マイム・ビアーリク(Mayim Bialik)(米)

2021年12月21日掲載 

ワンポイント:ビアーリクは有名な女優である一方、2007年(31歳)、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(University of California, Los Angeles UCLA)で神経科学の研究博士号(PhD)を取得している。2020年(44歳)、脳サプリメントのニューリバ(Neuriva)のテレビでの宣伝で、自分が精査し、効能は臨床試験で証明されていると虚偽(ねつ造)情報を流していた。2021年(45歳)、裁判で虚偽宣伝とされた。本人は無処分だが会社は8億円賠償。この事件は、2021年ネカト世界ランキングの「2」の「6」に挙げられた(記事掲載は元旦)。国民の損害額(推定)は10億円(大雑把)。

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目次(クリックすると内部リンク先に飛びます)
1.概略
2.経歴と経過
3.動画
5.不正発覚の経緯と内容
6.論文数と撤回論文とパブピア
7.白楽の感想
9.主要情報源
10.コメント
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●1.【概略】

マイム・ビアーリク(Mayim Bialik、メイム・ビアリク、メエイム・ビアリック、ORCID iD:?、写真By Mark Neyman / Government Press Office (Israel), CC BY-SA 3.0, 出典)は、米国の女優である。

1987年(11歳)、子役女優となる。その後も、現在も、女優を続けている。2018年の年収は1200万ドル(約12億円)で、世界で最も稼ぐテレビ女優ランキングの第6位になった。

2007年(31歳)、女優の傍ら、ビアーリクはカリフォルニア大学ロサンゼルス校(University of California, Los Angeles UCLA)で神経科学の研究博士号(PhD)を取得した。

2020年(44歳)、脳サプリメントのニューリバ(Neuriva)をテレビで宣伝している。この宣伝で、自分が精査し、効能は臨床試験で証明されていると虚偽(ねつ造)情報を流していた。

2021年(45歳)、裁判で宣伝内容が虚偽だとされた。ビアーリク自身は処罰を受けていないが、宣伝担当した企業は消費者をダマしていたとことで、総額約8億円を返還する和解を受け入れた。

この事件は、2021年ネカト世界ランキングの「2」の「6」に挙げられた(記事掲載は元旦)。

なお、ビアーリク(メエイム・ビアリック)は、日本ではNHK教育テレビで1995年から1997年に放送されたブロッサムの主役を務めた。(出典:メイム・ビアリク – Wikipedia以下はブロッサムの動画1編

  • 国:米国
  • 成長国:米国
  • 医師免許(MD)取得:なし
  • 研究博士号(PhD)取得:カリフォルニア大学ロサンゼルス校
  • 男女:女性
  • 生年月日:1975年12月12日
  • 現在の年齢:48 歳
  • 分野:神経科学
  • 不正論文発表:2020~2021年(44~45歳)の1年間
  • 発覚年:2020年(44歳)
  • 発覚時地位:女優
  • ステップ1(発覚):第一次追及者はハリエット・ホール(Harriet Hall)記者。「Science-Based Medicine」紙に記事として発表
  • ステップ2(メディア):多くの一般紙
  • ステップ3(調査・処分、当局:オーソリティ):①メディア記者。②フロリダ連邦裁判所
  • 大学・調査報告書のウェブ上での公表:(ー)
  • 大学の透明性:(ー)
  • 不正:ねつ造
  • 不正数:1つのサプリメントの宣伝を複数回
  • 時期:
  • 職:事件後に発覚時の地位を続けた(〇)
  • 処分:なし
  • 日本人の弟子・友人:不明

【国民の損害額】
国民の損害額:総額(推定)は10億円(大雑把)。

●2.【経歴と経過】

  • 1975年12月12日:米国のサンディエゴで生まれる
  • 1987年(11歳):子役女優、その後も女優を続ける
  • 2000年(24歳):カリフォルニア大学ロサンゼルス校(University of California, Los Angeles UCLA)で学士号取得:神経科学
  • 2003年(27歳):結婚
  • 2007年(31歳):同校で研究博士号(PhD)を取得:神経科学
  • 2012年(36歳):離婚
  • 2018年(42歳):年収は1200万ドル(約12億円)で、世界で最も稼ぐテレビ女優ランキングの第6位
  • 2020年(44歳):テレビ・コマーシャルのデタラメ宣伝

