「大学・研究所の調査不正」カテゴリーアーカイブ

スコット・ブロディ(Scott Brodie)(米)

2015年1月30日掲載、2024年1月20日

ワンポイント:【長文注意】。2010年3月18日(50歳?)、研究公正局は、シアトルのワシントン大学(University of Washington)・助教授だったブロディが、9件の研究費申請書、数本の発表論文・投稿原稿・研究会発表、で15件のねつ造・改ざんをしていたと発表した。2110年3月18日から7年間の締め出し処分を科した。撤回論文は2報。ブロディは処分に納得せず、行政不服審査(Departmental Appeals Board)を申立てたが、却下された。今度は、米国・健康福祉省を被告として裁判所に訴えた。結局、2010年4月2日~2017年12月9日(50~57歳?)の7年間に3回も裁判所に訴え、3回とも敗訴した。国民の損害額(推定)は10億円(大雑把)。この事件は、白楽指定の重要ネカト事件である:ネカト者が、行政不服審査、その後、3回の訴訟で戦った珍しい例である。推定だが、まず、「大学のネカト調査不正」があった。それを、司法が大学に味方し、「司法がヘン」だったと思う。

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