-who-benefits-from-international-studies-in-indonesia-102165

        ではまた。

        白楽ロックビル

        Go to comment
        2023/07/25 at 10:08 am
  • Yuki Toda さんのコメント。記事は 8‐4 中国の王兆昱・記者の質問に白楽が回答

    大学の外に住む地域住民です。外圧がかかってよかったです。もう一つ外圧がありまして、アイヌ・琉球遺骨問題(100年前に京都大学等の人類学者が沖縄県等に行き、お墓から人骨を盗んで持ち帰り、研究資料とした。世界的にやっており、イギリスもポリネシアで同様のことをしていたようだ)について、米国人類学会から、「日本の人類学会は研究倫理に取り組んでいない」と怒られたようです。沖縄タイムスより。
    https://news.yahoo.co.jp/articles/02424b722ec656fb7dcef165445b1289501ce1c7

    Go to comment
    2023/08/09 at 7:18 am
  • oo uu さんのコメント。記事は ケン・スズキ(Ken Suzuki、鈴木 憲)(英、日本)

    最後の表は「A/B」ではないでしょうか?そうでなければ、ネカト事件が0の場合、無限大になってしまいます。

    Go to comment
    2023/08/24 at 11:52 pm
    • haklak さんのコメント。記事は ケン・スズキ(Ken Suzuki、鈴木 憲)(英、日本)

      確かにそうですね。コメント、感謝です。
       
      「A/B」表記でもよかったのですが、「B/A」表記にしました。
      意図として、「教員何人」のうちの1人(複数人もマレにある)が1件のネカト事件を起こしたか、の「教員何人」を示したかったので、「B/A」表記にしました。
      表に示した日本の大学では、教員119~532人のうちの1人が、1件のネカト事件を起こしている、と読める。
      大阪大学と大阪市立大学を比べると、大阪市立大学の方が5倍も事件密度が濃い。
      なお、Aは1以上で、0を適用しません。

      Go to comment
      2023/08/25 at 8:53 am
  • Yuki Toda さんのコメント。記事は 社会学:ベドア・アルシェブリ(Bedoor AlShebli)(アラブ首長国連邦)

    こんにちは。私は学者の元愛人で、わいせつ医師・わいせつ教員被害について調べている市民科学者です。
    アルシェブリの「女性院生・ポスドクは女性の指導者より男性の指導者を選んだ方が研究者として成功する確率が高い」という論文ですが、理路や妥当性に疑問を持ちました。
    教官が男性で、指導される側が女性だと、セクシュアル・ハラスメントが発生すると思います。「俺と寝ないと、指導をしない」等とごねて、性的に服従させると思います。
    大学はセクハラの情報をもみ消したがります。大学のブランドに傷がつくからです。
    大学で発生しているすべてのセクハラのうち、裁判等になって表に出てきているものは氷山の一角で、潜在している件数(暗数)が多いはずです。ハラスメント相談室で、滞留しているものがあるはずです。
    セクハラ被害に遭うと、被害者の学生は大学を退学、休学等します。例えば渡部直己早稲田大学教授からセクハラに遭った被害者の深沢レナさんは、早大をやめています。かれこれ、6年ぐらい、裁判を戦っているはずです。学費を支払ったのに、それはふいになってしまうし、勉強をするはずだった20代の何年間が、裁判に費消されました。
    最近私は、2018年に多摩美術大学彫刻学科の学生が大学に提出した「ハラスメント対策をしてください」という申し入れ書を読みました。「私たちは勉強をしたいのに、ハラスメントに声をあげるはめになっています」という趣旨のことが書いてありました。
    アルシェブリは、調査対象の中に教官からのセクハラで退学・休学した女性の数は入れているのでしょうか。
    学問の自由というのは、「研究不正を含んでいる論文や、理路や妥当性が怪しい論文を軽薄にばらまいていい」というものではないです。研究不正を含んだ論文をばらまかれると、公共の学問が歪みます。
    それから、学問の自由とは、自分が所属する職能集団の中で、どうやったら効率よく出世できるか、処世術を研究するために、公共のアカポスや公的研究費を乱用してよいという自由でもありません。大学教員は、納税者の血税でご飯を食べているわけですから、広く国民みんなのためになるような研究をするべきです。
    アルシェブリは大学教員で、自分のお給料の出どころは、学生さんが納めた学費と税金でしょう。学生さんの心身の健康を害さない教育を探究し、アカハラで自殺、退学等する学生の総数を減らしたり、広く国民みんなのためになる仕事をするべきだと思います。
    白楽さんの記事の論調も、大学の外に住んでいる地域住民の感覚からはずれていると思いました。

    Go to comment
    2023/08/27 at 7:09 am
  • 見習い さんのコメント。記事は 化学:ラファエル・ルケ(Rafael Luque)(スペイン)