●3.【動画】

以下は事件の動画ではない。

【動画1】
マイム・ビアーリク(Mayim Bialik)の人生の各時点の写真を並べた動画:「Mayim Bialik- Perfect Imperfections – YouTube」(英語)4分30秒。
londonkilljoy2011が2013/10/14に公開

●5.【不正の経緯と内容】

★子役から女優

マイム・ビアーリク(Mayim Bialik、写真出典、CC 表示-継承 2.0)は2007年、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(University of California, Los Angeles UCLA)で神経科学の研究博士号(PhD)を取得している。

博士論文のタイトルは以下の通り。 →  [WorldCat.org]

  • Hypothalamic regulation in relation to maladaptive, obsessive-compulsive, affiliative, and satiety behaviors in Prader-Willi syndrome
    日本語訳:プラダー・ウィリー症候群における不適応、強迫性、所属、および満腹行動に関連する視床下部調節

しかし、主たる生業は女優である。1987年(11歳)に子役で出演し、2021年12月20日現在も女優である。

1980年代に子役としてキャリアをスタートさせ、映画・テレビドラマなどで活躍。

日本ではNHK教育テレビで1995年から1997年に放送されたブロッサムの主役を務めた。

女優業を続けながら、高校の時の家庭教師の先生がきっかけで苦手意識のあった理系科目を克服し、化学に興味を持ち、カリフォルニア大学ロサンゼルス校に進学。2007年には、神経科学の博士号を取得している。ビッグバン★セオリーでも神経科学者の役を演じている。

2003年に結婚して、2012年に離婚。息子が二人いる。(出典:メイム・ビアリク – Wikipedia

ビアーリクの2018年の年収は1200万ドル(約12億円)で、世界で最も稼ぐテレビ女優ランキングの第6位になった。 → 2018年11月12日記事:2018年の年収ランキングが発表! 世界で最も稼ぐ海外のテレビ女優TOP10

なお、ビアーリクは、神経科学の研究博士号(PhD)を取得しているが、取得後は、神経科学者として研究に従事したことはない。

パブメド(PubMed)で検索しても、研究論文はヒットしなかった。1報も論文出版しないで博士号を取得したようだ。

★経緯

脳サプリメントであるニューリバ(Neuriva)はシッフ・ビタミン社(Schiff Vitamins)の製品である。

マイム・ビアーリク(Mayim Bialik)は、脳サプリメントであるニューリバ(Neuriva)とニューリバ・プラス(Neuriva Plus)を宣伝している(写真出典)。

宣伝は、レキットベンキーザー社(Reckitt Benckiser LLC)およびアールビ―・ヘルス社(RBHealth(US)LLC)が担当した。[注:宣伝担当ではないかもしれないが、責任企業である]

https://www.youtube.com/watch?v=Ck7NZlwrCek

https://www.youtube.com/watch?v=MjPLuM8f62E

ビアーリクは、カリフォルニア大学ロサンゼルス校で神経科学の博士号を取得していることで、神経科学の専門知識があると消費者に思わせている。

その前提で、「ニューリバ(Neuriva)は本物の科学に支えられており、本物の神経科学者である私によって精査されています」 と、宣伝している。

★効能

宣伝では、ニューリバ(Neuriva)は、脳機能の6つの指標である「集中力、記憶力、学習力、集中力、正確性、推論力(focus, memory, learning, concentration, accuracy and reasoning)を高める」ことが臨床的に証明されている、と述べている。

ニューリバ(Neuriva)は、コーヒーチェリー抽出物(coffee cherry extract)とホスファチジルセリン(phosphatidylserine)の2つの成分しか含まれていない。

これらの2成分の効能は研究されているが、両者を組み合わせて摂取した時の効能の研究はない。だから、「科学が証明した」と言うとき、それは2つの成分のそれぞれに科学的証拠があるという意味だ。

