2018年7月12日掲載。
ワンポイント:【長文注意】。インドのネカトはきわめて深刻である。科学者養成・研究インフラ・科学予算のどれをとっても、とても貧困である。国の発展に医師養成や医療インフラも追い付いていない。医学部(医科大学)には虚偽と腐敗が蔓延している。国家レベルもネカト対処機関どころか、ネカト基準やネカト対処システムがない。2017年、インド医学評議会(Medical Council of India)は、準教授になるのに4論文、正教授になるのに8論文が必要と決めたが、論文数を基準にすると、医学部(医科大学)・教員は医療よりも研究に精力を注ぎ、医療がおろそかになるだけでなく、苦し紛れに論文を出版するのでネカトが増えると批判された。また、2018年、大学助成委員会(University Grants Commission)は10%以下の盗用を許容するというユニークな盗用ルールを制定した。ネカトが常態化していて、インドのネカトに対する考え方・現実は欧米とは大きく異なる。別の事実として、インドは世界最大の医師輸出国であり、現在、米国で約47,000人、英国で約25,000人のインド人医師が就労している。米国の生命科学系のネカト者を調べるとインド出身者が多く、米国のネカト問題は、インドのネカト問題でもある。インドはネカトの百貨店でカオスである。政府委員を務める学者や著名教授から名もなき院生まで、つまり、上から下まで、ネカトが蔓延している。他人のネカト行為に無関心な大学教員・学生がいる一方、激しく抗議する正義感の強い大学教員・学生も多い。
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