慶應義塾大学の里宇明元(りう めいげん):③村岡慶裕の研究業績を横取り疑惑

2024年9月10日掲載

ワンポイント:村岡教授がIVES装置(アイビス)を1997年に開発した事実を、里宇教授が適切に引用せず、2008年以降、里宇教授は「自分が開発した」と文部科学省への報告書や朝日新聞などで公然と主張していた。2016 年末、この業績横取り行為に気付いた村岡教授は、2017年2月14日、文部科学省に告発した。調査は慶應義塾大学が行ない、20 17年4月28日、予備調査の結果、本調査を実施しないと結論した。村岡教授は、本調査をすべきと不服を申し立てたが、慶應義塾大学は拒否した。本記事では、事件を具体的に把握できるよう、告発状、慶應義塾大学の回答、文部科学省とのメール交信などを公開した。白楽は「無理を通して、道理を引っ込ませた」事件だと思うが、判断は読者にお任せする。

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