まず、コーヒーチェリー抽出物の科学的事実を述べよう。

コーヒーチェリー抽出物は、血液中の脳由来神経栄養因子(BDNF:brain-derived neurotrophic factor)を143パーセント増加するという2013年の論文がある(Modulatory effect of coffee fruit extract on plasma levels of brain-derived neurotrophic factor in healthy subjects – PubMed)。

ただ、この結果は参加者に1回投与した結果で、かつ参加者数が少ないので、この結果を確かめるには、大規模な臨床試験が必要だと、上記の論文に書いてある。

別の論文では、脳由来神経栄養因子と軽度認知障害との関係は不明だが、血清中の脳由来神経栄養因子の濃度が低いと高齢者の認知テストのスコアが低いという論文が発表されている。 → 2014年論文:Frontiers | A Large, Cross-Sectional Observational Study of Serum BDNF, Cognitive Function, and Mild Cognitive Impairment in the Elderly | Aging Neuroscience

この場合、血清中の脳由来神経栄養因子の濃度は、軽度認知障害のリスクを評価するための有用なバイオマーカーにはなり得るが、両者の関係は、因果関係ではなく、相関関係である。

つまり、血清中の脳由来神経栄養因子の濃度を上げると認知力が改善するという証拠はない。

ホスファチジルセリン(phosphatidylserine)の科学的事実を述べよう。

ホスファチジルセリンが老齢マウスの記憶を改善したという論文がある。

人間の記憶に関してもいくつかの肯定的な研究結果が報告されている。

たとえば、日本のヤクルト中央研究所が2010年に、認知症の初期段階で言語想起の遅延に起因する記憶力に有意の差があると発表した。 → Soybean-derived phosphatidylserine improves memory function of the elderly Japanese subjects with memory complaints – PubMed

一方、2001年、オランダの研究だが、ホスファチジルセリンは、記憶障害のある高齢者の記憶やその他の認知機能を改善しないという、否定的な論文を発表した。 → The influence of soy-derived phosphatidylserine on cognition in age-associated memory impairment – PubMed

なお、現在、オリジナルのニューリバ(Neuriva)の成分に、ビタミンB6、B12、および葉酸を加えたニューリバ・プラス(Neuriva Plus)が販売されている。

これらのビタミンを加えるとニューリバ(Neuriva)の効果が高まるという証拠はない。

ニューリバ(Neuriva)もニューリバ・プラス(Neuriva plus)も適切な臨床試験をしていない。

まとめると、脳機能の6つの指標である「集中力、記憶力、学習力、集中力、正確性、推論力(focus, memory, learning, concentration, accuracy and reasoning)を高める」ことが臨床的に証明されている、と述べているが、臨床的に証明されていない。虚偽である。

チャンとした臨床研究で効能が証明されたわけではない。

★個人的に保証

マイム・ビアーリク(Mayim Bialik)は、「ニューリバ(Neuriva)は本物の科学に支えられており、本物の神経科学者である私によって精査されています」 と、個人としても以下の効能を保証すると宣伝していた。

ニューリバ(Neuriva)は、脳機能の6つの指標である「集中力、記憶力、学習力、集中力、正確性、推論力(focus, memory, learning, concentration, accuracy and reasoning)を高める」ことが臨床的に証明されている。

2021年3月16日のプレスリリースで、マイム・ビアーリク(Mayim Bialik)は、次のように述べている。 → 2021年3月16日:Neuriva® Partners with Mayim Bialik to Educate and Empower Consumers on Brain Health、写真出典同

「神経科学を12年間勉強した後、私は脳について多くのことを学びました。そのため、脳をサポートするのに役立つものはすべて、私が情熱を注いでいるものです。私が信じていた脳の健康補助食品を実際に見つけたことがないので、ニューリバ(Neuriva)とパートナーシップを開始することに興奮しています。

これまで、ニューリバ・プラス(Neuriva Plus)は強力な科学に裏打ちされています。

はい、自分でチェックしました。

脳の健康の6つの主要な指標をサポートするのに役立つ臨床的にテスト済みの2つ成分を組み合わせています。」

ビアーリクは、2021年5月6日でも、まだそれが「本当の科学に裏打ちされている」と主張していた。

★裁判と示談

この部分の出典は主に → 2021年4月26日のジュリー・スタインバーグ(Julie Steinberg)記者の「Bloomberg Law」記事:Neuriva Brain Booster $8 Million False Ad Deal Gets Early Nod

