「大学・研究所のネカト対処怠慢・隠蔽」カテゴリーアーカイブ

マーク・テシア=ラヴィーン(Marc Tessier-Lavigne)(米)

2022年12月30日掲載 

ワンポイント:テシア=ラヴィーンはカナダ出身で米国のスタンフォード大学(Stanford University)・学長になった生命科学界の権力者である。多数の日本人が論文の共著者になっている。2015年(55歳)と2018年(58歳)にネカトと指摘されたが、当時所属のロックフェラー大学とスタンフォード大学は指摘を無視した。つまり、本件は、「大学のネカト対応怠慢・不作為」事件でもある。2022年11月(62歳)、テオ・ベイカー(Theo Baker)がスタンフォード大学の学生新聞「スタンフォード・デイリー(Stanford Daily)」にテシア=ラヴィーンのネカト疑惑を記事にし、今度は大騒動になった。2022年12月29日現在、17報の論文が疑念視されている。撤回論文は0報である。スタンフォード大学・理事会はネカト調査を始めたが、委員の1人は利益相反で辞任したが、他の委員も利益相反者である。テシア=ラヴィーンは学長を辞任していない。研究公正局は無言である。本件は、「大学のネカト調査不正」事件でもある。国民の損害額(推定)は20億円(大雑把)。

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