    こんにちは。楽しく記事を拝見いたしました。

    さて、文中の日本研究者に関する疑惑ですが、渡邊&谷口は調査に書かれている通り、h-BN製造の巨匠です。この二人の異常な論文数は、(1) h-BNは世界的にホットな研究対象ですのと (2)この二人の特有の技術によって、世界中にh-BNが安定供給ができているからです。

    「渡邊 谷口 h‐BN」で検索していただければ色々記事が出てきますので、ご参考ください。
    https://www.natureasia.com/ja-jp/ndigest/v16/n11/%E7%B5%90%E6%99%B6%E4%BD%9C%E3%82%8A%E3%81%AE2%E4%BA%BA%E3%81%AE%E5%B7%A8%E5%8C%A0/100885
    https://www.nhk.or.jp/mito-blog/500/474764.html

    Go to comment
    2023/08/30 at 9:53 am
  • kyoin sei さんのコメント。記事は 7-111 南極研究は性的暴行・セクハラ地獄

    学者の元愛人です。相手は、「自分はロリコンだ」と本に書き、英語と韓国語に翻訳し、海外に輸出しています。『感じない男』(森岡正博著、ちくま新書、2005)です。森岡はいまも早稲田大学の教授(専門生命倫理、哲学)です。
    もう一人、宮台真司東京都立大学教授(社会学)という者がおり、この人も若年者に対して、性的に不適切な関わり方をしたがり、それを本に書いている人です。例えば、『「絶望の時代」の希望の恋愛学』(宮台真司著、中経出版/KADOKAWA、2013)です。内容は恋愛というか、性暴力的な内容です。
    社会は無関心ではなく、フェミニストが声を挙げています。南極の性不正までは知らなかったのですが、宮台の性不正はツイッター等で非難されています。
    メディアが動きません。例えば、東京新聞の望月衣塑子記者が宮台と仲良しだったりします。新聞記者が、学者に最近の世情について話を聞き、学者の話を市民に垂れ流してきます。そうではなく、記者がアカデミック・ハラスメントや研究不正について猛勉強をして、学者を追及してほしいです。マスコミが学者の手下なので、ジャーナリズムを鍛え直さないといけないと思っています。
    性不正ということでは、いま国際的にジャニーズ事務所の件が問題になっています。ジャニー喜多川は児童性的虐待を太平洋戦争直後から、ごく最近までやっていました。日本のマスコミはみんな知っていて、報道してきませんでした。新聞・テレビ・職能団体を批判していかないといけないと思っています。

    Go to comment
    2023/09/12 at 9:51 am
  • kyoin sei さんのコメント。記事は 8‐1.議論・情報・意見・提言・質問など(1)

    大学等に所属せず、大学の外、地域社会で科学不正について考えている市民です。
    科学ジャーナリズムについてです。
    いま日本で科学ジャーナリズムというと、科学者の手下です。新聞の科学部の記者が、大学教授に頭をぺこぺこ下げて、大学教授の言う話を“真理”として、市民に伝えるという感じです。
    しかし、私は科学ジャーナリズムとは、科学者の手下になることではなく、科学者を批判的に見て、研究不正を自主的に見つけて、学長の首を取ってきてほしいと思っています。
    最近、「リトラクション・ウォッチ」の共同設立者Ivan Oranskyさんが、こんなツイートをしていました。