ニューリバ(Neuriva)の脳への効能が科学的または臨床的証拠がないのに、企業は「科学に裏打ちされた」「臨床的に証明された」と偽って宣伝し、脳のパフォーマンスを改善したと主張した。

デイヴィッド・ウィリアムズ(David Williams)らは、ニューリバ(Neuriva)の宣伝は虚偽の宣伝だと消費者クラスアクション(Class action)を起こし、裁判所に訴えていた。

消費者クラスアクションは、2019年1月1日以降に個人使用で、ニューリバ(Neuriva)製品を購入した個人を対象とし、購入証明のある人は最大65ドル(約6500円)を回収でき、購入証明がない場合は最大20ドル(約2000円)まで回収できる。

2021年4月23日、フロリダ連邦裁判所は、ニューリバ(Neuriva)の宣伝をしていたレキットベンキーザー社(Reckitt Benckiser LLC)およびアールビ―・ヘルス社(RBHealth(US)LLC)と消費者の間の800万ドル(約8億円)の和解を暫定承認した。

また、両社は、ニューリバ(Neuriva)の宣伝で、「臨床的に証明された」は「臨床的にテストされた」、「科学的に証明された」は「科学的にテストされた」または他の同様の用語に変更することに同意した。

以下は2021年4月23日の裁判文書の冒頭部分(出典:同)。全文9頁は → https://www.bloomberglaw.com/public/desktop/document/WilliamsetalvReckittBenckiserLLCetalDocketNo120cv23564SDFlaAug262/3?1639896127

【ねつ造・改ざんの具体例】

論文のネカトではない。

脳サプリメントの宣伝での虚偽(ねつ造)である。

神経科学の研究博士号(PhD)を持っていることで、本物の神経科学者と称し、脳サプリメントであるニューリバ(Neuriva)が脳の「集中力、記憶力、学習力、集中力、正確性、推論力(focus, memory, learning, concentration, accuracy and reasoning)を高める」効能があると主張した。

脳機能の6つの指標を高める効能は臨床的に証明されている、と述べたが、証明されていない。虚偽だった

●6.【論文数と撤回論文とパブピア】

★パブメド(PubMed)

2021年12月20日現在、パブメド(PubMed)で、マイム・ビアーリク(Mayim Bialik)の論文を「Mayim Bialik[Author]」で検索した。この検索方法だと、2002年以降の論文がヒットするが、2012年の2論文がヒットした。

2021年12月20日現在、0論文が撤回されていた。

「Bialik M」で検索すると、1951~2021年の71年間の23論文がヒットした。本記事で問題にしている研究者以外の論文が多数含まれていると思われる。

2021年12月20日現在、「Retracted Publication」のフィルターでパブメドの論文撤回リストを検索すると、0論文が撤回されていた。

★撤回監視データベース

2021年12月20日現在、「撤回監視(Retraction Watch)」の撤回監視データベースでマイム・ビアーリク(Mayim Bialik)を「Mayim Bialik」で検索すると、 0論文が撤回されていた。

★パブピア(PubPeer)

2021年12月20日現在、「パブピア(PubPeer)」では、マイム・ビアーリク(Mayim Bialik)の論文のコメントを「Mayim Bialik」で検索すると、本記事で問題にした「2018年のSci Rep」論文・0論文にコメントがあった。

●7.【白楽の感想】

《1》俳優と宣伝 

マイム・ビアーリク(Mayim Bialik)は女優である。神経科学の研究博士号(PhD)を持っていても研究者ではなく女優である。

ビアーリクが脳サプリメントであるニューリバ(Neuriva)の宣伝をするとき、研究者としてではなく、女優としてだと、白楽は思う。

ただ、「ニューリバ(Neuriva)は本物の科学に支えられており、本物の神経科学者である私によって精査されています」 と、宣伝している。

この宣伝文句は宣伝スタッフが主に考えたのだろうが、消費者をダマしている。

「神経科学の研究博士号(PhD)を所持していて」も「本物の神経科学者」とは言えないが、多くの国民は「本物の神経科学者」だと思うだろう。

日本でも、「脳科学者」でない人が、テレビやラジオで「脳科学者」と紹介されているケースがある。 → 2011年8月号『選択』:「脳科学」という似非世界

「脳」を別の単語に変えると、この手の自称「〇〇科学者」はたくさん出てくる。

本人も問題だがメディアも問題で、メディアは被害者とは思えない。共犯者のようだが、主犯でもある。

国民をダマす悪質な行為だが、これを取り締まるシステムがない。

《2》有名人と宣伝 

日本のテレビ・新聞・雑誌などあらゆる広告で、女優・男優・タレント・スポーツ選手など有名人が商品の宣伝をしている。時々は大学教授も商品を宣伝している。

大学教授以外のほとんどの人は、その商品の効能についての専門家ではない。知識が豊富とも思えない。その人が宣伝している。

消費者行動学の研究で、宣伝効果があるとされていると思うのだが、白楽は、長年かなり不思議に思っている点が2点ある。

第1点:なぜ信用?

女優・男優・タレント・スポーツ選手などが使っているから・勧めているから、といってその商品を購入しようとは、白楽は全く思わない。仕事で宣伝しているだけだと思う。

白楽だけなのかもしれないが、そういう有名人と自分の世界は別だと、最初から思う。自分とは別の世界の人が「ほめたり、勧めても」、白楽は、自分に取り込もうとは思えない。だから、消費者がなぜこの手の宣伝を信用するのか不思議に思う。

第2点:モラル

女優・男優・タレント・スポーツ選手など、仕事で宣伝活動しているのだろうが、自分の生活信条と合わないとか利益相反は起こらないのだろうか? 

仕事とはいえ、本業と無縁な活動で消費者をダマす行為に加担するというモラル的問題を感じないのだろうか? 

特に評論家やテレビ番組の“司会者”が商品の宣伝をする場合、自分の意見が歪むことはないんですかね。

カネがすべての世の中なんですかね。

https://www.truthinadvertising.org/proposed-settlement-allows-for-continued-deceptive-marketing-of-neuriva/

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日本がスポーツ、観光、娯楽を過度に追及する現状は日本の衰退を早め、ギリシャ化を促進する。日本は、40年後に現人口の22%が減少し、今後、飛躍的な経済の発展はない。科学技術と教育を基幹にした堅実・健全で成熟した人間社会をめざすべきだ。科学技術と教育の基本は信頼である。信頼の条件は公正・誠実(integrity)である。人はズルをする。人は過ちを犯す。人は間違える。その前提で、公正・誠実(integrity)を高め維持すべきだ。しかし、もっと大きな視点では、日本は国・社会を動かす人々が劣化している。どうすべきなのか?
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●9.【主要情報源】

① ウィキペディア日本語版:メイム・ビアリク – Wikipedia
② 2020年5月5日のハリエット・ホール(Harriet Hall)記者の「Science-Based Medicine」記事:Neuriva: Clinically Proven? | Science-Based Medicine
③ 2021年4月26日のジュリー・スタインバーグ(Julie Steinberg)記者の「Bloomberg Law」記事:Neuriva Brain Booster $8 Million False Ad Deal Gets Early Nod
④ 2021年7月6日のハリエット・ホール(Harriet Hall)記者の「Science-Based Medicine」記事:Mayim Bialik’s Neuriva Commercials Make Questionable Claims | Science-Based Medicine
⑤ 2021年8月12日のジョージ・ゴンボシー(George Gombossy)記者の「ctwatchdog.com」記事:Jeopardy Co-Host Mayim Bialik Promotes Fake Brain Supplement Neuriva – National Consumer News
⑥ 2021年9月3日のサイモン・スピチャック(Simon Spichak)記者の「Being Patient」記事:Does Neuriva Plus Work? A Settled Lawsuit Now Bars Its Makers From Claiming Scientific Proof – Being Patient
★記事中の画像は、出典を記載していない場合も白楽の作品ではありません。

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