    “How Do Science Journalists Evaluate Psychology Research?“(科学ジャーナリストは心理学の研究をどのように評価しますか?)という論文が書かれたのだそうです。
    最初のあたりに、こんなことが書いてありました。
    “科学ジャーナリストは科学エコシステムにおいて重要な役割を果たしています。米国では、彼らは、科学者や科学機関の問題行為を監視し、彼らのキャリアの見通しを損なうことをあまり恐れることなく、疑わしい主張を非難できる主要な外部監視機関となっている。実際、米国に本拠を置くプロジャーナリスト協会の倫理規定では、ジャーナリストに対し、「権力を持つ者に責任を負わせることについて警戒し、勇気を持って行動する」よう指示している(プロジャーナリスト協会、2014年))、この責任は科学ジャーナリストにも及び、科学者や科学機関を監視し、責任を負う責任を負っています。”
    私は、「そうそう!」と思いました。研究不正やミスコンダクト、アカデミック・ハラスメントを積極的に報道して、科学不正をなくしてほしいし、アカハラで自殺したり、精神病になる大学院生を減らしてほしいです。
    日本だとまだそういう意識が、福井大学友田明美の査読偽装を報じた毎日新聞ぐらいしかないです。読売や朝日が、そういう戦闘的な姿勢を持ってほしいです。科学部だけでなく、医療欄、教育欄というんでしょうか、読売だったらYomi Dr.(ヨミドクター、医療欄)や朝日新聞アピタル、教育欄あたりまで、「学者の話を疑う」「あまりにひどければ学者や学長の首を取ってくる」という意識を持ってくれるとうれしいです。
    あと、アメリカの科学ジャーナリズム報道会社で、生きのいいところがありました。Undarkという科学ジャーナリズムの報道会社があり、たぶん『ナショナル・ジオグラフィック』とか、日本の『ニュートン』とか、岩波書店の『科学』みたいなポジションの媒体だと思うんです。そこが、ウェブページの下のほうに、「科学が腐敗していますか? アカデミアで差別が起きていますか? メールしてください」とタレコミ窓口を作っていました。それを、日本の科学ジャーナリズムもやってほしいです。
    あとUndarkは、非営利らしいのです。最近、非営利でウェブジャーナリズム報道会社をやるという運営形態があります。日本だと、NPO法人OurPlanet(福島の子どもたちの問題を報道している)やNPO法人Tansa(探査報道という、深く調べる報道をやっている)という報道会社があります。営利で報道会社をやる、例えば朝日新聞は株式会社です。すると、株主の配当のことを考えないといけないはずです。そうすると、売り上げメインになってしまって、本来の真実報道、権力追及というのがおざなりになる可能性があります。例
    えば、ジャニー喜多川の児童性的虐待について、朝日新聞は虐待疑惑を報道するのではなく、ジャニーズ事務所のタレントを週刊誌の表紙にするという経営判断をしてしまいました。社会からすると、新聞には社会悪を報道してほしいのですが、経営者からすると、それは危険が伴うし、儲からないかもしれません。報道会社は非営利のほうがいいかもしれないです。
    科学ジャーナリズムは合理精神の塊のような人がやるでしょうから、Undarkが非営利というのは、「合理主義者らしくてかっこいいな」と思いました。
    それから、また違う話になってしまうのですが、数日前に、東北医科薬科大学の教員が、子どもにわいせつしようとし、逮捕されました。
     
    https://www.asahi.com/articles/ASR9G45KQR9FUNHB00R.html
    大学はまだ、容疑者を解雇していないようです。
    大学が発した声明もズレています。
    https://www.tohoku-mpu.ac.jp/wp/wp-content/uploads/2023/09/1ee1a6efe86422f6d1ec9546f65579ca-1.pdf
     
    “9月13日、本学の教員が、不同意わいせつ・わいせつ略取未遂の容疑で逮捕された旨の報道がなされました(中略)引き続き、本学の教育・研究活動に支障が生じることがないよう努めてまいります。“
    最後の一行は不要です。いったん、研究活動を止め、教員倫理、医療倫理について考えるべきです。
    新聞記者が学長を直撃し、「患者の健康に奉仕する医師を作る学校の教師が、児童わいせつで逮捕されるなんてとんでもないです。教員倫理、医療倫理をどう考えていますか?」と追及してほしいと思います。

    Go to comment
    2023/09/18 at 11:03 am
    • kyoin sei さんのコメント。記事は 8‐1.議論・情報・意見・提言・質問など(1)

      すみません。追加で、発見したことがあるので、投稿します。
      科学ジャーナリストには、研究不正を自主的に見つけて、不正を正させたり、学長の首を取ってきてほしいです。
      日本科学技術ジャーナリスト協会というものがあり、日本学術振興会等や日本科学技術振興機構(JST)等が、同会の賛助会員になっています。賛助会員になるには、12万円払う必要があるようです。
      日本科学技術ジャーナリスト協会が、日本学術振興会からお金をもらっていたら、科研費の交付について不正があった場合、例えば、研究不正が指摘された研究者に科研費を交付する等の事象が発生したときに、科学技術ジャーナリストは、日本学術振興会の不正を追及することができないです。
      逆に言えば、いざというときに犬が吠えないように、日本学術振興会は科学技術ジャーナリスト協会にお金を払っているように見えます。
      困るので、これから同会に苦情のメールを書こうと思います。

      Go to comment
      2023/09/20 at 1:37 pm
  • kyoin sei さんのコメント。記事は 8‐1.議論・情報・意見・提言・質問など(1)

    「選択と集中」と呼ばれる、文教政策があります。科学技術予算を、例えば旧帝大に集中的に投下して、地方の大学に投入しないという考え方のようです。そうすると、地方の大学は研究ができないわけです。
    なので、「特定の大学に集中せずに、まんべんなく予算投下したほうがいいのではないか」という議論があります。
    一方で、わが国は研究不正が世界一多いです。研究不正対策をやらないまま、科学技術予算を大学にたくさん投下しても、撤回される論文が増えるだけです。
    底に穴の開いた袋に水を入れるようなものです。水は穴から出ていってしまうので、袋に何も残りません。
    研究不正対策というのは、そんなに予算をかけずにできるように思います。
    「選択と集中にこだわらずに、科学技術予算をたくさんわれわれにください」と要求することに時間をたくさん割くより、研究不正を含んだ論文を着々と撤回していくと、日本の科学の質は上がると思います。
    上手に大学経営してほしいと思います。

    Go to comment
    2023/10/09 at 10:42 am